西銀座通り沿いにある、銀座ウエストの本店。レストランとして創業した1947(昭和22)年当時から、多くの人に親しまれてきた。喫茶室の営業と店頭販売を行っている。
喫茶室ではクラシックレコードが棚に積まれ、どこか懐かしい気分で上品なケーキが楽しめる。その日に店頭で販売されているケーキがぎっしりと並んだサンプルプレートから、お気に入りを1つ選ぼう。コーヒーや紅茶はおかわり自由なのがうれしい。
状況により営業時間が異なるので、訪れる際は最新情報を確認してほしい。
タイムアウト東京 > THINGS TO DO >銀座でしかできない55のこと
創業100年を超える老舗商店やハイブランドが軒を連ねる大人の街、銀座。コロナ禍で外国人の姿は少なくなったが、2020年の銀座駅大規模改装のほか、2021年には銀座ライオンビルが登録有形文化財に指定されるなど、伝統と革新が同居した街の魅力は深まるばかり。
本記事では、注目のニューオープンから、知る人ぞ知る穴場、おすすめのバーやアートスポットまで銀座を大特集する。
西銀座通り沿いにある、銀座ウエストの本店。レストランとして創業した1947(昭和22)年当時から、多くの人に親しまれてきた。喫茶室の営業と店頭販売を行っている。
喫茶室ではクラシックレコードが棚に積まれ、どこか懐かしい気分で上品なケーキが楽しめる。その日に店頭で販売されているケーキがぎっしりと並んだサンプルプレートから、お気に入りを1つ選ぼう。コーヒーや紅茶はおかわり自由なのがうれしい。
状況により営業時間が異なるので、訪れる際は最新情報を確認してほしい。
銀座のバーと聞くとハードルが高いイメージがあるが、バー初心者でも入りやすい店もある。14時から店を開けるバー(Bar)たか坂は、チャージ料なし、さくっと1杯だけでも快く受け入れてくれる一軒だ。
カクテルはスタンダードなものを中心に用意。ウイスキーの前割りといったドリンクもそろう。何が飲みたいか分からない場合は、マスターの高坂壮一に相談してみよう。
2020年から一般開放されたティーサロン。一歩館内へ足を踏み入れると、銀座の喧騒(けんそう)から逃れた「静寂」の世界が広がっている。
台湾式の茶器で楽しむ紅茶やウーロン茶と、手間を惜しまずに豆を「手廻し焙煎」したブレンドコーヒーが味わえる。日本茶はもちろん、台湾茶や中国茶も楽しめる一軒だ。小腹を満たすのに最適なスイーツもチェックしたい。
来店は3人まで(4人からは要相談)。入り口に設置されたインターフォンは別店舗につながっているため、押さないように注意してほしい。
香港の元駐在員も足繁く通う香港料理専門店。1965年に香港の銅鑼湾(コーズウェイベイ)で創業した海鮮料理の名店、喜記(ヘイゲイ)の中華圏外初の店舗だ。本場のスタイルを踏襲した香港料理、トウガラシとニンニクがきいた「避風塘(ベイフォントン)料理」を提供している。
本店から空輸されるガーリックスパイスを使用した『マッドクラブのチリガーリック炒め』(6,000円)が看板メニュー。カラリと揚げることで甘みが際立ち、パワフルな辛味と見事にマッチしている。
ランチは9種のセットメニュー(1,300〜5,000円)を用意。おすすめは1日5食限定の『鮮魚の姿蒸しセット』(2,000円)だ。その日に豊洲市場から仕入れた新鮮な魚を蒸して、高温のピーナツ油をジュワッと回しかけた一品。ディナーは7品目で内容が変わるコースを4種類提供している。
和牛のステーキが味わえるレストラン。阿蘇の豊かな自然で育った希少品種『くまもとあか牛』を一頭買いで仕入れ、さまざまなメニューで提供している。
中でも、赤身と脂肪分の絶妙なバランスを楽しめる『骨付きサーロインステーキ』は、牛肉のうま味を堪能できる逸品。また、和牛100%のハンバーグも人気メニューの一つだ。
2021年7月にリニューアルオープンした「赤青」の愛称で親しまれるレストランバー。肉や魚介料理の両方を楽しめるレストラン、そして日替わりのDJによるダンスミュージックが楽しめるDJバーという2つの側面を持つ。
1階がスタンディングメイン、2階が食事用のテーブル席メインの構造で、オリジナルカクテルほか、ご飯やおつまみメニューまでを幅広くそろえる。1人で音楽を楽しみたい時は1階、大人数で楽しみたい時は2階……など、さまざまなシーンにおいて使い勝手が良い空間だ。なお、両フロアにあるVIP(ボックスソファ)席は、平日2,000円(2時間)、週末は席料に加えワンボトルオーダーで利用できる。
音楽プロデューサーの小林武史と大沢伸一、コーヒープロデューサーの鳥羽伸博が手がける音楽バー。ロックやジャズ、ニューウェーブ、テクノ、映画音楽など、3000枚以上のアナログレコードや、ハイエンドなサウンドシステム(タンノイやマッキントッシュなど)を導入している、音楽好きの大人が集う場所だ。
月に1度、懐かしの名曲が楽しめる『歌謡ナイト』が行われるほか、Toshiyuki GotoやDJ Noriらが、平日を中心にプレイしている。
※現在、『歌謡ナイト』は休止中
わずか4部屋の完全個室で営業するカニ専門店。各部屋には専属の料理人が一人つくシステムで、目の前でさばいたカニを贅沢に味わえる。
カニの身だけでなく、ふんどしや心臓などを楽しめるのも活きたカニを扱う同店ならでは。『松葉蟹』や『たらば蟹』など丸ごと⼀杯がさまざまな調理方法で提供されるので、あらゆる角度からカニの魅力を堪能してほしい。
1804(文化元)年に創業した松﨑煎餅の本店。これまで培ってきた製造知識をもとに、せんべいの可能性を広げる新たな試みに取り組んでいる。
天然着色料で四季を彩る『瓦せんべい(大江戸松﨑 三味胴)』、柔らかく仕上げた瓦せんべいをベースにした『松崎ろうる』などの商品を販売。コーヒーとのペアリングが楽しめるセットも並ぶ。
店内には物販スペースのほか、イートインスペースも併設。入り口にはネオンを設置し、歴史とモダンを融合させたユニークな雰囲気を演出する。これまでにないせんべいの魅力を味わおう。
日本の食文化のルーツといわれる中国雲南料理が味わえるレストラン御膳房。食材は中国から取り寄せた天然材料と国産の有機野菜から厳選し、伊勢エビやフカヒレなど高級食材を使った料理をそろえている。
特にすすめたいのは、キノコがふんだんに味わえる人気メニュー『雲南キノコ火鍋』。薬膳や地鶏といったスープのベースに、ヤマブシタケやジャンボナメコ、ヒラタケなどを加えて煮込んだ鍋だ。
濃厚でクリーミーなスープは、シンプルながらもクセになる味。別料金でアガリクスやポルチーニ、イベリコ豚、佐賀牛などのトッピングもできる。御膳房グループの会長が中国に行き、体調を崩した時に食べて翌日に元気になったことから、このメニューは考案された。
2022年4月には開業5周年を迎える銀座エリア最大級の商業施設。「ワールドクラス」をコンセプトに、上質なサービスの提供を目指す。同年3月中には19店舗が新規オープンする。
中央通りの路面を彩るのは『セリーヌ』『クリスチャン ディオール』『フェンディ』などの海外高級ブランド。そのほかにも、蔦屋書店やソニープラザの新業態、ブティック形式のコスメフロア、ついつい長居してしまう地下の食品売り場などが入居している。
インスタレーションの展示や観世能楽堂も併設されており、幅広い楽しみ方が可能だ。
三越の向かい、銀座四丁目の角に位置する一流デパート。ランドマークともなっている時計台のある荘厳な外観は、中の静かな雰囲気にピッタリと合う。高級ジュエリーに磁器、クリスタルだけでなく、デザイナーファッションも扱う。
銀座一丁目駅近く、銀座中央通りを見下ろすことのできる絶好のロケーションのフレンチレストラン。店内は白を基調としており、ダイニングやカウンター、個室と、シチュエーションに合わせて利用することのできる席が用意されている。
樹齢300年のクルミを使った無垢カウンターでも食事を楽しむことも可能。鮮度や産地、香り、触感など、あらゆる角度から厳選された旬の食材の味を最大限に引き出すよう丁寧に調理された、五感で楽しむことのできる料理を堪能してほしい。
まるで秘密の地下室かのような、銀座で異彩を放つカフェ、バー。 中世ヨーロッパをほうふつとさせるダークでゴシックな空間は、好事家の書斎をコンセプトとした、感性を限りなく刺激するブックライブラリースタイルの店だ。
壁一面に並ぶ本棚には、コアな芸術書から写真集、小説、魔術やオカルト系までありとあらゆる貴重な書籍が並んでいる。文豪や作品に合わせたイメージのドリンクやカフェメニューも人気で、文学好きにはたまらないだろう。
宮沢賢治をイメージした文豪カクテル『ケンタウル祭の夜に〜銀河鉄道の夜〜』や、ルイス・キャロルをイメージしたアフタヌーンティーセット『アリスのミニチュアティーパーティ』などがある。
ここで出会う人と趣味を語ってもよし、一人でデカダンな世界に浸るもよいだろう。華やかな銀座の通りから離れて、ひっそりと自分だけの濃密な時間を過ごしたい。
1927(昭和2)年から続く銀座の老舗コロッケ店。メンチカツを挟んだメンチカツサンドなどの惣菜パンが人気で、ランチタイムにはすでに売り切れていることもしばしば。目の前で揚げてくれるのを静かに待つこと数分、できたてのホクホクな状態で提供されるのがうれしい。
強過ぎることも、弱過ぎることもない。そっと寄り添ってくれるような、心地よいホームフレグランスに出合える一軒。香りは、ブランドを代表する3つのシグネチャーをはじめ、四季や日本の文化を表現したものなど、常時約25種ほどを取り扱う。全て山中湖のほとりにあるアトリエで作られたもので、実際に全ての香りを体験することができる。
店を訪れた際は、香りの説明が書かれたフレグランスメニューにも注目。具体的な説明ではなく、その香りの情景が浮かび上がってくるような詩的な紹介で、なんだかロマンチックだ。
店内には、ブルーミング ディフューザーやキャンドル、フレグランスバーのほか、ハンドソープやハンドミルクといったケアアイテムも並ぶ。お気に入りの香りのある日常にアップデートしてみては。
秋田県に古くから伝わる神様「なまはげ」。当地では、毎年2月に異形の仮面を着け、藁(わら)の衣装をまとった「なまはげ」が奇声を発しながら家々を巡り、厄払いをする伝統行事が行われている。
秋田県の郷土料理と共に、このなまはげに会えるユニークな居酒屋が、なまはげ 銀座店だ。
ここでは毎日2回、なまはげが店内を練り歩く大迫力のなまはげショーが行われている。鶏がらと香味野菜を2時間以上煮こんで作るという秋田名物のきりたんぽ鍋など、本格秋田料理と一緒に楽しもう。
店内には囲炉裏を囲める席や、雪のかまくらをイメージした個室などもあり、昔ながらの秋田県の暮らしもイメージできる。
京都発の人気ラーメン店、麺屋優光の関東1号店。貝だしベースで優しい味わいのラーメンを提供する。
メニューは全3種類。カキやアサリ、シジミのうま味があふれる『淡竹(HACHIKU)』をはじめ、懐かしのあっさり系しょうゆラーメン『真竹(MADAKE)』、濃いめのしょうゆラーメン『黒竹(KUROCHIKU)』を用意。使用する自家製麺は強いコシと全粒粉の風味が特徴で、スープとの相性抜群だ。
一杯で十分な量だが、食べ足りなければ『炙りレア焼豚丼』『鶏餃子』などのサイドメニューもおすすめ。1人でも気軽に立ち寄れるような空間が広がり、ゆったりとラーメンが食べられるだろう。
創業100周年を迎えた月光荘画材店が、銀座の雑居ビル屋上にあった倉庫をリノベーションし、オープンさせた落ち着いた雰囲気のカフェバー月のはなれ。
ビルの階段を5階まで上り、カフェに辿り着くと、そこは街の喧噪(けんそう)から切り離された別空間。フランス製ラタンの椅子でくつろげるバルコニー席は、四季を感じられる庭木に囲まれ、木の温もりを感じる店内は心地よい。
夕方からジャズの生演奏などが無料で行われている。開催日については公式サイトをチェックしてほしい。月光荘の名付け親である与謝野晶子が詠んだ歌をイメージした、薄紫色のカクテル『与謝野ブルームーン』を片手に深い夜を過ごしたい。
藍染めとインディゴ染めにこだわり、オリジナルの糸や生地を開発する45Rの銀座店。高品質かつ丈夫さを第一に、風合いのあるアイテムを国内外で展開している。
素材に合う形を追求し、藍染めやインディゴ染めで仕上げた一期一会のアイテムたちが並ぶ。使い込むことによって色が落ち、味が出てくるのも藍染めやインディゴ染めの魅力の一つ。こだわり抜いた色合いと素材の肌触りの良さを、自分の目と手で感じてみよう。
グラフィックデザイン専門のギャラリー。日本最大の印刷会社である、大日本印刷株式会社が所有しており、コンテンポラリーデザインとグラフィックアートが多数展示されている。横尾忠則などの日本人デザイナーの作品が目を引くが、海外アーティストの作品も度々展示されている。
1928年に開店、昭和の文豪たちが愛した老舗バー。泉鏡花や菊池寛といった文豪が開店を支援したことから、その後も永井荷風、直木三十五、川端康成、林芙美子、坂口安吾、太宰治など多くの作家や、画家、俳優、写真家などが常連となったことで知られる。
ウイスキーやバーボン、カクテルなど、種類はさほど多くないが、店内には写真家が撮った文豪の写真が飾られているので、軽く飲みながらファン同士語り合うには格好の場所だ。
独自の手技で一気に寝落ちさせる「絶頂睡眠」のほぐしが話題のヘッドマッサージ店、悟空のきもち。絶頂睡眠とは、快感を頂点に高め、ほとんどの人を約10分で眠りにつかせるという独特の技術だ。銀座店は、死後の眠りからの生還ができる睡眠アトラクション施設として、ユニークな体験ができるのが特徴。
まずは、神々が見守る「審判の間」で順番を待ち、扉から続く道「死後の無限回廊」を案内人と進むと、「奇跡の間」へとたどり着く。そして、その場所で目覚めの復活を体感することができるというものだ。料金は、60分コース7,000円からとなっている。
京橋で人気のこの店を覗いたら、きっと魅了されるだろう。「食堂」を意味する南インド料理専門店にはさまざまなインドのスパイスが混じり合った香りが立ち込める。
ダークブルーの壁に色鮮やかなカーペットがかけられ、ターコイズ色のタイルが床を覆い、南インドの音楽が静かに流れていて、瞑想できてしまいそうなほど穏やかな雰囲気を醸し出している。
銀座の名店バーで活躍してきたバーテンダー上田和男がカクテルを供するバ―が、西銀座通り沿いの三楽ビル9階にある。装飾を抑えたシンプルシックな店内は、ホテルのバーを思わせるゆったりとしたカウンターとテーブル席で構成。適度な距離感を保った接客が、少人数で静かに過ごしたい夜には心地よい。
「ミスターハードシェイク」と呼ばれる上田の妙技から生み出される絶品カクテルは1,600~3,000円ほど。特別な日の締めくくりに味わってみてはいかがだろう。
伝統的な和菓子を新しいスタイルで提案する和菓子屋。併設の茶房では、煎茶や抹茶、玉露など、栽培方法や製造方法の異なる数十種類の日本茶をはじめ、季節のハーブや果実を使ったオリジナルブレンドティーも楽しめる。
生菓子やくずきりなどの甘味メニューと日本茶の組み合わせは定番だが、ここではさらに和菓子に酒を合わせた『酒果』などのコースもある。食事メニューもあり、2種類のお茶といなり寿司や和菓子などがセットになった和のアフタヌーンティー 『茶間食(さまじき)』はおすすめ。
現代的な和の空間は落ち着きがあって、つい長居してしまう心地よさだ。
ウクライナ出身のオーナーが運営するロシアやその周辺諸国の食品を厳選して輸入する食料品店。同店は2014年からスタートしたネット食料品店、ビクトリアショップの実店舗。
扱う商品はチョコレート、乳製品、ケーキ、蜂蜜、ロシアンティー、肉製品、野菜の瓶詰め、調味料などバラエティーに富んでいる。さらに、マトリョーシカやプーチン大統領グッズなどもそろえる。
なかでも人気は『スィローク』と呼ばれるチーズケーキバーだ。カッテージチーズをチョコレートでコーティングし、チーズの濃厚でフレッシュな味わいに、とりこになる人が後を絶たない。コーティングするチョコレートはミルクチョコ、ダークチョコなど数種類に分かれているほか、コンデンスミルクやアプリコットが入ったものもある。
店内には、マトリョーシカが並べられたショーケースが2つ置かれている。じっと見入る人もいるほどの多種多様なマトリョーシカに圧倒されるだろう。なかには24万円ほどする有名作家の手がけた品もあるとか。
騒がしい店外には「コーヒーのみ」という看板が掲げられている。この店は1948年以来、銀座のコーヒー好きを魅了し続けてきた。
一部の小うるさいカフェでは人目を気にするように小声で会話をし、秘密の暗号を知らなければ店にさえ入れてもらえないが(多少の脚色はあるものの全てが嘘ではない)、同じ真剣さでコーヒーと向き合っていても、カフェ・ド・ランブルは全く違う。
我々が訪問したある平日の午後、店内は満員で、居酒屋のようなにぎわいだった。内装は1980年代初頭にリフォームされたように見える。メニューはブレンドコーヒーから30年物の単一豆のコーヒーまでさまざまで、オールドコーヒー好きにもおすすめだ。
銀座三越の新館1階に入居するワインショップ。2010年に藤木酒店が銀座カーヴ・フジキへとリニューアルした。その際にナチュラルワイン専門店となり、今ではフランスやイタリア、日本のものを中心に、厳選したワインを常時300種類ほどそろえる。
ワインは小粋にオリジナルの風呂敷で包んでもらうこともでき、ギフトにもおすすめだ。手土産から日常使いのワイン選びまで丁寧に対応してくれる。
銀座、晴海通り沿いに根を降ろす昭和24年創業の老舗カメラ屋。Leica(ライカ)、ZEISS(ツァイス)、Rollei(ローライ)など多様なカメラ、レンズの販売、中古買い取りを行っている。デジタルカメラだけでなく、フィルムカメラの品そろえも多く、特にライカはボディー、レンズともに豊富だ。
中古品は状態が良く高品質のカメラを取り扱っていることでも有名。レアな希少品も店先に並んでいる。
値段も手頃で荷物にならない箸はお土産にもってこい。店自体は小さいが、品ぞろえは最高、思わず迷ってしまうほど。いろいろな箸に出合いたいなら、ぜひ立ち寄ってみてほしい。
有楽町駅と東京駅の間を走る鉄道の高架下「コリドー街」には、バラエティー豊かな飲み屋が軒を連ねる。夜が深まるほどに陽気な雰囲気で満たされる。フランス風のシャンソンバーなど、ほかのエリアではなかなか見つけられないような店も。
銀座中心部から少し離れた三原橋交差点近くにある『ナイルレストラン』は、1949年の創業時から初代A.Mナイルの作り上げた味と伝統を守り続ける、老舗のインド料理レストランだ。
訪れた客の90パーセント以上が注文するのは、言わずと知れた店の看板メニュー『ムルギーランチ』。約7時間かけ、持ち上げるとホロホロと崩れそうなくらいにまで柔らかく煮込まれた鳥の骨付きモモ肉に、マッシュポテトとボイルしたキャベツが盛り付けられたボリューム満点の一皿だ。
1930年代にオープンしたこのビアホールは、サッポロライオンチェーンの一つで、観光スポットともなっている。タイルとウッドパネルの内装に、メニューのソーセージも相まって気分は正にバイエルン。
『琥珀ヱビス』『白穂乃香(しろほのか)』『エーデルピルス』などの豊富なビールメニューがさらに異国情緒をかきたててくれる。数量限定のローストビーフも人気だ。上には和洋折衷の料理が楽しめる安くて活気にあふれたレストランもある。
ユニクロ マロニエゲート銀座店が移転を行い、都内最大規模の旗艦店として開店した一軒。
注目したいのが店舗デザイン。日本を代表するグラフィックデザイナーの佐藤可士和、スイスの建築家ユニット、ヘルツォーク&ド・ムーロン(Herzog&de Meuron)が共同で手がけた。
ユニクロの掲げるテーマの「LifeWear(ライフウエア)」を体現する店舗となっており、商品は高品質で機能的、手頃な価格でメンズ、レディース、キッズ、ベビーまで幅広く提供している。
人目を引くダズルの内装は、「輝き」を意味するダズル(DAZZLE)という名に相応しい。MIKIMOTO Ginza2にあるこのレストランには、キラキラと輝くとても広い空間があり、そこには大きなガラス戸の付いたワインセラーがどっしりと構えている。
オイスターやフォアグラや魚のグリルなどを使ったフュージョン料理は非常に野心的で、値段が必要以上に高くてもなんのその。ここは今一番この街ですてきなレストランだ。
京橋駅前に建つ、日本唯一の国立映画機関。国内外の映画約7万4000本を所蔵し、多様なテーマの企画上映や文献公開、資料展示を行っている。映画ファンには、貴重なフィルムの上映に加え、約4万3000冊の映画関連書を集めた4階の図書室も見逃せない。
手際よくおろされた生きエビの鮨は、その体の一部がまだ動いているほど新鮮で、灰色がかった胴体は温かいシャリの上で光る。 高級寿司店、銀座 久兵衛の15席あるカウンターでは、4人の板前が目の前で外科医の手術のような精度で働いている。
ランチでは価格別のにぎりセットが提供され、おろした柚子の皮を小さな竹の刷毛(はけ)でウナギのにぎりの上に散らす様子を目の前で見ることができる。 和食を知り尽くしたであろう年配の顧客の中で味わう江戸前寿司の味は格別だ。
高級寿司店の九兵衛の近く、銀座のど真ん中に店を構えるのが金春湯だ。開業は1863(文久3)年で、現在都内で営業している銭湯の中でも最も歴史のある銭湯のうちの1軒。2014年3月に改修を終え、脱衣所、浴室ともに鮮やかな白が基調となっている。
ビルがひしめく一等地にも関わらず、建物は1階造りのまま天井が高く、銭湯らしさを守っている。 浴槽は2種類で、片方がぬるく、もう一方が熱くなっている。ぬるい浴槽でも42度ほどあるので、長湯のしすぎには注意してほしい。
コムデギャルソンのデザイナーである川久保玲がトータルプロデュースする「Beautiful Chaos」をテーマにディレクションされたコンセプトショップ。6フロアある店内には、コム デ ギャルソンのアイテムはもちろん、国内外のセレクトブランド商品を販売している。
まるで、洋服のアートギャラリーのような空間でショッピングを楽しんでほしい。
1879年創業の鉄道模型と高級時計、貴金属を取り扱う老舗の商店。2019年3月に銀座4丁目の天賞堂ビル建て替えのため閉店した、銀座本店に代わる新店舗。
世界中のマニアから熱い注目を浴びる2〜4階にあった、鉄道模型売り場のみがこちらに移転。同店オリジナルの精巧な高級鉄道模型を中心に取りそろえる。
銀座コアの向かいにある、1890年創業の老舗和菓子店。店頭には、「菊」の文字をあしらった紫色ののれんがかかっている。
豆、和風クッキー、 四季のモチーフなどを手作業で盛り込んだ『冨貴寄』が本店の名物。色鮮やかで手土産に喜ばれること間違いなしだ。マカダミアナッツをふんだんにまぶした『揚げまんじゅう』、練り切りといった店頭でのみ販売される出来たての生菓子にも注目したい。商品を風呂敷に包むサービスも行っている。
銀座のシンボルとして親しまれている歌舞伎座。1889年の開場以来、改築や建て替えなどによる建物の変遷はあったが、120年以上の伝統が受け継がれてきた「歌舞伎の殿堂」とも呼べる劇場だ。
老朽化のため、2010年に惜しまれつつ閉場した同所が、3年間の建て替え工事を経て、2013年に新開場した。複合施設、ギンザ カブキザも併設されている。地下に広がる食堂や和の土産物屋が並ぶ木挽町広場も、独特の雰囲気があり楽しめる。
博品館 トイパークは、都内最大規模のおもちゃショップ。複数階から成る店内には、奇妙なものからキュートなものまで、日本人好みのトイが勢ぞろい。一部の階には免税カウンターも常設。
レーシングパークまであり、あなたもトーナメントに参加できる。地下には「リカちゃんクラブ」の本店がある。
銀座の中心、銀座四丁目交差点近くに本店を構える、香と和文具の専門店、鳩居堂。1663年に京都にて創業し、その薫香は朝廷に献上されてきたという老舗。明治の東京遷都に合わせ、1880年に東京へ進出し、現在も創業者の子孫によって経営されている。美しいレンガのアーチが目を引く銀座本店には、香や書画用品、はがき、便せん、金封といった和紙製品がずらりと並び、国内外からの買い物客でいつもにぎわっている。
ハイアット ホテルズ アンド リゾーツの新業態ホテル。東京銀座朝日ビルディング内の3〜12階に位置し、3階にダイニング&バー、4階にレセプションとライブラリー、フィットネスセンターが配置される。
客室数は164室のほかスイートルームがある。12階の「ナミキ スイート」には、テラスやキッチンダイニングもあり、パーティーなどにも利用可能だ。
銀座4丁目の中央通りに面した紳士洋品店。デザインから製造、販売まで携わり、自社工房を持つ数少ない専門店として、オリジナル商品を中心に逸品をそろえている。
ネクタイ幅を好みで変更できる『カスタム タイ』や、オーダーメイドでネクタイを注文できる『オリジナルデザイン タイ』などのサービスがあり、「ネクタイの田屋」と呼ばれるほど、オリジナルネクタイには定評がある。
銀座で100年以上の歴史を持つ老舗文房具店の伊東屋。2015年にリニューアルし、「SENSE」「SHARE」「DESK」「MEETING」「TRAVEL」など、フロアごとにコンセプトを分け、クリエイティブな時間をサポートする新しいスタイルの文房具店として生まれ変わった。
11階には「FARM」と名付けられたの野菜工場を備え、毎日収穫される新鮮なレタスやルッコラといった野菜を12階のカフェレストランで味わうことができる。
2022年3月9日、東京にいながら世界各地の朝ごはんが満喫できるカフェレストラン、ワールド ブレックファスト オールデイ 銀座店がオープンした。マロニエ通りと昭和通りが交差する東銀座エリアに位置する同店は、エレガントなパステルイエローがひときわ目を引く外観だ。
ユニクロのグローバル旗艦店としてオープンから10年の節目を迎えるユニクロ 銀座店が、2021年9月17日(金)にリニューアルオープンする。ブランド理念の「Lifewear」を表現したインスタレーションや初のカフェなど、大きなアップデートを遂げた「新ユニクロ 銀座店」。ここでは、見どころを5つの切り口で紹介する。
本記事では、車いすユーザーや高齢者、子ども連れ、大荷物を抱えた観光客などを対象に「誰もが快適に楽しめる銀座」を紹介する。
監修を行ったのは、バリアフリーコンサルティング事業を展開する株式会社オーリアルおよびNPO法人アクセシブル・ラボ代表の大塚訓平。銀座駅周辺の「アクセシブル(誰もがアクセス可能)」なレストランやショップ、ギャラリー、商業施設などを入り口の段差や多目的トイレ、オストメイト、ベビーシート、荷物預かり所などの有無を表示するピクトグラムとともにレビューする。
中にはピクトグラムの表記がないヴェニューもあるが、これはソフト面(心や情報)のバリアフリー化が徹底されている店舗。ぜひ、誰もにフレンドリーな銀座を楽しんでほしい。
「世界でもっともバーが多い街」、それは東京、銀座だろう。ロンドンやニューヨークを巡っても、シンガポールや香港、はたまたベルリンやモスクワに足を運んでも、これだけバーがひしめく街を知らない。
あるメーカーの冊子によると銀座一丁目から八丁目までに多種多用なバーが350軒は営業している。街を歩いても、すべての雑居ビルに「BAR」という看板が見られるような気分だ。もちろん、数ばかりではない。銀座の歴史を、過ぎ去った昭和を閉じ込めたような歴史的一軒から、その卓越した創造性で世界から脚光を浴びるバーまで、そのコンテンツ力についても世界に誇ることができるバーの街として知られる。
今回、そんな街から10軒のみを紹介。賛否あろうが、人生に命の水をもたらす個性派を揃えた。
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