香港の元駐在員も足繁く通う香港料理専門店。1965年に香港で創業した海鮮料理の名店「喜記(ヘイゲイ)」の中華圏外初の店舗だ。本場のスタイルを踏襲した香港料理、トウガラシとニンニクがきいた「避風塘(ベイフォントン)料理」を提供している。
2017年10月、銀座6丁目にオープンしたが、店舗面積を拡大するため、2022年1月に銀座5丁目の商業施設「イグジットメルサ(EXITMELSA)」へ移転した。
本店から空輸されるガーリックスパイスを使用した「マッドクラブのチリガーリック炒め」(6,600円から、以下全て税込み)が看板メニュー。カラリと揚げることで甘みが際立ち、パワフルな辛みと見事にマッチしている。
ランチは数種類のセットメニューを用意。おすすめは1日5食限定の「鮮魚の姿蒸しセット」(2,200円)だ。「豊洲市場」から仕入れた新鮮な魚を蒸して、高温のピーナツ油をジュワッと回しかけた一品である。ディナーは「香港」や「広東」など4種類のコースを提供している。
「香港にいるかのような気分を感じてもらいたい」という思いから、店内には随所に在りし日の本店や「ビクトリア・ハーバー」など新旧の香港の写真が飾られているほか、食器やカトラリーも香港から取り寄せている。