美しい建築に嘆息をつく。
1914年(大正3年)に、「東京停車場」として誕生して以来、名実共に東京の玄関口として親しまれている東京駅の駅舎。
行くべき理由:美しいレンガ建築は、国指定重要文化財に指定されている。2014年12月に創立100周年を迎えた。
要チェック:丸の内駅舎の中に位置する東京ステーションホテルや、駅内の商業施設など見どころが満載だ。
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タイムアウト東京 > THINGS TO DO > 東京でしかできない88のこと
人口1300万人の世界的メガシティー、東京。ローカルとイノベーションが混じり合い、常に新たなカルチャーを生み出してきた都市だ。半年に一度更新している本特集では、そんな東京で今行くべきヴェニューを88カ所紹介する。注目を集めるニューオープンから、洗練された京甘味処やクールな土産ショップなど、今回も見どころ盛りだくさんだ。新たな出合いと発見をしてみよう。
ウェブマガジンとは違った見方を楽しめるデジタルガイドマップもおすすめ。
美しい建築に嘆息をつく。
1914年(大正3年)に、「東京停車場」として誕生して以来、名実共に東京の玄関口として親しまれている東京駅の駅舎。
行くべき理由:美しいレンガ建築は、国指定重要文化財に指定されている。2014年12月に創立100周年を迎えた。
要チェック:丸の内駅舎の中に位置する東京ステーションホテルや、駅内の商業施設など見どころが満載だ。
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継承されたごちそうを堪能する。
日本橋一のうな重が味わえる、伝統と静けさをたたえたうなぎ専門店。
行くべき理由:ここに来たら1940年代からの店の看板メニューうな重 を注文しよう。秘伝のタレを塗り茶色く照りが出るまで炭火で焼かれ、さっと山椒を散らしたうなぎは、甘辛くて、やみつきになるおいしさだ。うなぎは、厳選した九州産のものを使用。肝吸い、新香、季節の果物がついてくる。価格は、うなぎの質と大きさによって4,000~7,000円と異なる。
要チェック:背の高いガラス張りの鉄筋ビルがひしめく日本橋に似つかわしくない2階建ての日本家屋は、まるで現代社会から守られているような落ち着いたたたずまいである。
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洗練された一杯に酔いしれる。
1993年に創業した銀座の名バー。
行くべき理由: 保志雄一、耳塚史泰、松尾一磨ら、日本一の栄冠を獲得したバーテンダーが3人も在籍していたという同店の「ブラッディーマリー」は自家製ウォッカに、セロリーソルトなどのスパイスやフルーツトマトを合わせた格別なカクテルだ。ぜひ味わってみてほしい。
要チェック:建築家が手がけたという店内は、ほかにはない芸術的な空間になっている。
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『東京、カクテルの美味しいバー』
幻想的な縁日に行く。
2022年に日本橋から銀座三越に移転した常設館アートアクアリウム美術館。
行くべき理由:貴重な種類の金魚から縁日などで見られる一般的な金魚まで、たくさんの金魚コレクションが展示され、フロア全体を使ったラグジュアリーな演出が見どころ。
要チェック:大小さまざまな形の水槽の中を涼やかに泳ぐ金魚たちはプロジェクションマッピングされ、幻想的な演出が施されている。
歌舞伎の奥深さに心酔する。
銀座のシンボルとして親しまれている歌舞伎座。老朽化のため、2010年に惜しまれつつ閉場した同所が、3年間の建て替え工事を経て、2013年に新開場した。
行くべき理由:1889年の開場以来、改築や建て替えなどによる建物の変遷はあったが、120年以上の伝統が受け継がれてきた「歌舞伎の殿堂」とも呼べる劇場だ。
要チェック:複合施設ギンザ カブキザや地下に広がる食堂や和の土産物屋が並ぶ木挽町広場もおすすめ。
買い物中にアートを発見する。
松坂屋銀座店跡地にオープンした、銀座エリア最大級の商業施設。
行くべき理由:チームラボによる12メートルの仮想滝によるインスタレーションや、草間彌生の天井展示、地下には能楽堂も併設されており、幅広い楽しみ方ができる。
要チェック:地下2階のフードフロアでは、ソフトクリームやフレッシュジュースなど気軽にショッピングの疲れを癒せる。
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新たな都市の編集点を訪れる。
日本橋兜町にあるバー、レストラン、カフェ、ホテルが入居したマイクロ複合施設。
行くべき理由:ライブラリーバーや植物があふれる「スイッチコーヒー」、国籍に囚われない先鋭的な料理を提供するレストランの「ケイブマン(CAVEMAN)」など独特ながら感度の高い店が揃う。
要チェック:1923年完成の第一国立銀行の外観をそのままに、スウェーデンのストックホルムを拠点に活躍する建築家パートナーシップ、CLAESSON KOIVISTO RUNEが丁寧にリノベーションされた建築と空間デザインは必見だ。
食の複合施設で五感を満たす。
「パティスリー イーズ」のシェフパティシエ・大山恵介がプロデュースしたライフスタイル複合ショップ。
行くべき理由:クロワッサンや5種類のサワードゥなどを提供する「ベーカリー バンク(Bakery bank)」と「パンをおいしく食べる」をテーマにした「ビストロ イェン(Bistro yen)」など、ここでしか味わえない組み合わせの料理が楽しめる。
要チェック:店舗で提供する食器が購入できる「コーヒー バー アンド ショップ コイン(Coffee bar &shop coin)」でカフェを楽しんだり、フローラルデザインショップ「フラワーズ フェテ(Flowers fēte)」で日々に癒やしを与えるドライフラワーブーケも見逃せない。
喫茶文化の継承を味わう。
行くべき理由:1966年創業の老舗純喫茶「はまの屋パーラー 有楽町」が、入居していた新有楽町ビルの建て替えに伴い、日本橋に2023年11月20日、移転オープンした。
空間はもちろんのこと、初代オーナー時代から人気の「サンドゥイッチ」のレシピを忠実に再現し、変わらぬ味わいを守り続けている。
要チェック:移転先は、今年9月まで24年間営業してきた洋食店「食工房 あらじん」の跡地。店内には、有楽町店で使用していたテーブルや椅子、照明、絵画などの調度品を配し、従来店の空間をできる限り再現することにこだわっている。
スパイスとハーブの虜になる。
カレーとジェラートという一風変わった組み合わせの店。
行くべき理由:日替わりカレーの2~4種盛りから選び、ジャスミンライスと、赤タマネギのピクルスやココナツサンバルなどの薬味が付く。ベジタリアンカレーを必ず1種類用意。ベジタリアンは豆、肉系はチキンとポーク、キーマの3種類から選択できる。
要チェック:デザートのジェラートはぜひセットで注文してほしい。
ワードローブを更新する。
「普通なものは仕入れない」というポリシーのもと、独特の品揃えをしている古着屋。
行くべき理由:高円寺の老舗古着屋「メチャ(Mecha)」で経験を積んだ貴志浩平がオーナーを務める店。商品構成はメンズ40%、レディース30%、ユニセックス30%の割合。つい手を伸ばしてしまいたくなるジャンルや年代にとらわれない良質なアイテムが揃う。
要チェック:「パタゴニアマーズ」のパンツをオリジナルリメイクしたスカートは、高性能を古着に落とし込んだ逸品で、販売すると即完売してしまうほどの人気商品だ。
ネオンライトや石を集積させた階段など、遊び心のあるギミックが施された内観も見逃さずに。
秘密の雑貨屋のようなカフェで憩う。
世田谷の閑静な住宅街にあるカフェ。
行くべき理由:オーナーがヨーロッパやアメリカで買い付けてきた家具と雑貨で作り上げた店内。人形が郵便ポストの中に置かれ、自分の部屋でもまねしたくなるようなアイデアもたっぷりあり、食器や洋服、本などの商品は実際に購入することもできる。
要チェック:あんこが入ったコーヒーゼリーを味わうのも忘れずに。コーヒー豆をひくところから手作りしているので、柔らかく、香り高いのが特徴。あんこは、苦味のあるゼリーやクリーミーなバニラアイスとも相性抜群だ。絶妙な味のバランスに、一度食べたら誰もがファンになるだろう。
地元民のように腹を満たす。
下北沢の老舗中華料理屋。
行くべき理由:名物の赤いチャーハンをはじめ、メニューはいずれも庶民的ながらハズレのないおいしさ。
要チェック:通年で提供している「冷やしチャーシュー」も見逃せないメニューの一つ。スープはしょうゆと酢、砂糖というシンプルな組み合わせでさっぱりしている。 コシのある麺にキムチやチャーシューがトッピングされており、盛岡冷麺のような味わいを感じさせる、爽やかで食べ飽きない一品だ。
下北沢の音と光に包まれる。
曽我部恵一がオーナーを務めるカフェ兼レコードショップ。
行くべき理由:古い雑居ビルを4階まで上がると、ずらっと並んだレコードに迎えられる。扱うジャンルはロックやアシッドフォーク、レアグルーヴから、ハウス、アンビエントまでと幅広い。
要チェック:一枚一枚に手書きのコメントが付き、試聴も可能なので普段レコードショップを訪れない人も気軽に「ジャケ買い」ができそうだ。
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スタイリッシュな下北沢を味わう。
ユニークかつ質の高いテナントが集結している商業施設。中でもフードテナントは目をみはる。
行くべき理由:サンフランシスコのミシュラン一つ星を3年連続で獲得した寿司懐石レストラン「はしり(Hashiri)」の新業態である「はしり 下北沢」や著名スタイリストが手がけるカレーとアパレルの複合店である「サンゾウ トウキョウ」、オールビーガンベーカリーの「ユニバーサル ベイクス ニコメ」、中目黒で人気を博した台湾カフェ「明天好好」の移転など、おしもおされぬ人気店がギュッと集まっている。
要チェック:アイウエアや書店といったショップにも注目だ。
映画は次世代のローカルミニシアターで観る。
商業施設「テフ ラウンジ(tefu lounge)」の2階にオープンしたミニシアター。
行くべき理由:「コモンズ=共有地」をコンセプトに掲げ、町の人とともに作り上げた映画館。バーチャルスクリーン『Reel』によるオンライン上映などを展開。地域の店舗の人々が週替わりで出演するマナー動画も見逃せない。
要チェック:同フロアにはカフェがあり、ベーシック・インカムプラットフォーム『BASIC』を利用したファンコミュニティーなども存在する。
渋谷の街を見下ろす。
2019年に渋谷駅前に誕生した47階建て、地上約230メートルの屋上空間。
行くべき理由:スクランブル交差点やスカイツリー、富士山などが一望できる。地下2階から14階ににはショップやレストランのほか、ポップアートスペースを展開する。
要チェック:デザインアーキテクトは隈研吾建築都市設計事務所、SANAA事務所などが監修している。
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至上の一杯を味わう。
2023年版「Asia’s 50 Best Bars」で14位に選出された世界でも指折りのバー。
行くべき理由:カクテルメニューは「日本」「カリブ」「ニューヨーク」など1860年代にアメリカに派遣された日本の使節団の航路をイメージしている。世界で評価された多彩なカクテルを堪能してほしい。
要チェック:さりげなく酒にまつわる落語が流れているなど、ユニークな和の要素が散りばめられている。
クラブは回遊する。
渋谷「contact」「SOUND MUSEUM VISION」などで知られるグローバル・ハーツが作り出した新たなクラブ。
行くべき理由:リストバンドを提示することで、系列の「DJバー ブリッジ」「DJ バー&ラウンジ レップ」からの回遊が楽しめる。
要チェック:DJブースを中央に設置した1フロア構成。ハウスやテクノ、ベースミュージックを基調とする、渋谷の新たなミュージックヴェニューに期待が高まる。
アートのような和菓子屋を訪れる。
若き和菓子アーティストの寿里が手がけるモダンな和菓子店。
行くべき理由:寿里が作る和菓子は、ほかでは食べられない独創的なものばかりで、甘さも控えめ。 看板商品の練り切り「嬉々(キキ)」(480円)は、クリームチーズとレモンの皮を練り込んだ白あんがベースのほんのり甘いレモンチーズケーキのようなフレーバー。繊細なグラデーションが特徴的なデザインは常時4種類展開で、季節に合わせて毎月変えている。
要チェック:公園の近くの小さな高台に位置し、ピンクの建物とネオンライトの看板はインパクト絶大な外観も印象的だ。
1、2階を合わせて18席ほどの飲食スペースがあり、2階には掛け軸と生花が飾られた「床の間」を設けた。掛け軸の文字は、「壺中日月長」。「忙しい時こそ自分と向き合う時間を大切にしてほしい」という意味があるそうだ。
日本一小さな植物園を訪れる。
渋谷駅から並木橋を過ぎて東交番前辺りにある隠れスポット。2023年7月29日リニューアルオープンした。
行くべき理由:「育て、食べる」という理念に合わせ、同施設内の植物は全て食用植物。1階にはオリジナルコーヒーなどが楽しめるボタニカルスタンド、2階にレストランを新設している。
要チェック:レストランでは、グルテンレスの北海道産スペルト小麦を使用したピザ(660円)などエシカルなメニューが楽しめる。
おまかせタコスを堪能する。
三軒茶屋で話題を集めた「ロス タコス アスーレス(LOS TACOS AZULES)」の新店舗。
行くべき理由:季節のトスターダ、タコス、デザートなど、旬の魚介を使った9〜10品の料理が味わえるタコスの「おまかせ」のみを提供する(要予約)。メキシコと和の融合が感じられる「カンパチのトスターダ」は逸品だ。同店でしか味わえない、ネクストレベルのタコスが楽しめる。
要チェック: 陶芸家の矢尾板克則が手がけたうつわにも注目してほしい。ブルーを基調にしつつもどこか楽しげなデザインの皿は、日本のうつわなのにメキシコらしさを感じさせる色と柄に心躍る。
光と影の芸術に心奪われる。
恵比寿ガーデンプレイスの片隅にある日本初の写真・映像の美術館。大規模な改装を経て、2016年9月に東京随一の写真美術館として再開を果たした。
行くべき理由:地上4階、地下1階の建物では、35000点以上の作品のコレクションを誇り、多彩なコレクション展や国内外アーティストによる写真・映像の展覧会を、年間15本以上開催している。写真界の指導者たちを巻き込んで定期的に有名写真家の展示を開いている。
要チェック:若手新進監督の映画作品を上映する実験劇場や専門図書館、カフェ、ショップなどの施設も充実。
史上最高の天ぷらに出会う。
旬の食材を味わいながら季節を体現する天ぷらの名店。
行くべき理由:メニューは「おまかせコース」(2万4000円から)だけだが、素材が持つうま味や香りを最大限に生かす、元吉の天ぷらは唯一無二だ。まずはシグネチャーである車海老2種類から始まり、旬の野菜や魚介などが次々に提供される。
要チェック:新築の店内には、6.5メートルの天然一枚板で作られた8席のカウンターが広がり、頭上には店主である元吉和仁が自ら生けた新緑が伸びている。
店内からガラス越しに眺められる中庭には、滋賀と京都から取り寄せたナツハゼとモミジが植えてあり、都会の喧騒(けんそう)を忘れさせる。
※2023年4月14日オープン
新宿歌舞伎町のミラノ座跡地に誕生した、地上48階、地下5階から成る約225メートルの高層複合施設。坂本龍一が音響などに携わった全席プレミアムシートの映画館や、劇場「シアターミラノ座」、ライブホール「Zepp Shinjuku」などのエンターテインメント施設とホテル、レストランが入居する。まさに「エンターテインメント」が凝縮された場所だ。
館内には、西野達やChim↑Pom、森山大道らのアート作品が飾られており、それを探すのも楽しみの一つ。建設を担当したのは、豊島横尾館や「2020年 ドバイ国際博覧会」の日本館を手がけた永山祐子建築設計。
未知との遭遇をする。
歌舞伎町にある250以上の飲食店が並ぶ長屋街。
行くべき理由:長屋建ての店舗が所狭しとひしめき合い、今でも1950年代の雰囲気を残す一画になっている。しゃれたカクテルを出す店からロックバーまで、それぞれ強烈な個性を持った店がひしめきあっている。
要チェック:クリエーティブな職業の人々が足を運ぶことも多く、バーでは駆け出しの俳優やミュージシャンがアルバイトをしていることもある。
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ミシュランスターは950円ですする。
ラーメン屋では世界で2軒目のミシュラン一つ星を獲得した新宿のラーメン屋。
行くべき理由:おすすめは「真鯛と蛤の塩そば」(950円)だ。スープのベースには、2種類の塩(モンゴル岩塩と沖縄海塩)を使用しており、塩のうま味がマダイとハマグリの甘みを見事に引き立てている。
要チェック:店内にはカウンター7席しかないため、行列に並ぶ覚悟は必要だが、待つだけの価値は十分にある。
貝グルメを食べ比べる。
メニューは貝を使った料理のみという、徹底した貝料理専門の居酒屋。
行くべき理由:専門店ならではの「煮貝盛り合わせ」(2,500円)は、ぜひ試してほしい一品。白バイや黒バイ、ナガラミ、トコブシなど、珍しい貝それぞれの歯ごたえやうま味を食べ比べることができる。
要チェック:店内は、割烹のようなカウンター席になっており昔ながらの風情を楽しめる。
オールジェンダーを学ぶ。
任意団体のプライドハウス東京による、日本で初となる常設の大型総合LGBTQ+のためのセンター。
行くべき理由:36の団体と専門家、15の企業、19の大使館、アスリートやスポーツ関係者らがセクターを超えて連帯し、LGBTQに関する情報発信を行うと同時に、当事者らにとって安心、安全な居場所を提供することを目的とし、イベント企画を実施する多目的スペース、相談支援を行う個別スペースなどを備えている。
要チェック:日本における「LGBTQコミュニティ・アーカイブ」を収めるライブラリーもある。
歌舞伎町風寿司で盛り上がる。
歌舞伎町にある、現役ホストが寿司を握る寿司店。
行くべき理由:大将であるSHUNは、歌舞伎町のホスト歴14年のベテランホストだが、東京下町の老舗寿司店で修行を積んだ本格的な江戸前寿司を握る。また、ホストならではの接客術と寿司店らしからぬユニークなサービスで提供している。
要チェック:2020年4月から新たに寿司職人体験プラン(airbnbから予約)を実施。
本の虫になる。
新宿一の売り場面積を誇る、新宿通り沿いにある紀伊国屋書店の本店。
行くべき理由:新宿一の売り場面積を誇る「紀伊国屋書店」の本店。耐震補強工事のため、2019年から順次リニューアルが行われている。雑誌や書籍、漫画、洋書から文房具と総合的に取り扱い、地下1階~8階からなる本館の他、漫画やDVDを取り扱う別館で商品を展開している。
要チェック:各階それぞれの担当者によるフェアのコーナー。季節や流行に合わせたテーマを設け、数万とある中から書籍をセレクトし、独自の視点で紹介している。個性豊かな手書きのポップにも注目だ。
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看板猫に会いに行く。
新宿5丁目交差点のすぐそばにある喫茶店。
行くべき理由:次郎長と石松の二匹の猫が出迎えてくれる。また、1978年創業の歴史を物語るレトロなソファやアンティーク家具が並び、ゆっくりとコーヒーを味わうことができる穴場である。店の中央には大きなコーヒーメーカーが置かれ、アルカリイオン水で淹れる水出しコーヒーを一滴ずつ抽出している。
要チェック:「オムライス」や「ナポリタン」など洋食メニューを提供し、サービスでデザートのバナナとスナック、淹れたてのコーヒーが付いてくる。
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ジャズ喫茶でまどろむ。
前身となる店舗から数え、1961年酢業という歴史あるジャズ喫茶。
行くべき理由:レンガが敷き詰められた小さな空間には、選び抜かれたジャズの関連品が並び、店が持つシリアスなジャズへの姿勢が、心地よい大人の癒しの場を創り出している。
要チェック:「自家製パウンドケーキ」や「自家製ミートパイ」をつつきながらまどろみの時間を過ごすのもいいだろう。
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匠の建築を鑑賞する。
ル・コルビュジエが設計し、1959年に開館した西洋美術を取り扱う日本唯一の国立美術館。
行くべき理由:コレクションの中心は、1916年から1920年代半ばにかけて川崎造船所社長の松方幸次郎が収集した作品。展示空間には、ロダンの彫刻や印象派の傑作が数多く収められている。
要チェック:館内にあるカフェすいれんで所蔵作品や展覧会をテーマにしたランチも忘れずに。
※2020年7月現在、新型コロナウイルス感染対策のためカフェすいれんの営業時間は17時15分まで(金・土曜は19時まで)に短縮営業中。
和民家と北欧パンのマリアージュを堪能する。
昭和13年築の日本家屋をリノベーションした複合施設、上野桜木あたりの裏手にあるサワードウの生地を使ったパンを提供しているベーカリー。
行くべき理由:かみ応えのあるキャラメルの皮とスポンジのような食感、
要チェック:障子の扉をくぐってこぢんまりとした店内に入ると、
自分だけの招き猫を作る。
谷中にある築90年以上の木造家屋を改装したカフェ。
行くべき理由:猫の形のデザートとお茶を楽しみながら、自分だけの招き猫を作成できる(小1,650円、大2,200円)。
要チェック:「白猫のレアチーズケーキ」や 猫の顔の形のウエハースと緑茶が付いたあんみつやあんこ入りアイスクリームなどの和菓子まで、猫をモチーフにしたキュートな甘味を多数提供している。
一杯引っ掛ける。
御徒町駅近くにある2階建の海鮮居酒屋。1階は立ち飲み、2階はテーブル席と分かれている。
行くべき理由:カウンターに並ぶ小皿料理から好きなものを選び、1杯280円のビールや新潟の日本酒を手頃な価格で楽しむことができる。
要チェック:「吉池鮮魚部」直送の刺し身類は、新潟の酒に良く合うおすすめのメニューだ。
時をさかのぼる。
上野駅前にある1997年創業の昭和レトロな喫茶店。
行くべき理由:豪華なシャンデリアなどが施された昭和の華やかさが息づく店だ。入り口にあるショーケースには、パフェやクリームソーダなど昔懐かしい食品サンプルが並んでいる。携帯電話が普及していなかったころの連絡手段として活躍したピンク色の電話もチェックしてほしい。
要チェック:ノスタルジックな気分に浸りたいというならば、レトロでだが気取らない「チョコレートパフェ」を注文しよう。
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アートは旧銭湯で堪能する。
築200年以上の歴史ある銭湯「柏湯」を改築して作ったギャラリー。
行くべき理由:現代美術の展覧会を中心に、森万里子や宮島達男らといった現代日本の最先鋭アーティスト、アニッシュ・カプーア、ボスコ・ソディ、何翔宇など海外の作家の作品を展示している。
要チェック:内観は、コンクリート床に白壁というシンプルな造りになっており、展示作品に集中して向き合うことができる。
DIYの買い物天国に行く。
日暮里駅から徒歩3分。約1キロにわたって生地やボタン、洋裁材料の店、織物やニット、革製品など、約90店舗が軒を連ねる商店街。
行くべき理由:生地以外にも、ファスナー、フェルト、革製品、ミシンやビーズなど、大抵のものが手に入り、創作意欲を刺激してくれる。
要チェック:小腹が空いたら繊維街中の人がこぞって勧めるイタリアンレストラン「グランデューカ」をチェックしてみよう。
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世界一高いタワーに上る。
自立式電波塔としては、世界最高の634メートルを誇る東京のランドマーク。
行くべき理由:二つの展望台(350m・450m地点)から大都会、東京を一望できる。特に、ゴジラの目線で東京を望み、食事を楽しむことができるレストランはおすすめ。
要チェック:夜間の天望デッキフロア350では、窓ガラスを巨大スクリーンに仕立て、臨場感あふれる音響と映像を投影する演出空間「SKYTREE ROUND THEATER」で、さまざまなプログラムが楽しめる。
かわいいお菓子の虜になる。
浅草観音裏にあるタルトなどのケーキ類やクッキー、スコーンといった焼き菓子を販売している洋菓子店。
行くべき理由:ケーキも含め全体的に小振りな菓子が多く、一つ一つ丁寧に作られていることが見て取れるほど、どれも上品。注文を受けてからシューにクリームを詰めるこだわりの「シュークリーム」が特に人気だ。
要チェック:レモン風味の砂糖がけクッキーで小さな星を折り紙に乗せると、夜空が出現する「夜空缶」は、手土産にぴったりである。
粋で雅なおみやげを選ぶ。
吉原の遊女をモチーフとした手ぬぐいなどを扱う西浅草の土産物ショップ。
行くべき理由:吉原ならではの艶っぽい歴史をデザインに落とし込んだブランド「新吉原」の商品を販売している。 手ぬぐいをはじめ、職人や老舗とコラボレーションした桶(おけ)やうちわなど、いずれも秀逸なデザインのものばかり。ほかでは見ないデザインなので、プレゼントとしても喜ばれるだろう。
要チェック:営業日は公式ウェブサイトとInstagramで告知されるので、チェックしてから足を運ぼう。
名物グルメバーガーにかぶりつく。
西浅草三丁目交差点近くのハンバーガーショップ。
行くべき理由:肉本来の味わいを堪能できるジューシーなパティがサンドされたハンバーガーが楽しめる。こだわりのパティは、厳選された3種類の牛肉をかたまりからハンドシェイプで切り出し、包丁で丁寧にチョップ。 具材を挟むバンズは、注文が入ってからじっくり焼き上げられるので、表面がカリッとした仕上がりになっている。
要チェック:11時から15時のランチタイムには、コーヒーやオレンジジュースなどのドリンクがセットで付くのでお得。
斬新なキッチンツールに目移りする。
浅草通りの角から新堀通り沿いに並ぶ調理器具の卸問屋街。
行くべき理由:安い食器に炊飯器、包丁に鉄板など、キッチン用品が何でも手に入る。レストランウィンドウで見かける食品サンプルは土産に最適な商品だ。
要チェック:一大商店街となっており、道ごとに商店街の名前も変わる。まずは巨大な料理人の像が載った「ニイミ」のビルを目印に歩いてみよう。
三味線節に圧倒される。
迫力ある津軽三味線のライブが生で聴ける東京で最も歴史がある民謡酒場。プロとプロを目指す10人ほどの奏者が1日2回のライブを披露する。
行くべき理由:迫力の三味線連弾はもちろん、伝統芸能として継承された本気の和芸どじょうすくいを、カジュアルに見ることができるのはここだけ。一見の価値があるエンターテインメントだ。
要チェック:日本酒や焼酎などを飲みながら演奏に興じ、気持ちが盛り上がったら合いの手を入れるも自由。
文房具にときめく。
蔵前にある、使い心地にこだわってセレクトした文具専門店。
行くべき理由:看板商品はオーダーノート。紙をリングでとじる「リングノート」と背を布貼りで仕上げる「PADノート」が選べる。「PADノート」は、ページを1枚ずつペリペリと切り外すことができるので、ページをそのまま資料としても使える。
要チェック:ノートだけではなく、インクも自分だけの色のインクなどオリジナルのものを製作可能だ。
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ドラえもんの冒険に加わる。
世代を超えて不動の人気を誇るドラえもんの世界初となるオフィシャルショップ。
行くべき理由:店内には「どこでもドア」があり、自分で扉を開けるといった「ひみつ道具」を体験できるラボや、世界に一つだけのオリジナルグッズを作るカスタマイズゾーンなどで、ドラえもんの世界を体験できる。
要チェック:ここでしか手に入らない限定グッズもあるので、忘れずに。
パレットを充実させる。
ギャラリーやストリートアートが集まる天王洲にある画材ラボ、ピグモン(Pigment)。寺田倉庫が手がけている。
行くべき理由:⽇本ブランドの良質な素材にこだわり商品をセレクトし、4500⾊以上もの顔料、200を超える古墨、50種の膠(にわか)などの希少な画材やブラシなどを収集、保管、展示している。
要チェック:⽵の簾をイメージした有機曲⾯で構成された店舗は、世界を代表する建築家の隈研吾によるデザイン。
実践科学に興奮する。
台場にある現在進行形の科学技術を体験できる一大施設。展示、トークセッション、ワークショップなどを開催している。
行くべき理由:ロビーにある直径約6メートルの巨大な地球は、表面には10362枚の有機ELパネルが取り付けられ、世界の気候変動を毎日更新してリアルな地球を映している。ほかにもロボット、遺伝学、宇宙天文に関するインタラクティブな展示などがあふれている。
要チェック:未来館の公式アプリもぜひチェックしたい。
クラフトビールは運河沿いで飲む。
天王洲のブルワリーレストラン。運河を望む優雅なロケーションで、洗練されたダイナー料理とできたてビールが楽しめる。
行くべき理由:ビールは常に5種類前後をそろえる。カスケードホップの苦味とかんきつ系の香りが爽快な「ぺールエール」をはじめ、小麦の味と香りが軽やかなベルギースタイルの「ウィートエール」、とろみの中に深いコクと苦みを楽しめる黒ビール「インペリアルスタウト」、香ばしくも苦みは控えめな「アンバーエール」など、バランス感に優れた銘柄が並ぶ。
要チェック:ショップでは量り売りでビールを提供しているほか、マイボトルに使えるリユーザブルボトルも販売。
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オリンピックの高さに挑む。
お台場ダイバーシティ東京プラザの屋上にあるライジン スカイガーデン by H.L.N.A(RAIZIN SKY GARDEN by H.L.N.A)は、東京随一の眺望の良さを誇るスケートパーク。
行くべき理由:クォーター、マニュアルボックス、適度なサイズのミニランプ、ステア&ハンドレールなど、多種多様なセクションを配備する。
要チェック:初心者向けのレッスンや、プロスケーターが教える上級者向けのレッスンも開講している。
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リアルなハワイを体感する。
2020年5月30日にオープンした本格ハワイアンショップ。
行くべき理由:日本人が愛してやまないハワイの華やかさやその歴史的ルーツまで、ハワイの奥深い魅力が詰まった空間を提供する。 ポリネシアンを基調とした店内は、ハワイ直輸入の樹皮紙や調度品、彫刻が施された重厚感のあるウッディーな置物で装飾。オリジナルブランドのカヒコ(Kahiko)をはじめ、国内外から幅広く集められたハワイアングッズが所狭しと並ぶ。
要チェック:プルメリア、ココナッツなどの香りのアロマ、ルームスプレー、フレグランスなどもラインナップされている。
シングルオリジン緑茶を味わう。
三鷹の森ジブリ美術館近くのUNI STANDで店主を務めていた「茶リスタ」の小山和裕と、ブルーボトルコーヒーの元バリスタ、藤岡響が手がける日本茶スタンド。
行くべき理由:シングルオリジンの茶葉を使った日本茶や抹茶、ほうじ茶、コーヒーなどを提供する。
要チェック:和素材を巧みに用いた店内は、スタイリッシュな空間となっているが、特に、手すき和紙を貼ったカウンターが最高にクールだ。また、アルコールメニューも提供している。
憩いの地で深呼吸をする。
吉祥寺のシンボルの一つである広大な公園。井の頭自然文化園や小さい子ども達が楽しく遊び回れる広場などがある。
行くべき理由:中央にある井の頭池では各種ボートがレンタルできるほか、池のほとりには井の頭弁財天があり地元民に親しまれている。 週末には露店や公園内のステージにミュージシャン、アーティストなどが集まり、活気づく。
要チェック:春には池の縁が桜で満載になるので花見にも最適なスポットだ。
ミニシアターに刺激を受ける。
吉祥寺パルコの地下2階にある、映画制作 配給会社アップリンクのミニシアター。
行くべき理由:インデペンデンド映画好きで知らぬ人はいない、アップリンクの新映画館。5つのスクリーンと300席を備え、毎日15作品前後で編成。アートやインディーズ作品のほか、ファミリー向け作品も上映している。
要チェック:100年以上も前のオリジナルコーラレシピに基づいて作られた、スパイスの風味が効いたクラフトコーラも見逃せない。
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アダルトユーモアを体得する。
元は高円寺で間借りスナックとして営業していたが、吉祥寺駅から徒歩5分ほどの雑居ビル1階に実店舗を開いた。
行くべき理由:一面ピンクに彩られたド派手な店内や、インパクトのある壁面イラストなど入っただけで楽しい吉祥寺の珍スナック。御美娘(オミコ)ママによる、メニューからオブジェまで随所に散りばめられたアダルトユーモアの数々を満喫しつつ、独自のスナック文化を体感してみよう。
要チェック:1曲200円でカラオケも可能。
すてきな家庭用品に囲まれる。
小古道具店を併設したカフェ。
行くべき理由:日本の素敵な家庭用品、ファッション、ジュエリー、アクセサリー、そしてアンティーク家具がそろっている。リーズナブル商品は、入り口のすぐ外にもあり、中古の食器や陶磁器が100円ほどで売られていることも。
要チェック:食事メニューは、「日替わりごはんセット」や「ひよこ豆と挽肉のカレー」などヘルシーで美味しいランチを用意。メインのメニューを2種類から選べる「日替わりごはんセット」は、ご飯とみそ汁に、小鉢や漬け物も付いた食べ応えのある一品だ。
唯一無地のペアリングを味わう。
吉祥寺駅近くにある、マグロと本格スパイスを合わせた料理が楽しめる店。
行くべき理由:メニューは本格スパイスを組み合わせて作った「マグロのフィッシュヘッドカリーラーメン」や「鮪マサラカリー」などを用意。ここに来れば新しいマグロの魅力に出合えることだろう。
要チェック:テイクアウトやUber Eatsにも対応している。
森のカフェでガレットを食す。
井の頭公園の森の奥、三鷹の森ジブリ美術館近くにひっそりとたたずむフレンチカフェ。
行くべき理由:東京とは思えない緑に囲まれた空間で、フランスのブルターニュ地方では家庭料理としてなじみのあるガレットやクレープなどを楽しむことができる。
要チェック:腹がすいているなら、ライスが隠れるほどのチーズと卵の相性が抜群の「チーズドライカリー」もおすすめ。
ユニークアクセを身に着ける。
オーナーの大石自身が手がける洋服やぬいぐるみ、アクセサリーを中心に、国内外問わず彼女が本当に良いと思った商品だけが展開されているショップ。
行くべき理由:店のどこを切り取っても心が弾むようなアイテムばかりが並んでいるが、店に入ってすぐのところに展開されているアクセサリーコーナーは特に必見。ポップさと愛らしさ、そして若干のシュールさを併せ持った秀逸なデザインのアクセサリーたちが並んでいる。
要チェック:子ども用の洋服やソックスも揃っているので、出産祝いを探しに行くにもおすすめ。なお、店は毎週末のみのオープンとなるので注意してほしい。
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魔法界を旅する。
世界中で愛される映画「ハリー・ポッター」と「ファンタスティック・ビースト」シリーズの製作の裏側を実際に体験できるウォークスルー型のエンターテイメント施設。実際の映画に携わったクリエーターたちによって作られた壮大な映画のセット、衣装、小道具や魔法動物たちに出会うことができる。
音楽は野外劇場で楽しむ。
池袋西口公園に誕生した新たな舞台芸術の拠点。大型ビジョンと8チャンネルのサウンドシステム、リングに敷設されたライト、広場中央の噴水から成る本格的な野外劇場。
行くべき理由:フルオーケストラコンサートにも対応した舞台は、大型ビジョンや音響設備も備え、各種ライブビューイング上映のほか、毎日0分には、時間帯と天気、気温、湿度などの情報をリアルタイムに解析し広場中央の噴水と音やビジュアルを用いた演出が施される。
要チェック:各国の言葉で観光案内を提供するグローバルリング カフェも併設されている。
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ガチ中華を体感する。
沸騰小吃城(フットウシャオチーチェン)は、中国全土の屋台料理が勢ぞろいしているフードコート。
行くべき理由:日本では珍しい湖南料理や湖北料理、福建料理や東北料理などを食べることができる。地域ごとに屋台が分かれており、いずれも独立した店舗が入居しているそう。
要チェック:おすすめは平打ち麺にピーナツを和えたまぜ麺の「沙县拌面(シャーシィェンバンミィェン)」や、ウナギのつみれ団子である「福州魚丸」などの福建省のメニューだ。
握りたての温もりを頬張る。
2022年10月に豊島区北大塚に移転した人気のおにぎり専門店。
行くべき理由:「おにぎり」(各260円から)は、定番の「うめ」や『焼たら子』から、変わり種の「うにくらげ」や「ピーナッツ味噌」まで50種類以上を取りそろえる。 新潟産コシヒカリを使用し、ふんわりと握られたおにぎりは、口の中でホロっと崩れる。
要チェック:注文が入ってから調理するので、ノリのパリっとした食感まで楽しめる。20〜22時まではテイクアウト営業のみなので注意しよう。
ローカルでグローバルな会話を楽しむ。
メルボルン出身の店主のヴォーンとアリソン理恵の夫婦が運営するカフェ。
行くべき理由:建築家のアリソン理恵が空間デザインを担当し、オーストラリアの赤土とユーカリの緑をカラーコードに、ここに集う人たちが自然と会話が生まれるようなレイアウトは、明るく、会話が飛び交う同店の雰囲気と見事に調和している。
要チェック:コーヒーはノルウェー発のフグレン コーヒー ロースターズ(FUGLEN COFFEE ROASTERS)や老舗喫茶店の茶亭羽當、日本ではここでしか飲めないメルボルンのロースター、PADRE COFFEEなど、浅煎りから深煎(い)りまでを幅広くラインアップしている。ヴォーンお気に入りのショップから仕入れているフード類も見逃せない。
天上の音楽を浴びる。
膨大なクラシック音楽のアナログレコードコレクションとすばらしいサウンドシステムを備えたカフェ。
行くべき理由:内装は、店主自ら手作りしたという味わい深いアンティーク調の家具が並び、窓際にはこれまた店主が自作した巨大なスピーカーが鎮座している。壁一面に並んだ約12000枚レコードから店主が優し綿密に構築されているサウンドシステムからは、まるで目の前で楽団が演奏しているような、繊細かつダイナミックな音を楽しむことができる。
要チェック:コーヒーはスペシャルティコーヒーをハンドドリップで、紅茶は専属のティーコーディネータが厳選した茶葉を提供。
グルーヴに潜り込む。
音楽の街、大塚の元祖ジャズバー。
行くべき理由:こじんまりとした店だが、ハイレベルな日本のプロミュージシャンたちが日夜ライブを行っている。
要チェック:客だと思って一緒に飲んでいた人が、おもむろにステージに向かい出し、痺れるようなソロを弾き艶かしい歌声を聴かせる。そんなラフな雰囲気も魅力。
スペインワインのイロハを学ぶ。
巣鴨駅近くのビル3階にひっそりとたたずむ隠れ家的ワインバー。
行くべき理由:丁寧に作られたビストロ料理をつまみに、スペイン産ワインが楽しめる一軒だ。 グラスワインは680円からとリーズナブルだが、提供する際には都度ワインの香りや味わいをチェックし、それぞれのワインに合わせてグラスを選ぶというこだわりぶり。
要チェック:常連客で席が埋まることも多い店内はいつもにぎやか。皆フレンドリーなので、いつの間にかこの場所が居心地の良い空間に変わっているだろう。
エシカルに生きる。
日本各地の生産者から有機野菜を直接調達しているオーガニックイタリアン。
行くべき理由:旬の野菜をたっぷり20種取ることができる「ローカルグリーン」は特製ドレッシングも絶品なので、ぜひ味わってほしい。ドリンクも自然派にこだわり、体に負担をかけないビオワインをそろえている。
要チェック:晴れた日は、緑あふれたテラス席で食べれば、都会の喧騒(けんそう)を忘れ、体の内と外それぞれで自然の恵みを感じるひとときになるだろう。
オタク魂に火をつける。
大聖堂のような商店街を歩き進むと、屋根付きのブロードウェイが姿を現す。中野を象徴する商業施設であり、オタクカルチャーの聖地だ。
行くべき理由:漫画やアニメ、アイドルグッズ、アンティーク玩具などを扱うまんだらけが複数店舗入居しているほか、収集可能な置物、ビデオゲーム、レプリカ機関銃、アクションフィギュアなどといった、300以上のディープでコレクター魂に火をつける店が並んでいる。
要チェック:Fujiya Avic(フジヤエービック)では、希少価値の高い音響、映像機器やブートレッグが手に入る。
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童心に返る。
メキシコのキッチュなおもちゃに目を向けた、高円寺にある雑貨屋。
行くべき理由:全てメキシコで仕入れしてきた80’sのビンテージアイテムから、現行の輸入品まで多種多様な雑貨や玩具を中心に、遊び心に満ちた一癖あるアイテムが並んでいる。
要チェック:洋服は、オリジナルブランドの洋服や日本の波長の合った作り手によるものが並んでいる。
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写真現像店で乾杯する。
新井薬師前にある、廃業した写真現像店を居抜きした夜のギャラリー兼バー。
行くべき理由:新興の地元写真家から、ジョナス・メカスのような影響力のある映像作家に至るまで、さまざまな作品が展示されている。
要チェック:バーでは、日本酒やビールと一緒におでんなどの簡単な和食が楽しめる。
野方のカルチャー拠点でくつろぐ。
野方駅から徒歩3分ほどの場所にあるダイニングバー。
行くべき理由: 店内には、Tシャツやコインケース、ライターなどのオリジナルグッズが豊富にそろう。不定期でDJイベントも開催しているヒップなカルチャースポットだ。
要チェック:ビールやオリジナルのトマトサワーのほか、オーストラリアのメルボルンに滞在経験のある店主エルトンによる「ミートパイ」(500円)や「チキンパルマ」(1,100円)が名物料理。
※現在は新型コロナウイルス感染対策の影響で不定休で、16〜24時の営業となっている。最新情報は、公式SNSで確認しておくのがおすすめだ。
魅惑のプチプラ雑貨をゲットする。
高円寺の北中商店街にある雑貨店。中国やタイ、ベトナムなどアジアの国々で仕入れたユニークでカラフルな雑貨で店内はあふれかえっている。
行くべき理由:フルーツや動物をモチーフにしたアクセサリーや、レトロなビニールサンダルなど、プチプライスでかわいいものを多く取りそろえているのが魅力。
要チェック:アジアン雑貨のほかにも、オリジナルの品や、作家たちの手作り小物の委託販売もしている。
クールな監獄製品に心奪われる。
全国の刑務所で製作された「刑務所作業製品」と呼ばれる商品が販売されている。
行くべき理由:その品ぞろえは、家具、衣類、食品、文房具や玩具など幅広く、地域の特性が生かされた伝統工芸品や土産物のほか、オーダーメイドも受け付けているというから驚きだ。
要チェック:定番人気は、函館少年刑務所が製作する「マル獄シリーズ」。「PRISON」のローマ字と「マル獄」の文字がガツンと入った「刑務所の前掛け」は、思わず手に入れたくなる逸品。
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ミルクの湯で身も心もほぐす。
地元住民の憩いの場となっている昔懐かしい老舗銭湯。
行くべき理由:鮮やかなペンキ絵は丸山清人によるもので、男湯と女湯それぞれの壁には富士五湖の一つである西湖から眺めた富士山が描かれている。 湯の種類が豊富で、自然素材を使ったミルク風呂や、日替わりの香り湯、岩盤温泉にジェットバスなどが楽しめる。
要チェック:2020年3月には隣に「銭湯のあるくらし」を実現する食事ができるキッチンや作業や読書、昼寝ができる畳敷きのスペースがある3階建ての新施設、小杉湯となりがオープンした。
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怪獣にあいさつする。
映画監督の中野貴雄がプロデュースする怪獣をテーマにしたカフェ&バー。
行くべき理由:店内にはさまざまな怪獣おもちゃがあふれ、生きている怪獣ホステス「ムーチョ」が出迎えてくれる。ユニークな怪獣ドリンクやフードメニューを味わおう。さらに怪獣に変身できる衣装もあるのだ。
要チェック:ニューノーマルの試みとして、オンライン配信やイベントを定期的に実施している。
※現在はテイクアウトのみ通常営業で、店内飲食は不定休で完全予約制となっている。公式Twitterなどで事前に確認してから行こう。
東京の騒々しさから逃れたい……。都内から電車で約1時間、広々とした自然あふれるスポットに数多くの神社、美しい街並みが残る小江戸川越など、気持ちをリフレッシュするのにぴったりな場所が多くある埼玉県は、そんなときにぴったりな場所と言えるだろう。 ここでは、川越氷川神社やさいたま市大宮盆栽美術館といった定番スポットはもちろん、築100年以上の古民家を活用した英国流パブや、地元の飲兵衛であふれる大衆居酒屋、果物をごろっと使ったフルーツサンドで商店街をにぎわせている店など、埼玉県でぜひ訪ねてほしい50のヴェニューを厳選して紹介。今はまだ難しい状況だが、安全に外出ができるようになったら、このリストを参考に埼玉県内の散策を楽しんでほしい。
※2020年6月11日更新
営業時間や新型コロナウィルス感染予防対策を追記 都内から1時間程度で行ける人気の観光地、鎌倉。四季を感じられる街としても知られており、6月上旬から中旬に見頃を迎えるアジサイと、11月末から12月中旬ごろにかけての紅葉の時期は、特に多くの人でにぎわう。
しかし、人気の観光地であるがゆえに、多すぎる情報に混乱しているという人もいるのではないだろうか。ここでは、鎌倉生まれ、鎌倉育ち、そして現在も鎌倉で暮らすタイムアウト東京スタッフが厳選した「鎌倉の間違いない」ヴェニューを10軒紹介。
リーズナブルな懐石や手紙が出せる文房具店、オリジナルの仏像が作れる陶工房、24時まで飲めるワインバーなど、ビギナーも、何度か足を運んだことがある人も楽しめる内容となっているので、このリストを参考に、ローカルも足繁く通うヴェニューを訪ねてみよう。
※2020年6月5日更新
営業時間や新型コロナウィルス感染予防対策を追記 都心から1時間30分ほどで気軽に行ける箱根は、週末の小旅行にぴったりの場所だ。温泉に加え、桜の名所や美しい紅葉スポットなど、季節によっての見どころも多い。ここでは、定番スポットと、その近辺にひっそりと店を構えるディープなレストランやスナック、モダンな寄木細工が手に入るショップなど、箱根の隠れた名店もあわせて紹介する。また、ここ数年にオープンした注目の宿泊施設もリストアップしているので、参考にしてほしい。
異国情緒あふれる横浜は、江戸時代後期に世界へ開放された日本初の国際貿易港の一つ。現在でも日本有数のクルーズターミナルを有し、港ならではの美しい景観が楽しめることで有名だ。近年、観光スポットや宿泊施設が続々と新規開業しており、今後ますます目が離せないエリアとなっている。桜木町、馬車道、関内のベイエリアを中心に、話題のニューオープンから隠れた名店、ミステリアスな秘密クラブ、地域に愛されている果実店のフルーツパーラー、人形玩具の聖地など横浜の知られざる魅力を網羅した内容となっている。ディープに横浜を楽しむための一助にしてほしい。
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