

ロバート・キャパ 戦争
「東京都写真美術館」で、報道写真家として世界各地の戦場を駆け巡り、臨場感あふれる作品を数多く残したロバート・キャパ(Robert Capa、1913〜1954年)の展示が開催。戦争に焦点を当てた作品約140点を厳選して紹介する。
20世紀が生んだ偉大な写真家の一人、キャパ。スペイン内戦での『崩れ落ちる兵⼠』や、ノルマンディー上陸作戦に同⾏して撮影した『D デー』など、歴史に残る傑作を生み出した。1947年には、国際写真家集団「マグナム・フォト」を結成。その後、第⼀次インドシナ戦争の取材に向かい、撮影中に地雷に触れて40年の⽣涯を閉じた。
目に見える確かな記録として報道された命がけの写真の多くは、時空を超え、後世にも訴えかける強いメッセージとなっている。「人間を取りまく状況を少しでも良いものにしよう」と願ったキャパの写真証言を、今改めて見直してほしい。
※10~18時(木・金曜は20時まで)/入館は閉館の30分前まで/休館日は月曜(5月5日は開館)、5月7日/料金は1,200円、学生・65歳以上1,000円(第3水曜は65歳以上無料)、高校生800円、中学生以下無料