Sushi Restaurant Issekisancho
Photo: Kisa ToyoshimaSushi Restaurant Issekisancho
Photo: Kisa Toyoshima

東京、予算別ベスト寿司店12選

立ち食いからミシュラン星付きの一流おまかせ寿司店まで

Emma Steen
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東京はあらゆる予算に応える多様な寿司店があることで知られている。また、成熟した寿司文化は、ネタやシャリは言わずもがな、立地やたたずまいもバラエティに富んでいる。

寿司といえば、多くの人は、手頃な価格の回転寿司か高額のおまかせコースのどちらかだと考えているが、その中間には幅広い選択肢がある。この究極の寿司ガイドでは、予算を5,000円未満、5,000円〜1万5,000円、それ以上と分けて、東京のダイナミックな寿司シーンを代表するさまざまな価格帯の13店を紹介する。

舌の肥えた人も、冒険好きな旅行者にも、好みや予算に合わせた、ぴったりの寿司店が見つかるはずだ。

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財布にやさしい 予算5,000円以下の名店

  • 寿司
  • 豊洲
  • 価格 1/4

大きさや見た目がすべてではない。「すし処 おかめ」は小さな間口の店だが、いつも混んでいるのには理由がある。

1貫200円から600円(以下、全て税込み)という安さだ。セットで注文するとさらにお得になる。にぎり10貫と細巻が1本付いた「おかめにぎり」(2,500円)のほか、にぎり10貫と細巻が1本に好きな寿司2貫が選べる「店長おまかせにぎり」(3,500円)が人気だ。

水産物卸売市場の移転に伴い、同店も築地から豊洲に移転したが、こちらでも朝早くから長蛇の列ができている。開店は朝の6時。お腹を空かせた市場関係者や早起きの人にサービスを提供している。

  • 寿司
  • 御徒町
  • 価格 1/4

上野と御徒町の間の超ローカルな通りにある、立ち食い寿司屋。落ち着いた雰囲気で、気軽に寿司と酒を楽しみたい人にぴったりだ。

店内は10名までのコンパクトなカウンターがあるのみ。2人の板前がアットホームな雰囲気で接してくれる。一人での利用はもちろん、二人連れでも気軽に立ち寄れる。

全国から届く新鮮な魚介類は50種類以上。特に御徒町店は大トロが有名で、極上の大トロでも400円。マグロとたくあんを巻いた「トロタク巻」は260円で提供する。

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  • 寿司
  • 五反田
  • 価格 1/4

1990年にオープンした「都々井 」は、五反田駅から徒歩3分のホテルロイヤルオークの半地下にある。

寿司の種類は豊富で、ネタは1貫100円から。セットメニューは1,000円からあり、「わさび巻」(400円)やニンニクの芽を使った「ゴクウ巻」(350円)など、ユニークなメニューもある。

店先の黒板には旬の魚介類の名が連なり、メニューもバラエティに富む。なめろう(600円から)やアンキモ(600円)などの小皿料理もある。 控えめな外観にもかかわらず、店内は活気にあふれ、手頃な料金ながら並外れた味覚を提供してくれる

  • 日本橋

日本橋の「にぎやかにぎり」は、豊洲から毎朝直送される魚介類を使用。メニューには、特別にブレンドされた赤酢と契約農家から仕入れた米を使った寿司が並ぶ。「天然生本まぐろ中とろ」(660円)や「すじこ」(330円)などの定番のにぎりのメニューに加え、シマアジやカンパチなどの旬の刺身盛り合わせのほか、豊富な日本酒のラインアップも自慢だ。

祭りの屋台をイメージした広々とした店内は、ゆったりと食事を楽しめる。平日のランチは、「ばらちらし」(990円)から「特上海鮮丼」(1540円)、にぎり「特上13貫」(2200円)まで、お得なプランを用意している。

予算5,000円〜1万5,000円 中価格帯の名店

  • 新橋

一流の寿司を食べたくなった時、椅子や温かいおしぼりが必要ないのなら訪ねたいのが、「立喰い寿司 あきら」。 同店は完全紹介制の「鮨 龍尚」の姉妹店だが、特別なコネがなくとも、大金を費やすこともなく高級寿司を楽しめる。

店構えは質素だが、寿司は格別だ。ウニ巻きは、ひっくり返りそうなほどクリーミーなウニが山盛りになっており、あぶりのノドグロは、キラキラと脂がきらめいている。

本マグロの赤身の握りなどは440円からで、1人あたり6,000円から8,000円ほどの会計となるが、着席式の寿司店で同等の品質の寿司を食べることを考えるとかなり安い。ただし、熱心なファンが開店前から列を作っている。早めに準備して列に加わろう。

  • 丸の内

おまかせの寿司ランチほど、平凡な平日に輝きを与えてくれるものはない。丸の内の金融街にある「まんてん鮨」は、ランチタイムには多くのサラリーマンで賑わうが、13時前に来店すれば席を確保できる可能性が高い。

定番のランチおまかせコースは、にぎり寿司の種類が豊富で、茶碗蒸しやイクラ丼などのサイドメニューも充実している。

洗練された雰囲気だが、気取らないので苦手な魚や食材があっても気後れする必要はない。カウンターのシェフが喜んで代わりのものを出してくれる。

ランチは、8,800円のコースのみ予約が可能。4,400円のランチは予約はできないが、自慢のウニや中トロなど、おまかせメニューの醍醐味が味わえる。

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  • 寿司
  • 渋谷

「渋谷ストリーム」にある寿司店。ボリュームたっぷりのおまかせランチが4,500円(平日のみ)、ディナーが8,800円で楽しめる。

賑やかな渋谷の真ん中にある安らぎのオアシス、洗練されたカウンタースタイルの寿司屋は、食事が終わる頃には、ほっとして落ち着いた、そして何より満足した気分にさせてくれるだろう。

メニューはないが、カウンターの向こうの板前が、中トロ、アワビ、ミニイクラ丼など、豪勢な人気ネタを含め、完璧な形の寿司を手際よく握ってくれる。

  • 寿司
  • 新橋

カジュアルな居酒屋やラーメン店がひしめく新橋で、銀座らしい洗練された雰囲気とリーズナブルな価格で異彩を放つのが「鮨処 一石三鳥」だ。

一石三鳥」グループの一員である同店は、漁師から直接魚介類を仕入れており、豊洲市場のマグロ仲買人のトップである「やま幸」とも強い絆で結ばれている。

メニューは、にぎり10貫と料理7品を提供する「おまかせコース」(9,800円)と、にぎり14貫と料理7品を提供する「一石三鳥コース」(1万3,000円)の2種。江戸前寿司は、新潟米と独自の酢のブレンドで作られたシャリが特徴だ。

旬の魚、最高級のマグロ、パリッとしたのりで包まれたサバの押し寿司など、独創的でありながら伝統に基づいた高い技術が、見事な出来栄えの寿司を生む。 1日3回の席が用意されて予約ができ、英語にも対応している。

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  • 西麻布

西麻布の小さなビルの4階にひっそりと佇む「きたむら別館」。温かみのある家庭的な雰囲気の中で、わずか6人のゲストがプライベートなおまかせ料理を味わえる。

オーナーの北村淳は、江戸前スタイルの握りの数々を、前菜やグリル料理と組み合わせて提供する。 北村のメニューは、ニンニクとカツオのだしでマリネしたジューシーなシジミの小鉢から始まることが多く、フォアグラの代わりにバターのような滑らかなアンキモを使ったトーストのパテなど、丁寧に作られた前菜が並ぶ。

メニューは「おまかせコース」(1万1,000円から)、「旬のおまかせ握りコース」(1万3,000円)。リーズナブルかつボリュームたっぷりの寿司のおまかせコースが味わえる。

予算1万5,000円以上 高価格帯の名店

  • 寿司
  • 青山

青山にある「鮨エム(m)」。ベテランの寿司職人である中村導昌とミシュラン2つ星レストラン「ナリサワ」でヘッドソムリエとして10年の経験を持つソムリエ、木村好伸のパートナーシップによって運営されている。

白金の「鮨 心」と西麻布の「鮨 心 はなれ」の2店舗で成功を収めた中村は魚介類に対する深い直感的な理解を生かし、伝統を重んじながらも、新しい寿司のスタイルを創造している。

「鮨エム」の「m」はフランス語の「マリアージュ」、つまり食べ物と飲み物の調和の取れた組み合わせを意味する。この革新的な寿司店の目指すところは、飲み物が食事を補助するのではなく、同等の役割を果たすことだ。

徳島県産の魚醤をまとわせた甘ダイに、新鮮な海藻・ワサビ・シェリービネガーをブレンドした調味料を添えたものや、長崎産の牡蠣のにぎりに日本のオレンジワインを合わせるなど、型破りな寿司と飲み物を期待できる。

洗練された内装の店内には、L字型のヒノキのカウンターの周りにわずか12席だけがある。おまかせコースは3万3,000円で、ドリンクのペアリングメニューは1万4,300円からある。

  • 銀座

銀座で一度は行きたい店として知られている「鮨 あらい」。店主の新井祐一が10年以上の経験を積んだ後、2015年に独立して自身の店をオープンしたのは、33歳という若さだった。銀座「久兵衛」や「すし 匠」といった名店で腕を磨いた新井は、客一人ひとりの食体験にパーソナルなタッチを添えている。

英語話者の客にも対応し、座席が分かれているほか、珍しいネタには日本語と英語の翻訳が付いた魚の本を用意している。手描きの食器が、北海道産のホタテ、クロマグロの赤身、キュウリとナスの酢の物、アナゴの燻製、アサリの味噌汁などの料理を引き立てる。

コースは江戸前寿司だけに焦点を当てた昼の「おまかせ握り」(3万8,500円)、伝統的な江戸前寿司と、焼き物、煮たアワビや奈良漬けを乗せたアンコウの肝などの前菜を組み合わせた「つまみと握りのおまかせ」(5万5,000円)がある。

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  • 寿司
  • 中目黒

「宇田津 鮨」の大将、宇田津久は、食肉販売店の出身でありながら、寿司の道に入ることを選んだ人物だ。この異色の経歴が、彼の寿司へのアプローチを豊かなものにしている。確かな伝統に則っていながら、同時に、あっと驚く革新性に満ちているのだ。

干し草でスモークした大トロ、だしのジュレを乗せたイシダイ、軽く焦がした霜降りのマグロ、シャリの代わりに新鮮なマイクロハーブを詰めたマスとのりの巻物など、肉屋としての経験を生かし江戸前寿司に独自の工夫を加えている

宇田津は全ての業者との関係に特別な矜持を持っている。豊洲の老舗の魚屋から最高の魚を卸してもらったり、無農薬ハーブやエディブルフラワーを栽培している広島県の梶谷農園から毎週食材を仕入れたりするには、この関係が欠かせないのだ。

おまかせのランチコースは1万3,200円、ディナーは2万2,000円からで、2日前までに予約すればベジタリアンメニューも用意する。

東京の食の名店をもっと極めたいのなら……

  • ラーメン

テキスト:メンチャック

東京駅から高尾までの東西を結ぶ中央線沿線には、ローカルの飲食店や古着屋、雑貨屋、書店、ライブハウスなどが特異な文化圏を形成していることでも知られているが、ラーメン好きにとっても、神田、新宿、中野、高円寺、荻窪、吉祥寺、武蔵境などラーメンの激戦区であり、重要なエリアが並んでいる。

今回は沿線ガイドとしてその中から、東京駅から八王子駅までの老舗から新店までの18駅で行くべき20店舗を厳選した。ぜひ中央線ラーメンツアーの参考にしてほしい。

  • ラーメン

テキスト:メンチャック、Time Out Tokyo Editors

いち麺ジャンルとして定着し、さらなる細分化が進むつけ麺。その中でも「昆布水つけ麺」は注目を浴び、広がりを見せている。このメニューの特徴は、昆布のうま味が染み込んだとろとろの昆布水に麺がつかった状態で提供されること。麺本来の小麦の味わいと、黄金色の昆布水の風味、喉越しの良さ。そこに各店が工夫を凝らしたつけだれの味が混ざり合い、味のハーモニーを生み出している。

提供しているお店もかなり増えてきているが、2024年に押さえておきたい20店舗を厳選した。暑い季節に食べたい、さっぱりとした一杯を堪能しよう。

※メニュー、料金、営業時間は変動があるため、詳細は出かける前に確認を

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東京の「カレーの街」と聞いたら、神田や神保町をイメージする人が多いかもしれない。しかし、昨今は池袋もカレーマニアから注目されている。渋谷、新宿とともに東京を代表する繁華街である池袋は、海外からの観光客からも人気が高く、多国籍料理が多く集まる街でもある。

池袋で味わえるカレーは、インド、ネパール、バングラデシュといった異国情緒を味わえる多国籍カレーのほか、ジビエ肉をトッピングしたカレーや、エディブルフラワーをあしらったフォトジェニックなカレーなど、実に幅広い。さまざまな世代や人種が行き交う、にぎやかな街らしいラインアップだ。

ここでは、池袋でしか楽しめない5つの個性豊かなカレーを紹介する。一度味わえば、あなたもきっと池袋のカレーカルチャーのとりこになるだろう。

  • 日本料理

今年も冷やし中華の季節がやってきた。最近では定番のしょうゆだれ、ゴマだれだけではない、ユニークな冷やし中華も生まれている。

本記事では、定番から変わり種まで、東京の冷やし中華シーンの裾野の広さを感じることができる店を紹介。「冷やし中華はじめました」の貼り紙を探して蒸し暑い東京の街をさまよう前に、ぜひチェックしてほしい。

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東京で食べるべきものと言えば、真っ先に挙がるのはラーメンや寿司だろう。だが、手軽かつ選ぶ楽しさがある「おにぎり」もまた、必食のグルメに加えても良いのではないだろうか。

おにぎりには、急いでいるときに手近なコンビニでサッと買い、手早く小腹を満たせる食べ物というイメージがある。しかし、東京には最近、米の品質にこだわり、ほかにはないグルメな具をたっぷりと入れたおにぎりを提供する店が増えているのだ。

こうしたおにぎり屋の多くではイートインもできる。注文してから握ってくれるおにぎりに、漬物や味噌汁、唐揚げなどのおかずをセットにした、バランスの良い定食を食べられるのもうれしいポイントだ。タイムアウト東京英語編集部が日本の伝統的なファストフード、おにぎり店を選んで紹介する。

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