銀座で一度は行きたい店として知られている「鮨 あらい」。店主の新井祐一が10年以上の経験を積んだ後、2015年に独立して自身の店をオープンしたのは、33歳という若さだった。銀座「久兵衛」や「すし 匠」といった名店で腕を磨いた新井は、客一人ひとりの食体験にパーソナルなタッチを添えている。
英語話者の客にも対応し、座席が分かれているほか、珍しいネタには日本語と英語の翻訳が付いた魚の本を用意している。手描きの食器が、北海道産のホタテ、クロマグロの赤身、キュウリとナスの酢の物、アナゴの燻製、アサリの味噌汁などの料理を引き立てる。
コースは江戸前寿司だけに焦点を当てた昼の「おまかせ握り」(38,500円)、伝統的な江戸前寿司と、焼き物、煮たアワビや奈良漬けを乗せたアンコウの肝などの前菜を組み合わせた「つまみと握りのおまかせ」(55,000円)がある。