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Photo: Keisuke Tanigawa

東京、中央線沿線ベストラーメン20選

東京駅から八王子駅までの18駅で行くべき珠玉の名店たち

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テキスト:メンチャック

東京駅から高尾までの東西を結ぶ中央線沿線には、ローカルの飲食店や古着屋、雑貨屋、書店、ライブハウスなどが特異な文化圏を形成していることでも知られているが、ラーメン好きにとっても、神田、新宿、中野、高円寺、荻窪、吉祥寺、武蔵境などラーメンの激戦区であり、重要なエリアが並んでいる。

今回は沿線ガイドとしてその中から、東京駅から八王子駅までの老舗から新店までの18駅で行くべき20店舗を厳選した。ぜひ中央線ラーメンツアーの参考にしてほしい。

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  • 丸の内

東京駅構内「グランスタ東京」の1階にある、「中華蕎麦とみ田」直営のガッツリ系ラーメン店。本店は、千葉県松戸市内のロードサイドに居を構えている。

「雷そば」(950円から、以下全て税込み)は、国産豚の背脂とガラを大量に使用して20時間じっくり煮込み、特製の醤油を合わせたスープに極太縮れ麺の相性が抜群。とみ田直系ということもあり、ハイクオリティな一杯だ。

豚はバラとウデのどちらかを選択できるが、どちらも超巨大なチャーシューでインパクト抜群。「雷増し」(400円)は、豚1枚・トロ豚2枚・ウズラ卵2個が追加できるので、ぜひ注文しておきたい。

東京駅の構内という日本有数の好立地にあり、8時から22時までクオリティの高いガッツリ系の「二郎インスパイア」ラーメンが食べられるのはうれしい。

そのほかのメニューに、「汁無しそば」「つけめん」「ポン酢」などもあり、各種トッピングも充実している。

  • ラーメン
  • 神田

神田駅から徒歩5分ほど、「塩そば」と書かれたちょうちんと白いのれんがかかる、日本料理店風の外観のラーメン店が「三馬路 東京店」だ。メニューは「塩そば」(1,300円)、「醤油そば」(1,300円)、「昆布水つけ麺」(1,400円)などが揃う。

人気の「昆布水つけ麺」は、北海道産真昆布や煮干し、本枯節、貝柱、シイタケなどでだしを取った昆布水に、中太ストレート麺が浸かった状態で提供される。まずは麺だけ食べても、風味豊かでおいしい。

熱々のつけ汁は、鶏スープとアサリ、煮干しなどを加えたまろやかな塩味か、煮干系魚介だしのビターな醤油味の2種類から選べる。麺との相性も抜群で、食べ終わったら、ライムと昆布水をつけ汁に加えたスープ割で最後まで飲み干せるほどだ。

「塩そば」は、鶏とアサリ、煮干しの風味が溶け合う、黄金色のスープが特徴。麺や具材のクオリティーが高く、全体的に優れた一杯が楽しめる。

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  • ラーメン
  • 湯島
  • 価格 1/4

蔵前橋通り沿いにあるラーメン屋。赤い看板が目印だ。「普通のラーメンの最高峰」を目指したという「ラーメン」(880円)が人気だ。

材料のうまみを出すために強火で白濁するまで一気に炊出し、鶏胸肉を使用して澄ましていくという中華の本格清湯の方法を応用してとったスープは至高の味わい。弱火で最初から濁らないようにひいたスープとは一線を画す味だ。

  • ラーメン
  • 四ッ谷

肉がたっぷり入った特大のワンタンが並ぶ「雲呑麺」が同店の名物である。腸詰めやピータン、手羽先などのちょっとしたつまみから、本格的な炒め物まで幅広いが、麺のメニューも豊富だ。

激辛の「極辣麺(からいからいそば)」は、都内随一、殺人級の辛さを誇る超激辛ラーメン。見た目は野菜の具材がたっぷりで、レタス、パクチー、トマト、白ネギ、青ネギ、赤ピーマン、エビ、肉、イカ、キュウリ、インゲンなどの具材がざく切りで乗っている。あまりの辛さで、野菜の甘みで口の中を中和させてやっと完食できる。

昼から夜まで通し営業な点もうれしい。激辛好きにはぜひ試してもらいたい一杯だ。

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  • ラーメン
  • 新宿
  • 価格 1/4

東京を中心に展開するラーメン「凪」ブランド。2004年新宿ゴールデン街のバーで間借り営業からスタートし、2008年に常設店舗として開店した

木造住宅の2階に位置し、ゴールデン街らしい風情がある。店内に入るそばから、その匂いが立ち込めているこの店の魅力はインパクトのある煮干しだし。20種類以上もの大量の煮干しを、半日以上かけて、煮込んで作られたスープは圧巻で、そしておいしい。

おすすめは、チャーシューに、ネギ、のり、味玉がトッピングされた「すごい煮干ラーメン」。麺は「縮れ」と「幅広」の2種類が混ぜられた太麺だ。そのほかにも、ラーメンとはまた違ったスタイルでこの煮干を堪能できるつけ麺がある。飲む前の腹ごしらえから、飲んだ後の締めの一杯にも最適で、24時間営業なのもうれしい。

  • ラーメン
  • 新宿

歌舞伎町にある「ラーメンライス」をテーマにした、ストリートカルチャー漂う店。レギュラーのラーメンは「醤油ラーメン」「特製ラーメン」の2種類のみで、ビストロ出身のシェフが開発している。

スープは本醸造濃口しょうゆとブイヨン、しょうがコンフィの油が特徴だ。麺は細麺と手もみ麺が選べ、九条ネギとスプラウト、豚ロースを低温調理したレアチャーシューと、じっくり煮込まれたバラチャーシューの2種類をトッピングしている。

ライスは土鍋で炊いた秋田県産のあきたこまちを使用。A5ランク黒毛和牛と生玉子が乗った「黒毛和牛せいろご飯」も、ラーメンと一緒に試してほしい。

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  • ラーメン
  • 中野

JR中野駅南口から徒歩3分、中野通り沿いにある赤い看板の「二代目 武道家」は、夕方から客足の絶えない人気店。提供されるのはノリやホウレンソウ、チャーシューの乗った家系ラーメンだ。

スープは豚骨醤油であるが、見た目からも伝わってくるほどの超濃厚の豚骨でドロリと粘度がある。その上に鶏油が加わり、動物系のうまみが詰まったスープが堪能できる。

麺は中太麺で、超濃厚なスープにしっかり絡みつく。脂身のついた肩ロースのチャーシューは、とても柔らかく、絶品。また、トッピングで焦がしネギを加えることができ、香ばしい味わいが楽しめる。

メニューは「ラーメン並」(800円)「チャーシューメン並」(1,100円)からあり、中盛、大盛のほか、各種トッピングも追加できる。サイドメニューで「ご飯」(100円)を注文すると、おかわり自由なのもうれしい。

  • ラーメン
  • 高円寺

博多の屋台出身者が作る、行列必至のとんこつラーメン店。オープン当初はラーメン居酒屋だったが、店主が福岡ラーメンの名店「駒や」で修行し、2021年3月にラーメン専門店にリニューアルオープンした。

店に入る前から強烈なとんこつ臭が漂う、本場さながらのたたずまいだ。以前よりもくさみとうまみが格段にパワーアップしており、スープがサラッとした「シャバ系豚骨」は、店主が昔から福岡で慣れ親しんできた一杯を再現している。

同じく高円寺にあるラーメン店「麺屋はやしまる」から仕入れたモチモチのワンタンをトッピングできる「追いトゥル」も人気なので、ぜひ試してほしい。

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  • ラーメン
  • 阿佐ヶ谷

阿佐ケ谷駅から徒歩2分ほど、「阿佐ヶ谷スターロード商店街」の一角に店を構えるラーメン店。白河ラーメンの「手打中華やたべ」で修業した店主が作る、名店の遺伝子を引き継ぐ手打ち中華そばが堪能できる。

「手打ち中華」(950円から)は、大山鶏のやや甘めのうま味と少ししょっぱめのキレのある醤油だれがマッチしたスープに、毎朝手打ちされた手もみ麺で仕上げる白河ラーメン。コシのある麺のプリプリの食感が癖になるおいしさだ。

デフォルトで、炭焼きしたもも肉のチャーシュー・メンマ・青唐辛子・ナルト・のり・ネギなどの具材がたっぷり乗っている。トッピングの味玉は甘みがあり、醤油スープにも合う。夏限定の「冷やし麺」も人気だ。

  • ラーメン
  • 荻窪

荻窪駅北口から徒歩6分ほどの場所にある、こぢんまりしたカウンター7席のラーメン店。店外にもいい香りが漏れてくるほど煮干しをふんだんに使った、シンプルなラーメンを提供する。

人気メニューは「チャーシュー麺」(1,280円)。1口目から煮干しの香りが広がり、うまみや少し甘味を感じるスープは、最後まで飲み干してしまうほど優しく深い味わいだ。

麺はストレートな細麺。チャーシューはバラ肉がメインで、トロトロの食感がうれしい。トッピングの「味玉」は、味がしっかりと染み込んだ半熟タイプ。シンプルで正統派ながら、細かく丁寧な仕事が光る、ネオクラシックな一杯を試してみては。

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  • ラーメン
  • 西荻窪
  • 価格 1/4

西荻窪駅南口を出て、路地を入ってすぐの場所にある、半世紀以上も営業を続けている老舗。古い民家の1階で、カウンター6席のみの小さい店舗だ。

メニューは「ラーメン」「ワンタンメン」「チャーシューメン」などがあるが、常連客に絶大の支持を受けているのは「タンメン」である。

みずみずしさを保ったシャキシャキのキャベツ、もやし、ニンジンの乗った、塩味のラーメン。中華鍋で炒められてはいるが、シャキシャキした食感を絶妙に残し、うまみが染み出ている。

そして、びっくりするくらい澄み渡る透明度の高いスープは、見た目の印象とは違って深い味で、野菜がスープと粘り気のある麺とよくからむ。麺と具を食べ終わった後のスープもどんどん進んでしまう。

定番の味とはまさにこのこと、時代を越えて愛され続ける、間違いないうまさがある。6席の店舗に、週末には行列が絶えないのもうなずける。

  • ラーメン
  • 吉祥寺

吉祥寺駅から歩くこと約13分、井の頭通り沿いに面した場所にある店。ラインアップは「醤油の旨味ソバ」(1,100円)、「汐の旨味ソバ」(1,100円)、「つけソバ」(1,000円から)、「まぜソバ」(900円から)と豊富だが、どれを選んでも最高のクオリティの一杯が運ばれてくる。

同店の看板メニュー、「醤油の旨味ソバ」のスープは豚骨、鶏ガラ、魚介のうまみが詰まったトリプル使い。各素材に無駄なものは一つとしてなく、とてもシンプルで優しい味わいで、口に入れると「絶妙」の一言だ。

素朴なチャーシュー、後から味が広がる味玉など、どのトッピングにも丁寧な仕事が光る。

さらにもう一つの人気商品でもある「汐の旨味ソバ」は、醤油と共通のだしに、まろやかな塩だれが加わる。「汐」の方がだしのうまみをはっきりと感じやすい。

また和風だしがおいしい「つけソバ」、武蔵野流の油そばにアレンジを加えた「まぜソバ」など、どれもとてもおいしい。

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  • ラーメン
  • 三鷹

三鷹駅から徒歩5分ほどの場所にあるラーメン店。貝のダシを使ったクリアな淡麗スープの「ラーメン」が定番メニューだが、「つけ麺」は昆布水の中に盛られた麺が上品なビジュアルの一品。麺はしっかりとした歯応えの細麺で、自家製麺だ。

まずは雪塩でそのまま食べると、小麦の風味が口にあふれる。つけ汁はしっかりとした味の和風醤油で、熱々で提供。麺をさっと付けて一気に流し込むと、昆布水の風味とつけ汁の合わさったうま味が一気に広がる。

「特製」を注文してトッピングされるチャーシューは、豚ロースと鶏チャーシュー。程よい弾力で満足感が高い。残った昆布水はつけ汁に流し込み、割りスープが楽しめる。頼めばもう一度温めてくれるサービスもうれしい。

なお、月曜は「ラーメン 裏健やか」として営業している。 

  • ラーメン
  • 武蔵野

武蔵境通り沿いにある「東京味噌らーめん鶉(うずら)」。「味噌らーめん」は、東京、鎌倉、信州、愛媛の味噌をブレンドした味噌だれに香り高いゴボウ油を加えた、独自の風味が広がる一杯だ。

ベースのスープは、主に大量の銘柄豚のもち豚ゲンコツと豚肉、鶏ひき肉を時間をかけて煮込み、個性際立つスープに仕上げている。濃厚ながら香ばしく、さっぱりとした優しい味わいだ。

麺は「ゆめちから」をメインに「きたほなみ」「はるゆたか」などの国産小麦を季節ごとにブレンドした自家製のウェーブ太打ち麺で、スープとの相性も抜群だ。チャーシューは脂身が少なく噛みごたえがあり、ジューシーな仕上がり。

味玉は一流料亭でも選ばれている「奥久慈卵」を使用しており、ほどよい半熟加減でうまみが詰まっている。モヤシ、そぼろ、白ネギ、ゴボウチップなどのトッピングも、丁寧な仕事ぶりがうかがえる。

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  • ラーメン
  • 武蔵野
  • 価格 1/4

武蔵境駅から東小金井方面に10分ほど歩いた場所にあるラーメン店。創業1958年と歴史が長く、油そば発祥の店といわれる老舗だ。

看板メニュー「油そば」は、しょうゆベースのこってりスープにもちもちの太麺、新鮮なネギが相性抜群で、素朴ながら癖になる味わいだ。

トッピングのチャーシューや卵はシンプルな味付けで、濃いスープとのバランスがちょうど良い。卓上に置いてあるラー油や酢、こしょうを加えれば、最後の一口まで飽きることなく堪能できる。油そば好きの人には、ぜひ元祖の味を確かめてほしい。

詳しい営業状況は公式Xで確認してから訪れよう。

  • ラーメン
  • 東小金井

JR東小金井駅直結の「ノノワ(nonowa)東小金井」内にあるラーメン店。常に客足の絶えない、小金井エリアの人気店だ。

平たいモチモチの麺に、甘さがありながらすっきりとしたキレのある醤油味のスープがよく合う「正油ラーメン」(920円から)と、透明感のある魚介の風味のきいたスープと「塩ラーメン」(920円から)、「ブラック」(950円から)、「油そば」(850円から)のほか、季節ごとの限定ラーメンも提供。麺は自家製麺で、一つ一つ手もみしながらゆで上げる。

深夜24時まで営業しているのも魅力的だ。

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  • ラーメン
  • 武蔵小金井

JR武蔵小金井駅南口から徒歩5分ほど、和風の料亭のような店構えの人気ラーメン店。「町田汁場 塩らーめん 進化」出身の店主が、修行先の遺伝子を受け継いだ「中華そば」を提供する。

メインのメニューは「塩ラーメン」と「醤油ラーメン」。塩は、石川県、北海道、沖縄県などの海から5種類をブレンドしたたれに、北海道産真コンブや高知県産かつお節など、20種類の素材を使ったスープ。さっぱりとした味の中に、鶏と魚介の風味が混ざり合う。

スープをしっかりと吸い込んだ麺はもっちり食感でおいしい。「特製」の具材には、豚肩ロースや鶏チャーシューが加わり、いずれも歯切れのよさが魅力的だ。キレの強い醤油もぜひとも味わってほしい。

  • ラーメン
  • 国分寺

国分寺駅南口から徒歩2分の場所にある、煮干しそば専門店。国分寺エリアで複数店舗を展開している「ムタヒロ」グループの本店に当たる。

看板メニューは、新潟の燕三条系ラーメンの「煮干そば」(850円から)だ。「伊吹いりこ」をじっくりと煮た煮干しの味が前面に出たスープに、歯応えのある極太麺がしっかりと絡みつく。

岩のりや背脂、タマネギなどが加わって、アクセントをつけてくれる。背脂は見た目とは違い、意外とあっさりとしていておいしい。

そのほかに、塩味で仕上げた「塩 煮干そば」(850円から)、煮干しの濃度高めの「煮干つけ麺」(900円から)などがメニューに並ぶ。

サイドメニューの「チャーシュー丼」も人気。店の隣には、ムタヒログループの居酒屋業態の「串揚げムタヒロ」もある。

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  • ラーメン
  • 立川
  • 価格 1/4

立川駅南口を出て公証役場前交差点を過ぎると現れるラーメン店。古民家風の外観が目印で、店内の内装も和風の趣のある雰囲気で統一されている。

看板メニューの「極醤油ラーメン」(1,250円)は、魚介系の出汁に、複数の動物系の出汁をまぜたものに、6種類の蔵出醤油を「生」「生揚げ」「焦がし」状態でブレンドし、低温熟成させた醤油ダレで作る重層的なスープは、芳香な香りと甘みが特徴的だ。

麺は北海道小麦100%使用の手もみ麺で、チャーシューは肩ロースの大判サイズとブロック型の吊るし焼きバラの2種類が味わえる。

メンマ、三つ葉も丁寧に作られており、妥協がない。和の美味さが堪能できる、洗練された1杯だ。

近年はワンタン入りが人気で、トロッとしたした半熟玉子とセットの「特製極醤油ラーメン」(1,650円)がおすすめだ。

そのほかのメニューに、「鶏白湯ラーメン」、「つけ麺」などがある。

  • ラーメン
  • 八王子

1980年創業の老舗ラーメン店。JR八王子駅南口から徒歩10分ほどのロードサイドにあり、平日昼のみの営業ながら、開店時から行列の絶えない人気店だ。

「ミックスチャーシュー麺」(900円から)は、豚ロース肉と豚バラ肉の2種類のチャーシューが入った人気の一品。キレのあるしょっぱさと深みのある甘みが同居している醤油スープと、口に含んだ瞬間に小麦粉のフレーバーが広がるような麺がよくマッチする。

肉厚のチャーシューは柔らかく、脂身のバランスもちょうどいい。そこにタマネギのほのかな甘みが加わって、完成度の高い一杯が堪能できる。創業当時から変わらぬ、「これぞ東京八王子ラーメン」とうなりたくなるおいしさだ。

東京のラーメンをもっと極めるのなら……

10万を超えるレストランがひしめく東京だが、その半分ほどに達するのではないかと思わせるほど充実しているのが、ラーメン店だ。提供されるラーメンも、肉のうまみを感じる豚骨ラーメンから、舌が麻痺するほどの激辛ラーメン、ビーガン対応や豚由来の材料を使わないものまで、バリエーションに富んでいる。

ここでは、タイムアウト東京英語チームが選んだ厳選のラーメン店を紹介しよう。昔ながらの味わいを貫く店から、モダンなスタイルの店まで幅広くセレクトしており、たっぷりのスープで味わう一杯が好きな人にも、つけ麺派の人にもハマる店が見つかるに違いない。人生観が変わるような、衝撃の一杯を見つけてもらえれば本望だ。

  • ラーメン

ラーメン」と聞いて何を思い浮かべるだろう。「」や味噌」、クリーミーな「とんこつ」に大人気の「家系」、今や定番となった「煮干し」「つけ麺」「まぜそば」など、シーンは絶え間なく進化している。

ここでは「ノスラー」の愛称で親しまれる、古き良きノスタルジックな東京ラーメンを紹介。昔ながらのすっきりとした正統派醤油ベースのラーメンを中心に、人気が衰えない老舗の名店をピックアップした。風格漂う店構えも必見だ。

※定休日や営業時間に変動があるため、出かける前には公式情報の確認を

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  • ラーメン

大衆食として、年齢や性別を問わず広く愛されているラーメン。物価が高い東京でも、ラーメン1杯の金額は、通常メニューで500〜1,000円、トッピングを盛りだくさんに付けても1,500円以下が妥当だろうか。ここでは一杯あたり2,000円前後からなんと10万円のラーメンまで、神戸牛や松阪牛、フグ、カモ、オマールエビ、フカヒレなどの高級食材を使った店を紹介。コロナやイベントに気疲れしやすい現在、高級ラーメンでストレス発散してみては。

新型コロナウイルス対策の影響で営業時間に変動があるため、出かける際は必ず公式情報の確認をしよう

ラーメンは、厳格なルールに縛られることなくどこでも食べられる日本のソウルフードだ。街の至る所に店があり、東京はラーメンの激戦区でもある。定番といえば、塩、醤油、味噌、豚骨の4種類だが、実験的な味付けでその常識を覆そうとする料理人も増えてきている。

ここではタイムアウト東京英語編集部が選んだ、正統派ラーメンに引けを取らないモダンなラーメンを中心に紹介。リストを参考に、その進化と新たな可能性を感じる一杯を見つけてほしい。

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酒席の後のラーメンはどうしておいしいのだろうか。アルコール分解のために血糖値が下がっているから、体が塩分を求めるから、舌の感覚が麻痺して濃い味のものを食べたくなるから……どれも科学的には正解なのかもしれないが、「深夜営業の飲食店のなかで、ラーメン屋が最も幅が広く、ウマいから」というシンプルな理由もあるだろう。深夜の食事が多少体をいじめるとしても、否、だからこそ、食べる以上はおいしい一品で締めたいのだ。

今回は深夜営業のラーメン店を10店チョイスした。カロリーと快楽のバランスをとりながら、あなたの行動エリアの締めラーメンを楽しんでいただきたい。幸い、深夜のラーメン摂取は今のところ法律で禁じられていない。

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