大井町立食い中華蕎麦 いりこ屋
Photo: メンチャック
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東京、ベストラーメン2024

中目黒、千歳烏山、八王子......今年を彩った新店20軒を紹介

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2024年も話題を集めた新店が数多くオープンした東京のラーメンシーン。まもなく終わりを迎える今年1年、話題をさらった新店をタイムアウト東京編集部が厳選して紹介する。すでに行列の絶えない人気店も多いが、醤油、煮干し、塩、魚介豚骨、次世代の家系、鴨、牡蠣(かき)など、修行元の経験をベースに独創的な一杯を生み出したり、人気店が次なるブランドを送り出したり、東京という都市におけるラーメン充実度を改めて痛感する充実の顔触れが揃った。

ぜひ年末年始のラーメンライフの参考にしてほしい。

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  • 亀戸

近年人気店が集結する亀戸エリアに2024年9月、新たな人気店が誕生した。JR亀戸駅南口から徒歩7分、大通り沿いにある「花筏」だ。

看板メニューは「特製らぁ麺 塩」(1,450円、以下全て税込み)。スープは「大山鶏」をベースにし、豚や牛の動物系のだしに、数種のかつお節と煮干し、「羅臼昆布」など乾物や香味野菜で厚みと広がりを持たせている。カキやアサリ、シジミなどの貝のうまみもプラスされているのも特徴的だ。

一口スープをすすると、甘みが前面に出てきて、そこから味が多重に広がる絶品の味わいである。ほかに類を見ない塩スープは、ただただおいしい。

歯切れの良い柔らかい食感の細ストレート麺、チャーシューは、燻製(くんせい)の香るもんと脂身の強いものの2種。さらにふわトロ食感のワンタン、甘みの強い味玉など、具材も完璧なバランスだ。


そのほかメニューに「醤油らぁ麺」(950円~)がある。サイドメニューの「牛すじ煮込麺」(350円)も人気なので、併せて味わってほしい。

  • ラーメン
  • 志村坂上

2024年9月のオープン以降、SNSで話題となったラーメン店「中華そば みのひ」。早くも人気店の仲間入りを果たした。 

看板メニューは、王道の魚介豚骨醤油スタイルの「ラーメン」(1,000円〜)だ。魚介豚骨醤油の店舗は一時期に一世を風靡(ふうび)をしたスタイルだが、この一杯はその王道の枠を超えて、突き抜ける濃密なおいしさである。

スープは、魚介と豚骨のバランスが絶妙な濃厚さ。好みに応じてトッピングのニンニクを注文できるのもうれしい。麺は中太のストレート麺。スープに絡みつき、どんどん箸が進む。


さらに、特筆すべきはチャーシュー。たっぷりと厚みがあるが、味がしっかり染み込んでいる。甘みのあるプリプリの脂身も美味だ。全体を通して、圧倒的に完成された一杯と言えるだろう。

そのほか、限定「つけめん」は濃厚で程よい酸っぱさで人気を博している。

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  • 大田区

不動前の間借り営業が話題になり大行列を呼び込んだ「奈つやの中華そば」の実店舗。学芸大学の名店「麺処 びぎ屋」出身の店主による新店で、店主の地元である東急多摩川線下丸子駅から徒歩3分ほどの場所にある。

メニューは「奈つやの中華そば」(950円)、「もちもち雲呑中華そば」(1,150円)、「もちもち雲呑中華そば」(1,250円)などがラインアップ。岩手県産のもち性小麦粉「もち姫」を使ったワンタンは、餅のように厚くモチモチと個性的な食感だ。

実家が営む創業35年の洋食屋の味を引き継いだという「奈つやの茶碗カレー」(300円)や、毎回内容が変わる独創的な「奈つこの今日のご飯」(250円)などのサイドメニューも見逃せない。

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  • 府中

新川崎の人気店「日陰」出身の店主が2024年5月にオープンしたラーメン店「手打ち陰日向」。開業後すぐに独創的な味わいが話題を呼び、朝から大行列の人気店となった。

メニューは「ラーメン」(950円)、「ワンタンメン」(1,100円)、「チャーシュウメン」(1,250円)、「ワンタンチャーシュウメン」(1,450円)がラインアップ。ショウガが非常によくきいたキレ味鋭い漆黒の醤油スープは、動物系をベースに、煮干しの香ばしい味わいが混ざる。

特徴的なのは麺で、2、3センチはある平打ちの極太麺。かなり重量感があり、熱々でモチモチでツルっとした食感に、小麦のうまみが広がる。チャーシューのホクホク感も、ワンタンのチュルチュルの皮の食感もとてもおいしい。サイドメニューの「生姜丼」(150円)も人気だ。

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  • 駒込

JR山手線駒込駅から徒歩3分、線路沿いにあるラーメン店。2023年12月にオープンして、たちまち人気店の仲間入りを果たした一軒だ。新宿ほか多数展開する「ラーメン凪」と蒲田の人気店「煮干しつけ麺 宮元」で修業した店主が、修業元の味を継承したような力強い煮干しラーメンを提供している。

看板メニューの「焼あごらーめん」(950円~)は、あご煮干しをふんだんに使い、中毒性の高い濃厚な煮干しスープが特徴の一杯。自慢の自家製麺は超多加水のモチモチの太縮れ麺で、スープとの相性も抜群である。

チャーシューも分厚く、脂身もしっかりとあり、食べ応え十分。トッピングの完熟味玉は、濃厚スープに浸してほしい。より味が濃縮されておいしい。

そのほか、塩スープで仕上げた「焼あご塩らーめん」(950円~)、濃厚さが極まった「焼あごつけめん」(950円~)などを提供する。

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  • 中目黒

中目黒にあった「中華そばえもと」の流れをくむ巣鴨の人気店、「まるえ中華そば」出身の店主2人が2024年4月にオープンしたラーメン店。店名の「みかん」は「味や思いを貫く」という意味を込めた「味貫(みかん)」に由来しているという。

おすすめは「中華そば 炭火焼きつるし焼きチャーシュー(2枚)」(950円)。鳥と豚の動物系だしと数種類の煮干し、かつお節、宗田節などの魚介だしを炊き上げたキレのある醤油スープに、シンプルで丁寧に仕上げた自家製麺が合わさった昔ながらの中華そばだ。部位と調理方法の異なる2種のチャーシュー、ホウレンソウ、メンマ、甘みのある味玉などがトッピングされている。

ほかにも「塩そば」(950円〜)、「さば水つけ麺」(1,250円〜)や、サイドメニューの「チャーシュー炊き込みご飯」(450円)も人気がある。

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  • 八王子

八王子で創業し、移転や間借り営業などを経て、2024年5月に路面店として新たにオープンした「中華そば 鴨福」。連日行列が絶えない人気店だ。

醤油か塩を選択できる「中華そば」(1,100円)は、コンブと煮干しの魚介系と、カモやシャモからとっただしに、「岩手がも」の香味油が加わった、芳醇(ほうじゅん)な味わいのスープが、強烈な印象を残す。

麺は三層の平打ち麺で、表面は「もち姫」などのうどん粉に、中心部はパスタに使われるセモリナ粉を使用。モチモチでプリっとした食感がおいしい。チャーシューは、素材の良さを生かした豚肉と、うまみあふれる鴨肉の2種類が乗る。

「特製 中華そば」(1,500円)を注文すると、モチモチの皮の「鴨肉ワンタン」に加えて、別皿でカモの串焼きと「奥久慈卵」の温泉卵も提供される。温泉卵はスープに加えてもよし、麺をそのまま付けてすき焼きのような味わいでも楽しめる。どこを切り取っても至高の一杯だ。

そのほか、「つけ麺」(1,200円から)や、サイドメニュ-として鴨肉がたっぷり乗った「鴨丼」(500円)なども人気を博している。

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  • 世田谷区

京王線の千歳烏山駅前にあるラーメン店「中華そば華塩」。芦花公園駅にある塩ラーメンの人気店「成城青果」のセカンドブランドとして2024年6月にオープンした。

看板メニューは「牡蠣そば」(850円~)と「煮干そば」(850円~)。牡蠣そばのスープは、カキをベースに、シジミ、ハマグリ、アサリなどの貝に、鶏ガラを加えたもの。スッキリとしながらも深みのある味わいが特徴だ。

麺は細麺で、基本の具材は少しだけあぶられたチャーシューに、しっかりと味が染み込んだメンマ、青ネギとシンプルな構成。「味変」のアイテムとしてカキペースト、レモン、宇治抹茶パウダーが添えられ、混ぜ合わせることで濃厚さが増す。「トッピング全盛」(500円)を注文すると、濃厚な甘みの味玉、チャーシュー、カキなどのトッピングを加えることができる。

サイドメニューの「釜めし」(380円)も人気の逸品なので、ぜひ試してみてほしい。

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  • 新橋

JR新橋駅から徒歩5分の場所に、横浜の人気店「ノ貫」出身が営むラーメン店「左とう」がある。居酒屋「今ここに 酒と人と肴」を平日昼間だけ間借りする形で2024年8月に営業をスタートしたが、すぐに行列を作る話題店になった。

メニューは「牡蠣蕎麦」(1,200円)と、「帆立バター蕎麦」(1,200円)の2本立てだ。人気の牡蠣蕎麦は牡蠣(かき)の風味が詰まった、濃厚なスープが特徴的。濃厚でいて、口当たりは軽やかで、そのうまみにつられてついつい飲み干してしまう。

麺は細麺のストレート麺で、牡蠣の風味の中に小麦の味わいも広がる。丁寧に仕上げられたチャーシューも絶品である。

替え玉スタイルで注文できる「和え玉」(400円)は2種類あり、「牡蠣」と「蟹味噌」から選べる。濃厚なニンニク入り牡蠣ペースト、蟹味噌がかけられた中太麺をそのまま食べたり、残ったスープに浸けて食べたり、最後まで味わい深く楽しめる。

  • ラーメン
  • 大井町

JR大井町駅から徒歩30秒の「東小路飲食店街」の中にあるラーメン店。2023年12月23日にオープンした。

店名の通り、全席立食いスタイルのカウンター5席の狭い店内だが、その分ラーメンを食べることに集中できる。メニューは「いりこ(淡口)」(950円)、「いりこ(濃口)」(1,000円)、「冷やしいりこ」(1,200円)などがラインアップ。そのほか、限定メニューも時々提供する。

いりこ(淡口)は、動物系のだしがベースだが、しっかりと煮干しの風味が感じられ、背油が加わったスープがおいしい。麺は縮れ麺と平打ち麺から選べ、どちらもスープとの相性がよい。小麦の香りをより楽しみたい人には平打ち麺がいいだろう。

豚ロースのチャーシューは、大振りで程よい脂身の柔らかい食感がたまらない。全体的にバランスのとれた一杯に仕上がっている。

トッピングのおすすめは「きつね」(100円)。油揚げとスープの相性は抜群だ。

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  • 武蔵小山

東急目黒線の武蔵小山駅から徒歩5分、2024年8月にオープンしたラーメン店。「ラーメン消費量日本一」を幾度となく獲得している山形県が誇る名店「金ちゃんラーメン」で修業を積んだ店主が、その味を東京に……という思いで営む。

人気の「山形中華そば」(850円)と「自家製ワンタン麺」(1,150円)は、鶏ガラ・丸鶏・コンブ・野菜などをじっくり炊き、醤油をブレンドしたスープに、熟成させた自家製麺を合わせた入魂の一杯。麺は1玉ずつ手もみして仕上げた、喉越しの良さとモチモチ感が特徴だ。

自家製のワンタンは、フワフワの皮に包まれた肉の食感がクセになる。トッピングの味玉は、甘み全開の半熟の仕上がり。こだわりのチャーシューは、全国の豚からえりすぐった群馬県産「上州麦豚」を使用した自家製のものだ。スープと麺と具材のシンプルでいながらも、飽きのこない完成度の高い一杯である。

そのほかのメニューに、「自家製煮干し中華そば」(1,080円)や「自家製つけ麺」(980円)、1日10食限定の幻の豚「金華豚」のチャーシューを使った「金華豚チャーシュー麺」(2,500円)などがある。

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  • 蒲田

JR蒲田駅の西口から徒歩5分の「サンロード商店街」に、2024年8月にオープンした「中華そば きくたに」。半分屋外のようなビニールシートで覆われた外観が特徴的だ。

「中華そば」(860円〜)は、脂が少なくだしのきいた味わい。食べ飽きないけれど記憶に残るラーメンを目指したという。スープは鶏と豚の動物系に、数種類の節系をふんだんに使っただしを使っており、香り豊かで濃厚でいながらもさっぱりとうまみを堪能できる。

麺は製麺後に熟成させた自家製熟成麺で、もっちりとツルッとした歯応えがスープとの相性抜群だ。シンプルながら至極の一杯が堪能できる。

国産豚バラを徹底した温度管理でじっくり炊いたチャーシューは、とろとろでほろほろの食感でおいしい。上に振りかけられる白ネギも良い。「チャーシューメン」(1,210円)は、ぜひ注文しておきたい。

また、ラーメンと合うサイドメニューとして「鮪ちらし」(360円)も試してみてほしい。

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  • 新富町

2024年4月にオープンした新富町のラーメン店「燎〜カガリビ(kagaribi)」。「ジャパニーズ ソバ ヌードル(Japanese Soba Noodles)蔦」や「七彩」などの有名店で修行した店主が営む。

提供しているのは、「味玉」かチャーシューのトッピングが選べる「醤油らーめん」(1,300円から)と、サイドメニューの「卵かけご飯」(400円)、「肉ご飯」(500円)のみ。「醤油らーめん」は、複数のブランド地鶏を使ったスープと自家製の手打ち麺で、シンプルだが、ハイクオリティーな「清湯醤油」の一杯に仕上がっている。

スープは甘めの醤油スープで、飲み干してしまいたくなる優しい味わい。モチモチの自家製の手打ち麺はスープとの相性がよい。具材のメンマやチャーシューはしっかりとした歯応えで、丁寧に作られている。

決済は、現金なしのキャッシュレス決済(交通系ICカードも使用不可)のみなので注意してほしい。

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  • 中目黒

東急東横線中目黒駅から徒歩5分、東横線の高架下にある飲食店街にあるラーメン店。祐天寺の超人気店「ラーメン ジャジー ビーツ(Ramen Break Beats)」の3号店として2024年8月にオープンした。

看板メニューの「鶏ニボらぁ麺」(1,380円〜)。当グループでよく使っている地鶏・天草大王と数種類の煮干を混ぜ合わせた、合わせたブレンド白湯(ぱいたん)は、鶏白湯の濃厚さと煮干しの風味と渋みが絶妙のバランスでおいしい。三河屋製麺のストレートの細麺の風味もちょうど良い。

「特製」の具材は、のり、青ネギ、味玉、あぶりチャーシュー、ワンタンと贅沢なラインアップ。海苔の磯の香りと煮干しの相性も良い。

その他のメニューに、「醤油らぁ麺」(1,230円〜)、「SIOらぁ麺」(1,230円〜)のほか、鶏と煮干をブレンドした汁なしの「鶏ニボまぜそば」(1,200円)などがある。

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  • 高円寺

東京メトロ・東高円寺駅から徒歩5分。2024年5月にオープンし、早くも人気店となった。立川の家系ラーメン「つばさ家」出身の店主が「新しい家系ラーメン」を提供している。

「ラーメン」(980円~)はマイルドで飲みやすいながらも、しっかりと濃いうまみを感じられるスープが特徴の醤油豚骨ラーメン。国産小麦100のストレート麺で、このマイルドで濃厚なスープとの相性も抜群だ。

また、「ワンタンメン」(1,250円)や「特製ラーメン」(1,520円)にトッピングされる、家系では珍しいワンタンも絶品。豚ひき肉とショウガ、黒コショウで仕上げており、もちっとしてジューシーでおいしい。

「特製ラーメン」に付くチャーシューは、モモ、つるし焼きの豚バラ、肩ロースの3種類。あぶられたかぐわしい香りと、弾力性のある食感で、丁寧に作られているのが分かる。トロトロの柔らかさの味玉も外せない。細部まで作りこんだ、新しい家系ラーメンが堪能できる。

  • ラーメン
  • 葛飾区

JR亀有駅から徒歩3分、アーケード商店街「ゆうろーど仲町商店会」の一角に、2024年7月に注目のラーメン店が誕生した。数店舗の家系ラーメン店で修行した店主が提案する、横浜家系の枠にとどまらない豚骨醤油ラーメンを提供している。

「ハウスラーメンヌードルズ」という店名は家系ラーメンをほうふつとさせるが、あえてはっきりと家系とはうたわず、あくまで「豚骨醤油スタイル」にこだわっているという。

基本となるメニューは「らーめん」と「チャーシューメン」というシンプルな構成だ。「らーめん」(900円〜)は濃口醤油スープに豚骨がしっかりと溶け込んだ粘度のある濃厚な一杯。濃厚さの中にもマイルドさも残した口当たりで、ストレートの麺が進む。弾力性があり、食べ応え抜群の肩ロースの豚チャーシューもおいしい。

ライスとの相性も抜群なので、注文するのを忘れずに。

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  • ラーメン
  • 下高井戸

下高井戸駅の甲州街道沿いに2023年12月29日にオープンしたラーメン店。

国産小麦100%の自家製麺で無化調、そして全て国産の天然素材を使った、煮干し系のラーメンを提供。メニューは、「煮干しそば」(1,100円から)、「極み鰹そば」(1,100円から)、「つけそば」(1,250円から)のほか、日曜日限定で「煮干豚骨そば」(1,100円から)がラインアップする。

煮干そばは、煮干しと昆布と「薩摩知覧鶏」からとったスープで、煮干しの自然なうまみと奥深さが堪能できる。具材には、メンマ代わりに添えられたエリンギ、「上州せせらぎポーク」のチャーシューが乗る。チャーシューはその場で切ってあぶった程よい香ばしさが絶品だ。

自家製麺の麵は北海道産の小麦を使用した中細ストレート麺で、しなやかなのが印象深い。丁寧に作り上げられた一杯が堪能してほしい。

  • ラーメン
  • 新小岩

JR新小岩駅から徒歩4分ほどの蔵前橋通り沿いにある「ハイファット ヌードル ブッチャーズ(Hi-Fat Noodle BUTCHER’S)」。本八幡にある二郎系「麺屋 長次郎」のセカンドブランドとして、2024年2月にオープンした。

二郎系のラーメン店では珍しく、スタイリッシュで清潔感のある店内で、女性でも入りやすい雰囲気。メニューは「ラーメン」(900円から)、「つけ麺」(1,100円から)、「汁なし」(900円から)などがラインアップする。

ラーメンは、乳化の進んだ豚だしと「カネシ醤油」のスープに、自家製の平打ちストレート太麺を合わせる。醤油が強めでしっかりとした味わいのスープは、小麦の比重が高い麺との愛称もよい。これだけでもバランスの取れたおいしい一杯だが、できればニンニクや「アブラ」、そのほかのトッピングをたっぷり入れて、ジャンクに味付けしたい。

トッピングは、「豚増し」はもちろんのこと、のり、チーズ、半熟味玉、生卵、タマネギ、かつお節、ショウガなど多数揃っている。

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  • 門前仲町

地下鉄門前仲町駅から徒歩6分の場所に、2024年1月にオープンした「麺屋 四季」のコンセプトは「鶏と野菜の芳醇スープ」。5種類以上の根菜を長時間じっくりと煮込んで甘みとうまみを抽出し、贅沢に使用した鶏ガラと合わせてブレンダーで強乳化させたという泡系のスープが特徴だ。根菜などは、四季によって食材を変えていくという。

「つけめん」(990円から)は、絶妙なコシのストレート太麺を、鶏系と関西の泡系のスープで食べる。泡系スープは見た目と違い粘度は低く、程よい塩加減がおいしい。

「特製つけめん」を注文すると、数種類のチャーシューが別皿で提供される。フライドオニオンとタマネギも薬味として提供されるので、足の変化を楽しみながら食べ進められるだろう。「スープ割」も注文して、スープまで完飲したい一杯だ。

  • ラーメン
  • 入谷

塩ラーメンの人気店「ラーメン改」出身の店主が、2024年2月にオープンした「クラフトラーメンビット(Craft Ramen BiT)」。「クラフトラーメン」の店名の通り、手作りで丁寧に作られた、職人技の光るラーメンを提供している。

「コンソメらーめん」の塩と醤油がレギュラーメニュー。「コンソメらーめん(塩)」は、鹿肉と鶏肉のコンソメスープに国産の「どんこ」(干しシイタケ)を使用することで、キノコの風味が加わった優しくまろやかなスープが特徴だ。自家製の手もみ麺のもちもちとした食感がスープのうまみを引き立てている。

「コンソメらーめん(醤油)」は、コンソメスープにかつお節などの魚介だしを使用。魚介が強めの味わいに、コンソメの風味も広がっていく。麺は自家製のストレート麺で、つるりとした食感が心地よい。ジビエを使った歯応えのあるチャーシューとドライトマトなどが加わった、和と洋のいいところが混ざった一杯を味わおう。

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