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Photo: Keisuke Tanigawa
Photo: Keisuke Tanigawa

東京、スタミナラーメン11選

池袋、赤坂、立川で人気の精力みなぎる一杯を

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テキスト:メンチャック、Time Out Tokyo Editors

厳しい残暑が続く東京。本記事では、疲れた体にパワーを与えるラーメンを紹介する。ニンニクやホルモン、豚肉、ニラなど、スタミナが付くトッピングがたっぷりと乗った一杯をすすり、この暑さを乗り切ろう。

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東京、激辛ラーメン

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  • 三鷹

三鷹駅南口から徒歩5分ほどの、雑居ビルの地下にある店。昼は鶏と魚介のラーメンを提供する「鶏こく中華 すず喜」として、夜はスタミナ系ラーメンとして二毛作の営業をしている。連日行列の絶えない人気店だ。

看板メニューの「スタ満ソバ」(900円から、以下全て税込み)は、鶏ガラと豚ガラのスープを中心とした濃厚な一杯。いずれも千葉県を代表するご当地ラーメンである、濃厚で真っ黒な醤油スープの「竹岡式ラーメン」と、豚肉やニンニク、ニラを入れた「アリランラーメン」を合わせたような、しょっぱくておいしいインパクトのある逸品だ。豚バラや甘みのあるタマネギなどの具材も混ぜ合わさり、クセになる味わいである。

そのほか、辛みが加わる「辛いスタ満ソバ」(950円)、つけ麺の「つけ満」(1,000円)などもラインアップ。ニンニクやショウガ、背脂をはじめとした無料のトッピングに加えて、生卵やウズラ、ニラも好みで追加できる。

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  • 馬喰町

小伝馬町にあるスタミナ系ラーメン店。鶏、豚、牛の動物系ベースのあっさりとした醤油味の「スタミナ中華」、辛みを加えた「辛スタミナ中華」など、個性が際立つメニューを提供する。青森の人気店「あさ利に」インスパイアされたという、甘みのあるタマネギと醤油だれ、辛味だれが混ざり合ったラーメンだ。

「特製」にはニラ、ネギに加えて、肉厚の肩ロースチャーシュー、国産ホルモンなどが加わる。G系にあるような無料トッピング(ニンニク、ショウガ、アブラ、カラメ)の好みを聞いてくれるのもうれしい。しっかりとした太縮れ麺にうまみが絡み合い、一気に箸が進むだろう。

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  • ラーメン
  • 品川

「中延スキップロード」という商店街の中にある店。3代にわたって続いていた1931年創業の老舗中華料理店が2020年にラーメン専門店にリニューアルした。

看板メニューは、鶏ガラなどを長時間炊き出したスープがおいしい「濃厚鶏白湯担々麵」(790円から)。また、長く定番の人気を誇るのが「三代目肉そば」(790円から)だ。中華鍋でしっかりと炒められた豚バラ肉と野菜がたっぷりと入った、少し甘みのある焦がしニンニク醤油味は食欲をそそる。スープは中太の平打ち麺との相性が抜群だ。

そのほか、肉汁の詰まった「ひとくち焼餃子(5個)」(390円)、「ゆで餃子(5個)」(390円)もラインアップする。

  • 練馬

西部池袋線大泉学園駅南口から徒歩4分ほどに位置する「たんめん本舗ミヤビ」。飲食店などがいくつか入居するマンションの1階にあり、さまざまな店で修行を積んだ店主が営む本格的なタンメン専門店で、全8種類の多種多様なタンメンが味わえる。

看板メニューは「辛タンメン」。基本のタンメンのスープに2種類の唐辛子を使用した自家製ラー油、そしてたっぷりの野菜の上から山椒がきいた四川風マーボー豆腐がかかったうま辛な一杯。インパクトのある強烈な見た目だが、味は繊細で、うま辛なスープに野菜の甘みが混ざり、ちょうどいい辛さのバランスに仕上がっている。

野菜増しは無料で、コストパフォーマンスも抜群。そのほか、ゴマの香りのきいた「坦々タンメン」をはじめ、おいしいタンメンが堪能できる一軒だ。

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  • ラーメン
  • 立川

4店舗のラーメン店が集う、立川の「らーめん たま館」の中にある店。千葉県長生郡にある「八平の食堂」を発祥とする「アリランラーメン」にインスパイアされたスタミナラーメンを提供している。

「秘境タンメン」(950円)は、ピリ辛の味付けをベースとした濃厚な醤油スープに、ニンニクとタマネギ、ニラ、豚バラ肉が加わった、まさにアリランラーメンのおいしさを再現している。そこに、角煮のようなブロックサイズの豚肉や、「G系」のような無料トッピング(ニンニク、しょうが、背脂、辛味)もでき、独自のアレンジが加えられた一杯だ。有料の追加トッピングには、生卵とウズラの卵、魚粉、バターなどもある。

辛さの調節は「秘境」「絶境」「仙境」の順に増していき、さらにしびれを追加した「魔境」も選択できる。そのほか、「つけ麺」(1,100円)、「汁なし」(950円)などもラインアップ。いずれもライスとの相性が抜群である。

  • ラーメン
  • 立川

立川駅北口から徒歩6分に位置する、黄色地に赤字で「スタミナ中華そば」と書かれた看板が特徴の「スタミナ中華ソバ とみ坂」。看板メニューは「二代目スタミナ中華そば」(900円)と「炎の二代目スタミナ中華そば」(1,000円)の2種類だ。

二代目スタミナ中華そばは、ニンニクを効かせた醤油味の牛骨スープに、モチモチとした食感の中太麺がよく合う。具材は、牛カルビや牛スジに、数種類の野菜炒めがどっさりと加えられ、生卵がかけられている。炎の二代目スタミナ中華そばは、レギュラーのスタミナ中華そばにこだわりの唐辛子や香り豊かな山椒で辛さとしびれを加えた一杯だ。

どちらもライスと合わせたい。 そのほか、「中華そば」(750円)や「スタミナカレー」(900円)などもラインアップ。サイドメニューの「牛めし」(180円)も人気である。

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  • ラーメン
  • 新富町

東京メトロ新富町駅から徒歩3分ほどにある、オフィスビルの地下に位置する中華料理店。1982年に創業して40年で幕を閉じた「築地やよい軒」を前身とする店で、若い店主に引き継ぎ、2022年7月に「東京築地やよい麺」として再スタートした。

看板メニューは、店名の通り「やよい麺」。塩気を感じる醬油味のスープと極太の縮れ麺の上には、炒められたシャキシャキの野沢菜と豚肉が盛り付けられている。ボリューム満点で、独特の濃厚さがクセになる一杯だ。

そのほか、麺のメニューは「汁なしやよい麺」「鶏やよい麺」「中華そば」「タンメン」などがラインアップ。麺以外にも、炒めた野沢菜と豚肉が乗せられた「やよい丼」「チャーハン」などをはじめ、各種定食メニューも充実している。

  • 中華料理
  • 池袋

100歳のレジェンド革命家がオーナーの中華料理店。過去には台湾独立運動のアジトの一つとして爆弾を作っていた歴史もあるという、まさに時代を駆け抜けてきた店だ。

ここでは名物「ターローメン」を注文しよう。酸味と辛みが特徴的なあんラーメンで、一般的なあんかけと違いスープ全てがあんになっている。ユニークなだけでなく味も絶品なので、このためだけに来ても後悔はない。

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  • 渋谷

「レイヤード ミヤシタパーク」内の「渋谷横丁」にある店。各地のご当地メニューが楽しめる、居酒屋営業をメインとしている。

関西のメニューが中心で、奈良の「天理ラーメン」風のメニューとして「スタミナラーメン」(989円)を提供。スタミナラーメンは、現地よりも辛口の味付けで、豚肉とハクサイ、ニラが盛り付けられた一杯だ。昼はランチとして、夜は締めとして楽しめる。

  • ラーメン
  • 赤坂

2022年9月にオープンしたラーメン店。大阪の北新地で人気の「ホルモンラーメン」が東京に進出した。

看板メニューは「ホルモンラーメン(赤)」(990円)と「ホルモンラーメン(白)」(990円)。ホルモンラーメン(赤)は、牛骨スープを土鍋で熱々に温めており、辛さはあるが優しく飲みやすい。具材は、プルプルとした柔らかい食感の白モツと卵、青ネギ、タマネギなどが入っている。

ホルモンラーメン(白)は、クリーミーな味わいの牛骨による白濁したスープが特徴。具材はホルモンラーメン(赤)と同じだが、あっさりとしていておいしい。

卓上にある「味変」アイテム、ニンニクを入れるのもいいだろう。また、食後には締めのセットとして「雑炊」「リゾット」(各400円)が用意されており、スープを温め直して提供してくれる。

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  • 新小岩

JR新小岩駅から徒歩4分、仙台にある人気店「仙臺自家製麺こいけ屋」の分店として2022年3月にオープンした。本店と同じく、看板メニューは鶏のうま味を凝縮した「シャモ中華そば」と、ラードで炒めた野菜がおいしい「こいけ屋タンメン」の2つだ。

「シャモ中華そば」は福島の川俣シャモ、東京シャモ、奥久慈シャモの3種類を使ったスープに、塩と醤油の中間で貝をきかせてたれを混ぜた、バランスが良い逸品。レアチャーシューは、こいけ屋独占食材の竹炭鶏のもので弾力があり、おいしい。

「こいけ屋タンメン」は、豚骨、シャモ、ノドグロを使った魚介ベースのスープに、貝ベースのたれ、最高級の花椒(ホアジャオ)、たくさんのスパイスを使った自家製辣油を混ぜ合わせる。具材として、ラードで炒められた野菜としっかりたれに漬け込んだレアチャーシューがたっぷりと乗った、さまざまなおいしさが詰まり合わさったオリジナルな一杯。限定メニューも豊富だ。

もっとすすりたいなら......

家系ラーメンといえば、新杉田にある「吉村家」(現在は横浜に移転)を発祥とする、こってりした豚骨醤油のスープに、中太のストレート麺、のり、ホウレンソウ、チャーシューという基本のトッピングが特徴のラーメンである。

1990年代後半に家系ラーメンのブームが起こって以降、今やラーメンの定番ジャンルの一つになった。吉村家を源流とする直系の店から、それを模倣した店まで、関東を中心に数多くの家系ラーメン店が存在している。その味は中毒性が高く、時折無性に「家系」を食べたくなる衝動に駆られる人も多いはず。

原点の味を追求する店、独自の進化を図る店など、各店がしのぎを削っているが、ここでは店の系譜や出身は問わず、ラーメンハンターが選んだ、東京都内で今食べるべき家系ラーメンを紹介する。

  • ラーメン

「ニンニク入れますか?」このコールを聞いただけで、胸が躍る……。

マニアの間では「二郎とはラーメンではなく、二郎という食べ物である」とささやかれるほどで、この味わいに魅せられた人は後を絶たない。二郎とは、ラーメン界で絶対無二の存在なのである。本記事タイトルの「二郎インスパイア系」とは、二郎のまねごとではなく、二郎に魅せられ、そのロマンごと具現化した店を言う。

とはいえ、昨今ではこうした店があまりにも増え、乱立し過ぎた感も否めない。そこで今回は、ラーメンハンターが、時間をかけて厳選したいちおしの25軒を紹介。「二郎インスパイア系」の中でも、二郎の味を進化させ、さらに高いクオリティーまで昇華させた一杯を味わおう。

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  • ラーメン

国民食とも言えるラーメン。昨今、さまざまな味やスタイルがある中で、猛暑の夏でも極寒の冬でも異様に欲してしまうのが激辛ラーメンではなかろうか。今回は特に「口から火を吹く熱さ」をもたらしてくれる激辛ラーメンを厳選して紹介しよう。

チェーン展開で人気の老舗店から話題のニューフェイスまで、胃腸と翌日の代謝管理に気をつけつつ、ぜひ各店の辛さと戦ってほしい。

  • ラーメン

季節を問わず、老若男女を問わず、広く愛される国民食のラーメン。しょうゆ、塩、みその定番をはじめ、煮干し鶏白湯(ぱいたん)などのスタイルも定番化してきたが、ここでは『味噌(みそ)ラーメン』に焦点を絞って、都内で食べたい20軒を紹介する。

札幌の老舗店、すみれと純連にルーツを持つ「純すみ系」(純蓮、すみれから派生したラーメン店を指す)や、オリジナルのスープがおいしい店など、寒い季節にぴったりなみそで体を温めよう。

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  • ラーメン

ラーメンブームの原点ともいえる、とんこつラーメン。豚の骨髄を徹底的に煮込むそのスープの世界は、癖のあるキャラクターとバリエーションの豊富さで、定番メニューの一つとなった。本場九州から東京オリジナルのものまで、都内で食べることができる「本当においしい」とんこつラーメンを紹介する。

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