足立区一ツ家、環七通り近くの人気ラーメン店。名前の通り、王道の博多長浜ラーメンを提供している。豚のゲンコツ、頭、足、背脂を3日間に煮込んでつくったスープは、濃厚でコクのあるクリーミーな味わいだ。
定番メニューの『らーめん』は、チャーシュー、キクラゲ、刻みネギ、のりとシンプルな長浜ラーメンらしい具材。チャーシューには、2時間釜でいぶした豚バラ肉をつかい、さっぱりとした味わいを作り上げている。また、トッピングに自家製みその『赤オニ』を加えることで、ピリッとした味の変化を楽しむこともできる。
タイムアウト東京 > レストラン&カフェ > 東京、ラーメンガイド > 東京、本当においしい豚骨ラーメン20選
ラーメンブームの原点ともいえる、とんこつラーメン。豚の骨髄を徹底的に煮込むそのスープの世界は、癖のあるキャラクターとバリエーションの豊富さで、定番メニューの一つとなった。本場九州から東京オリジナルのものまで、都内で食べることができる「本当においしい」とんこつラーメンを紹介する。
関連記事
『東京、鶏白湯ラーメン15選』
『東京、塩ラーメン15選』
足立区一ツ家、環七通り近くの人気ラーメン店。名前の通り、王道の博多長浜ラーメンを提供している。豚のゲンコツ、頭、足、背脂を3日間に煮込んでつくったスープは、濃厚でコクのあるクリーミーな味わいだ。
定番メニューの『らーめん』は、チャーシュー、キクラゲ、刻みネギ、のりとシンプルな長浜ラーメンらしい具材。チャーシューには、2時間釜でいぶした豚バラ肉をつかい、さっぱりとした味わいを作り上げている。また、トッピングに自家製みその『赤オニ』を加えることで、ピリッとした味の変化を楽しむこともできる。
東高円寺駅から商店街を通り抜け、ニコニコロードと大久保通りの交差点にある博多ラーメン屋。スープは100%とんこつのみ、16時間かけて丁寧に煮込んだものを使っている。
店名の通りばりこて(博多弁ですごくこってりの意味)と思いきや、さっぱりとした味わいが特徴。博多から取り寄せた細麺とよく絡む。とんこつの独特の臭みや脂っこさが苦手な人でもおいしく食べられるだろう。
『チャーシューメン』はどんぶりいっぱいにチャーシューが乗る。『もつ煮込み』や『めんたいだし巻き』など、つまみメニューも充実のラインアップだ。
谷在家駅から徒歩15分ほど、長浜ラーメンで評判のラーメン店。豚のゲンコツ、頭、足を二日間煮込んだ、まろやかな味わいのとんこつスープが呼んでいる。
小麦の香りがしっかりと感じられる麺には福岡から取り寄せた麺を使っているゆで加減を7段階から選べるなど麺のこだわりも深い。人気メニューの『ちゃーしゅーめん』は、厚切り豚肩ロース肉とキクラゲをトッピングし、シンプルながらも正統派の長浜ラーメンが味わえる。
なんでんかんでんの系譜にあるようで、のりにきざまれた「よかろうもん」の文字にそのイズムを感じずにはいられない。
渋谷を六本木通り沿いに上がり、青山学院裏手のOATHや青山蜂で遊ぶ向きには馴染みのラーメン屋。濃厚とんこつスープが売りだけあって、足下が油でぬめっとしているのだが、そこはご愛嬌。黒油によるスープの色も濃厚さを物語る『黒王』、とんこつラーメンの『豚王』などがうまい。ご飯党は『明太ご飯』を一緒にオーダーするといいだろう。
西麻布交差点近くのラーメン店。創業1946年の本格的博多ラーメンの店として、関東に上陸した1号店だ。平打ち細麺に醤油仕立ての白濁とんこつスープの『らぁめん』(700円)は、本場のさっぱりとした味わいと深みのあるだしで、思わず替え玉したくなるはず。
南阿佐ケ谷の一笑はとんこつラーメン専門店だが、店に入ってもとんこつ臭はほとんどせず、ロックの名盤がかかり、明るく健康的だ。部位ごとに鍋を分けるなど、とんこつのうま味を出すことに徹底的にこだわったスープで、粘度が高く濃厚なのに、驚くほど臭みがなく上品。
これだけでも必食だが、一笑のラーメンの特徴はスープだけにあらず。スープと麺のネギのみの丼にトッピングとしてチャーシューと野菜が別でつくのだが、このトッピングが8種類から選べるのだ。魚粉の乗ったもの、トマトでイタリアン風になるものなど、どれもスープの味をガラリと変えるインパクトのあるものばかり。
せっかくのこだわりのスープがもったいないと思うかもしれないが、ベースに自信があればこそできる芸当とも言える。この店を語れるのは8通りのトッピングを制覇してからだ。
田無駅徒歩10分ほどのロードサイドのラーメン店。超濃厚なとんこつラーメンが看板メニューだ。スープは濃厚で粘度が高いが、脂分はほぼなし。とんこつがぎゅっと凝縮されており、ポタージュスープのように滑らかでうまい。
自家製麺の細麺はしっかりとした存在感で、スープとの相性は抜群。具材も手が込んでおり、豚バラチャーシューや揚げニンニクが味の引き立て役になっており、味玉も甘みのある丁寧な味わい。一つ一つが作りこまれた、ハイクオリティーなとんこつラーメンが堪能できる。限定ラーメンもあり、目が離せない。
東急大井町線大岡山駅から徒歩1分、細い路地を入ったところにひっそりと店を構えるラーメン店。1970年代創業の福岡長浜エリアの人気店で、2017年に東京に進出を果たしている。
とんこつをしっかりと炊き出したスープは本場の味そのもの。長浜スタイルらしく、油分が少なく、マイルドでクリーミーな仕上がりだ。東京でも多数あるとんこつラーメンの店だが、本場福岡の味を食べたくなったらここに行ってほしい。
麺の固さのバリエーションも、替え玉のシステムも、ほどよい濃度のスープも、長浜スタイル。店名は「ナンバーワン」と若干のコテコテ感があるものの、味の方はこれぞ「長浜豚骨」のおいしい一杯に仕上がっている。
イート プレイ ワークス内にあるとんこつラーメン店。とんこつラーメンと聞いてイメージする豚の臭みや油っぽさは一切なく、澄み切ったスープが特徴だ。
ネギや大分産のカボスなどのトッピングは別皿で提供され、好みのタイミングで合わせられる。あまりにもクリアであっさりとしたラーメンなので、さまざまな飲食店が集まるイート プレイ ワークス内で食事をした後にも、十分楽しめるだろう。トッピングの豚肉もくどくなく、もう一杯飲みたいときは、アルコール類とともに注文するのがおすすめだ。
博多の屋台出身者が作る、行列必至のとんこつラーメン店。オープン当初はラーメン居酒屋だったが、店主が福岡ラーメンの名店、駒やで修行し、2021年3月にラーメン専門店にリニューアルオープンした。
店に入る前からは強烈なとんこつ臭が漂う、本場さながらのたたずまいだ。以前よりもくさみとうまみが格段にパワーアップしており、スープがサラッとした「シャバ系豚骨」は、店主が昔から福岡で慣れ親しんできた一杯を再現している。
同じく高円寺にあるラーメン店、麺屋はやしまるから仕入れたモチモチのワンタンをトッピングできる「追いトゥル」も人気なので、ぜひ試してほしい。
方南町駅から徒歩1分ほど、2018年にオープンした環七通り沿いに位置する店。看板メニューは、家系ラーメンと九州とんこつラーメンの良いところをミックスした『濃厚ラーメン』(780円から)だ。濃厚なとんこつスープでありながら、臭みが控えめでくどくない。
麺は細麺と太麺を好みによって選べるスタイルだ。トッピングは、九条ネギやキクラゲが乗る。もう一つの人気メニューは、熊本ラーメンを感じさせるマー油がきいた『濃厚ラーメン黒』(780円から)。そのほか、魚介の風味を加えた『濃厚お魚豚骨ラーメン』やうま味と辛さが絶妙の『濃厚台湾ラーメン』『台湾まぜそば』なども提供している。全国を食べ歩いたという、店主のアイデアが詰まったメニューを味わってみては。
JR王子駅南口から徒歩5分ほどの住宅地に入った路地にあり、昭和タバコ屋のような外観が特徴。創作麺『ベジソバ』が人気のソラノイロ系列で、一風堂出身の店主の原点ともいえるとんこつラーメン店だ。
博多、長浜、久留米、佐賀など、とんこつラーメンをベースにすっきりとした味わいと豚のうま味が凝縮した『淡口豚骨ラーメン』(800円)が看板メニュー。豚100%スープはあっさりとして細麺との相性も良く、まさに「九州食堂系とんこつ」を行く昔ながらの味わい。具材はもも肉チャーシューのスライスと熟した煮卵が乗る。
そのほか、淡口とんこつスープをさらに長時間炊き上げた濃厚仕立ての『濃厚豚骨ラーメン』(900円から)もある。こちらは濃厚でパンチがきいた味わいだ。
亀有駅北口から徒歩3分ほど。和歌山ラーメンの名店、まるイの味にほれ込み、同店の修行を経て2019年にオープンした店。
看板メニューの『定番ネギラーメン』は、丼いっぱいを覆う九条ネギが特徴だ。『緑宝黒葱』という品種の九条ネギで、甘みとシャキシャキ感が立ち、ラーメンとの相性も抜群に良い。
口当たりまろやかなとんこつスープは、2日間熟成させてじっくりとうま味を引き出している。ツルっとした喉越しのオリジナル細麺と、具材のチャーシューは『霧島山麓豚』を使用しており、自家製のたれでじっくりと煮込まれている。和歌山ラーメンの良い部分をしっかりと継承した、インパクトのあるとんこつしょうゆラーメンが楽しめる。
「ニンニク入れますか?」このコールを聞いただけで、胸が躍る……。 マニアの間では「二郎とはラーメンではなく、二郎という食べ物である」と囁かれるほどで、この味わいに魅せられた人は後を絶たない。二郎とは、ラーメン界で絶対無二の存在なのである。
家系ラーメンといえば、新杉田にある吉村家(現在は横浜に移転)を発祥とする、こってりした豚骨しょうゆのスープに、中太のストレート麺、のり、ホウレンソウ、チャーシューという基本のトッピングが特徴のラーメンである。
1990年代後半に家系ラーメンのブームが起こって以降、今やラーメンの定番ジャンルの一つになった。吉村家を源流とする直系の店から、それを模倣した店まで、関東を中心に数多くの家系ラーメン店が存在している。その味は中毒性が高く、時折無性に「家系」を食べたくなる衝動に駆られる人も多いはず。
原点の味を追求する店、独自の進化を図る店など、各店がしのぎを削っているが、ここでは店の系譜や出身は問わず、ラーメンハンターが選んだ、東京都内で今食べるべき家系ラーメンを紹介する。
国民食とも言えるラーメン。昨今、さまざまな味やスタイルがある中で、猛暑の夏でも極寒の冬でも異様に欲してしまうのが激辛ラーメンではなかろうか。今回は特に「口から火を吹く熱さ」をもたらしてくれる激辛ラーメンを厳選して紹介しよう。
チェーン展開で人気の老舗店から話題のニューフェイスまで、胃腸と翌日の代謝管理に気をつけつつ、ぜひ各店の辛さと接してほしい。
競争の激しい東京のラーメン業界。ここでは不動の人気店から隠れた名店、彗星(すいせい)のごとく現れた新店まで多様なジャンルで紹介する。都内全域から好みの一杯に巡り合ってみよう。
Discover Time Out original video