伊勢廣 京橋本店
Photo :Keisuke Tanigawa
Photo :Keisuke Tanigawa

東京、焼き鳥10選

銀座、日本橋など、絶品焼き鳥を食べられる名店

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居酒屋の定番メニューながら、ミシュランガイドで星が付く店も登場し、日本料理として確固たる地位を築いた焼き鳥。

日本人が愛してやまない料理だけに、焼き鳥を提供する店舗は星の数ほどもある。いざおいしいものを食べたいと思っても、店選びに苦労する人も多いのではないだろうか。気軽にぷらっと入れる下町の居酒屋から、デートにも使える洒落たダイニングまで、タイムアウト東京が自信をもって勧める、東京の焼き鳥の名店10軒を紹介する。

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  • 京橋
  • 価格 2/4

京橋でおいしい焼き鳥が食べたくなったら、まず伊勢廣を勧めたい。2021年に創業100周年を迎えた焼き鳥の名店だ。厳選された素材を生かし、熟練の職人が姥目樫(ウバメガシ)備長炭で焼き上げるスタイルで、鶏一羽を丸ごと使ったコース料理やレシピは、形を変えることなく今日に受け継がれている。

夜のコース料理が定番人気だが、ランチタイム限定の「やきとり丼」も絶品だ。塩とワサビで味わう「笹身(ささみ)」に、最も人気がある「団子(つくね)」「もも肉」「皮身」、肝類の5本がどんと乗った5本丼は、味、ボリュームともに満足できるだろう。

  • 焼き鳥
  • 原宿
  • 価格 2/4

千駄木の人気焼き鳥店、焼鳥今井が2016年に外苑前に移転し、30席のスタイリッシュなカウンタースタイルの店に変貌(へんぼう)を遂げた。オーナーでシェフの今井充史が、鶏から野菜まで厳選し魂を込めて焼いた品々は、味はもちろん、その斬新なアプローチで焼き鳥に対するイメージを刷新してくれる。今井が考案した独自のコースは、パリパリのバゲットの上に乗せられた上品な鶏のレバーパテから始まり、旬野菜のサラダ、今井が選ぶ6種の焼き鳥、日替わりの野菜グリルで構成される。

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  • 武蔵小山
  • 価格 1/4

肩肘張らずに、美味い焼き鳥を食べたいなら、武蔵小山のうち田へ。丁寧に火入れをした串はいずれも大変美味かつリーズナブル(180円~)。特に塩で供される「つくね」は表面はカリッと香ばしく、中はほっこりふわふわの食感に仕上がっており秀逸。酒の肴も豊富で、なかでも「なんこつポン酢」(写真)は必ず頼みたい一品。ゆでたてのナンコツにポン酢とネギを合わせており、ナンコツのコリコリした食感とネギのシャキシャキ感の組み合わせがなんともオツで、酒が進むこと請け合いだ。

  • 錦糸町
  • 価格 2/4

錦糸町駅のとり喜は、ミシュランガイドで一つ星を獲得している名店。おすすめは「ちぎも」。非常に新鮮なレバーに最低限の火入れを施し、さっとタレにくぐらせてあるため、プルプルとしつつもねっとりした食感に仕上がっていて絶品。レバーが苦手という人にこそ食べてほしい一品。料理はコース、アラカルトともに注文可能で、腹に余裕があれば、香ばしい鶏の脂と出汁が合わさったお茶漬け「きじ茶漬け」を頼もう。人気店のため予約が難しいが、平日の21時以降であれば席をとりやすい。

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  • 銀座
  • 価格 2/4

焼鳥店がひしめく銀座でおすすめしたいのが、80年以上続く歴史ある店、鳥繁。塩とたれで味わいが異なる「つくね」はコースでもアラカルトでも味わいたい一品。野生の「鷭焼(ばん)」「小鴨焼」「真鴨焼」といった野趣溢れる焼き物も絶品で、酒が進むことこの上ない。最後は「名物ドライカレー」で締めよう。具はタマネギと鶏肉のみで、カレー粉で風味付けするというシンプルなドライカレーだが、どこか懐かしく親しみやすい味わいだ。

  • 大塚
  • 価格 2/4

大塚で美味しい焼鳥といったらここ。ひとひねりきいたお通しからはじまり、いずれの串も一品料理も手抜かりがないクオリティ。「背肝」や「さえずり」、「てっぽう」などの希少部位は頼みたいが、「肉詰め椎茸」もおすすめ。椎茸のエキスをたっぷり蓄えたつくねはしっとりジューシーに焼き上がっており、噛み締めるほどに味わいが増す。「さしみ盛り合わせ」も忘れずに頼んでみてほしい。焼き物とはまた違う、鶏の味わいと食感がたまらない。

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  • 中目黒
  • 価格 2/4

中目黒にある同店では、コースのみを提供。フォワグラのコロッケ、レバーパテなどの小さな前菜から始まり、串焼き5種、砂肝やセセリ、季節の野菜をピンチョススタイルで一つずつ供する。異なる部位を一口ずつ楽しめるので、部位ごとの味わい、食感の違いを楽しめる。中でも、タマネギとともに食すセセリや、脂を落としながら香ばしく焼き上げた牛モツは印象的。様々な味を少しずつ楽しみたいという欲張りな人や、デート利用におすすめ。要予約。

  • 四谷三丁目
  • 価格 2/4

スナックやバーが建ち並ぶ、四谷・荒木町にあるおがわは、2013年夏のオープン以来、連日にぎわっている。前菜から始まりデザートまで付く全10品の「焼き鳥フルコース」のほか、「ハーフ」など、コースでの注文が基本。素材に軍鶏やホロホロ鶏を使用し、1本1本丁寧に焼き上げられる焼き鳥は、見た目も味も上品な味わいだ。塩やタレでさっぱりと味わう「刺身3点盛」や、バケット付きの「白レバーのパテ」もおすすめだ。

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  • 渋谷
  • 価格 2/4

肉好きには知られた宮益坂の鬼亭は、焼肉感覚で鶏のさまざまな部位を焼いて楽しめるのがユニーク。大山地鶏の腿をパリッと焼き上げ、肉と同様に網の上でぐつぐつ温めた香草オイルにつけて食べる「香草焼」はシンプルに鶏の旨さを味わえる上、爽やかな香りがおすすめ。丁寧にたたいたミンチをスプーンで丸めて網焼きし、表面に海苔をたっぷりまぶして焼き上げる「つくね焼き」もぜひ味わってほしい。どのメニューも女将が焼き方をレクチャーしてくれるので心配無用だ。

  • ワイナリーズ
  • 目黒

目黒駅近くの焼鳥屋。黒い壁に白い暖簾(のれん)が目印だ。備長炭の火力の強弱を考え、熱の入り方が均等になるよう計算された絶品の焼き鳥を楽しめる。

壁に掛けられているメニューからオーダーするか、ストップをかけるまで料理が出てくるおまかせにするか選べるが、客の大半はおまかせだ。人気は、産卵前の卵がついた卵管の「ちょうちん」や「つくね」。予約困難な有名店だが一度足を運んでみたいところ。

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近年、レトロカルチャーブームから、居酒屋は進化を遂げている。大衆酒場の懐かしい風情を残しつつ、モダンな雰囲気を醸し出す「ネオ居酒屋」が増えているのだ。

ドリンクを引き立てるかわいい映えグラスやしゃれた内装、斬新なコンセプトがあり、女性や若者が気軽に入りやすく、おいしい食事やアルコールが楽しめるのが特徴。ここでは、そんな店を紹介する。

さまざまな人が行き交う都心の歓楽街、新宿。1960年代から70年代にかけては、ヒッピーや、フォーク・ジャズミュージシャン、演劇人らアングラな文化を愛する若者たちが集い、酒を酌み交わすカウンターカルチャーの聖地でもあった。近年では、思い出横丁やゴールデン街に外国人客が押し寄せ、また違った表情を見せている

ここでは、そんな時代を感じられるチャージフリーのジャズ居酒屋や、三島由紀夫ら文化人も通った老舗、なぜか外国人客でにぎわう店など予算1,000円から飲める名居酒屋を紹介する。終電を逃したら、はしごしてディープな新宿の夜を謳歌(おうか)しよう。 

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  • ナイトライフ

新しいものが生まれ続ける街、渋谷。そんな渋谷にはジャンルもさまざまな居酒屋が数多く存在し、店選びに困ってしまうこともあるだろう。

ここでは、うまい和食が味わえる店に限定してピックアップ。アーティストが手がける住所非公開の隠れ家や、24時まで麻雀が楽しめるヒップな一軒、外国人の友人に教えたいバイリンガルの接客が魅力の店などを紹介する。

  • ナイトライフ
東京、角打ちスポット5選
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角打ちという言葉はもともと「升に入った酒をそのまま飲む」という意味があった。今では、酒を販売する店の一角で酒を楽しむことを指す場合が多い。角打ちは、小売価格で酒やつまみを味わえるのが特徴。店の個性を感じさせるつまみや、酒屋ならではのこだわりの酒のラインナップを楽しんでほしい。特集では、日本酒やワイン、クラフトビールに力を入れた、ネオ角打ちと呼ばれる新しいスタイルの店を中心に紹介する。

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