フィッシュバンク トウキョウ
画像提供:フィッシュバンク トウキョウ
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東京、デートで行きたいレストラン20選

焼き鳥からフレンチまで、特別な日を演出するレストランを紹介

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多くのレストランがある東京では、初めてのデートや記念日、バレンタインデーなど特別な日に使える店を選ぶのは至難の業。ここでは、「朝デート」にぴったりのスポットから、個室で高級メニューを味わえるレストラン、東京のスカイラインを一望できるディナーまで、味と雰囲気ともに格別な店を紹介する。気になる相手、そして大切なあの人を誘って特別なひとときを過ごしてほしい。

週末やバレンタインデー当日には混み合うことが予想されるため、事前予約するのがベターだ。

  • 渋谷

渋谷のバー「ザ ベルウッド(The Bellwood)」が手がける寿司店。バーエリアを抜けた奥にある、さまざまなテーマでペアリングが楽しめる「べる寿司」でおまかせコースを提供する。

エグゼクティブシェフの寺井彩花が完全個室で提供する、定番ネタにひと工夫を加えた寿司は絶品。寿司には、日本の素材のほかにも、コーヒー豆やタヒニ、オリーブ、チーズまで多様な材料を用いている。

ベトナムのサンドイッチ「バインミー」から着想を得たマグロの握りには、ニンジンのピクルスやサクサクの天ぷら生地が添えられる。ハラペーニョやトルティージャとともに供されるシマアジは、メキシコをしのばせる味わいだ。

お任せ12貫とカクテル3種で1万3,200円(サービス料別、以下全て税込み)で楽しめる。

  • 丸の内

「フォーシーズンズホテル丸の内 東京」内にある、ミシュラン星付きのこの店なら、店選びの段階でデートを間違えるはずがないだろう。

ランチとディナーはともに、全国各地の生産者から取り寄せた旬の食材を使用。そのため同じメニューを味わえることは二度とないのだ。

きらめく丸の内のビル群を背景に、東京駅を行き交う列車を見下ろせる景色は、料理や随所に大理石が配されたしつらえとともにデートを忘れ難いものにしてくれる

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  • 地中海料理
  • 銀座

数々の受賞歴があるモダンギリシャ料理レストラン「アポロ(THE APOLLO)」。「東急プラザ銀座」の11階にあり、街並みを270度見渡せる床から天井までガラス張りの室内が印象的だ。コンクリート打ちっ放しの内壁と簡素な家具は、店内にモダンで落ち着いた雰囲気をもたらしており、テーブルトップには大理石を使っている。

前菜のうち特におすすめしたいのは、「ケファログラヴィエラチーズ」を焼き上げ、蜂蜜やオレガノ、レモンジュースで仕上げた「サガナキチーズ」。メインの10時間煮込んだ「ラムショルダー」はとても柔らかく、あっという間に食べ終えてしまうはずだ。

デザートには「レモンパイ アポロスタイル」を食べておきたい。

  • 浅草

東京リバーサイド蒸溜所」に併設するバー&ダイニング「ステージ(Stage)」。奥行きのある店内にはクラフトジンブランド「エシカル・スピリッツ(The Ethical Spirits)」が展開するジンが陳列され、ブロンズ製の家具やコンクリートの壁とともに、夜のデートにうってつけの雰囲気を演出している。

ここでは、ジンを使用したカクテルはもちろんのこと、シェアしやすい小皿料理も味わっておきたい。席の多くはバーカウンターなので、ゆっくり話したいならテーブル席を予約しておくのがおすすめだ。

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  • 汐留

レストラン直通のエレベーターで「汐留シティセンター」の41階にある「フィッシュバンク トウキョウ(Fish Bank TOKYO)」を訪れると、その店内にきっと息をのむことだろう。

フロアから天井まで続く窓からは東京中をミニチュアのように見渡すことができ、凝ったクリスタルシャンデリアや、1000本以上のワインが保管できるガラス張りのワインセラーにも感動させられる。

新鮮なカキなどのシーフードでテンションを上げたら、夜景と一緒にシャンパンも合わせてみては。

  • ピザ
  • 中目黒
  • 価格 1/4

東京にピザブームが訪れるはるか前から、シェフの柿沼進は見事な「マルゲリータ」と「マリナーラ」を次々と生み出してきた。柿沼は、およそ1年をかけてイタリア国内のあらゆるピッツェリアを食べ歩き、帰国後に聖林館をオープンさせた

提供されるマルゲリータは、決して教科書通りのそれではない。絶妙な味加減のトマトソース、モッツァレッラチーズ、色鮮やかなフレッシュトマト、バジルとたっぷりのオリーブオイルが乗っている。

クラストは軽やかで、焼きたてのチャバタを思わせるようなテクスチャー。適度にふりかけられた塩とともに、かみ締めるたびに鮮やかな味が口に広がっていく完璧な逸品だ。

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  • 銀座

「スパイスラボトーキョー(SPICE LAB TOKYO)」は、決して街角にあるありふれたカレー店などではない。インドのモダンなカレーと日本の季節ごとの食材とが融合した食体験を提供する店なのだ。

デリー出身のオーナーは、ロンドンやメルボルン、香港などで話題になっているハイエンドなモダンインド料理を、日本に持ち込みたいと考えて同店をオープン。シェフは、インドのラグジュ アリーホテル「オベロイ(The Oberoi)」や「アマン(AMAN)」で副料理長を務め、コペンハーゲンの「ノーマ(noma)」で修行経験もある、テジャス・ ソヴァニ(Tejas Sovani)だ。

ソヴァニの生み出す料理は、固有の土地の味わいに限定しているのではなく、より洗練されてバランスを重視している。コースはランチ5つ、ディナー4つ。ベジタリアン、ビーガン、シーフードのみのメニューにも対応している。スパイスで味付けされたポテトのサモサ、梅とミントが爽やかなインドの屋台料理であるジャガイモのチャートなど、当地のストリートフードは素晴らしい仕上がりだ。

食前には、スパイスジンやスーズ、ビターズ、トニックなどが調和した「ムンバイトニック」でリフレッシュするのがおすすめだ内容は季節によって異なるので、何度でも再訪したくなってしまうだろう。

  • イタリア料理
  • 学芸大学
  • 価格 2/4

近年急激な発展を見せている学芸大学エリアは、駅前の商店街沿いに小さな飲食店が次々とオープンしている。イタリア風ガストロパブ、「リ カーリカ(Ri.carica)」もその一つで、小規模な店内でナチュラルワインを提供する創作バーだ。

店名の由来は、イタリア語で「元気回復」や「再充電」を意味する「リ・カーリカ(Ricarica)」。店内にいる全ての人が楽しく時間を過ごし、帰る時には元気になってもらおうという思いが込められている。

質のいい食材を使うことはもちろんだが、手を加え過ぎず、素材本来の味を生かした料理が並ぶ。日本人の繊細さを合わせ持った親しみやすいイタリア料理は、近所でも評判だ。

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  • 恵比寿

恵比寿駅から徒歩3分のところにあるベーカリーカフェ&レストランの「繁邦」。夜はフレンチレストラン、昼間はシェフの青木虎太郎の両親が経営する人気ベーカリー「しげくに屋55ベーカリー」のパンを20種類ほど店頭で展開する。

「クレープ」(1,100円)は、そのシンプルなメニュー名の通り、シュガークレープに発酵バターと塩のみという素朴な一皿だが、生地の配合と分厚さにこだわっている。トッピングのバターや塩を付けるとさらにコクが深まり、レモンを振りかければ雰囲気も変わってキュッとした爽やかさが楽しめるだろう。

「季節のオープンサンド」(1,600円)も味わってみてほしい。ベーカリーで販売するバゲットと同じ生地の自家製のフォカッチャを使用しており、もっちりとした食感と香ばしさが特徴的。生ハムと一緒に煮詰めて香りを移したという白インゲン豆はほくほくと柔らかで、焦げ目の付いたカブやナノハナの苦みと香りが味わいを引き締める。素材の味を十二分に生かした一皿である。

  • 六本木

2024年3月、「麻布台ヒルズ」に開業した「ジャヌ東京」。ラグジュアリーホスピタリティーのパイオニア「アマン」初の姉妹ブランドホテルとして世界中から注目を浴びている。

そのジャヌ東京が有する8つの直営レストラン&バーの中でオールデイダイニングの役割を果たしているのが、「ジャヌ メルカート(JANU MERCATO)」だ。麻布台ヒルズの緑豊かな中央広場に面していて、テラス席には愛犬を同席させることもできるので、犬を連れたカップルにもぜひおすすめしたい。

イタリアの市場「MERCATO」をイメージした同店では、時間帯ごとにさまざまに過ごせる。特に同レストランの魅力を最大限に味わえるのが朝食の時間帯。大きな窓から柔らかな朝の陽ざしが差し込む、吹き抜けの心地よい空間で食す朝食は格別な時間を過ごせる。

料理はアラカルトでもオーダーできるが、「グリーンサラダ ホワイトバルサミコドレッシング」と「ヨーグルトとグラノーラ」、飲み物付きでメインが選べるセットメニューがお得。メインの一番人気は、「アボカドトースト」だ。

トーストしたサワードウブレッドの上に粒マスタードと自家製のピクルスを敷き、その上にアボカドと平飼い卵のポーチドエッグが乗っている。味付けの塩は「満月の塩」を使用しており、添えられたライムを好みで絞る。クミンシードの風味も食欲をそそる。そのほか、「クロワッサンサンド サーモンマリネ」や、ビーガン対応の「ベイクドアップルクレープ」もおすすめ。

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  • 丸の内

ミシュランで星も獲得しているロンドンの伝説的レストラン「ハッカサン(HAKKASAN)」などで知られるレストランプロデューサー、アラン・ヤウ(ALAN YAU)の日本初店舗となる点心専門店。「二重橋スクエア」の2階に位置し、伝統的な点心からモダンなものまで豊富なメニューを揃えている。

「蝦夷鹿肉のパイ包み」「北京風水餃子」「キビまる豚のジャスミンスモーク」などのほか、「海老蒸餃子」や「焼売」などの蒸し物もおすすめだ。

  • 祐天寺

食とともに、ライフスタイルまでトータルに提案するフードコーディネーター、野村友里が原宿に開いた一軒家レストラン「イートリップ(etrip)」が2024年7月、「ババジジハウス(babajiji house)」内に移転した。食事は、イートリップで長年厨房(ちゅうぼう)を支えてきた雨池卓郎が担当する。

店内は、小さなキッチンを囲むカウンターのスタイル。友人宅の台所を訪れたような感覚になるだろう。店内では、発酵食品や素材の味を生かしたワンプレートや小料理や自家製の酵素ジュースやアルコール類が楽しめる。

コース料理のみだった以前の形から一新し、発酵食品や素材の味を生かしたワンプレートや小料理を展開。ドリンクは、1階でも購入できる自家製の酵素ジュースやアルコールなど、よりカジュアルな使い方ができる形態となった。

ぜひ食べてほしいのは、海・山・土の食材が一皿になった「地球まるごとプレート」(1,980円)。コリンキーのマリネ、玉ねぎのアチャール、葉生姜のピクルスなど、10種類以上の季節の食材をスパイスのシンプルな味付けで、素材そのものの味を楽しもう。

それぞれを単体で味わった後は、何種か混ぜ合わせて食べてもおいしい。これをピタパン(330円)に挟んで頬張るのもおすすめだ。

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街のダイニングシーンを成長させようというシェフの鳥羽周作の情熱は、決してとどまることを知らない。「シオ(sio)」で楽しめるのは、腕の立つ若いシェフやソムリエたちとチームを組み、日本料理とフレンチが見事に融合した料理の数々だ。

シオのランチは7品のお任せコース料理。メインディッシュは豚肉だが、和牛やハト肉への変更もできる。

どのコースも、酒や茶のペアリングが可能。昼間からロマンチックで上質な時間を楽しんでほしい。

バレンタインにチョコレートやスイーツを存分に楽しみたいのなら、「パティスリー イーズ(patisserie ease)」がおすすめ。ミシュラン一つ星レストラン「シンシア(Sincère)」で修行を重ねた大山恵介がオーナーを務めており、非の打ちどころのない絶品スイーツが楽しめる。

素材の特徴を生かしておいしさを追求するスイーツは、脱酸素剤など、素材の良さを損なうものは使用していない。看板メニューは「アマゾンカカオのシュークリーム」。ほのかにラズベリーを加えたり、チョコレート感を出すためにガトーショコラを忍ばせたりすることで、アマゾンカカオの持つフルーティーな酸味のある大人のデザートだ。

シックで洗練された店内もデートにぴったりなので、甘いものが好きな二人はぜひ足を運んでみてほしい。

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  • 日本料理
  • 神泉

渋谷駅の雑踏を抜けた先、「裏渋」エリアにある隠れた人気小料理店。落ち着いた雰囲気の中で、こだわりの日本料理を楽しみたい二人におすすめしたい。

大将の井上隆之が提供する旬のおまかせコース(8品から)は、本格的な日本料理を下敷きにしゃれた工夫を凝らした家庭的な日本料理である。酒の名産地である秋田出身のおかみ・井上仁美が選別した日本酒とのマリアージュは、日本食のセンスとレベルの高さの証明にほかならない。

中でも「アジフライ」は絶品だ。なめろうを挟んで揚げてある変わり種で、衣のサクサク感とふっくらとしたアジ、なめろうの粘り気という食感が楽しさもさることながら、混ぜ合わさっている薬味類が絶妙で何枚でも食べたくなる。

骨せんべいが添えてあるのが「日本酒と季節のおつまみ」というコンセプトを体現している。この一皿だけでも酒が進んでしまう。

目黒通り沿いにある北欧スタイルのレストラン。デンマークやメルボルンなどで修行を積んできた若手シェフとソムリエが、2017年にオープンさせた。

日本の食材を中心に使用し、それを北欧風のアレンジ(主に漬物と発酵で調理)をしているのがこの店のポイントだ。冬が長いデンマークで発達した食料保存技術が、メニューにも生かされている。

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かしこまったデートが苦手という人には、2020年に広尾にオープンした注目の複合施設「イートプレイワークス(EAT PLAY WORKS)」がおすすめ。1・2階にはデートにも最適な「ネオ横丁」があり、ミシュランカジュアルをコンセプトに名店の新業態や日本初出店など全17店舗が集う。

スペインバルやミシュラン獲得のメキシカン、寿司屋やフレンチビストロなどがコンパクトに軒を連ね、はしごするのもいい。

入居する多くの店のカウンターからはキッチンでシェフが働く様子を見ることもでき、活気のある空間で楽しく食事ができるだろう。 

2016年に外苑前にリニューアルオープンして以来、進化型の焼き鳥店として人気を博してきたのが「焼鳥今井」だ。鶏から野菜まで厳選し、魂を込めて焼かれた品々は味はもちろん、その斬新なアプローチで焼き鳥に対するイメージを刷新してくれる。

おすすめは、オーナーシェフを務める今井充史が考案したコースメニュー。パリパリのバゲットの上に乗せられた上品な鶏のレバーパテから始まり、旬野菜のサラダ、今井が選ぶ焼き鳥、日替わりの野菜グリルで構成されている。

店内はスタイリッシュなカウンタースタイルで、厳選されたナチュラルワインも揃う。焼き鳥といえど、高級レストランに引けを取らない品の良さは、デートにもぴったりだ。

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「銀座 きた福」は、東京で唯一の活けガニ料理店。靴を脱いで畳に上がった瞬間から、ぷりぷりのカニの最後の一口を食べ終わるまで、ここでの経験は全てが格別だ。

食事を終えるのに少なくとも2時間かかる。4、5キロほどの大きなタラバガニの甲羅を職人が生きたままはがし、足とはさみを順序よく一本一本さばくには、最低でもそれくらい必要なのである。ゆで、炭火焼、刺し身などさまざま調理方法でカニを味わえる。

席は全て個室で、温かみのある雰囲気。決して安くはないが、ほかでは味わえない特別な体験ができるだろう。

エスニック料理が好きなカップルなら、今までに味わったことのないベトナム料理を提供する「アンディ(An Di)」がおすすめ。ミシュランガイド東京でビブグルマンに複数回掲載されている名店だ。

シェフの鈴木康哉は、フレンチの技術を活かしながら生春巻きやフォーといったベトナムの定番メニューを日本の食材を使って再構築し、新鮮で洗練されたコース料理に仕上げている。

発酵させた日本茶の葉の上に、焙煎(ばいせん)したココナツやゴマ、シャキシャキのキュウリなどの野菜が入った「ティーリーフサラダ」はぜひ味わっておきたい一品。香り、食感、味わいなど五感を刺激する絶品だ。

デートで行きたい店をもっと見つけるなら……

最近ではミシュランのガイドブックの星の数は東京が世界最多、と話題にもなるように、東京は食の天国として胸を張れる都市の一つだろう。タイムアウト東京では知る人ぞ知る、隠れ家的名店から、昔から地元の人々の空腹を満たしてきた大衆食堂まで、カテゴリーや価格も幅広くカバーし、今の東京を表すにおいて外せない100軒の店を選出した。

東京、デートバー10選
東京、デートバー10選

「バーで口説くな」というバーテンダーもいる。しかしやはり、全てにおいてオーセンティックな一軒だからこそ、男女を問わず「すてきなあの人と足を運びたい」と考えるのも不思議ではない。

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