パティスリーカフェ ヴィヴァン
Photo: Kumiko Nakakuki
Photo: Kumiko Nakakuki

東京、パティスリーカフェ5選

六本木や新宿、学芸大学など、今訪れるべき場所

広告

タイムアウト東京 > レストラン&カフェ >東京、パティスリーカフェ5選

東京には、まるで宝石のように美しく、味わいも秀逸なスイーツが味わえるパティスリーが数多く存在する。その中にはいつか訪れてみようと考えている店もあるかもしれない。しかし自宅までの持ち帰り時間や距離などを考えて、諦めてしまうこともあるのではないだろうか。

今回は作りたてのケーキをすぐその場で味わえるイートインスペースを持つパティスリーを紹介する。パティシエ渾身の一品とともに、贅沢な時間を堪能してほしい。

関連記事
東京、ブックカフェ25選
東京、癒やしのパークサイドカフェ12選

  • 学芸大学

足を踏み入れた瞬間、訪れた客の心をわしづかみにするのは、2024年にオープンした「タイスケ エンドウ(Taisuke Endo)」だ。フランスのメゾンを意識した店内には、全てが主役級の顔つきをしたやや大ぶりで芸術的なケーキやマカロンが並び、こんがりとした焼き目の美しいヴィエノワズリーや焼き菓子が華を添える。

同店を営むのは、「ピエール エルメ パリ(PIERRE HERMÉ PARIS)」や「ザ ペニンシュラ東京」を経て、「パティスリーカメリア銀座」のシェフパティシエを務めた、遠藤泰介だ。退店後はフランス・アルザス地方で2年間経験を積んだ後、自身の店をオープン。現地で学んだフランス伝統菓子をベースに、素材の魅力を最大限に引き出すスイーツを追求している。

スペシャリテは、繊細なピンク色をまとった「マリーアントワネット」。華やかなローズとピスタチオのコクを、ピンクグレープフルーツの爽やかな酸味と苦味が引き立てる。一口食べると一瞬で非日常の世界へと誘われる、魅惑の一品だ。

  • 六本木

「ジョエル・ロブション」立ち上げメンバーの1人で、ロブション系列のパティスリー部門全体の責任者を務めた吉田順子が営むカフェ。全国の農園などから直接仕入れる旬のフルーツの魅力を、多様なテクニックを用いて引き出すスイーツを得意とする。

看板商品のパフェのほか、ショートケーキやタルト、クッキーなどの焼き菓子を提供している。

初めて訪れるならぜひ味わってほしいのは、吉田の持つ技術の粋が詰め込まれたパフェだ。グラスの中は完成されたスイーツの集合体で、食べ進めるごとに楽しさと驚きを繰り返す。複雑かつ繊細な数多くのパーツで構成されており、食べ終わった頃にはテーマとなるフルーツを食べ尽くしたという満足感でいっぱいに。パフェに合わせて用意されるペアリングドリンクも好評だ。

季節のショートケーキは、フルーツごとに生クリームの配合や生地の厚みを変えるこだわり。ロブション時代のつながりから、市場にあまり出回らないフルーツが登場するのもうれしい。

広告
  • 町田

15歳からパティシエの道に進み、「ル パティシエ タカギ(LE PATISSIER TAKAGI)」や「横浜ベイホテル東急」などで経験を積んだ山根悠樹が営む店「パティスリー アンカド(pâtisserie un cadeau)」。日本最大級の洋菓子コンテスト「ジャパン・ケーキショー東京」でも受賞歴を持つ。

ショーケースには定番のショートケーキなどの姿はなく、山根が生み出す独創的なケーキが10種類ほどが並ぶ。コンテスト受賞作「アリエ」や「アンカド」も評判だが、ぜひ「ウルー」も味わってみてほしい。舌触り滑らかなクリームの中に、ムースやブリュレ、キャラメリゼクランチなどが7層に重ねられており、その全てにピスタチオが使われている。多彩な味わいや食感が楽しめる、満足度の高い一品だ。

イートインできる2階席は、イギリスのチャーチチェアなどのアンティーク家具が並ぶ心地よい空間。安全面と空間づくりの観点から、カフェ利用は中学生以上となっているので注意してほしい。満席になることも多いため、訪問前に予約しておくのがいいだろう。

  • 国立

訪れる客を柔らかな笑顔で出迎えるのは、オーナーの笹尾剛司。「ザ リッツ カールトン東京」で接客経験を積んだ後、パティシエ辻口博啓と本格エスプレッソカフェ「ポール バセット(Paul Bassett)」がコラボレーションした「ル ショコラ ドゥ アッシュ/ポール バセット(LE CHOCOLAT DE H / Paul Bassett)」で、チョコレート販売部門の責任者とバリスタを経験する。

2020年に自身の店「パティスリーカフェ ヴィヴァン(Pâtisserie café VIVANT)」をオープンした。 同店ではフランス菓子をベースに、日本人の味覚に合わせて開発したケーキを提供。シングルオリジンのコーヒーも用意しており、コーヒーと合わせた時の相乗効果も重視している。

人気商品は1日5個限定の「イチゴ」。イチゴの形を模したホワイトチョコレートをナイフで割ると、内側からフランス産イチゴを使ったムースが姿を現し、爽やかな酸味のジュレがとろりと流れ出す。コクのあるカフェラテとの相性も抜群だ。

広告
  • カフェ・喫茶店
  • 新宿

新宿の歌舞伎町で夜だけオープンする「おひとり様用ホールケーキ」が楽しめるカフェ「ショートケーキカンパニー(ShortCakeCompany)」。オープン直後から人気で、2024年11月に、同じビル内の広い店舗に拡大移転した。

テーブル席をメインとした32席を有する3階席と、一人客専用カウンターを5席用意した2階席の、2フロアで営業している。

ケーキは注文を受けてからパティシエが仕上げ、作りたてを提供。高品質のジャージー生クリームを使用するなど、材料にもこだわっている。

看板商品の「薔薇と苺のショートケーキ」は、口溶けの良いスポンジに国産イチゴや上品な香りのバラのジャムが挟まれた逸品だ。

席の利用は、予約した場合は90分制で、直接来店した場合は60分制。予約は公式ウェブサイトで1席500円(税込み)で受け付けている。

もっと東京のカフェを探索するなら……

  • カフェ・喫茶店

看板がなく知らないと通り過ぎてしまうような店や、予約をした者にしか住所を教えない店、薄暗い階段を上らないとたどりつけない店……。そういう隠れた店は、初めて入る時こそ少し勇気がいるが、入ってしまえば長居したくなるような居心地の良い店も多い。

時には一人でゆっくりと過ごし、また時には友人と冒険気分で楽しむのもいいだろう。ブックマーク必須のおすすめ隠れ家カフェを紹介する。

  • カフェ・喫茶店

日本で古くから愛される、抹茶。以前は日本茶専門店でしか味わえなかったが、最近では街中のカフェで気軽に楽しめるようになった。都内には抹茶専門店も登場し、抹茶を使用したスイーツやドリンクのバラエティーが一気に増えたとともに、驚くほど高いクオリティーの商品も生まれている。

今回は都内で味わえる数多の抹茶メニューの中から、特におすすめの商品を厳選して紹介する。

広告

日本で長年愛されてきた伝統的なスイーツである和菓子。どら焼きや大福、饅頭に餅など、数え出したらキリがないほど種類も豊富だ。どれも馴染み深いが、今挙げたものには全てあんこが使われている。魅力的な味わいであることは間違いないようだ。

東京には数多のカフェが存在し、業態もさまざま。その中で、あんこが堪能できる店を厳選した。今から5つ紹介しよう。

2024年は近年稀に見る「クレープ専門店」が数多く誕生した年だ。そしてそのどれもが生地や具材に徹底的にこだわり、ほかでは味わえない一品を提供している。そこで今回は2024年にオープンしたクレープ専門店と、それぞれの持つこだわりについて紹介する。ぜひ自分好みの一店を見つけてほしい。

広告
  • カフェ・喫茶店

コーヒーが日本に伝わったのは江戸時代と言われている。当初は、その味と香りがなかなか受け入れられなかったそうだが、明治時代の終わり頃から喫茶店も多く登場し、日本にもコーヒー文化が根付いてきた。そして今もなお、時代の移り変わりとともに日本のコーヒー、カフェ文化は独自の進化を遂げている。

特集では、カフェの歴史に名を残す老舗やコーヒー専門店、テーマを持ったカフェなど、星の数ほどある東京のカフェのなかから厳選した50軒を紹介する。一人じっくりとコーヒーに向き合いたいときはもちろん、友人との会話を楽しむ場や、街散策の休憩スポットとしてもぜひ足を運んでみてほしい。 

おすすめ
    関連情報
    関連情報
    広告