15歳からパティシエの道に進み、「ル パティシエ タカギ(LE PATISSIER TAKAGI)」や「横浜ベイホテル東急」などで経験を積んだ山根悠樹が営む店「パティスリー アンカド(pâtisserie un cadeau)」。日本最大級の洋菓子コンテスト「ジャパン・ケーキショー東京」でも受賞歴を持つ。
ショーケースには定番のショートケーキなどの姿はなく、山根が生み出す独創的なケーキが10種類ほどが並ぶ。コンテスト受賞作「アリエ」や「アンカド」も評判だが、ぜひ「ウルー」も味わってみてほしい。舌触り滑らかなクリームの中に、ムースやブリュレ、キャラメリゼクランチなどが7層に重ねられており、その全てにピスタチオが使われている。多彩な味わいや食感が楽しめる、満足度の高い一品だ。
イートインできる2階席は、イギリスのチャーチチェアなどのアンティーク家具が並ぶ心地よい空間。安全面と空間づくりの観点から、カフェ利用は中学生以上となっているので注意してほしい。満席になることも多いため、訪問前に予約しておくのがいいだろう。