初台の「東京オペラシティ アートギャラリー」で、日本を代表するイラストレーター・宇野亞喜良(うの・あきら)の過去最大規模となる展覧会「宇野亞喜良展 AQUIRAX UNO」が、2024年6月16日(日)まで開催されている。
本展は宇野の全仕事を、900点を超える作品や資料群を通して網羅的に紹介している。宇野は1950年代から約70年間、第一線で活躍し、作品は多岐にわたる。60年代の寺山修司が主宰した天井桟敷の公演ポスターから、雑誌「ユリイカ」の表紙、2010〜20年代の椎名林檎やBUCK-TICKら、ミュージシャンのCDジャケットデザインまで、宇野の名は知らずともどこかで目にした作品があるはずだ。
宇野の回顧展は、2010年に愛知県の「刈谷市美術館」で開催されて以来14年ぶり。当時からさらに展示資料の数を増やし、待望の東京初開催となった。