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2024年、新たなチームラボボーダレスが「麻布台ヒルズ」に移転オープン

進化を続ける「地図のないミュージアム」が1月に誕生予定

Hisato Hayashi
テキスト:
Genya Aoki
Hisato Hayashi
「Microcosmoses(仮)」© チームラボ
Photo: teamLab, Microcosmoses (tentative title) © teamLab
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2024年1月、「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス(以下、チームラボボーダレス)が「麻布台ヒルズ」にオープンを予定。チームラボボーダレスは、2023年の「お台場パレットタウン」閉館に伴い移転を発表していた。

麻布台ヒルズは、「アークヒルズ」と「虎ノ門ヒルズ」「六本木ヒルズ」を結ぶちょうど中間地点に位置し、8.1ヘクタールもの広大な土地にオフィスと住宅、ホテルなどを収容する超高層ビルを3棟、オフィスと住宅のほか商業施設や文化施設が入る低層棟1棟、さらにインターナショナルスクールを擁する一大プロジェクトだ。約330メートルのタワー塔などのエリアは、2023年11月24日(金)のオープンを控えている。

麻布台ヒルズ
Photo:Kisa Toyoshima麻布台ヒルズ

チームラボボーダレスは、同エリアの「ガーデンプラザB」地下1階に建設。現施設のコンセプトである「境界のない1つの世界の中で、さまよい、探索し、発見する」をさらに進化させ、ここでしかできない新たな体験創造を目指す。

Photo: teamLab BorderlessTokyo © teamLab
「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」 東京 麻布台ヒルズ © チームラボ

チームラボボーダレスは、森ビルとチームラボによる世界初の常設デジタルアートミュージアムとして2018年6月にお台場にオープンした。1000平方センチメートルの敷地面積を誇り、立体的な「地図のないミュージアム」は、作品同士の境界を持たず、それぞれがコミュニケーションし、時に融合することが特徴だ。

また、ほとんどの作品は観賞者が触れることで作品に変化を及ぼすインタラクティブな体験型のアートとなっている。

「Universe of Water Particles, Transcending Boundaries」「花と人、コントロールできないけれども共に生きる」 © チームラボ
「Universe of Water Particles, Transcending Boundaries」「花と人、コントロールできないけれども共に生きる」 © チームラボ

初年度の年間来館者数は約230万人。2019年の来館者数において「単一アート・グループとして世界で最も来館者が多い美術館」としてギネス世界記録にも認定された。実に160以上の国と地域の人が訪れ、ジャスティン・ビーバー、ケンドリック・ラマー、メラニア・トランプ前大統領夫人らといった著名人も多く来館していることでも知られている。

「The Sculpture of Time Distortion in a Mirror」© チームラボ
「The Sculpture of Time Distortion in a Mirror」© チームラボ
「Microcosmoses(仮)」© チームラボ
「Microcosmoses(仮)」© チームラボ

麻布台ヒルズに新たに登場するチームラボボーダレスには、これらの作品に加え、新作や日本未公開作品も多数加わる予定だ。なお、豊洲の「チームラボ プラネッツ」は2023年末まで営業している。

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