初台駅から徒歩12分ほど、不動通りの商店街の中にある「一福」。居酒屋のような風情のある店構で、カウンターとテーブル席が設けられ、少しゆったりとした造りだ。
店主が手がける一杯は、シンプルであっさり、マイルドな「味噌らーめん」(980円、以下全て税込み)。無化調のスープは、信州みそと長崎県の麦みその赤白2種類をブレンドし、豚骨や鶏ガラに和風だしを加えている。シコシコした食感の麺や、スネ肉のチャーシューもシンプルにおいしい。
女性店主の温かい人柄がにじみ出たような一杯は、どこか昔懐かしさを感じさせてくれ、心も温まる。その人柄に引かれた常連客も多いようだ。
そのほか、少し辛みを加えた「味噌ぴりか」(1,080円)「囲炉裏麺」(1,280円)など。八海山をはじめとする日本酒も注文でき、つまみも豊富だ。