「上野の森美術館」で、32回目となる「VOCA展」が開催。「平面」の可能性を追求した多様な作品を紹介する。
「VOCA展」は、「The Vision of Contemporary Art」の頭文字をとって、VOCA(ヴォーカ)展と呼ばれる現代美術展だ。全国の美術館学芸員、研究者などに40歳以下の若手作家の推薦を依頼。その作家が平面作品の新作を出品するという方法により、毎年全国各地から未知の優れた才能を紹介している。
平面美術の領域で国際的にも通用するような将来性のある作家の支援を目的に、1994年から毎年行われ、延べ1068組の作家が出展。ここから大きな躍進を遂げる作家を多く輩出している。
今年の受賞作家には、宮本華子、諫山元貴、小林万里子、鮫島ゆい、𠮷田芙希子、髙木優希が名を連ねる。平面表現の豊かさを垣間見よう。