トゥエルブ ガーデンズ バー アンド グリル
Photo: Keisuke Tanigawa | トゥエルブ ガーデンズ バー アンド グリル
Photo: Keisuke Tanigawa | トゥエルブ ガーデンズ バー アンド グリル

東京、オープンエアで食べる店22選

東京のテラスや水辺、ルーフトップでリゾート気分を楽しむ

広告

タイムアウト東京 > レストラン&カフェ >東京、オープンエアで食べる店22選

テキスト:浅野陽子(フードライター)

それほど広くない面積に建物や店が密集し、人口密度も高い東京。しかし海外のリゾートにいるような開放的な気分になる、とっておきの場所は多くある。

水辺の景色が眺められるリバーサイド、公園近くで緑いっぱいのテラス席やビルのルーフトップ(屋上)のバーなど、東京のオープンエアの形態はさまざまだ。各店に取材を進めてわかったのが、季節によって寒暖の差が激しい東京でも、オープンエアの座席は年間を通じて人気があるということ。多くの店が、外の席から順に予約が埋まっていくそうだ。

ここでは、都内でオープンエアの空間が楽しめる、レストランを紹介する。外気を直接感じながらおいしい料理を食べたり、酒を飲んだりする体験は格別だ。東京の空の下、大切な人とゆっくり時間を過ごしてみては。

※情報のみ確認して2025年4月にアップデート

関連記事:
オープンエアで楽しめるブルワリーパブ10選

  • カフェ・喫茶店
  • 立川

国営昭和記念公園」の「みんなの原っぱ」の東側にあるカフェ。「国立競技場」をはじめ、木材を生かした建築を手がける隈研吾建築都市設計事務所がデザインした。外観は、多摩産材を利用した木組みがあしらわれている。

店内では、パンやソフトクリーム、オリジナルコーヒーなどが楽しめる。公園オリジナルの「オカブレンド」はコロンビア・モカ・グアテマラの豆をブレンドしたもので、自然豊かな公園をイメージしたという。

天気の良い日は、テラス席でピクニック気分を味わおう。 

  • カフェ・喫茶店
  • 原宿
  • 価格 1/4

にぎやかな原宿エリアから北に少し外れた通り沿いにたたずむカフェ「ザ デック コーヒー&パイ(THE DECK COFFEE & PIE)」。こだわりのコーヒーとオリジナルのパイを木造デッキテラスで楽しむことができる。店内には陽気なカントリーミュージックが流れ、ちょっとした休憩に立ち寄るには最適な場所だろう。

使用するコーヒー豆は世界各地から厳選。多種多様な味を取りそろえ、その日の気分に合った味が選べる。自家製のパイは、定番のアップルやチェリーのほか、季節ごとに常時12種類以上を用意。食べ応え十分なミートパイと、人気のブレンドアイスコーヒーの相性は抜群である。

広告
  • イタリア料理
  • 青山

ワイキキで人気を博している「イル ルピーノ(IL LUPINO)」の日本第1号店が「ののあおやま」にオープン。同店は、世界的に有名なステーキハウスのオーナーであるウルフギャング・ズウィナーが手がけたもので、本格イタリアンと米国内で2%以下の最高級牛肉である「USDAプライムビーフステーキ」を堪能できる。

メニューはポルチーニ茸とトリュフを使用した「自家製パッパルデッレ トリュフクリームソース」や「“自家製”ピザ マルゲリータ」「本日の鮮魚のアクアパッツア」などを提供。ドリンクは厳選したワインのほか、「ティオヒート」や季節のフルーツを使ったカクテルなどを楽しめる。

ペット同伴可能なテラス席や個室など、さまざまなシーンに合わせて利用できる。ラグジュアリーでありながら親しみやすい空間でアメリカを感じよう。

広告
  • カフェ・喫茶店
  • 渋谷
  • 価格 1/4

「神南スタイル(=カジュアルだけど本物が愛されるニューヨークと渋谷の融合)」をコンセプトに、渋谷と類似点の多い都市、ニューヨークのデザインを取り入れたカフェ。アーバンナチュラルな内装の店内には、ゆったりとしたソファ席やテラス席があり、BGMにもこだわりがある。

フルーツのソイラッシーや厳選したワールドワインとともに、ランチやディナーを楽しめる。さらに地下には、約100人が入れるDJブースや音響機材が完備されたイベントスペースもあり、結婚式2次会やイベントにも利用可能だ。

  • 銀座

銀座にあるモダンシーフードグリルが楽しめるオールデイダイニング「オウパセズ(Opuses)」。日本的かつ現代的なエッセンスを織り交ぜた、アート作品のような芸術的メニューを提供する。

銀座の眺望が楽しめる専用テラスも併設されているので、夜風を感じながら絶品のシーフードを堪能できる。こだわりの料理に加え、見た目も美しいアフタヌーンティーもおすすめ。

広告
  • カフェ・喫茶店
  • 中目黒

「熟成炭火焼き蜜芋バスクチーズケーキ」のネット販売から始まった「アンド オイモ トウキョウ(&OIMO TOKYO)」が中目黒にオープンしたカフェの旗艦店。全ての料理にサツマイモを使い、優しい味でありつつほかでは食べることがない味にやみつきになるファンが続出している。

おすすめは、ほうじ茶が香る「蜜芋テリーヌショコラ」や、チーズケーキとスイートポテトの2層からなる「蜜芋バスクチーズケーキ」など、好みの蜜イモスイーツを6種類か3種類を選べるメニュー。桜やパンプキンなど季節ごとに限定メニューも提供されるので、行くたびに新しい出合いがあるだろう。

スイーツだけではなく、料理もおすすめ。「スモークサーモンとホウレンソウの蜜芋キッシュ サラダを添えて」には炭火で焼いた安納芋の角切りと濃厚なクリームチーズを使用し、キッシュのパイ部分も米粉から作り上げているため完全グルテンフリー。まろやかな「季節の新鮮野菜とさつまいものスパイシーバターチキンカレー」も十六雑穀米でヘルシーなので、迷うことなくもりもり食べてほしい。

  • ブラッサリー
  • 紀尾井町
  • 価格 2/4

2003年に惜しまれながら閉店した「オーバカナル(AUX BACCHANALES)原宿店」を引き継ぐ形でオープンした、本格的なパリのエスプリあふれるブラッスリー

清水谷公園に面した広いオープンテラスはとても居心地がよく、春には店先に植えられた八重桜が満開になり、大勢の花見客でにぎわう。

広告
  • 日比谷

日比谷公園内にある森のレストラン「日比谷松本楼」。2タイプのレストランがあり、1階は洋食、3階ではフレンチが味わえる。公園の緑のなかで1893年(明治26年)に創業したという歴史の重みを感じられるのも大きな魅力のひとつだろう。

1階のグリル&ガーデンテラス(Grill and Garden Terrace)」では、 かつて「ハイカラ料理」と呼ばれ、長く愛されてきた味が楽しめる。「ハイカラビーフカレー」をはじめ、「ハンバーグステーキ 森のレストラン風」、平日限定の「彩り野菜カレー」などがおすすめ。テラス席で緑を感じながら食事できるのもうれしい。

3階の「ボア ド ブローニュ(Bois de Boulogne」では、コース料理をはじめとした本格フランス料理が楽しめる。個室もあるので、より特別なひとときを堪能してみては。

広告
  • 丸の内

1978年に創業、世界で75店舗以上を展開するシカゴ発祥の老舗高級ステーキ店の日本1号店。アメリカ産牛で最上級の「プライム」グレードのビーフを20日以上かけて熟成し使用。名物の「プライムポーターハウス」をはじめ、「プライムニューヨークマンハッタン」などのステーキメニューが楽しめる。

500度以上の特注オーブンで一気に焼き上げるステーキは、表面がパリッと、中はしっとりして最高だ。赤身肉ならではのうま味とコク、そして口いっぱいに広がる芳醇(ほうじゅん)な肉汁は絶品。また、肉と合わせてワインやウィスキー、モートンズオリジナルのカクテルメニューなども豊富にそろっているので、一緒に味わいたい。

通常の客席のほか、バーや屋外のテラス席も完備している。テラス席から見える、オフィスビルに囲まれた丸の内仲通りの景色はとても雰囲気が良い。夕方、テラス席で一杯楽しんでみては。

  • インド料理
  • 有楽町

階下にある「スパイスラボ トウキョウ(SPICE LAB TOKYO」の総料理長、テジャス・ソヴァニが監修した料理とともに、カクテル&モクテルをランチタイムから深夜まで楽しめるダイニングバー。

ランチタイムから楽しめるのは、インディアンタッチのオリジナルアフタヌーンティーやビリヤニセットにあわせたカクテルやモクテルなど。バータイムには、繊細なインディアンスパイスを使った新テイストのオリジナルカクテルやスパイスラボ トウキョウのキッチンで作るモダンインディアンテイストのバーフードを提供する。

銀座では珍しいテラス席も設けられるので、スパイスの香りに酔いながらエレガントな時間を過ごしたい。

広告
  • 虎ノ門

赤坂の緑豊かな場所にたたずむ、一軒家を丸々使用したレストラン「トゥエルブ ガーデンズ バー アンド グリル(TWELVE GARDENS BAR & GRILL)」。ガラス張りの店内には、開放感抜群のダイニングに加え、バーやテラスも広がっている。

メニューには、季節の食材が光るアメリカンイタリアンを用意。時期によって産地を変える生ガキや作りたてのフレッシュチーズを用いた一品が、アラカルト形式で味わえる。昼食のチョイスに迷ったら、ランチ限定のコース(前菜、パスタ、メイン、デザート、ドリンク付き)を頼むのがいいかもしれない。

さまざまな用途や時間帯に合わせて使い分けできるのが大きな魅力。「大人のファミレス」へ足を運んでみては。

ルーフトップ

  • ビストロ
  • 恵比寿

恵比寿駅から徒歩4分ほどの場所にあるメキシカンとスパニッシュ料理を提供するレストラン&バー。坂を上った先のビルの5階と6階に店があり、店内から見える風景がとても美しい。特に6階の屋上席は雰囲気抜群のルーフトップバーで、同店の目玉にもなっている。

暑さ寒さに関係なく、屋上テラスに通い詰める常連も多いという。 大人が夜の時間を過ごすのにぴったりの店だ。

  • イタリア料理
  • 青山
  • 価格 3/4

青山の国連大学ビルの隣にあるレストラン「カシータ(Casita)」。料理はもちろん、その落ち着いた雰囲気と質の高いサービスはファンの間で定評がある。いろいろな場面で楽しめるよう、店内は3つのスペースで構成されている。

メインダイニングでは本格イタリアンのディナーを提供。カジュアルな雰囲気で料理やワインを楽しめるワインガーデンも併設されている。そしてプライベートテラスでは食事後にゆったりと夜空の下で余韻に浸ることができ、特別なひとときが過ごせそうだ。

広告
  • グリル
  • 表参道
  • 価格 2/4

表参道にある「アオ(Ao)ビル」の5階に入居している高級ダイニングバー「トゥー ルームス (TWO ROOMS)」。2025年4月2日にリニューアルオープンし、モダンな空間によりカジュアルな雰囲気が加わった。

足元に水が流れる屋外のテラス席と、通常の店内席の2つをつなぐようにバーが中央にあることが店名「TWO ROOMS」の由来。店内の席も上質な空間で居心地がよいが、テラス席からの眺望が素晴らしく、天気のいい日は海外のレストランにいるような気分になる。

  • ナイトライフ
  • 渋谷

東急プラザ渋谷」にある総合エンターテインメントレストラン。「マリーナベイ サンズ(MARINA BAY SANDS)」や世界のルーフトップで展開する「セラヴィ(CÉ LA VI)」が手がけた東京店だ。スクランブル交差点や夜景が楽しめる、2フロアで構成される。

17階にはカジュアルダイニング&バー「バオ バイ セラヴィ(BAO by CÉ LA VI)」と、DJたちが選曲する音楽を聞きながらカクテルを楽しめる「セラヴィ スカイ ミュージック テラス(CÉ LA VI SKY MUSIC TERRACE)」と「セラヴィ クラブ ラウンジ」が入居する。

18階のファインダイニング「セラヴィ レストラン&スカイバー(CÉ LA VI RESTAURANT & SKY BAR) 」では、渋谷の景色を眺めながらモダンアジア料理やスイーツ、そして幅広いラインナップのドリンクが堪能できる。

広告
  • メキシコ料理
  • 代官山
  • 価格 1/4

代官山駅から徒歩5分の場所にあるモダンメキシカンレストラン「アシエンダ デル シエロ モダン メキシカーノ(Hacienda del cielo MODERN MEXICANO)」。タコスやブリトーといった定番のメキシコ料理と、南米系のドリンクを取り揃える。

ランチでは、「チポトレ・チキン・ブリトー」、「メカジキと牛ハラミの サーフ&ターフ・ファヒータ 」(野菜と肉を鉄板に乗せたまま提供するグリル)などのメインにドリンクが付いた、各種セットが食べられる。

同店で印象的なのは、名前通りの開放的な空間だ。エレベーターで9階まで昇ると、8メートルあるという高い天井に圧倒される。さらに店内から見える東京のシティビューも都会的で迫力があり、この店ならではの雰囲気が楽しめるだろう。

ディナー、ランチタイムともにテラス席も利用できる。デートや女子会などで訪れてみては。

  • イタリア料理
  • 飯田橋

神楽坂の裏路地にある上品でモダンなイタリア料理店。水牛のモッツァレラチーズを使用した「ピッツァ マルゲリータ D.O.C」や松坂豚のスペアリブの煮込み スペッツアティーノ」など、本格的なイタリアンを味わうことができる。

おいしい料理を堪能しながら、見晴らしが良いテラスラウンジで優雅な時間を過ごすのがおすすめ。

広告
  • ホテルのバー
  • 新宿

キンプトン新宿東京」の最上階のペントハウスにあるルーフトップバー「エイティーシックス(86)」。新宿の夜景を眺めながら、ドリンクやフードが楽しめる。

アメリカの禁酒法時代から着想を得た「ヴェール オブ スパイス」やスパイシーな「ニューヨーク ジャンクスター」などのカクテルを提供。フードは「ポークカツ サンドイッチ」など食欲をそそるようなものから、「ベイクドチーズケーキ」といった締めのデザートまで味わえる。

水辺

  • 日本橋

日本橋川の眺めが楽しめる、川沿いの美しいテラスが印象的な和食レストラン&バー。「ニホンバシ イチノイチノイチ」というユニークな店名は店の所在番地をそのまま使っており、まさに「日本橋の橋のふもと」にある。悪天候の日以外は、真っ先にテラス席から予約が埋まっていくという。

メニューは、ビールや日本酒、ワインとともに「雲丹(うに)グラタン」いぶりがっこのポテトサラダなどの創作和食料理を提供。こだわりの料理とともに、テラスから季節の移ろいを堪能してみては。

  • タパスバー
  • 茅場町

茅場町駅を出て目の前にある複合ビル「ジェムズ(GEMS)」の6階に入居するバル。「世界各国のワインと、気軽な洋風料理を楽しめる大衆バル」をテーマに掲げ、多種多様なボトルワインを取り揃える。

また、店の大きなガラス窓から首都高速と日本橋川が交差している景色が見え、その眺望も優雅だ。特にディナータイムの夜景は、ここが東京であることを忘れさせてくれるほど美しい。

広告
  • 田町
  • 価格 2/4

東京湾近郊の芝浦アイランドに位置し、周囲を運河で囲まれたオープンテラスが特徴的なリゾートダイニング。広々としたテラス席でペットと一緒に食事を楽しめるのが魅力の一つだ。

また、夏には東京湾の花火大会を一望できるので、涼しい風を感じながら美しい景色を堪能したいときにもおすすめ。

  • 天王洲
  • 価格 2/4

「ティー ワイ ハーバー(T. Y. HARBOR)」は、1997年にオープンしたブルワリーレストラン。運河を望む優雅なロケーションと、洗練されたダイナー料理、そして併設された醸造所で作られた出来たてのビールが楽しめる天王洲の名所である。

ともに味わうフードには、「スパイシーNYチキンウイング」や「ジャンボシュリンプカクテル」といった本格的なアメリカン料理がおすすめだ。また、「バナナチョコレートサンデー」など気分が上がるスイーツも味わってほしい。

広告

ライタープロフィール

フードライター。食限定の取材歴25年、「dancyu」「おとなの週末」「ELLE a table(現・ELLE gourmet)」「AERA」「日経MJ」「近代食堂」など食の専門誌を中心に、レストランや料理人への取材多数。テレビのグルメ番組への出演実績もある。

もっと週末を楽しみたいなら……

  • 映画

ドリンクやフードを片手に、ピクニック気分で横たわりながら、特別なロケーションで映画鑑賞ができる「野外シネマ」。ここでは、ゴールデンウィーク中に開催される野外映画祭を紹介したい。

人気映画を入場無料で鑑賞できるものも多いので、気軽に立ち寄れるのもうれしい。海辺や森、夜景をバックに、ゆったりとした映画時間を過ごしてみては。

広告
  • アート

地域やエリアの特色を生かしながら、国内外の先駆的なアートやパフォーマンスが一気に集結する芸術祭。ここでは、2025年に開催予定の全国各地の芸術祭を厳選して紹介したい。

初開催の「東京お台場トリエンナーレ」や「千葉国際芸術祭」のほか、瀬戸内の島々を舞台に繰り広げられる「瀬戸内国際芸術祭」や、「大阪・関西万博」を機に開催する「大阪関西国際芸術祭」など、来年の芸術祭巡りの参考にしてほしい。

  • 音楽

2025年も東京では、熱いライブが続々と開催される。カマシ・ワシントンの来日公演をはじめ、ブラッド・メルドー(p)/クリスチャン・マクブライド(b)/マーカス・ギルモア(ds)によるスペシャルツアー、日本が誇るレジェンドトランぺッター・日野皓正、新世代ジャズプレイヤーたちが集結する人気企画「江戸Jazz」、石井彰と松下マサナオによる珍しいデュオをライブレコーディングする機会に立ち会えるなど、注目のライブがめじろ押しだ。

ぜひ、参考にしてほしい。

おすすめ
    関連情報
    関連情報
    広告