日野皓正 クインテット 2025
画像提供:PIT INN
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東京、2025年上半期に行くべきジャズイベント

カマシワシントンの来日から日野皓正・黒田卓也などのレジェンドまで

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2025年も東京では、熱いライブが続々と開催される。カマシ・ワシントンの来日公演をはじめ、ブラッド・メルドー(p)/クリスチャン・マクブライド(b)/マーカス・ギルモア(ds)によるスペシャルツアー、日本が誇るレジェンドトランぺッター・日野皓正、新世代ジャズプレイヤーたちが集結する人気企画「江戸Jazz」、石井彰と松下マサナオによる珍しいデュオをライブレコーディングする機会に立ち会えるなど、注目のライブがめじろ押しだ。

ぜひ、参考にしてほしい。

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世界の例に漏れず、日本のジャズシーンからも新たな才能が芽吹いている。それを紹介するのが「今のJazz」をコンセプトに企画するイベント「Millennial JAZZ TOKYO」だ。オーガナイザーはジャズシンガーの和田明が2020年に立ち上げた「江戸Jazz」。第3回目となる今回も昨年に続き、丸の内「コットンクラブ(COTTON CLUB)」での開催となった。

出演するのは和田に加え、渡辺翔太(ピアノ)、曽根真央(トランペット)、工藤明(ドラムス)、古木佳祐(ベース)。それぞれがジャズ以外の領域でも活躍する若手プレイヤーばかりだ。さらにアニメ映画『BLUE GIANT』の吹き替えでもお馴染みの馬場智章(サックス)と、シンガーソングライターとして独自の活動を見せるNao Kawamura(ボーカル)も客演参加する。

日本では数少ない「新世代ジャズプレイヤーたちが自主企画するライブ」であり、ワクワク感が漂う本公演。才気あふれた演奏とシーンの未来に思いを馳せるイベントとなるだろう。

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  • 紀尾井町

ニューヨークタイムズ紙に「過去20年間で最も影響力のあるジャズピアニスト」と称されたピアニストのブラッド・メルドー(Brad Mehldau)、そしてさらにダウン・ビート誌に「この世代の中で最高のミュージシャン」と評されたベーシストのクリスチャン・マクブライド。1990年代、サックス奏者のジョシュア・レッドマンのバンドに参加時から信じられない演奏をしていたが、2025年の今も変わらず刺激的なプレイを聴かせ続ける。

この2人にレジェンドドラマーのロイ・ヘインズ(Roy Haynes)の孫、マーカス・ギルモアが加わったバンドは、アメリカ・サンフランシスコの非営利ジャズ機関「SFジャズ」によれば「オールスタートリオ」だ。彼らによるスペシャルなコンサートツアーは、ジャズの芸術性や神髄にダイレクトに触れられる数少ない機会となるはずだ。

東京は、「東京オペラシティ コンサートホール」「紀尾井ホール」「サントリーホール」の3会場で開催される。詳細は公式ウェブサイトで確認してほしい。

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現代ジャズのアイコニックな存在の一人に数えられ、サックス奏者のジョン・コルトレーン(John Coltrane)やファラオ・サンダース(Pharoah Sanders)の系譜である「スピリチュアルジャズ」を現代に体現するカマシ・ワシントン(Kamasi Washington)。昨年、6年ぶりとなる新作アルバム『Fearless Movement』をリリースした彼が、6年ぶりに「ビルボードライブ東京」のステージに立つ。

参加メンバーはまだ明かされておらず、内容がどうなるのかについては知る由もないが、恐らく新譜からのセットリストになるだろう。いわゆるオシャレなジャズではないが、エモーショナルなブロウと熱いバンドサウンド、そして馴染みやすいシンプルなメロディをぜひ「浴び」に行ってほしい。

もっと音楽を浴びたいなら……

  • ナイトライフ
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2月も熱い音楽とともに、最高のパーティーを楽しめる場所が待っている。代官山のミュージックヴェニューを回遊できるサーキットイベントや、アジアのテクノキングが「晴れたら空に豆まいて」をジャックする特別なイベントまで、多彩なジャンルのアーティストたちが繰り広げる、卓越したプレイを堪能してほしい。

  • 音楽
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2025年春、新たな音楽フェスティバルが各地で続々と開催される。韓国発の音楽とテクノロジーが融合した大型EDMフェスティバルや、大自然と美しい建築物を舞台にした非日常的なリゾート型フェス「MAGICHOUR」、世代を超えたロックファンが集まる「ロックアンセム」など、注目フェスが勢ぞろいだ。

ここでは春の訪れとともに幕を開けるフェスティバルシーズンに向けて今から準備しておきたい、注目の新フェスティバルを紹介する。

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