高輪ゲートウェイシティ
画像提供:東日本旅客鉄道株式会社
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2025年に行くべき新施設10選

高輪エリアで進行中の大規模なまちづくり計画の完成や、原宿の新たなランドマークなど

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現在、東京では「100年に一度」と言われる大規模再開発が進行中。新しい建物が次々と誕生している。

2025年には、注目すべき新施設のオープンが相次ぐ予定だ。特に、高輪エリアで進行中の大規模なまちづくり計画高輪ゲートウェイシティ」の完成や、歴史上初となる「西武池袋本店」の全面リニューアルには、大きな期待が寄せられている。 

 進化を続ける東京から、2025年も目が離せない。

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  • Things to do
  • 品川

※2025年3月オープン

高輪ゲートウェイ駅周辺の新たな街。「江戸の玄関口」としての役割を担った歴史的背景や、国内初の鉄道が走った地におけるイノベーションの記憶を継承し、コンセプトには「Global Gateway」を掲げる。

街を構成するのは、「複合棟Ⅰ」と「高輪ゲートウェイ駅周辺エリア」「複合棟Ⅱ」「文化創造棟」「住宅棟」および各棟周辺エリアだ。街は約2万7000平方メートルの敷地を在来種を中心とした緑に彩られ、周辺の水系や地形、植生を取り込んでいるため、日本の四季の豊かさが感じられる。

注目は都内最大級となる約4万平方メートルのパークだ。「東海道五十三次」から着想を得て「53 Playable Park」をコンセプトに、駅や広場から成る遊び場が誕生する。そのほか「JWマリオット・ホテル東京」やオフィスが入居。隈研吾がデザインした「文化創造棟」は、地上6階・地下3階の建物で、館内には展示場、ホール、飲食施設、駐車場などが併設する。

  • Things to do
  • 原宿

※2025年春完成予定

跡地に建て替え中の新施設。地下2階、地上6階建ての施設で、床面積は約7800平方メートルだ。原宿側が低層棟、表参道側が高層棟の2棟構成となる。物販や飲食店、オフィスなどが入居するほか、表参道から奥原宿をつなぐパサージュ(敷地内通路)や、高層棟にはテラスとルーフトップが設置される。

コンセプトは「Re: HARAJUKU CULTURE」。世界の原宿カルチャーを追求する多彩な物販店舗や飲食店を揃え、高層棟にはブランドなどの旗艦店、低層棟に小規模な店舗の展開を予定しているそう。

建築デザインは、建築設計集団OMAのパートナーである重松象平。「2面性」をコンセプトにし、表参道側が垂直性と透明性を意識したアイコニックな外観。パサージュを抜けた先には、奥原宿のスケール感に合わせた小さな店舗、広場、アートスケープを配置するなど、異なる側面を持ち合わせたデザインになっている。

このほか、原宿のカルチャーやライフスタイルを体現する多様な次世代アーティストたちともコラボレーションを展開する予定だ。

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  • ショッピング
  • 銀座

※2025年1月26日グランドオープン

地上5階と地下3階のパブリックスペースからなる、上にも下にも伸びる公園。テナントなどの常設店舗は設けず、定期的に芸術や文化イベントが開催される。

地下3階には、食のアクティビティ「カジュアルダイニング」のフロアとなる。館内の随所にある「余白」のスペースは、人々が自由に散策したり休憩したりすることのできる場となる。

1966年に建設された「ソニービル」地下に吹き抜けがあるオープンな垂直立体公園へとその姿を変貌させる。

  • ホテル
  • 茅場町

※2025年秋オープン予定 

ハイアット ホテルズ コーポレーションが新たに展開するライフスタイルホテルブランド「キャプション by Hyatt」が、2025年秋頃、大阪に続き、ついに東京で開業すpr time sる。

特徴は、ホテルのロビーの代わりに「トークショップ(Talk Shop)」と呼ばれるソーシャルスペースを中心に据える点だ。トークショップ自体がコミュニティーそのものとしてデザインされ、旅行者と地元住民が地元食材を生かした料理を楽しんだり、働いたり、あるいは何もしないでくつろいだりなど、自由な過ごし方ができる。

同ホテルは、利用者のライフスタイルに寄り添った体験を提供するライフスタイルホテルの要素と、サービスを選択的に提供するセレクトサービスホテルの要素を融合させた、新しい宿泊体験を目指す。

ホテルの客室数は200室を予定。周辺には地下鉄5路線の駅が集まり、東京駅も徒歩圏内という好立地だ。さらに、羽田・成田の両国際空港へのアクセスも良好で、観光やビジネスの拠点として注目されるだろう。

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  • ショッピング
  • 池袋

※2025年夏全面リニューアル

池袋駅東口に大きな店舗を構え、常に時代の最先端を担ってきた「西武池袋本店」は、初の全面リニューアルを行う。リニューアルの柱となるのは「ラグジュアリー」「コスメ」「デパ地下」。そして同店がもとより重視してきた「アート」も継続して主軸としていく。

「ラグジュアリー」フロアには、約60の世界的ブランドが集結。売り場面積はこれまでの約1.3倍となり、より広々とした空間でショッピングが楽しめる。また、「コスメ」ではユニセックスブランドを含む国内外の約60ブランドが展開される予定だ。さらに、「デパ地下」には新ブランドを含む約180店舗が登場し、規模・質ともにこれまで以上に充実する見通しだ。

2025年1月より段階的に改装リニューアルする。地下1・2階、3階のデパ地下・コスメエリアは2025年1月頃、1・2階、4階~6階のフレグランス・宝飾・時計・ラグジュアリーエリアは2025年春頃、7・8階のファッション・雑貨・催事場・アートサロンエリアは2025年夏から秋のオープンを予定している。

  • ホテル
  • 港区

※2025年10月オープン予定

多様な人々が出会い、交流するための場所となる街の実現を目指し、オフィス・ホテル・商業施設・住宅・緑地など、さまざまな用途を備えた大規模複合開発プロジェクト東京ワールドゲート赤坂」。その中に位置する複合施設「赤坂トラストタワー」の38階から43階に、ラグジュアリーホテル「ワンホテルトウキョウ(1 Hotel Tokyo)」が新たにオープンする。

ワンホテルズ(1 Hotels)は、単なる高級ホテルの枠を超え、地域の特色を融合させた滞在体験を提供。宿泊を通じてその土地や文化を深く知り、ゲストに豊かな時間を過ごしてもらうことを目指している。ホテルのデザインにも地域の素材や文化を積極的に取り入れるのも、その一環だ。

2025年秋に開業予定のワンホテルトウキョウにも、そのエッセンスが随所に表れる。例えば、エントランスには日本の伝統的な建築にも用いられてきた「大谷石」を採用し、自然の美しさで空間を彩る。また、ホテル内のパブリックエリアに日本庭園の要素を取り入れることで、都市の中に癒やしと安らぎを提供する。

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  • ミュージアム
  • 目白

※2025年3月14日オープン

学習院大学の附置研究施設として1975年に設立された「学習院大学史料館」が、新ミュージアムとしてリニューアルオープンする。

建物は、モダニズム建築の先駆者である前川國男(1905〜1986年)により設計されたかつての大学図書館を、 博物館施設としてリノベーション。外装は、前川建築に特徴的な美しいコンクリート壁をよみがえらせる。内部は機能的な博物館として再生する。

1階では国宝や重要文化財などを展示したり企画展を開催したりする「特別展示室」と、学習院大学の歴史を紹介する 「常設展示室」を設置。2階は学習院大学の教育施設として、学芸員課程の実習室や展示室なども備えている。 旧図書館の書庫や閲覧室は、美術品・歴史資料の保管に適した環境を整えた収蔵庫として、修繕された。

なお、リニューアルオープンを記念し、2025年3月14日(金)〜5月17日(土)には特別展「華族文化 美の玉手箱 芸術と伝統文化のパトロネージュ」が開催。 コレクションの中から、皇族・華族ゆかりの品々約100点を展覧する。

  • ミュージアム
  • 葛飾区

※2025年3月オープン

秋本治原作のマンガ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』をモチーフにした観光施設。作品の舞台となった葛飾区亀有地区を盛り上げることを目的とし、展示を通じて亀有の町を紹介する。

施設の1階部分は、派出所を再現したデザイン。「派出所の上に自分の記念館を造ってしまった主人公の両さんに部長が激怒、逃げ出した両さんの痕跡を来館者が追いながら展示会場を巡る」というユニークな仕掛けが施されている。

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  • アート
  • 埼玉

※2025年3月オープン予定

北欧ライフスタイル体験施設「メッツァビレッジ」に、現代美術館「HYPER MUSEUM HANNO(ハイパーミュージアム飯能)」が誕生予定。館長には、アートプロデューサーである京都芸術大学大学院教授の後藤繁雄が就任する。

自然とデジタル、キャラクターアートをテーマにし、SNS・AI時代の新しいアートの発明に挑戦。屋内インスタレーションのみならず、森と湖の自然環境を利用した屋外インスタレーションも設置する。

オープニングは、現代美術作家・ヤノベケンジによる「宇宙猫の秘密の島」を開催。以降も、人気絵本作家のjunaidaや、ミュージアムのロゴを手がけたたかくらかずき、AI アーティスト・草野絵美などの個展を予定している。

  • 映画
  • 大宮

※2025年3月下旬オープン予定

埼玉県の大宮駅から徒歩5分の位置に、待望のミニシアター「オット(OttO)」が誕生する。建築家の佐々木善樹が手がけるオットの館内は、機能性と心地よさを兼ね備えた風通しの良い空間になるよう設計が施されている。

1階には、バーカウンターとカフェスペースを設置し、モーニングからナイトタイムまで幅広い時間帯で食事が楽しめる。また、映画関連の書籍をはじめ、料理本、コミックなど多彩なジャンルの書籍が並ぶブックカフェとしても利用できる。

2階はシアタールーム。約220インチのスクリーンと50席の観客席を備えた上映室には、山形の「鶴岡まちなかキネマ」から譲り受けた座席を使用する。映画上映だけでなく、音楽ライブや講演会、貸し切り上映会にも対応するなど、多目的な利用が可能。また、3階から5階には、短期から長期滞在まで対応できる25室のシェアハウスが併設される。

オットは地域住民はもちろん、誰でも気軽に立ち寄れる場所を目指す。この新しい映画館の誕生をきっかけに、大宮が文化を発信する街へと変わっていく未来に期待が高まる。

2025年の注目イベント

  • アート

タイムアウト東京 > アート&カルチャー >東京、正月に行けるアート展15選

本記事では、2024年12月28日〜2025年1月3日に都内で訪れることができる展覧会をお届け。森美術館」「森アーツセンターギャラリー」「ポーラ美術館」などは大晦日・元旦もオープン。今年の見納め、来年の見初めに気になる美術館・展覧会をチェックしてほしい。 

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  • アート

タイムアウト東京 > カルチャー > 東京、2025年注目のアート展13選

2025年に東京都内で開催される注目のアート展を特集。「東京オペラシティ アートギャラリー」の今津景の大規模個展、「森アーツセンターギャラリー」の古代エジプト展、「東京都美術館」でのミロ展、「TOKYO NODE」でのデザインを体感する「デザインあ展neo」、「森美術館」での藤本壮介の建築展など、さまざまなジャンルから厳選してセレクトした。

この記事を参考に、2025年の行きたいものリストを充実させてほしい。

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  • Things to do

タイムアウト東京 > Things to Do >タイムアウトマーケットについて知るべき5のこと

2025年に開催される「大阪・関西万博」に先駆けて、タイムアウトマーケット大阪(Time Out Market Osaka)がオープンする。「タイムアウトマーケット」とは、編集者がキュレーションした食と文化を体験できる世界初のスペースで、その都市の最も優れたシェフやレストラン、ユニークな文化体験が集結するフードマーケットだ。

ここでは、マーケットとは何か?ということを紹介しよう。

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  • 音楽

タイムアウト東京 > 音楽 > 東京、年越し音楽イベント2024〜2025

2024年の大みそか、あなたはどこで過ごすだろうか。東京では、年越しを音楽とともに迎えるイベントが満載だ。本記事では、さまざまなヴェニューで行われるカウントダウンパーティーをピックアップした。

毎年恒例となっている「リキッドルーム」のカウントダウンパーティーには石野卓球と、約8年間の活動休止を経て音楽活動を本格的に再開する、group_inouらが登場。ジャーマン・テクノのレジェンド、スヴェン・フェイト(SVEN VÄTH)は、「WOMB」のカウントダウンパーティーに「オープン・トゥ・ラスト」で登場する。

自分に合った過ごし方を見つけて、新年を盛大にスタートさせよう。

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  • アート

タイムアウト東京 > アート&カルチャー > 1月から2月に行くべきアニメ展示

2025年1〜2月にかけて、人気アニメや有名漫画の展覧会が多数開催される。増田こうすけによる『ギャグマンガ日和』の25周年展や、劇場版『ハイキュー‼』の特別展など、注目のイベントが続く。

緻密で繊細な原画を楽しんだり、制作秘話をのぞいたり、空想の世界を自由に楽しもう。濃密なアニメ展示を体感してみては。

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