※2025年3月14日オープン
学習院大学の附置研究施設として1975年に設立された「学習院大学史料館」が、新ミュージアムとしてリニューアルオープンする。
建物は、モダニズム建築の先駆者である前川國男(1905〜1986年)により設計されたかつての大学図書館を、 博物館施設としてリノベーション。外装は、前川建築に特徴的な美しいコンクリート壁をよみがえらせる。内部は機能的な博物館として再生する。
1階では国宝や重要文化財などを展示したり企画展を開催したりする「特別展示室」と、学習院大学の歴史を紹介する 「常設展示室」を設置。2階は学習院大学の教育施設として、学芸員課程の実習室や展示室なども備えている。 旧図書館の書庫や閲覧室は、美術品・歴史資料の保管に適した環境を整えた収蔵庫として、修繕された。
なお、リニューアルオープンを記念し、2025年3月14日(金)〜5月17日(土)には特別展「華族文化 美の玉手箱 芸術と伝統文化のパトロネージュ」が開催。 コレクションの中から、皇族・華族ゆかりの品々約100点を展覧する。