タイムアウトマーケット大阪の全店舗紹介

奈良で話題沸騰の肉かっぽう「＃肉といえば松田」。大将の増田真志（ますだ・しんじ）による豪快な肉のお披露目から始まる、和牛三昧のフルコースに定評がある。

タイムアウトマーケット大阪では、「神戸ビーフ」や奈良が誇る「大和牛」といった和牛の真価を引き出したアラカルトの数々で魅せる。「生・煮・焼・揚・蒸」という和食の「五法」を用いて表現する、増田独自の世界観はそのままに肉のうまみを凝縮させる伝統技法「枯らし熟成」といった手仕事が随所に潜む。

メニューは、赤身肉の濃厚な味わいをシャリとともに楽しむ肉寿司をはじめ、すき焼きやステーキなど名物料理が集結。肉厚で柔らかなフィレを使用したカツサンドのソースに奈良漬を忍ばせるなど、奈良の食の豊かさも実感できる。

高級肉割烹（かっぽう）の神髄を、贅沢かつカジュアルに味わい尽くそう。

シャリコマのスタイルとコストパフォーマンスの良さで大阪界隈（かいわい）をにぎわせてきた「喜多郎寿し」。寿司職人が目の前で握る活気の良さも魅力だ。

「タイムアウトマーケット大阪（Time Out Market Osaka）」　で料理長を務めるのは、寿司職人・岩本英明（いわもと ひであき）。「今までの経験を生かし、お客さまに「おいしかった」と言っていただけるよう全力を尽くしたいです」とつつましやかに語る。

シャリは、米酢のまろやかな酸味を生かした関西風。市場直送の旬魚にひと仕事を施したネタには岩本の技が息づく。

「おまかせ握り8貫」といったセットメニューも充実。「鯛の塩ユッケ」や「海老パンはさみ揚げ」などのアテも豊富に揃うので、自分好みのオーダーを楽しみたい。

日々の「寿司欲求」を満たすにも、酒とともにゆったりと味わうにも大いに使える切り札の登場だ。

京都にある中華の名店「創作中華 一之船入」。オーナーシェフのギ・ヨシユキ（魏禧之）による渾身（こんしん）の新ブランド「魏飯焼味（ギハンシュウメイ）」が、「タイムアウトマーケット大阪（Time Out Market Osaka）」　に初登場する。

「生まれ故郷・横浜中華街で食べた懐かしの味を、ここ大阪で」をコンセプトにギが打ち出すのは、香港のローカルフード「焼味」である。焼味とは、専用の焼き釜を使い下味を付けた豚肉や「鴨子（ヤーツゥ）」などをあぶり焼きにした肉料理を指す。

広東料理の世界では「焼味師」という専門の職種があり、 高度な技術が必要とされる。熟練の焼味師が焼き上げるクリスピーポークは、皮はザクっと香ばしく、肉はしっとりジューシーだ。鴨子を1羽丸ごと焼き上げるローストダックや釜焼きチャーシューなど、ご飯にも酒にも合う焼味が揃う。

本店の名物メニューであるシューマイや蒸し餃子など、多彩な点心も必ず食べておきたい。

大阪のうどんフリークなら誰もが知る「情熱うどん 讃州」が復活を遂げた。2025年、4年ぶりに現場復帰を果たした店主の久保達也（くぼ・たつや）は 「小麦粉、塩、水のみを使った伝統ある讃岐うどんの製法に基づいた自家製麺にこだわっています」と語る。

生地の加水量の多さと、足踏み作業によって引き出されるコシの強さは、讃岐うどん最大の特徴だ。

冷たいうどんに濃厚なつゆをかけた「牛玉ぶっかけうどん」はぎゅんぎゅんとしなる麺のコシに黒毛和牛と、温泉卵の深いうまみが調和。うどんの味わいを引き立てる相棒には、巨大エビやアナゴ、季節野菜などの天ぷらがスタンバイする。

うどん好きを称するなら、久保が取り組む讃岐うどんの進化と挑戦を、しかと見届けたい。

かつて鶴橋にあった完全予約制の韓国宮廷料理店「韓味一」にルーツを持つ「韓国食堂 入ル」。女性で初めての韓国調理技能士1級免許を取得したことで有名な女将・パク・サムスン（朴三淳）の味を受け継ぐ、サムゲタン（参鶏湯）専門店である。「タイムアウトマーケット大阪（Time Out Market Osaka）」　では、アラカルトでカジュアルに楽しめる。

水と鶏だけを半日かけて煮込むスープは、一晩寝かせて味を馴染ませた後、こして余分な脂を取り除く。ゆえに、引き込まれるような透明感と滋味深さがある。

もち米を詰めた鶏をほぐしてハフハフと頬張れば、ほろりと崩れゆく身は実にふくよかな味わいだ。高麗人参やクコの実などの韓方食材がふんだんに入っているのもうれしい。

サムゲタンを待ちながら、女将直伝のキムチをはじめとした一品料理を、酒とともに楽しむのもいいだろう。

高級ではなく上質にこだわるラーメン店 「鶏soba座銀」が「タイムアウトマーケット大阪（Time Out Market Osaka）」のためだけに多様性を受け入れるラーメン店「座銀 DIVeRSITY（ZAGIN DIVERSITY）」を生み出した。

豚を使わず牛骨だしをベースにした「牛骨ラーメン」は、牛の香りやうまみが凝縮された深い味わいのスープが魅力だ。麺には、世界トップクラスの国産小麦「春よ恋」を使用する。

動物性食品不使用の「ビーガンラーメン」にも注目してほしい。 野菜コンソメを用いたスープを軸に、大豆と米粉を用いたグルテンフリー麺を合わせ、そこに10種類のマイクロハーブやドライトマトが添えられる。食べ応えのある新名物だ。

店長の武田一将（たけだ かずまさ）は「今までラーメンを食べることができなかった方にも楽しんでほしいです」と語る。さまざまな国から訪れるゲストを思い、心を込めて創り上げた究極の一杯を堪能してほしい。

2008年にフードトラックからスタートした「クリッターズバーガー（CRITTERS BURGER）」。アメリカ村で長年愛され続けるハンバーガー専門店が、「タイムアウトマーケット大阪（Time Out Market Osaka）」に初の姉妹店をオープンする。

素材は新鮮なものを厳選し、パティは牛100％でつなぎなしの本格派だ。北海道産小麦と天然酵母を使って焼き上げた自家製バンズを、全てのハンバーガーに使っている。

看板メニューの「プレミアム和牛バーガー」は、厳選された和牛パティを贅沢に使用した究極のハンバーガー。ボリューム満点の特製バンズから、通常の1.5倍の和牛パティが存在感を主張している。豪快に頬張れば、肉汁があふれ出すかむほどに肉のうまみと野菜のみずみずしさが互いに主張し合いながらも、絶妙なハーモニーを奏でる。

創業時から変わらぬ味で、ハンバーガー愛好家や同業者にも長年のファンが多いのもうなずける。

大阪・堀江にあるメキシカンファインダイニング「ミルパ（milpa）」のカジュアルラインである「覇王樹 タケリア」。オーナーシェフのウィリー・モンロイ（Willy Monroy）は2023年に「ノーマ キョウト（Noma Kyoto）」のキッチンメンバーとして活躍するなど、今最も注目されている料理人の一人である。

「メキシコ人がうまいとうなる料理」を作るモンロイの自家製トルティーヤは、トウモロコシをゆでるところから仕込むことで格別の香ばしさを誇る。

現地の味そのままの「カルニータス」のほか、日本ならではの素材を巧みに組み合わせたタコスや「セビーチェ」など、大阪でしか味わえないトラディショナルで独創的なメキシコ料理を堪能したい。

郷土料理からイノベーティブまで、イタリア料理を縦横無尽に網羅する「ラチェルバ（LACERBA）」のオーナーシェフ・藤田政昭（ふじた・まさあき）は、ナポリでの「ピッツァイオーロ」の経験を持つ。彼が挑む新たなピッツェリア「ピッツァ タイムワープ ∈ ラチェルバ（PIZZA TIMEWARP ∈ LACERBA）」がタイムアウトマーケット大阪に登場する。

「To the future beyond this tradition.（この伝統を超えた未来へ）」をモットーに目指すのは「新しい時代の街に似合う、ネオ・ポップ・ピッツァ」。特筆すべきは「沖縄黒糖」「奈良漬」「スパイス」といった、ボーダレスな食材使いだろう。

日本各地の旬を感じさせる季節限定メニューも楽しみの一つ。店名に込められた「時空を超え、各地にタイムワープしてもらえたら」という思いとともに、ここでしか味わえない個性派ピッツァを体感してほしい。

新町で行列のスペシャルティコーヒー専門店が「タイムアウトマーケット大阪（Time Out Market Osaka）」に登場する。

仕入れはハイグレードな豆のみにこだわり、季節や湿度に合わせて自社焙煎（ばいせん）。経験豊富なバリスタが、丁寧に調整したレシピでこだわりの一杯をドリップする。

華やかな果実味と柔らかい口当たりの「ケニア」「エチオピア」をはじめとしたドリップコーヒーや、フローラルな香りが特徴的な「ゲイシャ」のシングルオリジンをカフェラテで提供するなど、ユニークなメニューが揃う。

焙煎したばかりののフレッシュなコーヒー豆の販売は、手土産にもうってつけだ。

大阪を代表する3つの名店が奇跡のコラボレーション。「ジュリアンアイスクリーム シュクレとアシッド（JULIAN♡SUCRÉ♡ACID）」が「タイムアウトマーケット大阪（Time Out Market Osaka）」で実現する。

タッグを組むのは、HAPPY JUMPINGを合言葉に楽しいアイスクリームを提案する「ジュリアンアイスクリーム（JULIAN ICE CREAM）」、ベーカリー「ル シュクレクール（LE SUCRÉ-COEUR）」、パティスリー「アシッドラシーヌ（ACIDRACINES）」の人気を誇る3店舗だ。

新たに挑戦するのは、大阪ならではのペストリーを意識した味づくり。「クロワッサン♡アイス」「プリンアラモード♡アイス」など喫茶カルチャーの定番を現代に昇華させた、新型のコラボレーションメニューを提供する。

それぞれのメニューには、アイスやソフトクリームをトッピングできる。バタートーストやフレンチトーストといった食べ応えのある一品は、ブランチやティータイムにも最適だ。「お子様ランチ」もあるので、親子で楽しみたい。

京都・祇園の茶屋や料亭が軒を連ねる花見小路にある甘味処「ぎおん徳屋」が大阪に初出店。本わらび粉と和三盆で丹念に練り上げる「徳屋の本わらびもち」が名物だ。

「何よりも大切にしているのは、素材の質です」と語るのは、店主の山内正悟（やまうち・しょうご）。味わってほしいのは、京都らしい食文化を感じさせるかき氷の数々。

中でもおすすめは「特上抹茶宇治金時」。京都の老舗抹茶店「柳桜園茶舗」の濃茶で仕上げる抹茶シロップをはじめ、毎日炊き上げる粒あんやはったい粉を合わせた香ばしい白玉、さらには練乳に至るまで、徹底して自家製にこだわっている。

食べ進むほどに、丁寧に作られた味わい深さを実感できるだろう。

「味よりも、深く記憶に残る香り」をテーマに斬新かつ、心に響くスイーツを生み出してきた西園誠一郎（にしぞの・せいいちろう）による、新たなパフェ専門店「セイイチロウ ニシゾノ（Seiichiro,NISHIZONO）」。旬の素材の香りを組み合わせた一皿は、花やハーブ、スパイス、和の素材を使い、日本の四季の情景を西園のフィルターを通して表現されている。

奈良県産のイチゴ「古都華」が主役のパフェは、ジューシーな果肉をメインに、桜風味の生クリーム古都華とライチのソルベが重なり合う。グラスの底にはバニラのジュレやカスタードを忍ばせており、食べ進むごとに味が変わってドラマティックだ。

夏には桃、秋には栗やイチジクなど、農家から直送される旬のフルーツを用いた新作が待ち遠しい。四季折々の恵みと香りを存分に楽しもう。

天満の路地裏で人気の創作鉄板焼き店「コアラ食堂」が、満を持して「タイムアウトマーケット大阪（Time Out Market Osaka）」に出店。「大阪ならではの『粉もん文化』を丸ごと楽しんでもらいたいです」と、店主の寺田充は語る。

提供するのは、黒豚・和牛のすじ肉など食材選びにこだわり、野菜をたっぷり使ったお好み焼きや鉄板焼きメニューの数々。大阪人がこよなく愛する「豚玉」をはじめ、ゆで上がったばかりの生麺を使う「黒豚バラ肉焼きそば」など、ソースの香ばしさもたまらない名物メニューが勢揃いする。

さらに注目すべきは、「たこ焼き」が新たに登場すること。外は香ばしく、中は熱々トロトロ。だしのうまみがきいた魅惑の味に大阪の「粉もん文化」の奥深さを感じてほしい。

2016年のオープン以来数多のメディアに取り上げられ、名店の仲間入りを果たした「渡邊咖喱（WATANABE CURRY）」が、タイムアウトマーケット大阪に登場。

店主の渡邊理（わたなべ・おさむ）が生み出す独創的なカレーの秘密は、鯛と鶏からひいた2種のだしとスリランカ産のスパイスを融合させているところにある。バターとラードで炒めたたっぷりのタマネギに、日本らしいだしのうまみと、スリランカ直送のミックススパイス「トゥナパハ」などがバランス良く混じり合い、飽きのこない味わいが作り出される。

まずは定番の「チキンカリー」を味わいたいが、チキンカリーと羊肉のキーマカレーをあいがけにした「元祖渡邊カリー」も外せない。「スパイスとんかつカリー」は、肉厚ロースを使用した圧倒的な存在感。新メニューの「ビフカツカリー」も見逃さないように。

大阪で初めて焼き鳥によるミシュラン一つ星を獲得した「あやむ屋」が、新業態となる鶏料理店をオープンする。

店主の永沼巧（ながぬま・たくみ）が大切にしたのは、細部にまでこだわる味のバランス。「味変」を楽しませる鶏の唐揚げや、つくねで仕立てたチキンカツサンドなど、慣れ親しんだ味の新たなおいしさを追求する。

二度揚げして香ばしさを際立たせた「手羽の唐揚げ」は、パリッとした皮の食感とジューシーで弾むような身の絶妙なバランスが特徴だ。自家製たれと肉のうまみが口の中で重なり合い深い味わいを生み出す。

大阪が誇る焼き鳥の名店が挑む飾らない味わいの鶏料理は、すぐにまた食べたくなるだろう。

ミシュランの「ビブグルマン」を連続獲得した創作串揚げ店「クシアゲ ゼロゼロイチ（Kushiage 010）」の姉妹店「クシアゲ ゼロゼロイチ（Kushiage 001）」。世界の料理にヒントを得た創作串揚げや、季節の厳選食材を用いたメニューをカジュアルに楽しめる。

肉の串揚げセットには「ラム肉クミン」や「つくね照り焼きソース」など、バラエティー豊かな味が揃う。コロッケやアメリカンドッグなど子どもが喜ぶサイドメニューも充実している。

実力派若手シェフの髙村遼（たかむら・りょう）による串揚げ文化のアップデートを、目と舌で存分に味わってほしい。