大阪のうどんフリークなら誰もが知る「情熱うどん 讃州」が復活を遂げた。2025年、4年ぶりに現場復帰を果たした店主の久保達也(くぼ・たつや)は 「小麦粉、塩、水のみを使った伝統ある讃岐うどんの製法に基づいた自家製麺にこだわりたい」と語る。
生地の加水量の多さと、足踏み作業によって引き出されるコシの強さは、讃岐うどん最大の特徴だ。
冷たいうどんに濃厚なつゆをかけた「牛玉ぶっかけうどん」はぎゅんぎゅんとしなる麺のコシに黒毛和牛と、温泉卵の深いうまみが調和を奏でる。うどんの味わいを引き立てる相棒には巨大エビやアナゴ、季節野菜などの天ぷらがスタンバイする。
うどん好きを称するなら、久保が取り組む讃岐うどんの進化と挑戦をしかと見届けたい。