骨董通り
Photo: Keisuke Tanigawa
Photo: Keisuke Tanigawa

青山、骨董通りで過ごす10のこと

カフェや美術館、ショッピングなど、魅力的な一日を過ごす

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タイムアウト東京 >ご近所ガイド>  青山、骨董通りで過ごす10のこと

青山通りから六本木通りまで800メートルほどの距離を結ぶ、通称「骨董(こっとう)通り」。かつては「高樹町通り」と呼ばれていた、表参道駅から青山学院大学方面に歩いてすぐの通りだ。名前の由来は古美術鑑定家の中島誠之助が名付けたこと、骨董店が多く集まっていたことなど諸説ある。

アパレル旗艦店やセレクトショップなどが建ち並ぶ通りの中には、アートを発信する複合施設「スパイラル」や「青山フラワーマーケット」の本店、レトロな外観の中に意外なレストランやショップが並ぶ「小原流会館」など、文化的なヴェニューがそろい、落ち着けるカフェも多い。また、周辺には「青山蜂」「VENT」のようなエキサイティングなクラブもある。

田中康夫の小説「なんとなく、クリスタル」にも登場する、伝説のレコード店「パイド パイパー ハウス」があったことも記しておくべきだろう。骨董通り周辺で、すてきな一日を過ごそう。

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  • カフェ・喫茶店
  • 青山

ロハスビーンズコーヒー

コロンビア産のスペシャルティコーヒーを提供する、南青山のオールデイカフェ。運営はコロンビアの生豆を専門に輸入、販売を行っているロハスビーンズ(lohas beans)社が手がける。店内のコーヒー豆は全てコロンビア産の良質な豆を厳選。自社焙煎(ばいせん)したものを提供している。

食事メニューは、朝・昼・デザートとシーンに合わせてコーヒーとともに楽しめるものがそろう。サクサクのクロワッサンにバナナやベーコンを挟み、メープルシロップや生クリームがトッピングされた「クロワッサンフレンチトースト」はぜひ食べてほしい人気メニューだ。土〜月曜日のみ限定発売している「ナポレオンパイ」も見逃せない。

開放的なテラス席はペット同席も可能。 キッズチェアやおむつ替えシートも用意もあり、子どもと一緒でも安心できるだろう。

  • ショッピング
  • コスメ・化粧品
  • 青山

オフィシーヌ ユニヴェルセル ビュリー 青山骨董通り店

肌に良い効能をもたらす、植物パウダーやオイル、美容バター、クレイなどを扱うパリの総合美容専門店ビュリーが、日本で路面店の2号店を開店。

ビュリーのオーナー兼アーティスティックディレクターのラムダン・トゥアミは、この1982年に建てられたれんが造りのビルを見て、心を弾ませたという。日本のガラス職人が手がけたディスプレーや、クラシックな趣のあるビューティーカウンター、フランスの家具職人が作った壁面から天井にわたるウォールナット材のウッドパネルなど、美しいインテリアが出迎えてくれる。

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  • 青山

薬膳レストラン10ZEN 青山店

漢方の考え方に基づき、おいしく彩り豊かな薬膳料理を提供するレストラン。薬膳鍋や薬膳スープがゆ・麺などのランチ、カフェタイムに楽しめる薬膳スイーツに加え、体質別にスープが選べる薬膳鍋コースなどのディナーメニューを展開するほか、効果効能別に和漢素材をセレクトした各種ドリンクがラインアップする。

1階の「ニホンドウ漢方ブティック」では、薬剤師をはじめとする専任の相談員が悩みを聞き、健康や美容に関するアドバイスを行う。

  • ショッピング
  • ヴィンテージショップ・古物商
  • 青山

書斎館

青山の骨董通りから路地に入った場所にひっそりとたたずむ、筆記具の専門店。小さな庭のようなアプローチを抜けると、静かなミュージアムのような非日常の空間が広がっている。

美しくディスプレイされた世界各国の万年筆、「アサヒグラフ」「小学一年生」「蛍雪時代」といった昭和の古雑誌が並ぶ書棚と小さなカフェスペースは、洗練された雰囲気ながら、古い学習机などが置かれた空間はノスタルジックな空気も漂う。

忙しい毎日だからこそ、あえて手間のかかる万年筆を使い、その手入れの時間までをも愛でる。そんな静かな時の流れを楽しむ「大人のゆとり」を提唱するのが同店だ。

万年筆は、1万円から、10万円を中心価格帯に、愛好家向けの珍しい限定品や蒔絵など、上は250万円までの3000本が揃い、海外からも顧客が足を運ぶ。美しいペンに加え、オリジナル製品も含むインクやペンケースなどが並ぶ棚は、見ているだけでも優雅な気分になる。自分や誰かへのギフトに、あるいはいつか手にしたい1本をゆっくりと探すには最適な店だ。

※カフェは当面の間休業中

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  • アート
  • 青山

岡本太郎記念館

骨董通りを少し入ったところにある、岡本太郎の自宅兼アトリエだった2階建ての美術館。設計は、ル・コルビュジエに師事した友人の坂倉準三によるものだ。

1954年から1996年に亡くなるまで生活し、多彩な創作活動を行っていた場所で、未完成のキャンバスや絵筆が残るアトリエや応接、打ち合わせに使われていたサロンは当時のまま公開。今も岡本の息遣いが感じられるだろう。

併設のカフェ「ア ピース オブ ケーク」からは、彼のとっぴな彫刻がたくさん並んだ素晴らしい熱帯庭園が眺められる。あらゆる作品の構想を練り、制作されたエネルギーを体感したい。

  • カフェ・喫茶店
  • 青山

カフェ マディ 青山店

併設のハウスウエアブランド「マディ(Madu)」とともに1994年にオープンした「カフェ マディ 青山店(Cafe Madu Aoyama)」。オープンカフェの先駆けともいえる店舗で、基本的に自家製のメニューを提供する。

クラシッククレープの「シトロン(Citron)」は、バター・ブラウンシュガー・蜂蜜からなるシンプルなソースながら、甘さとレモンの爽やかな風味が絶妙な逸品。創業当時からある「マディ風カレー」をはじめ、ロースハムやチーズなどが挟まれたミールクレープ「ジャンボンフロマージュ」が人気だ。カフェドリンクは「ショコラ」がおすすめで、紅茶は気に入った茶葉を併設のハウスウエアブランドの店内で購入できる。

生ビールはもちろんだが、ドラフトのシードルもおすすめ。生ハムやピクルスなどのタパスや、夜ごはんセットとともに味わいたい。

ロゴや、店内に飾られている絵は、イラストレーターのJUN IIDAが手がけている。 

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  • アート
  • 青山

スパイラル

その名の通り、丸いオープンスペースを中心にらせんを描いてそびえ建つ、槇文彦設計の複合ビル。多目的ホールやギャラリーを備えファッションショー、アート・デザイン展覧会など、さまざまなイベントを開催する。

カフェやレストランバー、生活雑貨店も入居。生活とアートが美しく溶け合った、豊かなライフスタイルの実現を目指している。

  • ショッピング
  • ギフト&お土産
  • 青山

イケウチオーガニック 東京ストア

南青山6丁目、骨董通りに位置する、オーガニックコットンを使用した今治タオルの専門店。初の路面店となる本店舗では、やわらかさや吸水性、速乾性など、好みに合わせたタオルを販売する。

こだわり抜いたオーガニック素材で製造されるタオルは、100%クリーンエネルギーの風力発電で生産。また、その安全性からベビーシューズやベビーミトンなど、新生児向けのグッズの販売も行っている。

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  • インド料理
  • 青山
  • 価格 2/4

シターラ 青山店

個性的なセレクトショップやオープンカフェなどが立ち並ぶ青山骨董通りにあるインド料理店。白を基調としたモダンな店内では、インド5つ星レストランで修業したシェフが腕を振るう。

シターラの人気メニューは、北インド料理の定番「バターチキン」。タンドール釜で焼いた骨なしチキンを、見た目も鮮やかなトマトベースのルーで煮込む。トマトの爽やかな酸味と甘さを生かしながらもしっかりとしたコクが舌に残るのは蜂蜜を使って煮込むためだ。調理過程でほぼ油を使わないため、おいしいのにヘルシーなのもうれしい。ランチはこのバターチキンを含む6種類のカレーから選べるセット(1,200円から)を用意。ディナーは単品で1,350円からだ。

「日本の人たちにインドの知られざるおいしい料理をたくさん食べてほしい」という思いからシーズナルメニューにも力を入れている。カツオのスパイシータンドール焼きやそら豆の詰め物焼きなど、聞いただけで喉を鳴らしてしまうようなタンドール料理を堪能してほしい。

  • ショッピング
  • 花店・フローリスト
  • 青山

青山フラワーマーケット 南青山本店

青山骨董通り近くのフラワーショップ。2022年4月に移転し、100種類以上の花や植物のほか、豊富な種類のフラワーベースがそろう。

花々に癒やされたい時に最適なカフェ「青山フラワーマーケット ティーハウス(Aoyama Flower Market TEA HOUSE)」と、フラワースクールの「ハナキチ(hana-kichi)」を併設する。

昼夜問わず出かけるなら......

  • Things to do

代官山には、高級ブランチやスタイリッシュなコーヒースタンド、デザイナーズブティックが立ち並ぶ高尚なイメージが付いて回る。しかし、このエリアを訪れると、それほど気取った街ではないことがすぐに分かるはずだ。自然あふれる地域には、たこ焼き屋の天風のようなローカルレストランや、スプリングバレーブルワリー(SPRING VALLEY BREWERY)東京のように旧東急東急線の線路を利用した歴史的な場所も存在する。

2021年の「世界で最もクールな街」に選ばれた代官山は、東京の魅力的なスポットが1カ所に集う街といえるだろう。ここでは、そんな代官山のディープな楽しみ方を紹介する。

  • Things to do
中目黒で過ごす24時間
中目黒で過ごす24時間

休日はゆっくり散歩して過ごしたい、そんな日は中目黒がちょうどいい。桜の名所として有名な目黒川沿いは季節によって表情を変え、一年を通して心地よく歩くことができる。穏やかな街並みの中に、カフェやセレクトショップなど中目黒を象徴するスポットもさらに増えて、訪れるたびに新しい発見があるのも魅力だ。

この10年間、都内屈指のおしゃれタウンとしてその名を広げ、住みたい街ランキングの上位に選出され続けている。2016年には祐天寺と中目黒を結ぶ高架下がリニューアルし、街の顔となるような人気店も生まれた。ここ最近では日本初となるスターバックス リザーブ ロースタリーが目黒川沿いにオープンするなど、「中目」は世界からも注目を浴びている。

連日、さまざまなメディアで取り上げられている街だが、ここではもう一度その魅力をダイジェスト。目的がなくても質の良い日を過ごすことができるだろう。

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  • Things to do

「住みたい街ランキング」では常に上位に入る憧れの街・恵比寿。クリスマスシーズンには多くの人が訪れる「恵比寿ガーデンプレイス」が駅と直結しているほか、独自の魅力を有した飲食店が数多くあるのが特徴だ。

代官山、広尾、中目黒と隣接していることもあって洗練された印象が強いが、横丁ブームのはしりともいわれる「恵比寿横丁」など人情味あふれる酒場も多い。この記事では、味が絶品のレストランやカフェを紹介するのはもちろん、アーバンからレトロまで、アート、音楽、ショッピングをも網羅した恵比寿を紹介しよう。

  • Things to do

今、東京で最も面白い街といえば、日本橋が真っ先に上がるだろう。創業100年を超える老舗が今でも多く残る日本橋は、江戸情緒を残しつつも、進化を忘れない街。2020年に入ってからは、再開発でかつて世界有数の金融街であった兜町に新しいカルチャーが吹き込み、より新旧の文化を楽しめるエリアになった。

ここでは、朝食から眠りにつくまで、伝統と新しい文化が入り混じる日本橋で過ごす24時間を提案。古い、新しいを問わずに「本物」に出合える街を思いっ切り楽しんでほしい。

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四ツ谷で過ごす24時間
四ツ谷で過ごす24時間

甲州街道の関所、大木戸もあった四ツ谷界隈(かいわい)は江戸の時代から多くの人が行き交う場所だった。皇居や迎賓館赤坂離宮にも近く、今も各国の要人が訪れる。都心にもかかわらず、昔ながらの個人商店が変わらず愛されているのも特徴だ。上智大学をはじめ教育機関も多く、国際色も豊か。四ツ谷は、さまざまな世代や文化が交じり合うダイバーシティの街なのだ。

街中でもさまざまなカルチャーに接するチャンスがある。ブラジル音楽のライブが連日行われているサッシ・ペレレや、ジャズ喫茶いーぐる、カントリーパブのパインフィールドなど、その世界の神髄に触れられる名店も多数。

江戸時代から続く老舗酒屋の角打ち、スタンディングルーム鈴傳には通な常連客が通う。花街らしい華やぎが残る食通の街、荒木町は世代交代が進み、若手が参入し活気づいている。一見ハードルが高く見えるこの界隈だが、臆せずその懐に飛び込んでほしい。それが文化交流の第一歩なのだから。

  • ナイトライフ

猥雑さと昭和の香りが残る渋谷百軒店は、大人が集う繁華街というイメージをもつ人も多いかもしれない。道玄坂側の入り口にはストリップ劇場や無料案内所が立ち並び、少々近寄りがたい雰囲気を放っている。しかし近年、世代交代した店が増え、新しいカルチャーと昔ながらの老舗が残るユニークなエリアへと進化を遂げつつあるのだ。

そもそも渋谷百軒店は、関東大震災直後に「百貨店」をコンセプトに形成された商店街。その後、1945年の東京大空襲により、街は全焼する。昭和になるとジャズ喫茶やレストラン、テアトルの映画館などが立ち並ぶ飲食街としてにぎわいを取り戻した。ここでは、その名残が感じられる1931(昭和6)年に創業した老舗や、スナックを引き継ぎDJバーとしても営業する店など、アフター5から早朝まで楽しめる百軒店の居酒屋やバー、レストランを紹介する。

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  • ナイトライフ

年間約5,000万人もの旅行客が訪れる、人気観光地の浅草。19時を過ぎれば、商店街にはシャッターが下り、観光客もまばらになりガランとした雰囲気が漂い始める。特集では、夕方から深夜の散歩にぴったりなスポットを紹介。美しくライトアップされた浅草寺を横目に、探検に出かけよう。

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