浅草バッティングスタジアム(Photo:Keisuke Tanigawa)
浅草バッティングスタジアム(Photo:Keisuke Tanigawa)
浅草バッティングスタジアム(Photo:Keisuke Tanigawa)

夜の浅草ガイド

おにぎり専門店や飲み屋街、ディープなテクノバーなど、夜の散歩を極める

Mari Hiratsuka
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タイムアウト東京 > ナイトライフ> 夜の浅草ガイド

年間約5,000万人もの旅行客が訪れる、人気観光地の浅草。19時を過ぎれば、商店街にはシャッターが下り、観光客もまばらになりガランとした雰囲気が漂い始める。特集では、夕方から深夜の散歩にぴったりなスポットを紹介。美しくライトアップされた浅草寺を横目に、探検に出かけよう。

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バッティングスタジアムに掲げられた「ROX」のネオンが光り出したら、浅草の夜はスタートする(ような気がする)。1998年創業で、店内はレトロな雰囲気だ。深夜25時まで営業しているので、仕事帰りのストレスを吹き飛ばすのにも、夕食後の軽い運動にも立ち寄れる。バッティングは1ゲーム(20球)400円。数字のついた的に球を当てる「ストラックアウト」や、ゴールにシュートを決めるバスケットゲーム「フリースローナイン」などのゲームも設置してある。1階にはゲームセンターのタイトーが入居しているので、記念のプリクラ撮影もいい。

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場外馬券場の南側に80メートルほど続く飲み屋街。別名を「煮込み通り」といい、牛すじの煮込みやもつ煮込みなど、安くてうまい店が点在している。コリアンタウンだった背景から、焼き肉屋も多数ある。

連なる赤提灯の下、店先に並んだテーブル席にはかつての主流だった競馬客に混じり、若者や外国人観光客や家族連れの姿もあり、ほろ酔い気分で下町気分を満喫している。

平日は昼間から、休日は朝から飲めるので、いつ行ってもにぎわっている。

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浅草にある1947年創業の老舗ストリップ劇場。「ストリップ」と聞いて、いかがわしい場所というイメージをもつ人もいるかもしれないが、アートの領域とも言える素晴らしいショーが年中無休で楽しめる場所だ。

公演は1日4回あり、最終公演は20時30分から開始される。劇場内では携帯電話の使用は禁止されているので、電源はオフするなど、最低限のエチケットを守って楽しんでほしい。

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曙湯が開く15時が近づくと、観音裏には銭湯グッズを持った人が行き交いはじめる。玄関で靴を脱ぎ、フロントで480円を払ったら男風呂は左手、女風呂は右手へ。

1949年に創業の老舗銭湯で、レトロな雰囲気が漂うが館内は清潔。女風呂のペンキ絵は、富士山をバックに東京スカイツリーや隅田川、雷門などが描かれ、その間をイギリスの某有名魔法使いが飛んでいる。

メインの風呂は少し熱めの44度で、ボティバス、座風呂などがある。リニューアルした際に番台ではなくフロント形式に変わったが、宮作りで唐破風屋根の威厳ある外観や格天井は以前と変わらず、今も常連を惹き付ける。

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観光スポットとして日中は常に賑わう浅草観光の目玉。夜に訪れれば、人通りが少なくライトアップが行われ、美しい景観が楽しめる穴場になる。土産が揃う仲見世が開いていないのを残念に思うかもしれないが、下りたシャッターには日本画家の平山郁夫が監修した、浅草の歴史や行事を伝える「浅草絵巻」が描かれており、アートが夜道を彩る。

  • 浅草

浅草駅直結の浅草地下街にあるベトナム料理店。 化学調味料を一切使用せず、ハーブをたっぷりと使った身体に優しい料理を提供している。

名物の『豚ひき肉のレモングラスそぼろご飯』は、レモングラスの香りがほのかに漂うピリ辛の豚肉そぼろとジャスミンライスの相性が抜群で何度でも食べたくなる味。店内はカウンター7席となっており、入店出来ない場合もあるので予約をするのがベストだ。

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  • 浅草
  • 価格 1/4

1954年創業で、東京で一番古いおにぎり専門店。寿司屋のようなカウンターで、握り立てのおにぎりを味わおう。店名の「宿六」は「家にいるろくでなし」という意味の江戸言葉で、店主の祖父母の夫が働かなくなり、困ったときに始めたのでこの名前を付けたそうだ。おにぎりは1つ200円代からで、具材のラインナップは、鮭や昆布、山ごぼう、生姜味噌漬、塩辛など様々。酒を飲んだ後の〆にも良い。

  • 日本料理
  • 浅草
  • 価格 2/4

クエンティン・タランティーノ監督の映画『キル・ビル』の撮影場所に権八の西麻布店が使用されたことで、日本のみならず海外でも有名になった和食レストラン。浅草店の規模は小さいが、スカイツリーやアサヒビール本社を眺められる絶好のロケーションに位置する。毎朝石臼で丁寧に挽いた蕎麦粉を手打ちした蕎麦はもちろん、備長炭で焼き上げる串焼きはビールとセットでぜひオーダーしてほしい。川沿いの席は人気のため予約がおすすめ。

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  • 浅草

浅草花やしきほど近い、住宅街の一角にある店。独特の雰囲気が流れる店内に腰を落ち着けてしまえば、不思議と居心地の良さを覚えるだろう。

世界中から収集したという、シーシャのパイプコレクションが並ぶなか、ここでしか目にすることができないという世界最大の巨大なパイプもディスプレイされている。『マタタビ酒』なる珍銘酒や自家製酒を含むドリンクメニューはとにかく種類が豊富。

なお、2021年に梵字バーはブッダブレイク(Buddha BreaK)とチルアウトな店名に変わり、『CBDカクテル』などの提供をスタートしている。上の紹介文は2016年当時のもの。

  • パブ
  • 浅草
  • 価格 2/4

シックな夜にしたいなら、浅草にあるイングリッシュパブへ。毎日ジャズのライブを開催しており、最終ステージはカバーチャージフリーで楽しめる。イングリッシュスタイルのバーメニューの定番は『ザ・フィッシュ&チップス』やビールのつまみに合う『バッファローチキン』など。

味わい深い本格派クラフト『HUBエール』をはじめとするビールから、カクテルメニューまで充実している。外国人の常連客が多く、国際色豊かな雰囲気も楽しい。

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  • ビールバー
  • 浅草

英国スタイルのクラフトビールを提供する浅草ビール工房。「ビールに旅をさせるな」というアメリカの格言があるほど、作りたてのビールはをその場で飲むことが一番うまいとされている。

同店は、店内でビールを醸造するため、タンクからビールタップまで、造りたて、注ぎたてを味わうことができる。2020年3月にリニューアルした。

  • カフェ・喫茶店
  • 浅草

浅草で夜カフェを探しているならここ。作曲活動を行う店主が自身の作品の音のチェックをしようとオープンさせた。音響にこだわりがあり、心地の良いサウンドのなか、のんびりとコーヒーを味わうことができる。

夜でも体に良いスイーツが食べられ、自家製というネコの顔のようなかたちのガトーショコラは濃厚で美味。酒も豊富にそろえ、なかでもウィスキーや日本酒の種類が多い。

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  • ホテル
  • 浅草

浅草のひさご通り沿いに位置する劇場一体型ホテル(旧浅草九倶楽部)。ホテル部分はもともとワイアードホテルとして運営していたものを引き継いだ。全体的なデザインはカフェ・カンパニーのデザインチームが担当し、エースホテルなどのブランディングを手掛けるポートランドのクリエイティブチーム「OMFGCO」がコラボレーターとして参画している。

場所は観光客でにぎわう観光エリアから少し離れており、古くからこの土地に住む人たちの息遣いが感じられるのも魅力だ。

浅草周辺を散策するなら……

下町には、今のような注目が及ぶ前から、老舗や凝った一軒が散らばり、子どもが足を踏み入れることのない落ち着いた止まり木が、バー好きを唸らせて来た。本当の東京を知らない人々の目には、触れて来なかったに過ぎない。 ここでは下町ならではの知っておきたい珠玉のバー15軒をつまびらかにする。

浅草観音裏、ローカルが案内する12軒
浅草観音裏、ローカルが案内する12軒

浅草駅から浅草寺を抜けた先にある閑静な界隈を、「観音裏」と呼ぶ。かつて花街として栄えたこのエリアには、今は数えるほどになった料亭や、当時の面影を残す建物、当時からの味を代々引き継いできた店などが点在。

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