南青山一丁目の緑豊かな施設、シェアグリーン南青山内にあるコーヒーロースターカフェ。コーヒー豆は、『コーヒーフェストラテアート世界選手権2016』で世界2位に輝いたトップバリスタ、赤川直也がセレクト。季節に合わせて、世界各地の選りすぐりの豆を常時5種類用意する。
エスプレッソマシーンやアメリカンプレス、ハンドドリップなど、好みに合わせた抽出方法で淹れてくれるのも嬉しいところ。インダストリアルな空間で、スペシャルな一杯を楽しもう。
東京にあるインディペンデントなロースタリーカフェを紹介
タイムアウト東京 > レストラン&カフェ >東京、ロースタリーカフェ13選
東京には素晴らしいコーヒー文化があり、それはさらに急速な成長を見せている。地元のカフェやレトロな喫茶店のほか、最近では独自に調達した豆を焙煎(ばいせん)とブレンドをする、独立したスモールバッチのロースターも増えてきた。
近所のカフェでコーヒーを飲むのはこれまで以上に満足感が高くなっている。店内で一杯飲んだ後、その場で焙煎されたばかりの豆を持って帰ることもできるからだ。散歩中にコーヒーが飲みたくなったら、ここで紹介するロースターに立ち寄って、それぞれの店でとっておきのローストやブレンドを味わってほしい。
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『東京、ベストカフェ50』
南青山一丁目の緑豊かな施設、シェアグリーン南青山内にあるコーヒーロースターカフェ。コーヒー豆は、『コーヒーフェストラテアート世界選手権2016』で世界2位に輝いたトップバリスタ、赤川直也がセレクト。季節に合わせて、世界各地の選りすぐりの豆を常時5種類用意する。
エスプレッソマシーンやアメリカンプレス、ハンドドリップなど、好みに合わせた抽出方法で淹れてくれるのも嬉しいところ。インダストリアルな空間で、スペシャルな一杯を楽しもう。
グッドデザイン賞を始め数々の受賞歴を持つ「成瀬・猪熊建築事務所」が建築設計を手がけた、実力派ロースタリーカフェ。築50年を超える一戸建てをリノベーションし、1階を店舗、2階を居住スペースにした。
店内が狭く感じないよう天井から採光する工夫や、店舗前に緑豊かな飲食スペースを設けるなど、こだわりが感じられる。 店主の近藤剛は国際焙煎(ばいせん)大会で優勝、日本エアロプレスチャンピオンシップで3位を獲得するほどの腕前と、日本でも数少ない「Qグレーダー」というコーヒー鑑定士の資格を持つ、いわばコーヒー界の実力者だ。
スペシャルティコーヒーの中でも、「フルーティーさと甘み、おいしさにつながる複雑性を兼ね備えるコーヒー」にこだわり、常時20種類ほどの豆をラインアップしている。
不定休があるため、訪れる際は公式SNSで確認してほしい。
神楽坂に日本1号店を持つタイ発のコーヒーブランド、「Akha Ama Coffee」が、焙煎(ばいせん)所兼カフェの「アカアマコーヒーロースターズトウキョウ(Akha Ama Coffee Roasters Tokyo)」を2024年10月にオープン。アンティークの扉を活用したという重厚な木製カウンターや、2階の開放感あふれる温かみのある空間が魅力的だ。
新店舗で提供されるハンドドリップコーヒーは、1号店と同じウォッシュドプロセスと呼ばれる精製方法で作られる浅いり・中いり・深いりの3種類に加え、ナチュラルプロセスの中いりがラインアップに加わる。 取り扱うコーヒー豆は、全て生産者の顔が分かるマイクロロットだ。
フードメニューは、すでに一号店で提供中の商品に加え、クリームチーズをアクセントにした「かぼちゃのキッシュ」や、ビーガンの「シナモンとあんこのマフィン」やサンドイッチ、グルテンフリーの「米粉のベリーケーキ」などが登場予定である。
8時に開店するので、ゆったりとモーニングを味わうのもいいだろう。
オーストラリア発のスペシャルティコーヒーカンパニー「シングルオー(Single O)」が、日本上陸10周年を機に1号店を移転し、大型ロースタリーカフェ「シングルオー リョウゴク ロースト ワークス/カフェ(Single O Ryogoku Roastworks / Cafe)」を2024年5月にオープンした。
かつて木材加工工場だった約200平方メートルもの建物をリノベーションし、焙煎(ばいせん)場や生豆保管庫、カフェスペースを併設した。
店頭には、シングルオーがSix Simple Machine社と共同開発した「フリーポアコーヒーオンタップ」が並ぶ。客はレジでコーヒー代を支払った後、4種類の銘柄が表示されたタップを選び、蛇口の下にカップをセットする。するとわずか10秒で、まるでバリスタがハンドドリップで入れたようなクオリティーの高いコーヒーが注がれる。価格は400円から(以下全て税込み)とリーズナブルなのもうれしい。
フードは、もっちりとしたパンに沖縄のハム・ソーセージ専門店「テシオ(TESIO)」の特注ソーセージやキャラメライズドオニオンなど挟んだ「Reservoir Dog」をはじめ、シドニー本店で長年親しまれてきた3種類を提供する。
コンクリート打ちっぱなしの広々とした空間に、ヨーロッパのビンテージ家具などを配した趣きのあるロースタリーカフェの「ローシュガーロースト(Raw Sugar Roast)」。客席は50席、価格はシングルオリジンのブラックコーヒーで700〜1,400円ほどだ。
運営しているのは、オーストラリアやイギリスで焙煎(ばいせん)などの経験を積んだ代表の小田政志と、浅いりの先駆けである「グリッチコーヒー&ロースターズ(GLITCH COFFEE & ROASTERS)」や「ポールバセット(Paul Bassett)」でマネジャーやトレーナーを務めた共同代表・小坂田祐哉の二人である。
スペシャルティコーヒーの定義「From Seed to Cup」の考えを体現する店づくりがなされており、品質の高いコーヒー豆の仕入れから、豆の持つ個性を最大限に引き出す焙煎、レシピ、人為的なブレが出にくい抽出器具の使用など、一杯を作るまでの工程全てに力を注いでいる。
吉祥寺に本店を構える「ライトアップコーヒー(LIGHT UP COFFEE)」の新焙煎(ばいせん)所および併設カフェ。自動車整備工場や電気店が営まれていた1フロア115平方メートルにもおよぶ2階建ての建物をリノベーションし、1階を焙煎スペース兼カフェ、生豆保管場、2階をコーヒー豆の梱包や発送作業場、事務所として利用されている。
1階の造りは、奥を焙煎、手前をカフェスペースという構成。カフェスペースのコンセプトは「公園」で、外との仕切りを設けない半野外の空間に12人用の大きなテーブルや2人掛けのベンチを用意。エスプレッソやカフェラテ、ハンドドリップコーヒーが楽しめる。ドリップコーヒーはシングルオリジンを常時5種類用意し、1〜2カ月単位でその時期いちおしの豆を数種類ずつ入れ替える。
台湾出身のリウェイと妻のハルコが運営する、高田馬場の人気コーヒーショップ「リウェイコーヒースタンド」の2号店。内装は台湾の伝統的な神社や寺をコンセプトに、台湾製の情趣に富む雑貨や飾りを配し、香の匂いが漂う幻想的な空間だ。
一番人気のメニューは1号店同様、竹墨パウダーを入れ茶筅(ちゃせん)で点てたエスプレッソにミルクを注いで作る「ブラックラテ」。ここ数年で東京でもブラックラテを提供する店が徐々に増えてきたが、同店がその先駆けといえるだろう。同店では、焙煎(ばいせん)段階から色の濃さや味の良し悪しを判断している。
有田焼の器で提供されるハンドドリップコーヒーにも注目したい。店内奥に設置されたアメリカ・サンフランシスカン製の焙煎機でローストした3種類のシングルオリジンと、オリジナルブレンドの全4種類から好きな豆を選ぶことができる。二人が現地の農園まで足を運んだという、日本では希少な台湾の阿里山(アーリーシャン)産のコーヒー豆もあるので、ぜひ試してみてほしい。スイーツとともに楽しむなら、銀粉をあしらったバスクチーズケーキもおすすめだ。
表参道の複合ビルにあるカフェ、デリ&バー 「uni」のロースタリー&コーヒーショップが、千駄ヶ谷に2024年10月、グランドオープンした。
店内は表参道店と同様、自然をテーマとしながらも、ナチュラルな淡色を基調とした空間で、焙煎(ばいせん)所ならではの高品質なスペシャルティコーヒーが堪能できる。
自家焙煎した7〜10種類ほどのコーヒー豆は、生産者から直接取引で購入するダイレクトトレードをメインに世界中から集められ、香りや風味豊かな旬のコーヒーが楽しめる(少量ずつ焙煎するためラインナップは日々変動する)。
ドリップメニューには、コロンビアの小規模生産者によって生み出されるウオッシュドコーヒー「Villa Fatima」(800円)や、レモンやハーブが特徴の「Bona Zuria」(900円)などのシングルオリジンコーヒーを中心にラインアップ。中でもおすすめだという「Mogola」(1,000円)は、モモ、スモモ、アプリコットといった果実の甘酸っぱさや、イチジクが感じられるジューシーなフレーバーだ。
また、最高級と呼ばれる「トップオブトップ」のコーヒーを常時楽しむことができるのも魅力。季節のフルーツを使った自家製のパイやホットサンドもドリンクと一緒に味わえる。
ディレクターの佐藤昂太は、過去に「ジャパン ハンドドリップ チャンピオンシップ」の優勝経験を持っており、ドリップ時に4湯目から湯温を変えるなど淹れ方にもおいしさへの工夫が凝らされている。
生産者情報から一貫して妥協をしないコーヒーへのこだわりと愛情がたっぷりと注がれたコーヒーを味わってみてほしい。
1968年に練馬に創業した「志村電機」と、1975年に東向島に創業した「東京珈琲」の老舗の異業種同士がタッグを組み、2019年に店舗改装とともに生まれ変わったのが「志村電機 珈琲焙煎所」だ。約25種類の生豆から、一般社団法人日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)認定コーヒーマイスターが好みの焙煎度合いを聞き、100グラムから量り売りしている。池袋の喫茶店「タカセ」のケーキなど、全国から厳選したコーヒーのともがずらりと並んでいるのも楽しい。
店内にはイートインもあり、エスプレッソを練りこんだソフトクリームの乗った「コーヒーゼリーラテソフト」(700円)など、デザートメニューも人気だ。街の電気店としても機能しており、近所の人々の寄り合い所的な存在でもある、心温まる空間で一息付けば、街を少しだけ身近に感じられるかもしれない。
2009年に創業以来、三軒茶屋エリアを中心に7店舗を展開する自家焙煎珈琲店「オブスキュラコーヒーロースターズ(OBSCURA COFFEE ROASTERS)」が営むコーヒースタンド。世界各国の生産農園へ直接赴き、現地で買い付けたコーヒー豆を自家焙煎しているため、良質なコーヒーを手頃な価格で味わうことができる(テイクアウトコーヒーは380円から、コーヒー豆は200g1,300円が主体)。
国内では同店でしか取り扱いのない希少な豆も含め常時16種類を取り揃える上、焙煎度合いも浅いりから深いりまでと幅広く用意されているので、自分好みの味を見つけやすい。コーヒーに詳しくなくても知識豊富なバリスタが豆の特徴を丁寧に説明してくれるので安心してほしい。
2016年に三軒茶屋にオープンしたコーヒーショップの2号店。三軒茶屋、表参道、芝浦にも店舗があるが蔵前店は気取らない、素朴な店構えが特徴だ。工場のようなスペースは、焙煎(ばいせん)プロセスをメインにしたデザイン。2階にはコーヒーと一緒にデザートや軽食を楽しめるイートインスペースも用意されている。
コーヒー豆の焙煎は2~3日置きに行われており、毎回異なる6種類のシングルオリジンローストや、アーモンドとチョコレートを連想させる香ばしいキャラメルのような風味のブラジリアン・デカフェが楽しめる。ハンドドリップ講座やワークショップなども行われているので、コーヒーについて学びたいという人は参加してみてほしい。
神泉駅ほど近くにあるコーヒースタンド。店内で特に目を引く銅メッキの焙煎(ばいせん)機はトルコ製のもの。日本でこの機械を使って焙煎をしているのは同店だけだ。焙煎は週に4回ほど行われており、コミュニティーサービスの一環として、他のカフェにも焙煎機の貸し出しをしている。おすすめは、バナナの風味と優しい甘みの『バナナラテ』や、アイスなのに氷を使わない「アイスラテ」などのミルク入りコーヒー。
店内のBGMはスタッフがレコードでセレクトしており、音楽へのこだわりも感じられる。店頭では、ハウスブレンドであるライトローストのパナマ、全てスペシャルティグレードの深煎りのブレンド「LAYLA」など、ドリップコーヒーにぴったりのコーヒー豆も販売しているので、自宅で楽しみたいという人は購入してみるといい。
恵比寿と代官山の間の住宅街にあるカフェ。入り口に緑が生茂る古い家屋を改築してつくられた店内は落ち着いた空間で、都心とは思えない佇まいだ。扱っているコーヒー豆は主にアフリカと南米の農園と直接取引をして仕入れられたシングルオリジンで、吉祥寺にある焙煎(ばいせん)所でローストされている。
品質管理に力を入れており、無駄を最小限に抑えるため少量での焙煎を行っているのも特徴だ。店内で味わえるコーヒーは、ライトローストからダークローストの順に並べられた6種類の豆から選ぶ事ができ、注文を受けてから1杯ずつ、1回に15グラムのコーヒー豆しか入らない特別なドリッパーを使って丁寧に入れられる。
おいしさを追求してきた焙煎士が生み出すスペシャリティコーヒーを、ゆっくりと流れる時間の中で味わってほしい。
ラテアートブームやスペシャルティコーヒーの台頭をきっかけにコーヒー業界に足を踏み入れた多くの若いバリスタたちが、今日本中のコーヒーシーンで活躍している。中でも今回紹介する若手実力者5人は、それぞれの感性や経験によってこれまでにはなかった新しい道を開拓してきた精鋭ばかりだ。
彼らの活躍の様子を見れば、きっと今のコーヒー業界がどのように広がりを見せているのかを読み解くこともできるだろう。コーヒーで暮らしをより充実させたいなら、ぜひ彼らの店を訪れてみてほしい。
三軒茶屋から下高井戸までの沿線には、リラックスしながらこだわりの味を楽しめるカフェが多く揃う。若林、上町、世田谷など、上品でありながらも、どこか懐かしさを感じる店が多いエリアだ。
今回は沿線ガイドとして、三軒茶屋から下高井戸までの駅にある、わざわざ足を運びたい魅力的なカフェを10店舗を紹介する。
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