1947年創業、台湾中部の北斗に創始本店を持つ「三明治(サンミンチー=台湾サンドイッチ)」の老舗「洪瑞珍」が、日本初の直営店舗を高田馬場に2023年4月、オープンした。
三明治を生み出した店として知られており、レトロな包装のかわいらしさも手伝って、台湾のソウルフードとして多くの世代から親しまれている同店の三明治。高田馬場店はテイクアウトのみで提供しており、12時と15時と18時の3回、作り立ての三明治を店頭の冷蔵ケースに並べ、しっかり鮮度管理して販売する。
独特のコクともっちりした食感の食パンは、台湾に比べて乾燥しやすい日本の風土を考慮して、1年を費やして完成した特注品。これに薄いハムや、卵焼きなどシンプルな素材を特製マヨネーズ風ソースを絡めて挟み込む。具が3層に分かれて挟まれているのが特徴だ。
看板商品はハム・チーズ・卵焼きが入った「満漢(マンハン)」。具材がそれぞれの味を主張しつつ口内で組み合わさり、食パンのうまみがそれらを包み込む。パンと具材のバランスが絶妙で、初めて口にする人はきっと驚くことだろう。
メニューは、「ハム」「チーズ」「いちご」「ブルーベリー」、パン生地をよりコクのある全粒粉にした「全粒粉ハム」と「全粒粉チーズ」など、7種と時期によって限定品も並ぶ。サンドイッチの後味をうまくまとめあげるオリジナルの台湾茶も併せて試してほしい。