青島食堂
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東京で味わうご当地ラーメン20選

北海道から沖縄まで、地元を思い出すローカルラーメン

Hisato Hayashi
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テキスト:メンチャック

旅行に行きたくてもなかなか行けず、正月の帰省もままならない人も多かっただろう。ここでは、日本全国から「故郷の味」を代表する東京のラーメン店を紹介。新潟や北海道、福岡のとんこつなど有名どころをはじめ、沖縄のソーキそばや長崎ちゃんぽんの名店までそろった。ローカルな熱々ラーメンで日々を乗り切ろう。

※営業時間に変動があるため、詳細は公式ウェブサイトで確認してほしい

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東京、激辛ラーメン2020

  • 江戸川区
  • 価格 1/4

大島

船堀にある人気ラーメン店。店主は札幌みそラーメンの名店として有名なすみれで、12年間修行を詰んだ経歴の持ち主だ。すみれ本家同様、ラードの膜で覆われたスープは、湯気は上がらないが熱々。

ニンニクのパンチがきいた濃厚な味わいながら、野菜やみその甘みを感じさせ、おろしショウガもいいアクセントになっている。スープが濃いと感じる人のために、薄めるスープも用意されている。麺は中太の縮れ麺で麺に負けない存在感。

食べる余裕があれば、スープとの相性抜群なライスもぜひ頼んでほしい。そのほかのメニューには、『塩』『正油』『昔風』などがある。

  • ラーメン
  • 荻窪

函館塩ラーメン 五稜郭

荻窪駅北口から徒歩5分ほど、細い路地を進んだ先に現れるラーメン屋。緑色ののれんと、レトロな外観が目印だ。

ここでは、函館が地元の店主が提供する、本場の『塩ラーメン』が味わえる。スープは豚9割、鶏1割が材料に炊き込まれており、あっさりとしながらも奥行きのある味わい。北海道にある道南産の真昆布や、猿仏産のホタテなどからとっただしが、うま味を加えている。北海道の定番トッピング、がごめ(とろろ昆布)を加えれば、味の変化が楽しめるだろう。

麺はストレートな細麺で、函館ラーメンの特徴でもある出口製麺を使用。サイドメニューの『いかめし』も人気だ。どこをとっても地元のスタイルが追求された一杯には、店主の函館愛が詰まっている。心をほぐす柔らかい味わいに、最後の一滴まで飲み干してしまうだろう。

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  • ラーメン
  • 淡路町

長尾中華そば 神田店

淡路町駅すぐ、行列ができる青森発の煮干しラーメンの店。店のいちおしは『こく煮干し』全国各地からこだわり抜いて厳選した煮干しを、独自の配合で合わせたスープはガツンと濃厚だ。

国産小麦粉を使用した多加水麺は、つるっとした喉越しと、もちもちとした食感が楽しめる。そのほか、あっさりしていながらも上品なうま味の『あっさり』や、裏メニューの『ごくにぼ』もチェックしてほしい。

  • ラーメン
  • 巣鴨

麺創庵 砂田

カウンター7席ほどのこぢんまりとした店。福島県白河市のご当地ラーメンである『白河ラーメン』を、独自のアレンジで進化させた一杯が特徴だ。

『中華そば』は全て無添加、無化調で、『はかた地鶏』のガラと豚骨を合わせた澄んだスープに、弾力のある自家製の縮れ麺がよく合う。また、しょうゆだれにしっかり漬け込み、スモーキーな薫香をまとった豚チャーシューの味わいが、深く鮮烈な印象を残している。メンマ、身のしっかり詰まった味玉もおいしい。そのほかのメニューには、ふんわりと柔らかな『ワンタンメン』もある。

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  • ラーメン
  • 竹ノ塚

煮干し中華そば 山形屋

山形県のラーメンをほうふつとさせ、煮干しのうま味があふれる『中華そば』を提供。

スープのだしは煮干し、焼き干し、かつお節、野菜などを使用し、苦みはなく、煮干しの味がくっきりと感じられる。このスープに国産豚から取った背脂のラードが混ざり合う。

返しじょうゆと背脂の量は好みで調整可能。ここに特徴でもある縮れの強い中太麺が絡みつき、全体的に山形の名店、ケンちゃんラーメンにインスパイアされたようなおいしい一杯。そのほか、『味噌ラーメン』などの限定メニューも豊富にある。

  • ラーメン
  • 高円寺

じもん

高円寺駅から徒歩5分ほどの、地元の人を中心ににぎわう小さなラーメン店。千葉県勝浦市のご当地グルメ、勝浦タンタンメンが楽しめる。

看板メニューは、しょうゆがベースのラー油系『勝浦式タンタンメン』だ。辛さは『0辛』〜『3辛』までの4段階が無料で、通好みの『神殺し』と『特辛』は有料。赤みを帯びたスープに中太の縮れ麺が沈み、具材はニラ、タマネギ、ひき肉が加えられている。見た目のビジュアル通りにとても辛いが、この辛さにタマネギやひき肉の甘みを混ぜながら食べるととてもおいしい。

スープもただ辛いだけでなく奥深い味わいだ。麺を食べた後はライスと半熟卵を注文して、残った具材と混ぜて食べるのがおすすめ。

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  • 秋葉原

青島食堂 秋葉原店

佐久間公園草分稲荷の向かいにある青島食堂は、秋葉原でも圧倒的な人気を誇るラーメン店。駅から歩いてくるとシャッターが閉まっているように見えるが、東側にはシャッターの開いた入り口がある。

新潟県長岡市の人気ラーメン店が東京進出を果たしたという同店のラーメンは、少し濃い色で鶏だしショウガ風味のしょうゆスープに、少し太めでコシのある黄色っぽい麺、よく味の染み込んだ柔らかめのチャーシュー、歯ごたえのあるメンマ、ナルトが乗った一杯。全体的にシンプルな構成で、昔懐かしい正統派ラーメンといった風貌だが、それぞれの具材の個性がしっかりとまとまっており、うまいの一言。

おすすめは柔らかいチャーシューがたっぷり乗った『青島チャーシュー』だ。

  • ラーメン
  • 蒲田

らーめん 潤 蒲田店

背脂たっぷり、太麺の新潟、燕三条ラーメンが味わえる、新潟の酒麺亭 潤の東京1号店としてオープンした店。

スープはゲンコツをベースとした動物系に、煮干しを中心とした魚介系を加えたしょうゆ味。毎日新潟から届けられるという自家製の太麺は、もっちりとした食べ応え。燕三条ラーメンの特徴の、たっぷりとかかった背脂は甘みを引き出しており、5段階の量から選べる。最多の『鬼油』を注文すると、表面がまるで雪のようだ。

おすすめは全部トッピングになる『マル得ラーメン』で、メンマ、チャーシュー、煮玉子のほか、スープとの相性抜群の岩のりが乗っている。そのほかのメニューは『中華そば』『岩のりそば』『みそらーめん』など。麺を覆い尽くすほどの辛ネギが乗った『辛ネギラーメン』は、寒い季節にぴったりの一杯だ。

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  • 神田

郭 政良 味仙 東京神田店

名古屋発のご当地ラーメンとして、大人気の台湾ラーメンの味仙が東京に出店。

兄弟がのれん分けして経営しており、『台湾ラーメン』は、鶏ガラのしょうゆラーメンをベースに、煮込んだうま辛ミンチ、唐辛子、ニンニクが加わった王道の辛さが楽しめる。台湾の担仔麺(タンツーメン)を激辛のスタイルにアレンジしたのが発祥で、辛さはアメリカン(薄め)、イタリアン(辛さ2倍)など好みで調整できる。

そのほかにも、塩味、みそ味、『台湾まぜそば』『坦々麺』などのメニューも豊富。中華の一品料理と酒も多数取りそろえており、軽く一杯引っ掛けながら楽しめる。

  • ラーメン
  • 原宿

新福菜館 麻布十番店

麻布十番駅から徒歩3分ほど、京都を代表する老舗ラーメン店の東京店舗。

看板メニューの『中華そば』は、「京都ブラック」と称される黒いしょうゆスープが特徴だ。シャキシャキのネギと、どっさりのモヤシ、細切りのチャーシューが乗っている。スープはすっきりとしたうま味が出ていて、見た目の印象よりも味は濃くない。麺は細麺でスープも具材もバランスが良く、癖になる味わいだ。

新福菜館のもう一つの定番は、サイドメニューの『ヤキメシ』。しょうゆだれがしっかりと染み込んだチャーハンで、セット注文もできる。

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競争の激しい東京のラーメン業界。ここでは不動の人気店から隠れた名店、彗星(すいせい)の如く現れた新店まで多様なジャンルで紹介する。都内全域から好みの一杯に巡り合ってみよう。

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東京、家系ラーメン20選
東京、家系ラーメン20選

家系ラーメンといえば、新杉田にある吉村家(現在は横浜に移転)を発祥とする、こってりした豚骨しょうゆのスープに、中太のストレート麺、のり、ホウレンソウ、チャーシューという基本のトッピングが特徴のラーメンである。

1990年代後半に家系ラーメンのブームが起こって以降、今やラーメンの定番ジャンルの一つになった。吉村家を源流とする直系の店から、それを模倣した店まで、関東を中心に数多くの家系ラーメン店が存在している。その味は中毒性が高く、時折無性に「家系」を食べたくなる衝動に駆られる人も多いはず。

原点の味を追求する店、独自の進化を図る店など、各店がしのぎを削っているが、ここでは店の系譜や出身は問わず、ラーメンハンターが選んだ、東京都内で今食べるべき家系ラーメンを紹介する。

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毎月続々と新店がオープンし、戦(いくさ)が絶えないラーメン業界。なかでも、もはや定番となりつつある煮干しラーメン店のバトルは強烈だ。ここでは新宿、恵比寿、淡路町などの都心から、綾瀬や王子神谷、中村橋、蒲田、千歳船橋など都内の東西南北に広がる、新店を含む名店を紹介する。

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