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東京のベストバー28選

幻のウイスキーや美しいカクテル、自然派ワインやクラフトビールを堪能する

テキスト:: Kit Kriewaldt
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タイムアウト東京 > フード&ドリンク > 東京のベストバー28選

クラフトビールのパブから日本酒専門店まで、タイムアウト東京が愛するバーを厳選して紹介。東京で今最も話題のヴェニューを集めた。

選定のポイントは、良質なドリンクを扱っていること。銀座の老舗や受賞歴がある店だけでなく、何度も通いたくなるようなカジュアルでリーズナブルな店も余さずリストアップしている。バーテンダーに季節のスペシャルカクテルを「お任せ」したい場合も、このリストはおすすめだ。

クールなインテリアデザインや個性的なメニューなど、それぞれ魅力ある店がそろう。ここで紹介する店は全て、タイムアウト東京スタッフの行きつけだ。友人に勧めるにも問題はないだろう。

新型コロナウイルスの影響により営業時間に変動があるため、訪れる際は必ず公式ウェブサイトを確認しよう

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  • 渋谷

世界指折りのバーであるエスジー クラブを運営するSG Groupが手がける国内2店舗目となるカクテルバー。2021年版「Asia’s 50 Best Bars」では2020年オープンながらアジア69位に選出された。

同店は、スコッチウイスキー「シーバスリーガル」が主催したカクテルコンペティション「THE CHIVAS MASTERS 2017」の世界チャンピオンで、SG Groupのグループマネージャーを5年間務めた鈴⽊敦(すずき・あつし)の初プロデュースバー。100年前の東京で流行した「大正モダンな特殊喫茶(カフェー)」を現代のカクテルバーとして表現しており、古き良きものの進化を追求した一軒になっている。

フロントバーでは、オールデイで楽しめるカクテルをはじめ、コーヒーや日本茶といったノンアルコールドリンク、渋谷にある人気イタリアン、コーネル(Konel)の菊池隆樹が監修したフードなどを提供する。

奥の小部屋には、カジュアルなカクテルペアリングを体験できるバーも設けられ、フロントバーとはまた違った時間の過ごし方を楽しむことができる。

  • ナイトライフ
  • 渋谷

2021年版「Asia’s 50 Best Bars」でアジア3位に選出された世界でも指折りのバー、エスジー クラブ(The SG Club)。

世界ナンバーワンバーテンダーの称号をもつ後閑信吾によって開かれたこのバーのコンセプトは、「1860年にアメリカに派遣された万延元年 遣米使節団(まんえんがんねん けんべいしせつだん)たちが、アメリカの文化を持ち帰って日本にバーを開いたら」というユニークなものだ。

店は、「Guzzle(英語でごくごく飲む)」 と名付けられたカジュアルに楽しめる1階と、ギャングクラブをイメージしたという地下の「Sip(英語でちびちび飲む)」に分かれており、用途によって使い分けられるのもいい。さりげなくのれんがかかっていたり、酒にまつわる落語が流れているなど、洋と和の要素が所々に散りばめられている。

カクテルメニューは、使節団たちがたどった航路でもある「日本」「カリブ」「ニューヨーク」をテーマにしている。世界で評価された多彩な味わいを堪能してほしい。

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  • カクテルバー
  • 銀座
  • 価格 2/4

銀座駅の近くにあるバー。アジアのベストバーを決める「ASIA’S 50 BEST BARS 2021」では72位を獲得した。

「オーチャード(果樹園)」の名にふさわしく、季節のフルーツカクテルが人気の一杯だ。また、液体窒素を使ったフローズンカクテルも同店の評判に貢献している。カウンターに煙が立ち込めるさまは、一度は見ておきたい。

  • 中目黒

珍しいビンテージのテキーラと季節のカクテルを提供する、中目黒にあるバー。一気に飲むのではなく、すすりながら味わう「すすりながらテキーラ」を楽しむことができる。

バーテンダーのFaramarz Khademhosseiniが立つカウンターの棚には、ブルーアガベを100%使用した「カサドレス アネホ クリスタリーノ(Cazadores Añejo Cristalino)」や「ホセ クエルボ レゼルバ(Jose Cuervo Reserva)」のビンテージボトルなどが並ぶ。手描きのセラミック製デカンタと、バニラとキャラメルの豊かな香りが特徴的な「クラセアスール(Clase Azul)」コレクションも用意する。

厳選されたトップレベルの銘柄を提供することを誇りとしながらも、壁にアートをあしらった親しみやすいラウンジは、まるで親しい友人のリビングルームで飲んでいるかのような気分にさせてくれるだろう。

ここは、テキーラ製造の知識を深めたい人にもおすすめだ。テイスティングメニューを提供しており、アガベが育つ土壌から瓶詰めの段階までのプロセスを全て学びながら、シングルオリジンのテキーラやメスカルをディナーコースで試飲できる。

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  • カクテルバー
  • 銀座

銀座のバーといえば、値段が高く上品で堅苦しい場所を想像してしまうかもしれない。ミクソロジーサロンはそんなステレオタイプのイメージを覆す店で、リラックスした雰囲気と、日本のテイストを取り入れたカクテルが特徴だ。

場所はギンザシックスの13階。クリーンでミニマルなたたずまいだが、温かい雰囲気もある。実際、酒を飲む場所というよりモダンなカフェのように見えるが、それには理由がある。

「Teatail(お茶のカクテル)」を専門とするミクソロジーサロンのオリジナルカクテルは全て、茶葉を漬け込んで蒸留した自家製スピリッツを使っているのだ。ほうじ茶風味のバーボンやそば茶風味のウオッカ、烏龍茶風味のラム、煎茶風味のジンなど幅広い品ぞろえを楽しんでほしい。

  • カフェバー
  • 恵比寿

恵比寿駅から徒歩5分ほどの場所にある小さなコーヒースタンド。しかし本当の正体は、隠された謎を解かないと入れないという不思議なバーなのだ。禁酒法時代のアメリカで「酒をひそかに楽しむ場所」として生まれたスピークイージーの文化に影響を受け、コーヒースタンドとバーという2つの顔を持つ店として開業した。

バー初心者でも気軽に楽しめるように、内装はゆったりとした空間を演出。カウンターだけでなく、広めのソファーなどさまざまな席が用意されているのがうれしい。

ドリンクもバリエーション豊かだ。「オトナコーヒーギュウニュウ」「コーヒーレモンサワー」など、コーヒーを生かした珍しいメニューを提供する。

入店する方法は謎を解くのみ。公式ウェブサイトにヒントがあるかもしれない。

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  • カクテルバー
  • 渋谷

石の華で楽しめる季節のカクテルは、銀座の高級なカクテルバーに対する、渋谷という街からの返答であり、この店の特徴だ。渋谷駅から歩いてたった5分の地下で、「バカルディマルティニグランプリ2005」を受賞したことのあるバーテンダー、石垣忍がずらりと並んだ新鮮な果物と野菜を使って特徴のあるカクテルを作っている。

ジントニックはキンカンを使っていきいきとした味わいに、マルガリータには自家製のカシスの砂糖漬けを加えるなど、センスが光る。モヒートとマティーニだけのメニューに加えて、石垣が賞をとった「クラウディア」と「ポーラ・スター」を含む、膨大なオリジナルカクテルのリストもある。

  • カフェバー
  • 代々木上原

代々木上原のマンションの2階にあるナンバー(No.)は、明るくてモダンな雰囲気のカフェアンドバー。開放的な店内はオーク材のパネルや、白を基調としたミニマルなインテリアで構成されている。

提供されるドリンクは、店名にちなんで1から5までの番号が付けられたモクテルや、季節限定のスペシャルメニュー。もちろん、モクテルだけでなくバリスタが監修したカフェメニューも充実している。

腹が減ったら、キャロットケーキやバナナブレッドなど、ドリンクと相性抜群のフードメニューを注文しよう。ホットサンドやクロックムッシュなどの軽食メニュー、17時からはフィッシュアンドチップス、ブリトーといったボリュームのある食事を取ることも可能だ。

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  • 霞ヶ関

霞ヶ関にあるバー。四谷と銀座に計3軒を展開する同名バーの総本山だ。日本バー業界の重鎮、毛利隆雄を輩出したことでも知られているが、現在は、2007年の全国バーテンダー技能大会で栄冠に輝いたオーナーバーテンダー、井口法之が取り仕切っている。表に看板は出ているものの、正直分かりやすい場所ではない。しかし、無事にたどり着いた者には、扉の向こうで至極の一杯が待っていてくれる。

  • 原宿

フォーシーズンズホテル東京大手町の39階にあるカクテルラウンジ、ヴェルテュ(VIRTÙ)。「華麗なるギャツビー」をほうふつとさせるような空間が広がり、窓からは東京スカイツリーや隅田川を見渡せる絶好のロケーションだ。

ヘッドバーテンダーが提供するオリジナルカクテルは、フランスのクラシックなフレーバーに日本の素材を組み合わせる。旬の食材や風味が詰まった季節のカクテルなど、ここでしか味わえないメニューは見逃せない。

「トリュフフライドポテト」「牛カツサンド」といった軽食から、「チョコレートボンボン」「ベリーチーズケーキ」などのスイーツも豊富だ。おいしい食事とともに特別な一杯を堪能してみよう。

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  • カフェバー
  • 茅場町

改修される以前は、渋沢栄一が創業した日本初の「第一銀行」であった歴史を持つ、複合施設ケーファイブ(K5)。渋沢の応接間だった区画は、おもてなしの場として、ライブラリーバー 青淵(Ao)に生まれ変わった。真っ赤なソファと赤い大理石のローテーブルが印象的な空間は、渋沢の書斎がモチーフとなっている。

本棚は、渋沢栄一という人物の見た世界から、兜町、東京、日本、といったレイヤーごとに当時を知ることができるように構成。カクテルは、日本という枠組みにとらわれず、アジアという視点で、緑茶やほうじ茶、紅茶のほか、漢方をベースにした斬新な一杯が味わえる。

  • 日比谷

帝国ホテル 東京のメインバー。フランク・ロイド・ライトが設計した、帝国ホテル旧本館(通称ライト館)の面影を今に伝える場として知られており、カウンター奥にあるレンガと、バーの一番奥にある幾何学模様の壁は、ライト館から移築されたものだ。

ちなみに、幾何学模様の壁の下にあるテーブルと椅子はライト館で使われていたもので、現在も席として利用可能。壁際にあるので座り心地は良くないが、この席をめがけてやってくる客もいるのだという。

クラシカルな雰囲気の中、しっとりと味わいたいのは、雪に覆われた富士山をイメージしたカクテル「マウント フジ」。1924年に作られたジンベースのカクテルで、卵白がまろやかな口当たりを演出している一杯だ。

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  • 銀座

保志雄一、耳塚史泰、松尾一磨ら、日本一の栄冠を獲得したバーテンダーが3人も在籍していたという、銀座の名バー。1993年にオープンした。建築家が手がけたという店内は、ほかにはない芸術的な空間だ。地下にありながらも天井高は4.5メートルで開放感がある。

おすすめの一杯は「フルーツトマトのブラッディーマリー」。自家製ウォッカに、セロリーソルトなどのスパイスやフルーツトマトを合わせたカクテルだ。

  • 西新宿

日本のウイスキーが目当てなら向かうべきところはゾートロープだ。西新宿の裏通りに潜む、薄明かりが灯ってくつろげるこのバーは、街中のどこの店も敵わないようなボトル数を誇る。300種類以上そろうウイスキーの多くはもう市場にも出回っていない。

ウイスキーオタクは「メルシャン」のような貴重なボトルや、蒸留酒製造所のベンチャー・ウイスキーを試す機会を楽しめる。初心者はサントリーやニッカなど巨頭の選ばれたウイスキーの試飲セットから始めることが出来る(または、大阪の箕面ビールの数量限定ドラフトビールを頼むといい)。

オーナーはウイスキーファンなだけではなく、大の映画オタク。店内の装飾は日本映画界で伝説的な美術監督、故木村威夫が手がけている。ウイスキーをゆったり飲みながら無声映画や古いアニメを眺めよう。

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  • 浅草

東京リバーサイド蒸溜所に併設するバー&ダイニング、ステージ(Stage)。クラフトジンブランド「エシカル・スピリッツ」が展開するジンを使用したカクテルや、豊富なフードメニューを提供する。

オリジナルカクテル「梅マティーニハイボール」は、ミョウガやスダチの香りが爽やかだ。そのほか、スイーツのような「白雪姫」や、カカオとオレンジの香りが絶妙な「Chocoloni」など、ここでしか味わえないメニューを試してほしい。

コンクリートの壁で囲まれたモダンな空間で、こだわりの一杯を堪能しよう。

  • 元麻布
  • 価格 2/4

麻布十番の閑静な住宅街にある、なんとも美しいバー。壁の質感からインテリアまで、店内は隅々まで徹底した美意識に貫かれているが、それもそのはず。マスターは南青山の名店、ラジオ出身だ。圧倒的な非日常空間を楽しみたい人はぜひ訪れてみてほしい。

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  • 目黒

京都が拠点のクラフトビールと日本酒を提供するバー、ビフォアナイン(Before 9)の姉妹店、アナザーエイト(Another 8)。ガレージを改装した店舗で、気軽にくつろぎながら飲める。

週末には不定期でDJイベントなども行われてにぎわっている。クラフトビールを常時8つのタップで用意し、そのうちのひとつからは、清澄白河フジマル醸造酒のドラフトワインが出てくるユニークな仕掛けが施されている。

日本酒は8種類を用意。フードも素晴らしく、酸味が効いた「タコとセロリのマリネ」がおすすめだ。

  • 渋谷

渋谷のラブホテル街の真ん中にあるビアバー、ミッケラートウキョウ(Mikkeller Tokyo)。ミッケラーは、デンマーククラフトビールの先駆けでもあり、カジュアルでしゃれたビアバーを東京に提案した功労者だ。

世界中を旅して本質的なビールの製造手法を研究してきた創設者のミッケル・ボルグは、もともと科学の教師だったというユニークな経歴を持つ。ビールはミッケラーを含め、20種類のタップをキャッシュオンで提供。海外、国内ともに用意されている。

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  • 渋谷

奥渋谷にあるバー。ノルウェーから輸入した家具も置かれた北欧スタイルの店内では、ノルウェーのクラフトビールを味わうことができる。取り扱う銘柄は海外から国内まで幅広い。

ミックスナッツやチップスなど、フードメニューも用意する。時々バーの正面に停車しているフードトラックのメキシコ料理も見逃せない。

  • カクテルバー
  • 恵比寿
  • 価格 2/4

恵比寿駅から歩いて2、3分ほどのところにあるカウンター7席、テーブルが6席の小さなバー。裏道にあるため分かりにくいが、店の前に灯っている街灯を目印にするといい。

シャルトリューズやピコンをはじめとするハーブリキュール、アブサンを中心に、スタンダードなスピリッツやモルトが豊富にそろう。かつて芸術家たちが愛した飲み方にならって、アブサンと角砂糖を水で割って飲むのがおすすめ。ハーブリキュールをベースに、おまかせでカクテルを作ってもらうのもいいだろう。

ディナーの後に立ち寄ってアブサンをひっかければ、胃と頭の両方をすっきりさせられるはず(もちろん酔うが)。ミステリアスなバーテンダー、天井まで埋め尽くされた本棚、狭いけれども天井高のある店内には心地よい非日常感が漂い、ゆっくりと酒を飲みたくなる雰囲気に満たされている。

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  • 代々木
  • 価格 2/4

20175月にオープンしたビールパブ。ベルギーの首都ブリュッセルのパブスタイルを、新宿で味わうことができる。クラフトビールのラインアップは、どこにでもあるベルギービールのほか、京都で醸造されたユズを使った白ビールなどの変わり種など、ベルギーと日本のコラボレーションビールがそろう

フードメニューのチップスは、サクサクとした食感のポテトを自家製マヨネーズで味わうことができる。サラダとメインメニューもおいしく、ボリュームを考えると手頃な価格設定も魅力的だ。

  • 代々木
  • 価格 2/4

有名なうどん屋慎の近くにあるカジュアルな醸造所兼ガストロパブ。ミニマルで洗練された空間は、新宿の喧噪(けんそう)から離れてくつろぐのにぴったりの場所だ。

クラフトビールを飲むなら、1階の醸造所があるパブに行こう。ここでは自家製ビールや、新潟のスワンレイクビールなど人気の国産ビールも扱っている。

腹が空いているなら、7階のビアキッチンへ。1階のパブと同じクラフトビールのラインアップに加え、洋風のフードメニューも提供している。

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  • ワインバー
  • 渋谷
  • 価格 2/4

渋谷 神山町にあるビオワインと自家製パンの店。ワイン担当の兄とパンを作る妹の兄妹で店を切り盛りしている。渋谷駅からよりも小田急線の代々木八幡駅か、千代田線の代々木公園駅から歩いた方が近く、それでも徒歩10分ほど。分かりづらい場所にありながら、開店と同時に満席になってしまう。

ワインのセレクトもさることながら、料理のおいしさにも定評がある。ただ人気店だけに予約が取りにくいのが難点。並ぶのを覚悟してでも、行く価値のある店だ。

  • 神泉

松濤の一角にある、日本酒専門のダイニングバー。8席ほどのバーカウンターまたは4人掛けのテーブル席で、自慢の創作料理と厳選された日本酒が楽しめる。

店のいちおしは「しょみしょみセット」。季節の食材を使った料理をコース式で提供し、日本酒を注文すれば1皿ずつペアリングを楽しめる。料理に合わせて温度を調整してくれるのもうれしいポイントだ。

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  • ワイナリーズ
  • 渋谷

宮益坂より明治通りを原宿方面に徒歩一分、雑居ビルの地下で、40年以上にわたり親しまれてきた老舗ロックバー。70年代~80年代のロック、ソウル、AORを中心に2500枚以上のLPレコードを保有している。バーテンダーがコレクションから選曲した古今の洋楽を聴けるのが魅力だ。

アルコールメニューに加えて、軽いつまみや煮込み料理まで豊富なフードメニューを提供。同店自慢の一品である「あたりめ」はぜひとも味わってほしい。

  • カクテルバー
  • 新宿

新宿ゴールデン街にあるレモンサワーの専門店。レモンサワーをメインにしているというだけでも、どんな店なのかかなり引かれる部分はあるが、同店の魅力はそれだけではない。なんと店の壁一面に、所狭しと本が並べられているのだ。

同店のオーナーを務める田中は、直木賞作家、田中小実昌の孫。店内には、田中小実昌が執筆した本や彼と交流のあった作家の本など、祖父から受け継いだという蔵書を中心に、さまざまな本が置かれている。これらの書物は、実際に手にとって読むことも可能。

古本屋はともかく、現在の書店ではなかなか見かけないようなものも数多くあるので、レモンサワー片手に新たな世界に足を踏み入れることのできる絶好の場となっている。

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  • カクテルバー
  • 代官山

静かな代官山の脇道の地下にひっそりとたたずむバー。コンクリートの階段から地下に降り、中に入ると、低照明、洗練されたデザインとトリップホップのサウンドが響く、独自の空間が広がっている。

メインメニューは、定番カクテルと季節限定カクテルの5種類。代官山の中でもよりクールな、隠れ家のような場所だ。

もっとバーを楽しみたいなら……

秘密にしておくということは、他人に共有できないほど素晴らしいものがあるということもある。都内には隠れた穴場のバーがいくつかあるが、ここでは誰もが体験すべきという信念に基づいて、特別に紹介しよう。

路地裏にひっそりとたたずむおしゃれなバーや人づてに聞かないと見つけられないプライベートな店の中から、気になるスポットを訪れてみては。

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残業中のオフィスから眺める夜景は時に涙を誘うが、どうせ同じ景色なら、好きな相手とグラスを傾けながら眺めたい。東京には、仕事など忘れて堪能すべき、美しい夜景がそこら中に広がっているのだ。

輝く高層ビルを後ろ盾にすれば、キザなセリフも少しは様になる。ここでは、東京の夜道を知り尽くすフードライター、たまさぶろが、夜景を愛でるバー14軒を厳選して紹介する。 ここぞという時の2軒目に、さらっとエスコートできるのが大人の証。

  • ナイトライフ
東京、ルーフトップバー7選
東京、ルーフトップバー7選

屋外で酒を飲むのに気持ちが良い季節がやってきた。この特集では、都心にあるテラス席で美しい夜景を眺めながらおいしいカクテルが味わえるラグジュアリーなバーから、秘密基地のような隠れた名店を紹介する。日々の喧騒(けんそう)から逃れ、落ち着いた一夜を屋上で過ごしてほしい。

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世界的にノンアルコールや低アルコールをあえて好む「NoLo」の傾向が強まってきている。日本でも過去10年間で、30代以下のアルコール消費量が半減。ここ最近ではバー業界でも、アルコールをベースにしない「モクテル」に注目が集まっており、新たなトレンドとなりつつある。

これまで「ただ甘いだけ」というイメージだったノンアルコールドリンク。しかし近年では、上質なノンアルコールリキュールをベースに、さまざまなスパイスやインフュージョンを使ったレシピや発酵技術を利用したものまで、趣向を凝らしたモクテルが続々登場している。

ここでは酒に頼り過ぎない「NoLo」という新しいムーブメントを感じさせてくれるバーを紹介。飲み屋と言えば「酔っぱらったサラリーマン」という固定観念を覆し、ノンアルコールの魅力が酒に匹敵するものであることを教えてくれるはずだ。

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