0% Non-Alcohol Experience, alcohol-free cocktail
Photo: Kisa Toyoshima0% Non-Alcohol Experience
Photo: Kisa Toyoshima

東京、ノンアルコールで楽しむバー3選

六本木や日本橋で、酔わない夜を元気に楽しむ

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世界的にノンアルコールや低アルコールをあえて好む「NoLo」の傾向が強まってきている。日本でも過去10年間で、30代以下のアルコール消費量が半減。ここ最近ではバー業界でも、アルコールをベースにしない「モクテル」に注目が集まっており、新たなトレンドとなりつつある。

これまで「ただ甘いだけ」というイメージだったノンアルコールドリンク。しかし近年では、上質なノンアルコールリキュールをベースに、さまざまなスパイスやインフュージョンを使ったレシピや発酵技術を利用したものまで、趣向を凝らしたモクテルが続々登場している。

ここでは酒に頼り過ぎない「NoLo」という新しいムーブメントを感じさせてくれるバーを紹介。飲み屋と言えば「酔っぱらったサラリーマン」という固定観念を覆し、ノンアルコールの魅力が酒に匹敵するものであることを教えてくれるはずだ。

※緊急事態宣言の影響により営業時間を短縮している店舗もあるので、訪れる際は公式ウェブサイトから確認してほしい。

  • 六本木

六本木にある0%は、日本初となるノンアルコール専門のバー。同店では、アジアのトップバーとして選出され数々の賞を受賞したエスジー クラブのヘッドバーテンダー、後閑信吾が生み出した20種類以上のモクテルを提供している。

「宇宙にできたバー」がコンセプトのスペーシーな店内では、コールドブリューのコーヒーとグレープフルーツを使った『Goldentree』や、フルーツとバジルをミックスした爽やかな『A Real Pleasure』といった独創的なモクテルの数々を堪能できる。

健康に気を使いたい人のために、『スパークリングコンブチャ』なるドリンクメニューも用意。ドリンク、フードメニューともビーガン対応している。

※緊急事態宣言の影響により営業時間短縮中。9時00分〜20時00分(LO.カクテル・フード19時、カフェ19時30分)

  • 秋葉原

日本橋の裏通りにあるロー ノン バー(Low-Non Bar)は、オーセンティックな雰囲気の漂うバー。ムードのある照明に大理石のカウンター、ソフトなジャズが流れる店内には、きらびやかなグラスやボトルがならび、腕利きのバーテンダーが絶品カクテルを提供する。

東京のクラシカルなカクテルバーに求められる要素がそろった同店だが、唯一の違いは提供されるドリンクがノンアルコール、もしくは低アルコールだということ。 「ナイトライフを犠牲にすることなく、より健康的なライフスタイルを実現する」というのが同店のコンセプト。

カクテルには、ハーブやノンアルコールスピリッツ、茶、インフュージョン、そして日本各地の農場から届く旬の有機野菜など、さまざまな素材が使用されている。 カクテル『Nada』は、ノンアルコールウイスキーをベースにキャラメルシロップや海藻塩、オークスモーク、そしてビターを組み合わせた潮を連想させる。

また、ノンアルコールジンに、フレッシュトマトやシイタケ茶、ブラックトリュフを使った『Umami Virgin Mary』もぜひ試してみてほしい。

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  • カフェバー
  • 代々木上原

代々木上原のマンションの2階にあるナンバー(No.)は、明るくてモダンな雰囲気のカフェアンドバー。開放的な店内はオーク材のパネルや、白を基調としたミニマルなインテリアで構成されている。

提供されるドリンクは、店名にちなんで1から5までの番号が付けられたモクテルや、季節限定のスペシャルメニュー。『No.2』は、コールドブリューコーヒーにジュニパー、カリンビネガー、ソーダを加えたエスプレッソカクテル。

すっきりした大人のモクテルを味わいたいのなら、ジンジャービールにゴボウ茶、ライムの爽快感を合わせた『No.3』がおすすめだ。もちろん、モクテルだけでなくバリスタが監修したカフェメニューも充実している。

腹が減ったら、キャロットケーキやバナナブレッドなど、ドリンクと相性抜群のフードメニューを注文しよう。ホットサンドやクロックムッシュなどの軽食メニュー、17時からはフィッシュアンドチップス、ブリトーといったボリュームのある食事を取ることも可能だ。

※緊急事態宣言の影響により営業時間短縮中。9時00分〜20時00分(LO.カクテル・フード19時、カフェ19時30分)

もっとノンアルコールを楽しみたいのなら

「クリエイティビティの幅をもっとも広げてくれるドリンク」。日本代表として、世界コンペティションにも出場経験のあるバーテンダーは、モクテルをそう表現する。「疑似の」という意味を持つ「モック(Mock)」と「カクテル(Cocktail)」から「モクテル(Mocktail)」と造語されたノンアルコールカクテルを指す言葉が、バー業界で流通し始めたのは2010年代に入ってから。

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