恵比寿駅から歩いて2、3分ほどのところにあるカウンター7席、テーブルが6席の小さなバー。裏道にあるため分かりにくいが、店の前に灯っている街灯を目印にするといい。
「シャルトリューズ」や「ピコン」をはじめとするハーブリキュール、「アブサン」を中心に、スタンダードなスピリッツやモルトが豊富にそろう。かつて芸術家たちが愛した飲み方にならって、アブサンと角砂糖を水で割って飲むのがおすすめ。ハーブリキュールをベースに、おまかせでカクテルを作ってもらうのもいいだろう。
ディナーの後に立ち寄ってアブサンをひっかければ、胃と頭の両方をすっきりさせられるはず(もちろん酔うが)。ミステリアスなバーテンダー、天井まで埋め尽くされた本棚、狭いけれども天井高のある店内には心地よい非日常感が漂い、ゆっくりと酒を飲みたくなる雰囲気に満たされている。