Aoyama Tunnel
Photo: Keisuke Tanigawa青山トンネル
Photo: Keisuke Tanigawa

東京、隠れ家バー9選

渋谷や代官山、青山などにあるディープなバー

Emma Steen
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秘密にしておくということは、他人に共有できないほど素晴らしいものがあるということもある。都内には隠れた穴場のバーがいくつかあるが、ここでは誰もが体験すべきという信念に基づいて、特別に紹介しよう。

路地裏にひっそりとたたずむおしゃれなバーや人づてに聞かないと見つけられないプライベートな店の中から、気になるスポットを訪れてみては。

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  • カクテルバー
  • 渋谷

渋谷の古いオフィスビルの2階にある何の変哲もないドアの奥に、レモンサワーのカクテルを専門とする居酒屋がある。ここで提供されるのは、一般的な居酒屋のレモンサワーではない。

「アジアのベストバー50」で日本のベストバーに選ばれたSGクラブの姉妹店である「ゑすじ郎(SG LOW)」のメニューは、なじみある人気メニューを現代風にアレンジした遊び心のあるものだ。通常の居酒屋のようにゑすじ郎はテーブルチャージに含まれるお通しが提供するが、冷奴や枝豆の代わりに、ここではマティーニが用意される。

料理は、居酒屋の定番メニューに新風を吹き込んでいるものばかりだ。ミニラーメンのようにアレンジされたポテトサラダなど、珍しいメニューがそろう。おすすめは、ウニと骨髄が添えられた「雲丹とボーンマローの混ぜ麺」だ。

ドリンクには、さまざまなバリエーションのレモンサワーを用意。「サウナーズレモンサワー」や「ゲイシャでレモンサワー」「ミラクルレモンサワー」など興味深い名前のメニューが並ぶが、スタッフによると「普通のレモンサワー」から順に試していくことがおすすめとのことだ。

  • カクテルバー
  • 恵比寿
  • 価格 2/4

カクテル通なら、恵比寿の路地裏にある「バー トレンチ(Bar TRENCH)」を知らない人はいないだろう。同バーによる「トレンチ アネックス(TRENCH ANNEX)」を知っている人は少ない。トレンチ アネックスは、「バー トライアド(Bar TRAID)」内にあり、ドアを開けると上の階に続く秘密の階段が出現。

店内はゆったりとできる空間が広がり、ソファ席や街中を見下ろすロマンチックなバルコニースペースもある。

メニューには、スモーキーの香りが漂う「メスカル ミルク パンチ」、「ニッカ カフェジン」にハチミツレモンを加えた「トレンチ 75」など、バー トレンチの代表的なカクテルのほか共同経営者のロジェリオ・五十嵐・ヴァズがこの店を立ち上げてから考案したオリジナルカクテルもある。

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  • 青山

南青山にひっそりと佇ずむ隠れ家バー。店の入り口が分かりづらいことでも有名な同店は、ファッションブランド「ファセッタズム (FACETASM)」の旗艦店と同じビルにある。コンクリートの壁に沿って、取っ手のない長方形のドアを探そう。そこを開けば、外観とは対照的に華やかな空間が現れる。

壁にはアート作品が飾られ、植物学者パトリック・ブランが見事にデザインした緑豊かな垂直庭園があるのだ。ミニマルなコンクリートのカウンターに映える緑豊かなオアシスは、青山のシックでトレンディな雰囲気を凝縮している。

昼間はサラダやフムスなどの軽食を楽しめ、夜になると、季節のフレッシュフルーツカクテルや洗練されたワインセレクションが楽しめる、スタイリッシュなスピークイージーへと姿を変える。

  • カクテルバー
  • 新宿

新宿ゴールデン街にあるレモンサワーの専門店。レモンサワーをメインにしているというだけでも、どんな店なの引かれる部分はあるが、同店の魅力はそれだけではない。なんと店の壁一面に、所狭しと本が並べられているのだ。

同店のオーナーを務める田中は、直木賞作家、田中小実昌の孫。店内には、田中小実昌が執筆した本や彼と交流のあった作家の本など、祖父から受け継いだという蔵書を中心に、さまざまな本が置かれている。

もちろん、専門店というだけあってレモンサワーも大満足の味わい。下北沢にある「サーモンアンドトラウト(Salmon & Trout )」の店主、森枝が監修し、クラフトビールなどで使われることの多いランドルフィルターを用いて作られている同店のレモンサワーは、ほかでは味わえない至極の一杯。フレッシュなレモンの香りと焼酎の存在感がしっかりと感じられる「大人のレモンサワー」といった感じだ。

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  • 原宿

外苑前駅から徒歩4分ほど、ミシュラン二つ星レストラン「フロリレージュ」の角を曲がったところにある、小さいながらもエッジの効いたワインショップ。インダストリアルな店内に足を踏み入れると「アヴァンギャルド」という言葉が思い浮かぶ。コンクリート打ちっぱなしの壁と対照的に、色鮮やかな金網のラックに自然派ワインのボトルが積み上げられている。

「ファーム・トゥ・テーブル」のレストランが食材の産地を紹介したいのと同様に、No.501もまた、ワインを生産している人々を知ってもらいたいという気持ちにあふれる店だ。南オーストラリアのマイクロワイナリー「ウニコ ゼロ」のフルーティーな「パスタファリアン」や、フランスの職人的ワインメーカー「ニコラ・アルノ」のクリーミーなシャルドネ「シャルド・ア・カノン」など、揃えるボトルにはすべて特別なストーリーがある。

店の奥にはバーがあり、ワインと一緒に、セラーのワインに合う季節の料理を週替わりで注文することができる。

  • カクテルバー
  • 恵比寿

2021年9月にオープンしたバー「エーテン(A10)」は、入り口が見えないようになっており、目印を知っている人だけがアクセスできる。恵比寿公園の向かい側にあるロッカーは、素人目にはただの街中の倉庫にしか見えない。しかし、何かを収納するようにロッカーを開けようとすると、壁一面が開き、地下へと続く階段が現れるのだ。

同店は禁酒法が施行されていた1920年代のスピークイージーにヒントを得て作られたこの洗練されたレコードバーで、ジャズからR&Bまでさまざまなビンテージのレコードが並ぶ。バーテンダーがカクテルを作る間、毎晩異なるミュージックセレクターが音をミックスしている姿が印象的だ。

定番のカクテルが揃うが、ヘッドバーンダーでミクソロジストの南雲主宇三(なぐも・しゅうぞう)によるハウススペシャルもある。「トロピック エスプレッソ マティーニ」や、京都産ドライジンと宇治産の玉露を使った「茶ティーニ」などがおすすめだ。

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  • ナイトライフ
  • 代官山

2018年に代官山でオープンし、DJイベント、展示、映画上映などを行うイベントスペース。手がけたのは野外フェスティバル「ZIPANG」のオーガナイザー陣だ。サウンドと内装は、音楽フェスティバルで活躍するクリエーターと協力して作り上げた。

禁酒法時代の秘密のバーを意識したという隠し扉からフロアに入ると、ネオンサインやダルマが飾られたネオアジアな空間が広がる。世界各地のクラフトスピリッツを使用して作ったオリジナルカクテル、薬酒などを提供し、絶品のドリンクが楽しめるのも魅力だ。

入り口には、薬膳茶と本格中華かゆが食べられる「ピービーレストラン(P.B.Restaurant)」が併設され、移動図書館の「パラダイス ブックス(PARADISE BOOKS)」がセレクトした珍しい本の数々が並べられている。ランチや終電前の夜遊びに最適な場所だろう。

  • カフェバー
  • 恵比寿

恵比寿駅から徒歩5分ほどの場所にある小さなコーヒースタンド。しかし本当の正体は、隠された謎を解かないと入れないという不思議なバーだ。禁酒法時代のアメリカで「酒をひそかに楽しむ場所」として生まれたスピークイージーの文化に影響を受け、コーヒースタンドとバーという2つの顔を持つ店として開業した。

バー初心者でも気軽に楽しめるように、内装はゆったりとした空間を演出。カウンターだけでなく、広めのソファーなどさまざまな席が用意されているのがうれしい。

ドリンクもバリエーション豊か。「エスプレッソ マティーニ」「コーヒーレモンサワー」など、コーヒーを生かした珍しいメニューを提供する。

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  • ナイトライフ
  • 青山

週末になるとおしゃれな客や多くの外国人で混み合う渋谷のDJバー。エントランスフリーでファーストドリンクは1,000円ほど。平日から土日まで毎晩、トンネル独自のブッキングにより、ハイレベルでナイスグルーヴなDJたちが「トンネルらしさ」のあるディスコやハウスなどホットな音楽をプレイする。

その日のDJは公式Instagramなどでチェックが可能。1階にある幻想的な雰囲気が魅力の「レッド バー(RED BAR)にも店内の階段で直接行き来できるため、一度の入場で二つのクラブを楽しめる。それぞれの箱で、良質な音楽とお酒を楽しもう。

洗練された空間に酔う......

ワイナリーといえば、ぶどう畑に隣接した広大なものと考えがちだが、近年ではニューヨークやロンドンなどを先駆けに、大都市にワイナリーを構えるところが増えてきている。ここ東京も例外ではない。

ここでは門前仲町、御徒町、清澄白河と下町から渋谷、田町といった都心まで、それぞれの場所で個性的なワインを造り、提供している東京を代表する「アーバンワイナリー」を紹介しよう。

残業中のオフィスから眺める夜景は時に涙を誘うが、どうせ同じ景色なら、好きな相手とグラスを傾けながら眺めたい。東京には、仕事など忘れて堪能すべき、美しい夜景がそこら中に広がっているのだ。 輝く高層ビルを後ろ盾にすれば、キザなセリフも少しは様になる。ここでは、東京の夜道を知り尽くすフードライター、たまさぶろが、夜景を愛でるバー11軒を厳選して紹介する。 ここぞという時の2軒目に、さらっとエスコートできるのが大人の証。ブックマークに加えておこう。

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  • ナイトライフ

都心のリバーサイドには、レストランやカフェ、ヒップなホテルなどがじわじわと出現しているのだ。水上の大都市、東京の水辺を活用すべく立ち上がったプロジェクト「ミズベリング」が先導するトレンドによって、日没後に訪れたいスポットが誕生することにもなった。ここでは、人気のビストロや、ワインショップを併設したレストランなど、夜に行きたいロマンチックな水辺の隠れ家を紹介する。

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