五反田食堂
Photo: Kisa Toyoshima
Photo: Kisa Toyoshima

東京、フードホール10選

渋谷、五反田、池袋、虎ノ門、原宿などでグルメをシェアする

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今年も東京では注目すべき複合施設が数多くオープンしたが、食事や空間をシェアしたり、多様な組み合わせが楽しめるような余白があるフードコート・フードホール業態が目立った。ここでは、フーディーが注目するローカルグッドな飲食店が入居したフードホールや本格的な海外飯が楽しめるフードホールを紹介しよう。

グルメマーケットから食堂コンセプト、ビアガーデン、ガチ中華や台湾、ハラルグルメまで、個性的な場所ばかり。ぜひ参考にしてほしい。

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  • Things to do
  • 渋谷

 2024年7月にグランドオープンした「渋谷サクラステージ」の3・4階に広がるのは、コンセプチュアルな2つのフードホールだ。

3階の「渋谷 バイ ストリート(By STREET)」は、和食シェフがライブキッチンで調理する「酒場ジャロウ」や、看板メニューの水餃子をはじめとする料理と台湾産のクラフトビール・ウイスキーが楽しめる「水餃子 ミスターリー(MR.LEE)」をはじめ、路面店のような個性豊かな飲食店が6店舗連なる。1人でも、誰とでも利用しやすいメニューやレイアウトになっている。

4階の「シブヤ サクラガオカ ビア ホール(SHIBUYA SAKURAGAOKA BEER HALL)」は、その名の通りビアホールでこだわりの酒が楽しめる。渋谷に新しく誕生したビール醸造所併設のレストラン「シブヤ ブルワリー(SHIBUYA BREWERY)」では、醸造の過程を楽しみながらクラフトビールが楽しめる。店内での醸造は2024年内を予定している。

学芸大学の人気ベトナム料理店「スタンドバインミー(Stand Bánh Mì)」 の新店「スタンドフォーユー(Stand Phở You)」や、ミシュラン星付きフランス料理店「ラチュレ(LATURE)」のシェフが挑む「メイドインジャパンのピザ」をコンセプトとした「シエル ピザ(Ciel Pizza)」などフードも見逃せない。

  • 信濃町

都立明治公園の中にある3業態複合のフードホール。「パークレット(Parklet)」「パークレットキオスク(Parklet Kiosk)」「ベイビージェーズ(Baby J)」が入居する。

パークレットは、人形町に店舗を構える人気ベーカリーで、酸味のある天然酵母のパンなど、人形町店と同様のメニューを展開する。ドリンクには2種の自家製クラフトビールのほか、ナチュラルワインも15種ほど用意している。

パークレットキオスクは、「オーバービューコーヒー(Overview Coffee)」のドリンクをはじめ、スコーンやクッキーといったペイストリーを用意する。今回、初の試みであるアイスクリームを提供する。おすすめは、2人のオーナーが発案したという「ブラックセサミフレーバー」だ。

また、ベイビージェーズは、2020年に札幌で誕生した「バターミルクフライドチキン」の専門店。アメリカ南部のソウルフードであるバターミルクソースをトッピングしたフライドチキンを挟んだ、ボリューム満点のバーガーを楽しめる。

自然に触れながら、好みの品を手に過ごしてみては。

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「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」の地下2階、駅前広場「ステーションアトリウム」にある「ティーマーケット(T-MARKET)」は、グルメのためのサードプレイスだ。タイやフレンチ、モダン居酒屋、カフェバーなど、厳選された27店舗は朝8時から夜23時まで多様な楽しみ方を提案している。

西恭平による新スタイルの居酒屋「ウケ(Uké)」をはじめ、モダンチャイニーズ「雅宝ARBOL seiro」、東日本橋の人気ベーカリーの姉妹店「ビーバー ブレッド ブラザーズ」など、注目の店舗だらけ。

ブルワリーレストラン「ダム ブルワリー レストラン」では、出来立てのクラフトビール「daily paper-Sasion-」を楽しもう。少し雰囲気を変えたいなら、広島県産レモンを使ったレモンサワーと広島県瀬戸内海の清浄海域で育てられた生牡蠣がカジュアルに楽しめる「ポンキュボン」で乾杯。渋谷の人気イタリアン「アウレリオ」が広島の人気レモンサワーバル「レモンスタンド」とコラボレーションした新業態だ。

  • 五反田

五反田JPビルディング」の1階にあるフードホール。東京初出店の店から五反田の人気店まで、バラエティー豊かな10店舗が揃う。

コースメニューだけの「食堂とだか」の姉妹店「ここにもとだか」は、アラカルトで注文できるのがうれしい。本店と同じく予約困難だが、キャンセルが出るとInstagramやFacebookなどで空いた枠の情報が発信されるので、こまめにチェックしてみてほしい。

五反田TOCビル」で長年愛されてきた「東京五反田 食事処・志野」は移転オープン。無農薬・無化学肥料の米や抗生物質不使用の豚肉、化学調味料を使わないなど、安心・安全な食材にこだわる食堂だ。

ほかにも代々木上原のミシュラン掲載店「sio」が手がけるパスタ専門店「おいしいパスタ」が2号店を、かつて五反田で愛された担々麺の店「極上担々麺 香家」が12年ぶりの店を、それぞれ開くなど、名店が軒を連ねる。五反田で食事に困ったら、ここに来れば間違いはない。

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HARAJUKU KITCHEN &TERRACE

2024年4月にオープンした「東急プラザ原宿 ハラカド」の5〜7階フロアは「原宿のまちの食堂」をテーマに飲食店が集まるフードコート兼テラスだ。

隈研吾デザインの立ち飲み店「トーキングゴリラ」や、1966年創業の老舗中華料理店「紫金飯店」、「シオ(sio)」のファミリーレストラン業態では、ハンバーグやナポリタン、オムライスをはじめ、昔ながらの王道の洋食をハイクオリティな味わいに進化させた。

日本初上陸の韓国フライドチキン専門店「カンブチキン」やカレーファンがこぞって注目するジビエとカレーの店「ビートイート」など、魅力的なヴェニューが揃う。

両フロアともに11〜23時の営業で、ランチからディナーまで幅広い時間帯に対応。テイクアウトできる店舗の料理を持って、7階の屋上テラスで食べるのもいいかもしれない。

  • 日本橋

こだわりの味を提供するヴェニューが集ったセントラルキッチン。入居するのは、「ピザ スライス(PIZZA SLICE)」「キタデ タコス(KITADE TACOS)」「チガヤ ベーカリー」「マインド スパ(mind spa)」などの店舗だ。

ファクトリーとしての役割がメインではあるが、店頭では出来たてのフードやドリンクも提供。イートインやテイクアウトで、ほかの店舗よりやや安価に味わうことができる。

神宮前にあるコーヒースタンド「ホテル ドラッグス」の姉妹店、マインド スパのみ唯一ファクトリーとしての役割を持たない店舗であるが、カミサリーを訪れる人はもちろん、ここで働く人の憩いの場として多くの人から愛されている。

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  • アトラクション
  • 立川

立川屋台村パラダイス(通称、ヤタパラ)の跡地に、2021年12月、オープンしたガレージ風のフードマーケット。立川をはじめ、吉祥寺や中野など立川周辺の人気飲食店のの姉妹店や別業態など10店舗が出店している。

店名はポルトガル語で「群衆」「集まり」の意味。タコス、ビストロ、焼き鳥、寿司、おでん、ちゃんぽんなどの充実したフードのほか、コーヒーショップ、自然派ワイン、クラフトビールなども楽しめる。

  • 中華料理
  • 池袋

リアルチャイナタウンとしての池袋の顔が見たいなら、友誼食府 (ユウギショクフ)に来るといいだろう。ここは雑居ビルの4階にあり、本場の味を提供する7つの中華料理店が入居しているフードコート。料理は朝食かゆから魯肉飯(ルーローファン)、点心、丸鶏などさまざまだ。先にフロントで金額を支払い、プリペイド式ICカードで買い物するシステムになっている。

同フロアには、中国食材の専門スーパー友誼商店が入居。フードコートで食べたものが気に入ったら、ここに並ぶ食材や調味料を買って自分で作ってみるのもいいだろう。

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  • 大久保

新大久保駅の駅ビル3階にあるフードホール「キムチドリアンカルダモン」。カウンター、オープンスペース合わせて63席を用意しており、好きな店、好きな席で食べることができる。

店舗には「台湾料理ヒカリ(HIKARI)」「台湾小吃部」「山海豆花」「カミノサケ ラボ(CaminoSake Lab)」が入居する。このうち3店舗は台湾料理店だ。

山海豆花では、日本の寄せ豆腐の要素を加えた繊細な食感のオリジナルのものを提供。現地で好評で、台北を中心に7軒の店を展開している。

「招牌(=看板商品)」の一つである「招牌絹豆花」(920円)は、4種の黒蜜シロップがかかった豆花のツルツルと滑らかな食感が特徴。麦粉糖で煮たカリカリ&ゆで落花生の具が絶妙だ。

そのほか、台湾料理ヒカリで台湾牛肉麺や台湾スナック、台湾小吃部では台湾のシンプルな屋台グルメを提供。17時30分から営業するCaminoSake Labは、「クラフトサケ」やクラフトビールの飲み比べができる。

全てポップアップ店舗なので、出店を終了している可能性がある。公式ウェブサイトから開店状況をチェックしてほしい。

  • 埼玉

ハラルの料理が楽しめるフードコートと、食料品や衣類が揃うスーパーマーケットが入居する日本初の複合施設。「ナショナルマート」には、アジア各国の食品や調味料、菓子類が並ぶ。

フードコートは、「成田屋」「Dupur Malaysia」「チャレンジキッチン」「ミスタージャニキッチン(Mr Jani Kitchen)」「シディーク」「レッドパンダ ウォク&グリル(RED PANDA wok&grill)」「スイーツ&ベーカリー」の全7店舗が揃う。日本食やピザ、ハンバーガー、中華料理などの幅広いジャンルのメニューがハラル仕様で楽しめる。

ショーケースには色とりどりのパキスタンスイーツを用意。おすすめは、ほんのり甘く優しい味わいの「ラドゥ」。生地はしっとりモチモチで、トッピングされたナッツの食感が堪らない。世界一甘いスイーツといわれている「グラブジャムン」にも、ぜひ挑戦してほしい。

東京のグルメを堪能するなら.....

毎日46万人が利用するメガステーション「東京駅」。1階・地階に広がり、実に150店舗以上におよぶ個性あふれる飲食店が軒を連ねる東日本最大規模のエキナカ商業施設「グランスタ東京」をはじめ、「東京ラーメンストリート」が入居する「東京駅一番街」など、全国の老舗や名店の美食、人気ブランドの新業態が集積しており、日夜話題を集めている。

ここでは東京駅内に絞って、イートインで楽しめる10軒をセレクト。和食から多国籍料理まで多彩なジャンルの絶品グルメを堪能しよう。

レストランの事前予約は今や当たり前となった。便利な反面、少々行き過ぎだと感じることはないだろうか。人気のレストランともなれば、会員登録をして、予約受付日にリマインダーをセットし、予約開始当日は混雑するウェブサイトにアクセスするためにスマートフォンの画面とにらめっこ……などという体験をすることも珍しくない。

例えば世界的に有名な「ノーマ(Noma)」のようなレストランであれば、5カ月前に予約をするのも胸ときめく体験の一部となるに違いない。だが一方で、予約競争に束縛され自由を失ってしまいがち、というのもまた事実だろう。

その時の気分や食欲の赴くままに行動したいなら、半年前の予約を強いる声には耳を貸さないことだ。東京では、繁忙期であっても予約を受け付けていないレストランやカフェバーが多数存在する。むしろ、そうした店の門戸は、ふらりと訪れて食事や飲み物を楽しみたい人に向けてのみ開かれている。

ここで紹介するのは人気店ばかりなので、訪れる時間帯によっては少々の待ち時間が発生する可能性は否めない。だが大事なのは、席に着くチャンスが皆に平等だということだ。

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2024年4月17日(木)にオープンする新施設「東急プラザ原宿 ハラカド」。その5・6階は「原宿のまちの食堂」をテーマに、飲食店が集まる。

両フロアともに11〜23時の営業で、ランチからディナーまで幅広い時間帯に対応。テイクアウトできる店舗の料理を持って、7階の屋上テラスで食べるのもいいかもしれない。

隈研吾デザインの立ち飲みや、「シオ(sio)」の新店、日本初上陸の韓国フライドチキン専門店など、魅力的なヴェニューが揃う。本記事では紹介できなかった店舗にも足を運んでほしい。

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