ナーディル・ギュル
画像提供:株式会社エフェトレーディング
画像提供:株式会社エフェトレーディング

2022年、日本初上陸の名店グルメ10選

香港、中国、台湾グルメからトルコ、ペルー、イタリアンまでを網羅

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2022年も「世界の美食が集まる街・東京」の進化は止まらない。今年も海外発の有名グルメが数多く進出した。中でも、香港人気ナンバーワンのヌードルチェーン「譚仔三哥米線」やトルコスイーツの「バクラヴァ」の老舗ブランド「ナーディル・ギュル」の海外初店舗は世間の話題をさらった。

それだけではない。ペルーやシチリア島発の星付きシェフがプロデュースした店、ワイキキ発のステーキチェーンなど多彩だ。ここでは、いずれも見逃せない名店を厳選してリストアップした。ぜひチェックしてほしい。 

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  • ビールバー
  • 赤坂

※2022年3月7日オープン

香港発のクラフトビール「Carbon Brews」(カーボンブリュース)の世界1号店となるタップルーム。常時7種類(定番6種+シーズナル1種)のビールがそろい、IPAやラガーなどのスタンダードなビールからライトでフルーティーなフレーバー、高アルコールやビターなタイプなども積極的に展開している。

店内は香港の街中を走る2階建て路面電車「香港トラム」を象徴するノスタルジックなグリーンをアクセントにグレーで統一。ミニマルでありながら温かみを感じる空間に仕上げた。

なお、オープン時の限定ビールは、ビール愛飲家であり「Carbon Brews」ファンでもある撮影監督のクリストファー・ドイルと作り上げたコラボレーションビール「Like the wind」(ライク ザ ウィンド)。モルト感が感じられる逸品に仕上がっている。

  • アジア料理全般
  • 新宿

※2022年3月31日オープン

香港で人気のヌードルチェーン「タムジャイ サムゴー ミーシェン(譚仔三哥米線)」が新宿中央通りに日本1号店をオープンした。12月現在も長蛇の列を成す人気店だ。ミーシェン(米線)とは中国雲南省発祥の麺料理で、さまざまなスパイスが配合されたスープと、もちもちとした麺が特徴である。

スープは花椒(ホアジャオ)と麻辣(マーラー)がきいたオリジナルブレンドをはじめ、トマト、煳辣(ウーラー)など6種類。加えて10通りの辛さ、25種類のトッピングを自分好みの組み合わせで選べる。また、吉祥寺と恵比寿にも店を構えている。

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  • 原宿

※2022年5月14日オープン

中国では行列必須の名物肉まん専門店、包馔夜包子(パオセン イエーパオズ)の日本1号店が原宿に誕生した。

包馔夜包子は、中国四川で2020年に創業して、現在は中国全土に300店舗を展開する中華肉まんの販売店である。中でも注目商品は「火鍋パオズ(肉まん)」だ。中国成都の下町風情を彷彿させる商品で、「辛くてうまい」本場の火鍋ならではの味わい。作り立て、蒸したてを信条に掲げ「パオズ(肉まん)」は10分以内に食べることを推奨している。

原宿店では、「火鍋パオズ」(4個入り580円)をはじめ、「麻辣パオズ」「キノコ肉パオズ」「白ネギ肉パオズ」という4種の一口肉まんがテイクアウトで購入できる。3席だが、イートインスペースで食すことも可能だ。

 

  • ショッピング
  • フード&ドリンク(特産品)
  • 吉祥寺

※2022年6月10日オープン

台湾カステラ専門店「名東(メイトウ)」の日本1号店。台南の店舗はSNSを通じて国境を超えたファンがおり、連日行列のできる人気店だ。

最大の特徴は、メレンゲを使用した柔らかく、泡のように消えるシュワシュワとした食感。台湾本店で修行した職人が現地から直輸入した食材を用い、本場のレシピ通りに焼き上げる。バリエーションも豊富で、シンプルなものから自家製クリームを使用したサンドタイプまで、全9種類から日替わりで3種類を提供する。

開店から閉店まで店内で焼き続け、現地と同様に大きなカステラを目の前で切り分けるパフォーマンスも楽しい。東京にいながら台湾で買い物しているような気分を味わえるだろう。

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  • イタリア料理
  • 青山

※2022年7月1日オープン

ワイキキで人気を博している「イル・ルピーノ」の日本第1号店が「ののあおやま」にある。同店は、世界的に有名なステーキハウスのオーナーであるウルフギャング・ズウィナーが手がけたもので、本格イタリアンと米国内で2%以下の最高級牛肉である「USDAプライムビーフステーキ」を堪能できる。

メニューはポルチーニ茸とトリュフを使用した「自家製パッパルデッレ トリュフクリームソース」や「トマト、モッツァレラ、バジルのマルゲリータ」「本日の鮮魚のアクアパッツア」などを提供。ドリンクは厳選したワインのほか、「フィグオンザロック」や季節のフルーツを使ったカクテルなどを楽しめる。

ペット同伴可能なテラス席や個室など、さまざまなシーンに合わせて利用できる。ラグジュアリーでありながら親しみやすい空間でアメリカを感じよう。

  • 紀尾井町

※2022年7月1日オープン

南米では初めて「世界のベストレストラン50」で第2位に選出された「セントラル」のシェフであるヴィルヒリオ・マルティネス(Virgilio Martinez)が手がける高級レストラン。マルティネスはペルー全土の食材や文化を調査する研究機関である「マテル・イニシアティバ」を主宰しており、ペルーの生態系や、土地によって異なる標高が風景や自然、そして人々に影響を与えることから、高度をテーマにした独創的なメニューが注目を集めている。

メニューは、ペルーの高度差が織り成す9つの風景と生態系を表現した「9つの異なる高度の旅」と、「9つの異なる高度を持つ野菜のメニュー」の2コースのみ。料理の味を引き立てるワインや、「マテル・イニシアティバ」が開発したリキュールを使用したカクテルなどのペアリングコースを提供する。新たな美食体験を楽しもう。

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  • 自由が丘

※2022年7月7日リニューアルオープン

スイーツのフードテーマパーク。

韓国のカフェやスイーツショップなど9店舗が出店。スノーフレークアイスを展開する「プッケピンス(北海氷水)」、ワッフルコーンを扱う「チコネ(CHICONE)」とカフェ「スノイン(SNOWING)」など7店舗の日本初上陸店をはじめ、韓国人気のカフェ&スイーツショップ店舗が集まり、韓国カルチャーと融合した新たなスイーツエンタメパークとして生まれ変わった。

パティシエたちが、腕によりをかけて提供する「作りたて&出来たて」の極上スイーツをその場で食べ比べることができるのが魅力だ。また、販売する商品は、オンラインショップでの販売も予定、自宅でも気軽に韓国のトレンドスイーツが味わえる。

  • イタリア料理
  • 神谷町

※2022年10月3日オープン

神谷町にあるのは、ニューヨーク発のモダンイタリアンレストランによる、アジア初店舗「スカルペッタ東京(Scarpetta)」だ。上品かつ洗練された空間で、エレガントなサービスと料理が楽しめる。

人気メニューは、毎日店内で手打ちする自家製パスタを用いた「トマトバジルスパゲッティ」だ。ニューヨーク・タイムズ紙で三つ星を獲得した名店を堪能しよう。

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  • ショッピング
  • パティスリー・洋菓子屋
  • 銀座

※2022年11月11日オープン

1843年に創業した、トルコ・イスタンブール発の「バクラヴァの王様」と称される老舗ブランドのアジア第1号店「ナーディル・ギュル 松屋銀座店」がオープン。バクラヴァとは、薄いパイ生地を手作業で何十層にも重ね、砕いたピスタチオやクルミを挟んで焼き上げ、甘いバターシロップをかけて仕上げるトルコの伝統菓子のことだ。

イスタンブールの店舗にはなんと1日9000人もの客が訪れる。古くはオスマン帝国時代から愛されている、一度食べたら忘れられないスイーツを味わいたい。

  • イタリア料理
  • 丸の内

※2022年11月24日オープン

イタリア・シチリア島でミシュランガイドの一つ星を10年間獲り続けたレストラン「バイ バイ ブルース(bye bye blues)」が、日本初店舗となる「バイバイブルース トウキョウ(byebyeblues TOKYO)」を丸の内にオープン。

料理は本店でシェフを担う、パトリツィア・ディ・ベネデット(Patrizia Di Benedetto)が監修。「イタリアと時差のないリストランテ」をコンセプトにオリーブオイルや野菜、果物、魚介類をふんだんに使用し、シチリアの伝統的な料理を独自に編集した軽やかで繊細なメニューを提供する。

ランチは、事前予約制の全9皿のコース(1万3,200円、以下全て税込み、サービス料別)と、全7皿のコース(6,600円)の2種から選べる。ディナーは、全12皿のコース(2万2,000円)のみの展開だ。ドリンクはイタリアのナチュラルワインを豊富に取り揃えており、各料理に合わせたペアリングを堪能してほしい。

自身が本国のリストランテと行き来し、シェフを兼務することで本店の細やかな変化も東京店に反映させ、現地と時差のない環境を整えていく予定だ。

店内には、夕日が沈むシチリアの海をイメージした象徴的なアートが設置されているので、現地の風景を思い浮かべながら優雅なひとときを楽しもう。

異国の味を東京で楽しむなら……

タイムアウト東京 > レストラン&カフェ > 東京、チャイニーズアフタヌーンティー4選

アフタヌーンティーの楽しみ方は多様化し、店の個性が感じられるさまざまなメニューが楽しようになった。中でも、中国茶と点心、中華スイーツとのペアリングが楽しめる「チャイニーズアフタヌーンティー」の人気が高まってきている。

ここでは「ヌン活」マニアライターが、都内と横浜エリアで絶品のメニューを堪能できる店を紹介する。セイボリー(料理)中心のものから「映える」スイーツまで、食べてみたくものばかり。ぜひ参考にしてほしい。

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監修:手塚マキ

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  • ベイカリー・パン屋
  • 恵比寿

※2022年11月28日オープン

「朝ごはんを通して世界を知る」がコンセプトのカフェレストラン「ワールド・ブレックファスト・オールデイ」の姉妹店で、世界各地のパンを集めたベーカリーが恵比寿に登場。土地の文化や気候風土に根付いたさまざまな種類の国や地域のパンを提供する。

店内のショーケースには、ごまたっぷりの「シミット」(トルコ)や結び目が特徴の「プレッツェル」(ドイツ)、フィンランドの牛乳がゆが入った「カルヤランピーラッカ」、台湾のネギを包み込んで焼いた「香葱麵包」などが並び、パンを通して旅しているような感覚が味わえるだろう。

そのほか、コーヒーなどのドリンクや、ウクライナのスープである「ボルシチ」、ポルトガルで「塩の花」を意味する「カルド・ブェルデ」など、世界のスープを週替わりで楽しめる。パンにぴったりのジャムや紅茶といった世界の食雑貨も必見だ。

 

  • メキシコ料理
  • 恵比寿

20221110日オープン

三軒茶屋で話題を集めた「ロス タコス アスーレス(LOS TACOS AZULES)」の新店舗。季節のトスターダ、タコス、デザートなど、旬の魚介を使った9〜10品の料理が味わえるタコスの「おまかせ」のみを提供する(要予約)。

サクサクとした食感がクセになる「桜エビのタコス」や、メキシコと和の融合が感じられる「カンパチのトスターダ」は逸品だ。同店でしか味わえない、クストレベルのタコスを楽しんでみては。

 

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