タイムアウト東京 > フード&ドリンク > 歌舞伎町、世界のレストラン8選
監修:手塚マキ
都内有数の繁華街で知られる、新宿の歌舞伎町。ホストクラブやキャバクラをはじめ、夜の街として輝くネオンが有名だが、実はさまざまな世界各国の料理店が軒を連ねている。ここでは、韓国やタイ料理から珍しいギリシャ料理まで、コロナ禍でも旅気分を味わえる名店を紹介。
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『真・歌舞伎町ガイド』
タイ国料理 バンタイ
歌舞伎町にあるタイ料理店。日本人向けにアレンジされたタイ料理ではなく、本場の味を提供していて人気がある。パッタイやガパオ、グリーンカレー、プーパッポンカリーなど人気メニューのほか、「パッペップラードウ(なまずの赤カレーぺースト炒め)」「バッシーユ(幅広ビーフンの平打ち麺」など珍しいものもそろう。辛いものが好きな人にもぜひおすすめしたい。
スンガリー 新宿東口本店(ロシア・ウクライナ・ジョージア料理)
西武新宿駅近くにあるロシア・ウクライナ・ジョージア料理の老舗。1957年、歌手の加藤登紀子の両親が開店し、ボルシチやピロシキなどの代表的なものから「サラート・セリョトカ」「ペリメニ」など聞き慣れない名前の料理まで多くのメニューがある。
「サラート・セリョトカ」は、ニシンの塩油漬けと新鮮野菜のサラダ、「ペリメニ」は、水餃子にレモンバターソースを和えたもので、どこか懐かしく不思議と日本人の口に合う料理だ。
ジョージア料理やワインの品ぞろえも豊富で、食後にはジャムを添えたロシアンティーをぜひ試したい。60年以上多くの人々に愛されている店の歴史は、ここから読むことができる。
ギリシャ料理 ダイニングバル風の蔵
45年間歌舞伎町で営業しているギリシャ料理店。先代から店を引き継ぎ、現在は2代目の店主が経営している。隠れ家のような店内は、歌舞伎町の喧騒(けんそう)から離れた落ち着きがある。
牛豚ひき肉とポテトを重ねて焼き上げた「ムサカ」はローズマリーがきいてさっぱりとした味わい。ヒツジやヤギのミルクで作る「ハルミチーズの鉄板焼き」は独特の歯応えがある。ドリンクは珍しいギリシャビールやジン、ウオッカ、ワインがそろい、料理に合わせて好みのものをオーダーできる。
ピッツェリア ルメン
歌舞伎町の人気イタリアン。天然酵母を使った生地を窯焼きにするナポリピッツァは、もちもちとしていながら軽い食感の生地と素材にこだわった具材の一体感がたまらない。「ミシュラン東京2014 ビブグルマン」も受賞している。生ハムとマスカルポーネ、グリーンペッパーを乗せた「ベッラドンナ」などの同店オリジナルのメニューはぜひ試してほしい。予約は必須。
カーサ テキーラTOKYO
歌舞伎町にあるメキシコ料理店。レンガを基調とした入り口から地下に入ると、最大90人まで入れる広々とした空間が広がっている。
ソファ席のほか、気軽に立ち飲みできるスタンディング席も用意。自慢のタコスやトルティーヤをはじめ、チーズがとろける「アボカドチーズコロッケ」も絶品だ。メキシコ風ラザニアの「エンチェラーダス」や、トルティーヤに具材を挟んで焼き上げた「ケサディーヤ」など、珍しいメニューも試してみよう。
今後、私たちの社会、環境、生活はどのように変わっていくのか。その舞台装置となる都市や空間は、どのようにアップデートされていくのか。シリーズ第5弾では新宿、歌舞伎町の元売れっ子ホストで現在はホストクラブ、バー、美容室など16店舗を運営するSmappa! Group会長の手塚マキに話を聞いた。
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本記事を監修してくれた手塚マキは、歌舞伎町のホストクラブやバー、美容室などを十数軒を経営するSmappa! Group の会長であり、歌舞伎町商店街振興組合の常任理事を務める人物。街の顔である彼がセレクトしてくれた店は、「客引き・ぼったくり」の危険なイメージとは正反対の、温かく人懐こい雰囲気の「台風の目」のような店だった。驚くほどおいしくて安いビストロや、ファッショニスタが集うショップ、「夜の赤ひげ先生」の薬局など、この街の良心ともいえる一面を垣間見ることができるだろう。
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