1. 燗アガリ
    画像提供:燗アガリ
  2. 創和堂
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  3. 神楽坂 囲炉裏 肉よろず
    画像提供:神楽坂 囲炉裏 肉よろず神楽坂 囲炉裏 肉よろず
  4. 燗アガリ
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  5. 神楽坂 囲炉裏 肉よろず
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東京、炭火焼きレストラン5選

寒い冬には最適、広尾・新宿・神楽坂・渋谷で火の側で酒を酌み交す

編集:
Time Out Tokyo Editors
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寒さが一段と深まる東京。この季節、心を慰めてくれるものの一つが、闇の中にともった居酒屋の明かりだろう。とりわけ、炭火でじっくりと焼かれた温かい料理を仲間と囲む夜は、冬の醍醐味(だいごみ)だ。

ここでは、炭火焼きをメインで提供する5つの店を紹介しよう。炭火焼きと一口に言っても焼き鳥もあれば焼肉もあり幅広い。だが、その中でも今回注目したいのは、ゆったりとした雰囲気の中で、熱燗(あつかん)を酌み交わしながら料理と会話を楽しめるスポットだ。

囲炉裏や火鉢など焼き方のスタイルはさまざまだが、どの店を選んでも、炭火焼きならではの香ばしい風味と味わいが堪能できることは間違いない。

火のそばに集うという素朴な喜びを味わうのに、遠出する必要はない。以下で取り上げた店を訪れれば、氷が溶けるように憂鬱(ゆううつ)も消え去ることは請け合いだ。

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  • レストラン
  • 広尾

「創和堂」はすぐには見つけられないかもしれない。シンプルなコンクリート壁にマットな金属製の黒いドアという外観からは、その建物内でめくるめく食の世界が繰り広げられているなどとは想像もできないだろう。だがこの謎めいた扉こそ、東京で屈指の食体験への入り口なのだ。

店を率いる料理人の酒井英彰は、福岡県出身。九州料理をベースに、コンテンポラリーなアレンジを加えた料理が中心。メニューの種類が豊富で一皿の盛りは少なめなので、さまざまな季節の味わいが気軽に楽しめる。日本酒やワインのセレクトも幅広い。

注目の逸品は、甘辛いたれととろける卵黄で味わう「黒岩土鶏のつくね」(660円、以下全て税込み)。刺し身盛り合わせ(3,080円から)も外せない。一切れづつに、スダチや練り梅といった厳選の薬味が添えられている。

串で打った魚を炭火でじかに焼く「原始焼」を名物にしているだけあり、炭火焼きはバリエーションに富んでいる。「宮崎 尾崎牛炭火焼」(4,950円)や「やごろう豚の藁焼き」(2,200円)のほか、日替わりメニューも豊富だ。

決めきれない人は、まんべんなく食べられるおまかせコース(1万1,000円)を注文しよう。

何を頼むにせよ、締めの土鍋飯(時期により異なる)を食べられるゆとりは残しておきたい。とろけるような豚バラとさっぱりしたミョウガのバランスが絶妙な一品など、時期ごとに内容が異なる。

まだ物足りなければ、落ち着いたバーエリアで一杯飲もう。日本酒、焼酎、ナチュラルワインといったラインアップとなっている。

人気店なので、予約してから訪れよう。

  • レストラン
  • 西新宿

西新宿にある気楽な居酒屋「燗アガリ」。全国から集められた日本酒は50種類以上も揃い、酒好きにはたまらない。古き良き時代を感じる肩肘張らない雰囲気で、靴を脱いで畳に上がれば、たちまちくつろいだ気分になることだろう。

名物は鮮魚を丸ごと焼き上げた「鮮魚の一本売り」(5,990円)。そのほか、「月夜野どんこシイタケ」(340円)や「淡路島産玉ネギ丸ごと」(640円)の炉端焼き、南部鉄器で炊くこだわりのコシヒカリ(1合1,290円、2合2,090円)も見逃せない。

単品で注文するのもいいが、おすすめはコースだ。上記の名物料理や刺し身などを網羅した内容で、料理のみは4,000円、日本酒20種類も含まれる飲み放題付きで5,500円。伝統的な食とカジュアルな空気が融合した同店は、友人と連れ立ってふらっと訪れるのにぴったりだ。

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  • レストラン
  • 西新宿

古民家の風情を取り入れた、落ち着きのある空間が特徴的な「原始焼 火鉢」。室内は和紙張りの照明の温かい光で満たされ、壁には日本酒の瓶が並ぶ。オープンキッチンの中心を占めるのは炉で、食材が豊かな香りを放ちながら焼き上がる様子を間近に眺められる。

コースの「スタンダード」(6,800円)では、串打ちした魚をじっくり焼いた「原始焼」や「季節の土鍋ご飯」のほか、種類豊富な料理が味わえる。さらに贅沢に楽しみたければ、魚がノドグロ、土鍋ご飯がズワイガニとイクラ入りになるワンランク上の「ノドグロ原始焼」(8,500円、飲み放題付き1万1,000円)も用意されている。

  • レストラン
  • 神楽坂

神楽坂の路地にたたずむ「神楽坂 囲炉裏 肉よろず」は、肉料理に一家言ある人々の間で知られる隠れた名店だ。滑らかな木のカウンターに、焼き込まれたような漆黒の壁という洗練された内装が、記憶に刻まれる食体験の舞台装置となる。

料理長の池田葉介は17歳で料理の道へ入り、自由が丘、銀座、西麻布などの日本料理店で研鑽(けんさん)を積んだ経験を持つ。

肉よろずの核を成すのは国産ブランド牛の炭火焼きで、国内屈指のレベルを誇る厳選された牛肉を堪能できる。コースは7,000円からで、牛肉刺しに始まり、牛たたき、新鮮なサラダへと続く。贅沢な「雲丹肉の手巻き」を楽しんだ後は「リブとろ椀しゃぶ」、温菜を味わい、そしてメインの「原始よろず焼」へと到達する。

さらに自分の好みに合わせて食事を味わいたければ、アラカルトで注文することもできる。コースで気に入った料理をリピートしたり、コースには含まれていない料理を新たに発見したりするのも楽しい。

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  • レストラン
  • 渋谷

「イゴールコージー」には、和モダンな居酒屋と、居心地が良く懐かしいフレンチビストロの折衷という、ほかにはない独特の雰囲気がある。提供するのは季節限定の土鍋ご飯や、ヨーロッパのエッセンスを加えた日本料理で、美しい器に盛り付けられ目でも楽しい。

一品一品は小さめなので、シェアをしながらたくさんの料理を試しやすい。しっかりと食べたい場合も、軽く一杯やりたいだけの場合も、どんなシチュエーションにも対応してくれるフレキシビリティも魅力だ。2人なら6、7品が程よく、飲み物を別にして8,000円〜1万円で満足できるだろう。

看板メニューは土鍋後飯と炭火焼き。炭火焼きは少し待たなければいけないが、その価値はある。魚の「原始焼」は、塩を振った後じっくりと遠火で加熱し、脂がジュワッと溶け出し皮がカリッと香ばしくなるまで火を通した逸品だ。ほかにもジューシーな「黒岩土鶏」や「越後もち豚」の炭火焼きも見逃せない。前菜にはみずみずしい野菜のサラダや、ウニが乗ったシュウマイといった料理を試してほしい。

ドリンクのセレクトも素晴らしい。日本酒、ナチュラルワインのほか、焼酎にもこだわっている。生レモン、生スダチ、塩トマト、ガリなど、口をリフレッシュするのにうってつけのサワー類も豊富だ。

もっと東京の食を堪能したいなら……

  • レストラン

2023年10月に開業した「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」が、2024年1月16日に27店舗が新たにオープンし「食」エリアが完成した。

虎ノ門ヒルズ駅直結の「ティーマーケット(T-MARKET)」には、西恭平による新スタイルの居酒屋「ウケ(Uké)」がオープンし、全27店舗がオープン。さらに、エリア最大級のダイニングフロアとして誕生した4階には、ミシュランスターシェフによる中華バルや予約困難店など、個性豊かな全20の専門店がオープン。

ここでは「食」のトレンドが一堂に集結した「虎ノ門ヒルズステーションタワー」で押さえておきたい10軒を紹介しよう。

  • レストラン

2023年11月24日、麻布台に一つの街が誕生した。施設「Green」と「Wellness」をコンセプトの2つの柱に掲げ、広大な中央広場を中心とした緑豊かなランドスケープを大都会・東京の一等地に生み出した。このコンセプトの実践は入居した多数のレストランやカフェといったフードテナントにも徹底されている。

バリ島にある「世界のベストローフードレストラン」や、開業から7カ月でミシュランスターを獲得したモダンタイ料理店などの注目の日本初上陸店舗から、日本のビーガンカフェの先駆けとなる「エイタブリッシュ」の移転店舗など、ここでは新たな食のトレンドを担う注目のフードテナントを7件紹介しよう。

麻布台ヒルズは、アート、建築、ショッピングも充実している。そちらが気になる人は関連記事からチェックしてほしい。

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世界を見渡しても、東京ほどバラエティーに富んだフードジャンルのレストランが密集する街はほかにないだろう。そしてミシュランスターの数で世界最多を17年連続で達成している美食の都でもある。

ここに紹介する5人は、ジャンルの異なる料理を作る30代のシェフたち。先代の叡智を体に染み込ませながら、これまで学んできたあらゆる技法や考えを時代に寄り添った形として統合させ、食のシーンを提案している料理人たちだ。

読めばきっと次なる時代の新しいレストランの形が垣間見えるだろう。 

  • レストラン

肌寒さが増してくると、おでんを思い浮かべる人も多いだろう。今や、コンビニエンスストアでも通年扱う店舗が出てくるなど、国民的ソウルフードだ。湯気のたちのぼるアツアツのおでんに、からしをつけて頬張れば、腹の中からぽかぽか温まる。そこに燗酒の一本でもあれば言うことなし。

だが、おでんの何が日本人の胃袋をつかんで離さないのか。それは、数十種のおでん種を一つの鍋の中でまとめあげる、鍋ならではの寛容性によるものかもしれない。ベースとなる出汁に、練り物から溶け出す魚介系のうまみ、ダイコンをはじめとする野菜の優しい甘さ、場合によっては牛すじなどの動物性のうまみが合わさった複合的な味わいが、コトコトと煮込まれるうちに、それぞれの種に含まれてゆく。

ここでは、気楽な立ち飲みおでんから、下町の老舗、持ち帰りのみの名店まで、東京都内の人気おでん専門店を紹介する。

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東京の横丁ガイド
  • ナイトライフ

表通りから横へ入った町筋に小さな店が連なる横丁。ルーツを敗戦後の闇市マーケットにさかのぼるものもあれば、町おこしの一環などで比較的最近作られたテーマパーク的なところもあるが、いずれも安く飲み食いできて、人と人との距離が近く、気取らず楽しめるのが醍醐味。ひとつのエリアにさまざまな店が集まっているので、気分に合わせてはしご酒ができるのもいい。外国からの友人に日本文化を満喫してもらうのにも格好の場所だが、数人入ると満席になってしまう小さな店も多いので、少人数で行くことをおすすめする。新しいものが溢れる東京にあって、今も昭和の面影を残す横丁を紹介する。

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