とりかつチキン
Photo: Kisa Toyoshimaとりかつ チキン
Photo: Kisa Toyoshima

東京、1,200円以下で楽しめるレストラン21選

新宿や渋谷、六本木などで味わう、財布に優しい最高のレストラン

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リーズナブルにおいしいものを味わいたい? 東京での生活は決して安くはないかもしれないが、ここに住む人は外食が大好きだ。そうした文化も手伝って、低価格でおいしい料理が楽しめる、世界でも有数の都市となっている。

ここでは、新宿の超穴場で味わう洋食や、希少な甘エビをふんだんに使ったスープが魅力のラーメン店、改造されたバスの車内で味わうピザなど、ユニークかつリーズナブルな店を紹介。タイムアウト英語編集部が選ぶ予算1,000円前後で満たされる最高のレストランへ行ってみよう。きっと気に入る店が見つかるはずだ。

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  • 寿司
  • 中野坂上

上質な海鮮ランチを安く食べられる数少ない店として、「鮨たじま 中野坂上店」は不動の地位を築いている。中野坂上駅の目の前にあり、店内は落ち着いた雰囲気だ。

海鮮丼は3種類(ランチ価格はどれも1,100円、以下全て税込み)で、新鮮な切り身が乗せられた「海鮮丼」、ネギトロをベースにネタをぜいたくに使いイクラがたっぷり乗った「ぜいたく丼」、刻んだネタに納豆や生卵が乗せられた「ばくだん丼」から選べる。

寿司の方が好きならば、握り7貫に巻物と卵焼きが添えられたセット(ランチ価格 1,100円)もある。ランチの寿司メニューには全てサラダ、お椀、小鉢が付き、シャリ大盛りが無料だ。

  • 日本料理
  • 中野

ウナギは「高い」という印象が強いが、手頃な価格で食べられるのが、この店の魅力だ。ウナギを甘辛いたれで焼き、白いご飯に乗せた「うな丼」はわずか590円で提供されている。

愛知県の特産品である「ひつまぶし」(1,100円)も絶品だ。まず、ウナギとご飯にワサビを付けて食べる。次いで、白飯にだしをかけて茶漬けのようにして、2通りの食べ方を楽しもう。

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  • 新宿

きらびやかなネオンが光る新宿の雑踏を忘れさせるような、高層ビル5階にひっそりと佇む「レストランはやしや」。昭和レトロな落ち着いた雰囲気が魅力の一軒。1949年の開店以来、メニューはほとんど変わっていない。

看板メニューは「オムライス」(850円)。チキンライスを薄く焼いた玉子で包んだシンプルで古典的な逸品だ。そのほか、ハンバーグやビーフシチューなどの洋食だけでなく、もつ煮込みや魚の定食、ソース焼きそばなど、種類が豊富なメニューのほか、ドリンクには、世界各国のワインや日本酒なども揃う。

  • 日本料理
  • 東銀座

ビルが立ち並ぶ東銀座にありながら古民家風の造りが目を引く、干物食堂。築地から仕入れられた干物は、店先の焼き台で炙られており、香ばしい磯の香りに食欲がそそられる。干物の定食は常時15種類以上あり、ほとんどが1,000円未満。

定番の「しまほっけ半身定食」や、脂乗りの良い「サーモンハラス定食」が人気だ。

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  • 日本料理
  • 六本木

六本木ヒルズ内にあるとんかつ屋。16時までのランチでは、豚ロース肉のかつ、ご飯、千切りキャベツ、みそ汁が付いた定食が好評だ(1,200円から)。ハーブを食べて育った沖縄県産の豚など、日によって異なる銘柄を提供している。

  • 渋谷

道玄坂のホテル街に店を構える定食屋。迷わず行くのであれば、道玄坂を上り、「渋谷百軒店」を右に曲がろう。左手に見えてきた看板の案内に従えば、店に着くはずだ。

メニューは揚げ物が中心。名物の「とりかつ」や「ハムかつ」「とんかつ」に加え、アジフライ、タマネギやナスのフライなどが揃う。その中から2品を選べば、ご飯と味噌汁が付いて800円(以下全て税込み)。3品の場合は1,000円、4品の場合は1,250円となる。選ぶのに迷ったら、「とりかつ」「ハムカツ」「コロッケ」が付く「人気定食」(800円)がおすすめだ。

衣のサックリとした食感と香ばしい風味、そして飽きのこないラインアップ。普段使いの店に最適だ。

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  • 渋谷

がっつりした脂っこいものが食べたいと思う日もあるだろう。そんな日には、カツ丼に勝るものはない。パン粉をまぶして揚げた豚ヒレ肉に、甘くてまろやかなピリ辛のカツソースをたっぷりかけたカツ丼は、たまらなくおいしい。

「新潟カツ丼 タレカツ」では、新潟市で長く食されてきたのが玉子でとじないカツレツが起源の「タレかつ丼」を提供する。揚げたての薄めのトンカツを甘辛しょう油ダレにくぐらせて、ご飯にのせただけのシンプルな逸品だ。

新潟産直の和豚ぶちぶたを使った定番の「カツ丼」(960円)をはじめ、タレにくぐらせた大海老フライの「海老丼」(1,250円)や、野菜を使った「野菜カツ丼」(980円)など、バラエティー豊かな丼が味わえる。

  • 日本料理
  • 銀座

1974年に新宿で創業したしゃぶしゃぶ店「銀座しゃぶ通」。食材の新鮮さと価格の安さが人気を呼んできた。ランチの価格は980円からで、メインを豚ロース、豚バラ、国産鶏などから選べる。牛ロースや合鴨ネギを選ぶと1,150円だ。2種盛りや3種盛りのセットもある。

肉のほかに、豆腐、キャベツ、にんじん、春雨の盛り合わせもセットに含まれている。卓上で熱した鶏がらスープに具材をくぐらせて、ポン酢やごまダレで味わおう。ごまダレは20種以上の素材を調合した特製品だ。セットには白飯と、漬物、スープも付いている。

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  • 原宿

キャットストリート近くの路地に、2018年9月にオープンした讃岐うどん屋。クリエイティブエージェンシーのエンワントーキョーが手がけた店で、内観や外観はストリート感と食堂感が絶妙に混ざり合った雰囲気。洒落たスタイルの反面、うどんは真っ向勝負の味。新宿の名店「うどん 慎」にいた職人が打つうどんは、麺の茹で置きを一切しないなど、「打ちたて」「切りたて」「茹でたて」にこだわっている。

うどん通も虜にするその味を求めて、ランチタイムは連日行列ができている。サイドメニューも魅力的で、なかでもおにぎりの「とろたく」は絶品だ。

  • 日本料理
  • 人形町

人形町の路地にひっそりとたたずむ「福そば」。そばとうどんの両方を提供しており、立ち食いのみで、食券を購入する方式だ。かけそば、かけうどんは400円とリーズナブル。

おすすめは「天ぷら(かき揚げ)そば・うどん」(580円)。かき揚げの種類は、「玉ねぎと人参」「ごぼうと人参」「玉ねぎと桜えび」「紅しょうが天」など、数種類から選べ、180円で単品を注文することもできる。

なお、閉店時間は日によって前後するので、夕方以降に訪れる際は注意しよう。

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  • ラーメン
  • 中目黒

「俺流塩らーめん」のメニューは30種類以上。あまりに多くて迷ってしまうようであれば、定番を選ぼう。「俺流 塩らーめん」(720円)はさっぱりしていながら、豊かな風味が特徴だ。具材はチャーシュー、ネギ、ホウレンソウ、メンマとなっている。

一方、「俺流 男盛りらーめん」(980円)はスープが4種類から選べる。具材には、チャーシュー2枚、鳥の唐揚げ2個、半熟卵1個などが乗せられている。柚子胡椒、おろしニンニク、練り梅、ラー油などの卓上調味料でアレンジも楽しみたい。

  • 早稲田

早稲田大学近くの小さなうどん屋「手打うどん ごんべえ」では、おいしいうどんを学生向けの手頃な価格で食べられる。価格は550円からで、おかわり自由のかやくご飯が付く。うどんの種類は豊富で、「冷やし胡麻だれうどん」(650円)や、冬にうれしい「肉じゃがうどん」(750円)などもある。

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  • インド料理
  • 渋谷

インドのゴア地方で生まれたカレー、ポークビンダルーを専門に扱うカレー屋。従来のスパイシーなインドカレーとは異なり、酸味が掛け合わされたものがポークビンダルーだ。しかし酸っぱいカレーと思ってはいけない。ビネガーの酸味とスパイスの辛味のバランスが絶妙な、同店ならではの複雑な味わいを持つ逸品だ。

同店で提供されるメニューは、なんと「ポークビンダルー」のみ。ランチ、ディナーともに1,000円だ。座っていると何も言わなくても出てくるというシステムが面白い。そのまま食べてももちろんおいしいが、卓上に置かれたゆで玉子(1つまで無料)や豊富な調味料を使い、自分好みに掛け合わせることで飽きないメニューに変えてもいいだろう。

  • 日本料理
  • 銀座

銀座の中心街にたたずむ天ぷら屋。初代店主の阿部三郎は、有名日本料理店「なだ万」で30年修行した凄腕の料理人だ。新鮮な食材を使用した軽い口当たりの天ぷら料理が堪能できる。

平日のランチタイムには、名物のエビの天ぷらと季節の野菜が乗った「大海老天丼」や、野菜とエビのかき揚げ、卵の天ぷらが乗った「ランチかき揚げ丼」といった限定メニューがある。ボリューム満点で、価格も1,000円台とリーズナブルなので、ショッピングの途中にふらりと立ち寄ってみては。

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  • ラーメン
  • 京橋

北海道・札幌で2009年に創業したラーメン屋「えびそば一幻」。こだわりのエビだしスープ一筋に、総本店のほか、東京に3店舗店を構える。

毎日、大量の甘エビの頭部をじっくり煮込んだ、奥深い独特のうま味が堪能できるスープが特徴で、味は塩、味噌、しょう油の3種類を用意するほか、エビスープに少し豚骨を加えた「ほどほど」、さらに豚骨の割合を増やした「あじわい」などのメニューも用意。麺は太麺、細麺の2種類から選べる。ラーメンは各900円だ。

締めには「えびおにぎり」(1個170円)がおすすめ。残ったスープにえびおにぎりをちゅうちょなくドボンと入れると、リゾット風の新しい味わいが楽しめる。

  • 大塚

大塚駅から徒歩2分のおにぎりの名店。たっぷりの具材を米で包むようにふんわりと握られたおにぎり(350円から)は、口の中でホロっと崩れる。米は新潟産コシヒカリ、海苔は有明産、塩は沖縄産など、こだわり抜いた素材がシンプルながら贅沢な味わいを生み出している。

具材は「しゃけ」「うめ」「焼きたらこ」などの定番から冷凍卵黄を4時間醤油に漬け込んだ「卵黄」「数の子」といった変わり種まで50種類以上を用意。トッピングという形で2つの具材を組み合わせてもらうこともできるので、日本人のソウルフードであるおにぎりに秘められた、無限の可能性を楽しめる。どれにしようかと迷ったら、店内に貼られた「ベスト10」「トッピングベスト10」を参考にするのもいい。

同店は2022年10月に今の場所へと移転したが、店の看板とカウンター席、具材を並べるケースは前の店で使っていたものを取り外して持ってきたそうで、店の雰囲気は全く変わらない。移転後に久しぶりに訪れた人も、以前と同じように落ち着いて食事が楽しめるだろう。おにぎりはテイクアウトできる。

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  • 日本橋

食とカルチャーの発信拠点としてオープンした「アンドン(ANDON)」内のおむすびスタンドでは、リーズナブルなランチセットを提供している。内容は、おむすび2つに味噌汁と香の物で、価格は650円。店舗は4階建てで、1階はおむすびスタンド、2階は書店兼イートインスペースとなっている。

おむすびには秋田県産の高品質米を使用。具材はウメ、シャケ、肉味噌、ちりめん山椒、いぶりがっこチーズなど種類豊富だ。追加のおむすびは1個250円。とはいえ、2つ食べれば十分なボリュームだ。ランチセットは持ち帰りもできる。

なお、営業時間は月によって変わるので、訪れる際は公式Instagramを確認しよう。

  • 吉祥寺

少し変わった食体験を求めるなら、普通のイタリアンではなく、吉祥寺にある「ガレージ50(GARAGE 50)」がおすすめだ。同店では、改造されたワーゲンバスの中で焼いたピザを食べられる。

ピザは紙皿で提供され、ガレージ内に置かれたスツールに腰掛けて食べるという奇抜なスタイルだ。価格は一律700円と、かなり手頃。車内に設置されたピザ窯で、オーダー後に焼きたてを提供してくれるため熱々を楽しめる。「生ハム&半熟卵」や「バジル&マスカルポーネ」は間違いないおいしさだ。

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  • 新宿二丁目

気安い雰囲気で活気あふれる「餃子の福包」では、餃子を6個352円で食べられる。目を引く派手さはないが、餃子のうま味とコクがしっかりとしていて食べ応えがある。焼き餃子と水餃子があり、ニラとニンニクを入れるかどうかを選べる。

サイドメニューは165円からで、浅漬けのキャベツ、味噌の添えられたキュウリ、千切りニンジンのあえもの、胡麻たれ豆腐といったラインアップだ。白飯(並:209円)や鶏煮込みと温泉卵の付いた「鶏玉ご飯」(341円)を頼んでも、財布はほとんど痛まないのに、大満足間違いなしだ。

グループでの利用時や、たくさん食べたい場合は、18個入りの大皿で餃子を頼もう。それでも価格はたったの979円だ。

  • ベトナム料理
  • 恵比寿
  • 価格 1/4

ベトナムのサンドイッチ、バインミーの専門店。日本でも手軽に味わえるようになったバインミーだが、同店ではベトナム本来の製パン方法にこだわり、店内で焼き上げたパンを用い、本格的な味を提供する。

パンを焼くのは、ベトナム北部にあるヴィンフック省の省都、ヴィンイェン市の老舗ベーカリーで研修をしたスタッフ。パンに挟む具材も、研修の際に現地の人々に教えてもらったレシピを採用している。

ハムやレバーパテ、揚げサバなど、オーセンティックなものを中心にしつつ、ベジタリアン用のバインミーも用意されているので、さまざまな具材を楽しんでほしい。

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  • 渋谷

「オーダー後、3分以内に提供」の焼き肉のファストフード店で、一人焼き肉にこだわっている。一人一台用意された無煙ロースターを使って、自分自身で好きなタイミングで好きなように焼くことができる。

また、好みの部位やタレを自分の好きな量だけカスタムできるのが大きな特徴。9種類の部位を50グラムから注文することが可能で、それぞれの部位を2〜3種類組み合わせてセットで注文するのが人気だ。良質な肉をリーズナブルに食べたいなら、この店は最有力候補のひとつだ。

安くておいしいを求めるなら……

ミシュランの星を獲得したレストランの数は、東京が世界最多と言われるように、美食の街だ。2023年版のミシュランガイドブックにその名を刻むことができた星付きレストランは200軒。この数には、「本格的な料理を手ごろな価格で提供する」という理由でビブグルマンを与えられた店を含んでいない。

ここでは、予算を気にせずに、良質な食事を楽しめる東京のミシュラン星付きレストランやビブグルマンレストランを紹介する。

カツ丼。とんかつを甘辛い割り下で煮込んで、半熟の卵でとじたもの。天丼、親子丼と並ぶ丼メニューの花形として多くの人に親しまれている。

東京ではカツ煮形式ではない「卵でとじないカツ丼」を筆頭に、工夫をこらした「カツ丼」が続々と登場している。ここではそんな独自の進化を遂げた一杯を紹介したい。ぜひ参考にしてほしい。

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  • ラーメン

競争の激しい東京のラーメン業界。ここでは不動の人気店から隠れた名店、彗星(すいせい)のごとく現れた新店まで多様なジャンルで紹介する。都内全域から好みの一杯に巡り合ってみよう。

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