銀座7丁目にある老舗とんかつ屋。1927年、銀座で初のとんかつ専門店としてオープンした。
ここで食べたいのは、半熟の黄身が乗った「スペシャルカツ丼」(2,100円、税込み)だ。創業者である澁谷信勝が開発したもので、溶き卵でとじたカツ丼のうえにさらに全卵が乗っている。カツは厳選した国産豚のヒレ肉を80グラム使用。たれは、豚肉のすじ肉とタマネギをじっくり煮込んだスープで、やや甘めだ。
卵は箸を少し当てるとあふれてくる黄身がたまらない。とろりと濃厚な黄身をヒレカツと白米にからめて食べるおいしさは唯一無二である。