かつどん屋 瑞兆
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東京、カツ丼5選

渋谷、新橋、銀座、人形町で個性的なカツ丼を満喫する

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カツ丼。とんかつを甘辛い割り下で煮込んで、半熟の卵でとじたもの。天丼、親子丼と並ぶ丼メニューの花形として多くの人に親しまれている。

東京ではカツ煮形式ではない「卵でとじないカツ丼」を筆頭に、工夫をこらした「カツ丼」が続々と登場している。ここではそんな独自の進化を遂げた一杯を紹介したい。ぜひ参考にしてほしい。

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  • 銀座
  • 価格 2/4

銀座7丁目にある老舗とんかつ屋。1927年、銀座で初のとんかつ専門店としてオープンした。

ここで食べたいのは、半熟の黄身が乗った「スペシャルカツ丼」(2,100円、税込み)だ。創業者である澁谷信勝が開発したもので、溶き卵でとじたカツ丼のうえにさらに全卵が乗っている。カツは厳選した国産豚のヒレ肉を80グラム使用。たれは、豚肉のすじ肉とタマネギをじっくり煮込んだスープで、やや甘めだ。

卵は箸を少し当てるとあふれてくる黄身がたまらない。とろりと濃厚な黄身をヒレカツと白米にからめて食べるおいしさは唯一無二である。

  • 新橋

蒲田発の人気とんかつ専門店「とんかつ檍」のカツカレー業態が「いっぺこっぺ 」だ。ここで味わえるのは、カツ煮ではなく「とじないカツ丼」。中でも「後のせ」タイプはぜひおすすめしたい。白飯の上に割り下とタマネギの卵とじ、さらにその上にサクサクの肩ロースカツを乗せたものだ。

茨城県奥久慈のSPF「橅豚(ぶなぶた)」を使用。柔らかな肉質と甘みのある脂身がたまらない。店内にはヒマラヤピンクなど3種の岩塩が置いてあり、とんかつ店ならではの「塩味変」が楽しめるのも魅力の一つである。

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  • 人形町
  • 価格 2/4

人形町の「小春軒」は、100年続く洋食の老舗。今でも昼時などは人があふれる人気店だ。

財布にも優しいコロッケから、ヒレカツ、エビフライなどの豪華なものまで、洋食メニューは一通り揃うが、同店の名物は「小春軒特製カツ丼」。こちらも「とじないカツ丼」で、蓋をあけるとニンジン、タマネギ、ジャガイモなどのカラフルな煮物に加え、目玉焼き、小ぶりなロースカツが乗っている。

甘く仕上げられた洋風ソースと野菜、そして脂身のないカツのあっさりとした味わいを楽しんでほしい。

土曜日は休みになる場合もあるので、事前に電話で確認するのがいい。

  • 渋谷
  • 価格 1/4

渋谷にあるかつ丼専門店。カウンターのみの小さな店を時間帯により、夫婦で交代し切り盛りしている。

提供しているメニューは「かつ丼」のみと潔い。一般的な卵でとじるものではなく、薄焼き卵の上にたれにくぐらせたカツを乗せたユニークなものだ。

もともとは愛知で飲食店を営んでいた妻の実家で提供していたものを受け継いだメニューだという。天丼のような少し甘めのたれ、薄めの衣をまとった柔らかいカツ、固めに仕上げた半熟卵が三位一体となり、なんともくせになる味わい。多くのリピーターを生んでいるのも納得だ。

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  • 代々木上原

代々木上原駅から歩いて2~3分ほどのところにある、とんかつ専門店。ソースではなく、甘辛の醤油だれをかけて提供する「醤油カツ丼」が名物だ。

ロース、ヒレ、メンチの3種から選ぶことができるところがうれしい。シソと花がつおがたっぷりと載せられ、卵とじの普通のカツ丼と比べるとさっぱりとした食味が特徴だ。平日のランチでは、これらが比較的リーズナブルに食べられる。

丼もの巡りをする……

説明するまでもないが、親子丼とは鶏肉を割下で煮込み、卵でとじたものを米の上にのせた料理だ。もともと鶏鍋の締めとして提供されたのが始まりといわれており、シンプルな料理だからこそ素材の良さが重要になってくる。

そうなるとおいしい親子丼を求めたときに専門店に足が向くのは当然といえば当然。今回も焼鳥屋や水炊き料理店のランチメニューなどが大半を占めた。文章では「とろとろ卵」など一辺倒な表現になってしまうが、どの店も、卵の火入れ、鶏肉の調理など趣向を凝らしているので、百聞は一食にしかず。ぜひ食べ比べてみてほしい。

  • 日本料理

丼ものの定番、天丼。起源は1830年代と言われており、江戸時代から愛され続ける日本の重要な食文化だ。高カロリーフードの代表のような存在の天丼だが、専門店で多く使用されているごま油は、コレステロールを下げる効果のあるリノール酸やオレイン酸、抗酸化作用のあるセサミンなどを含み、意外と健康的。

ここでは、リーズナブルな価格で人気を博す天丼専門店から、高級店のランチまで、タイムアウト東京が厳選した店を紹介する。衣ひとつとっても、さくさく食感のものから、たれの染みたしっとりタイプまでバラエティ豊かなので、好みの1軒を見つけてほしい。

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  • 日本料理

丼に飯を盛り、上に並べた刺し身と楽しむ海鮮丼。使う食材は寿司と同じだが、職人の繊細な技術を堪能するというより、食べ手がしょう油やワサビで好きなように楽しむ、素朴でダイナミックな料理だ。

シンプルだが、オフィス街のランチタイムでは不動の人気メニューでもある。さらに海鮮丼は、時間が空くとふと強烈に食べたくなる、不思議な魅力がある。

以前、大の日本通というオランダ人の記者に「日本で一番好きだった食べ物は?」とたずねたら、ラーメンでも天ぷらでもなく「築地市場で朝食に食べた、海鮮丼が何年経っても忘れられない」と聞いてなるほどと思った。確かに、市場には海外からの観光客が行列を作っている店もあり、海鮮丼は日本人のみならず海外の人にもファンが多い。

近年、都内では好みの刺し身をカスタマイズして楽しんだり、タワーのように豪快に盛り付けてあったり、居酒屋で24時間オーダーできるものなど、さまざまなスタイルが登場している。ここでは話題の海鮮丼が食べられる店5選を紹介する。

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