ヨーロッパ軒総本店(福井・坂井エリア・福井市)
福井のソウルフード「ソースカツ丼」の元祖といわれる名店。福井では「パ軒」という愛称で親しまれ、福井市、坂井市、敦賀市にのれん分けした店舗を合わせて全19店舗ある。
甘辛いウスターソースがしっかりとかけられたボリューミーなカツは、一度食べたらやみつきになる味。少しレトロなテイストの内装や丼にも注目してほしい。
タイムアウト東京 > トラベル > 福井、こだわりのローカルグルメガイド
「全47都道府県幸福度ランキング」で、4年間連続1位を記録したこともある福井県。アクセスの面で「陸の孤島」ともいえるこの地域には、まだまだ知られざる魅力がたくさんある。
2024年には北陸新幹線が開通することから、今後注目エリアになるであろう福井の魅力を語る上で、欠かせないのは「食」だ。 カニを筆頭に海の幸、山の幸はもちろんのこと、そば、油揚げ、ソウルフードのソースカツ丼など、豊かな独自の食文化を紹介。福井県に訪れた際に行くべき飲食店をピックアップした。
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ヨーロッパ軒総本店(福井・坂井エリア・福井市)
福井のソウルフード「ソースカツ丼」の元祖といわれる名店。福井では「パ軒」という愛称で親しまれ、福井市、坂井市、敦賀市にのれん分けした店舗を合わせて全19店舗ある。
甘辛いウスターソースがしっかりとかけられたボリューミーなカツは、一度食べたらやみつきになる味。少しレトロなテイストの内装や丼にも注目してほしい。
生蕎庵(丹南エリア・越前市)
大根おろしとネギ、冷たいだしで食べる福井県のご当地そば。「生蕎庵(ききょうあん)」では、オーソドックスな「ぶっかけスタイル」を貫いている。
理想を求め各地を食べ歩いたという店主のそばは、毎日「玄そば」から自家製紛したそば粉を使用。平打ちの麺は大根おろしとよく絡み、香ばしく、素朴なそば本来の味わいと薬味とのバランスが良い。
フラットキッチン(福井・坂井エリア・福井市)
福井駅近隣の繁華街、片町にある「フラットキッチン(flatkitchen)」は、カルチャーシーンにも精通する愉快な店主が切り盛りする楽しい飲食店。曜日ごとに福井のさまざまな間借り店が集ったり、音楽イベントが開催されたりと、いつ訪れても新しい出会いがある。
その時に手に入った新鮮な地元食材をメインに使い、店主の気まぐれ料理を提供している。取材日は解禁したばかりのカニとカキを使ったクリームパスタを提供。居合わせた客同士の会話を楽しもう。
魚屋の喰い処まつ田(福井・坂井エリア・福井市)
越前海岸沿いの地魚料理店。漁の解禁期間が2カ月しかないメスの越前ガニ、通称「せいこ蟹」をふんだんに使用した「まつ田せいこ丼」は、そのキャッチーな名前も相まって、多くのメディアにも取り上げられる看板メニューだ。
プチプチとした食感が特徴の外子(そとこ)と濃厚な内子(うちこ)が味わえる丼は、売り切れ必至のため、事前の予約を推奨している。海のアイドル「まつ田せいこ丼のテーマソング」も必聴だ。
11〜12月の「まつ田せいこ丼」以降は、オスの越前ガニを使った「まっ田ズワイ丼」が登場。「せいこ蟹」よりも豊富なオスガニのカニ身とカニ殻だしで炊き込んだごはん、そしてカニみそを絡めた味は絶品。越前の海の幸を贅沢に味わってほしい。
お食事処 谷口屋(坂井・福井エリア・坂井市)
「あげ」(油揚げ)の消費額全国1位を達成している福井県。スーパーにあるあげの種類の多さにも驚きだが、福井の中でもひときわ人気なのが、大正14年創業の老舗豆腐店谷口屋の「竹田の油揚げ」だ。直営レストランでは、揚げたての大きなあげを頬張ることができる。
おすすめは「あげ1枚御膳」。1辺13.5センチメートルほど、厚さは約3センチメートル、重量にして300グラムのあげ1枚をまるごと食べられる。そのほか、「自家製越前そば」が付いたセットや、定番あげと半熟あげを食べ比べできる「極味御膳」なども提供する。
敦賀ふぐの宿なかい(嶺南エリア・敦賀市)
フグ養殖の最北端といわれる敦賀市の西浦地区にある、「敦賀フグ」専門の民宿。店主自ら養殖するフグは、重量にして約1キログラムになるまで2年かけて育てられ、宿泊客へ提供される。
客を1日3組限定とすることで、家族で営みながらも一人一人心のこもった接客をしてくれる。豪華なフグ料理をゆったりと堪能してみては。
中道源蔵茶舗(嶺南エリア・敦賀市)
「氣比神宮」近くにある日本茶専門店。敦賀市の老舗お茶屋の3代目は、夫婦揃って日本茶インストラクターの資格を持つ。
2018年4月からスタートしたカフェスペースでは、「お濃茶パフェ」や「神楽ぜんざい」をはじめとする茶を楽しむ甘味のほか、地元菓子店とのコラボスイーツを提供することもある。
物販スペースにもこだわりが。心身共に安らぎを与える日本茶を気軽に楽しんでもらえるよう、茶の種類を分類したパッケージや使い切りサイズになった茶葉は、土産にもおすすめだ。
カフェミロク(嶺南エリア・美浜町)
近隣のジビエ加工場のオーナーが営むジビエ料理店。直営ならではの価格で新鮮なジビエ料理を楽しむことができる。
山奥にある店は、かつて炭焼き小屋だった建物をリノベーションしたもの。自然を感じる居心地の良いテラスには、ハンモックが揺れている。
ランチメニューの「ジビエソーセージのホットドック」では、シカ肉、イノシシ肉、ハーブをブレンドしたオリジナルソーセージが味わえる。
まる志ん(嶺南エリア・若狭町)
京都と若狭湾を結ぶ「鯖街道」の入り口に位置する熊川宿は、古くから商店街として栄えていた宿場町だ。1996年に重要伝統的建造物群保存地区に指定され、近年は町屋の再利用でにぎわう注目のスポットでもある。
かつて民家だった建物が宿場町の茶屋に生まれ変わった「まる志ん」では、脂の乗った大きなサバのみを使用した「鯖寿し」や珍しいくずを使った「葛きり」などを提供。熊川宿の食文化であるサバやくずの食品を伝承する役割を担っている。
レストラン ウチトミ(嶺南エリア・小浜市)
2020年にオープンした、小浜市志積にある築約40年の民宿の離れを改装した「シー オーベルジュ シツミ(sea-auberge shitsumi)」。地元で獲れた海の幸、山の幸を使った料理と、海沿いの古民家をリノベーションした宿での宿泊を体験できる。
自然豊かな小さな集落の中にあり、オーシャンビューのレストランでは、ゆったりとした時の流れと食事を提供。若狭湾の海と山の食材をふんだんに盛り込み、地元産にこだわった漁村ならではディナーコースを用意する。
志積で長年営まれてきた民宿の鮮魚和食と創作イタリアンが融合した、ここでしか食べられない「内外海料理」を味わおう。
福井県内を福井・坂井・奥越前・丹南エリア(北陸方面)と、嶺南エリア(中部方面)に分けて掲載。「東尋坊」や「恐竜博物館」など全国的に有名な場所から知る人ぞ知るスポットまで、抑えておきたい観光名所をたっぷりと紹介する。
ここでは、週末で伊勢を訪れたいという人のために、神宮参拝からローカルに愛される名店、江戸時代の趣が残るエリアの散策まで、伊勢市駅周辺の魅力をたっぷりと詰め込んだ1泊2日の旅をルート形式で提案する。
ここでは、郷土料理や行列の絶えない人気店の味をはじめ、若者の腹を満たし続けるソウルフードや、伊勢市民を育てたといっても過言ではないご当地スーパーのコロッケなど、定番からマニアな一品まで幅広く紹介する。思い残すことのないよう、計画的に伊勢の名物たちをハシゴしよう。
道頓堀や法善寺横丁などの定番はもちろん、エッジの効いたアイテムを販売するショップや潜水艦を模したバー、話題の大衆食堂など、さまざまなジャンルのヴェニューを「48時間で楽しめる大阪ガイド」として紹介する。大阪旅行のプランをたてる際に、参考にしてもらえたらうれしい。
ペリーの来航から現代に至るまでユニークな歴史をもつ町、下田。その時代ごとのスピリットを引き継いだ店や、近年では東京からの移住者がオープンさせた店などが増加しており、今、下田がアツい。
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