東洋文庫ミュージアム
六義園のすぐ近くにある東洋学の専門図書館。アジア諸地域の代表的な古典や知られざる名作、貴重な日記などを通じて、東洋学の魅力を、研究者だけでなく一般人にも普及させるために建てられた。
同館の一番の見どころである「モリソン書庫」は圧巻の一言。何段にも積み上げられた本棚に専門書が並び、それらを照明が優しく照らす。本が持つパワーに圧倒されるだけでなく、これまで紡がれてきたアジアの歴史の重さに胸を打たれる。
館内は木目調のデザインになっており、淡い光を放つ照明も手伝って落ち着いた空間を演出している。さらには、展示室と展示室をつなぐ通路も照明に工夫がなされており、読み応えのある文献を読んで凝り固まった頭を、リフレッシュしてくれるだろう。
12~14時は込み合いやすいが、夕方ごろは落ち着いている。