千駄木にある『往来堂書店』では、不定期で同店にゆかりのあるショップオーナーや編集者がおすすめの書籍をセレクトする恒例イベント『D坂文庫』を開催。
イベントの本を購入すると、同店のオリジナルグッズなどを手がけた絵本作家、イラストレーターのミロコマチコによる特製ブックカバーを手に入れることができるのがうれしい。デザインは毎回リニューアルし、ミロコファンと書皮好きのコレクション心をくすぐり続けている。
タイムアウト東京 > ショッピング&スタイル > 東京、書皮で選ぶ書店5選
書店で本を購入した際に付いてくる無料のブックカバー。「書皮」とも呼ばれるこのカバーは普段何気なく使用されるが、中には書店の強いこだわりを反映したユニークなデザインを持つものもあるのだ。たかが書皮、されど書皮。ここでは、都内で手に入り、つい人に見せたくなるような個性派書皮を扱う書店5店舗を紹介する。
千駄木にある『往来堂書店』では、不定期で同店にゆかりのあるショップオーナーや編集者がおすすめの書籍をセレクトする恒例イベント『D坂文庫』を開催。
イベントの本を購入すると、同店のオリジナルグッズなどを手がけた絵本作家、イラストレーターのミロコマチコによる特製ブックカバーを手に入れることができるのがうれしい。デザインは毎回リニューアルし、ミロコファンと書皮好きのコレクション心をくすぐり続けている。
関東から信州、東海に多くの店舗を展開する書店。もともとは、1919年(大正8年)に創業し、社会主義的な評論を数多く出版した出版社であったが、現在は一般書籍の販売を行っている。
波のような模様がデザインされた書皮は、インパクト大。出版社時代を思わせるような、店名ロゴのレトロな雰囲気も面白い。
コレド室町の地下1階にある書店。「精神の散歩道」をテーマに掲げ、雑誌からハードカバー、学術系の文庫まで幅広いラインナップをそろえる。
店名のロゴは岡本太郎が制作したもので、レジ奥にはその原画が飾られている。天井高があり、開放的な図書館を思わせる現店舗の内装は、九州新幹線つばめなど、数多くの鉄道デザインで知られるインダストリアルデザイナー、水戸岡鋭治が手がけた。
抽象的なイメージが並ぶブックカバーも、リニューアルに伴い水戸岡が制作したもの。岡本太郎による店名ロゴもあしらわれており、いわば2人の巨匠のコラボレーションデザインとなっている。
吉祥寺サンロードの一角にある本屋。地下1階から地上3階までの店内に、雑誌、実用書、学習参考書、文芸書、コミックまで多彩な品そろえで、幅広い年齢層の人が訪れる。新刊の店頭販売や作家のサイン会を積極的におこなっていて、特に漫画家の来店は数多い。2階ショーウィンドーでは、絵本の原画やイラストの特集展示が毎月開催されている。
本を購入するとつけてくれるブックカバーには、東京都吉祥寺市に馴染みのキン・シオタニのイラストが使われている。文庫、一般書で異なるデザインを用意。第18回書皮大賞を受賞した。
不思議なキャクターが並ぶ書皮は、荻窪駅前にある古書店のもの。絵本作家のスズキコージによるデザインで、独特のタッチが魅力だ。地元客が中心のこじんまりとした店だが、本への強い愛とこだわりが書皮に感じられる。第21回書皮大賞を受賞した。
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