昭和サロン小柳
Photo : Ryo Ekoda昭和サロン小柳
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北千住でしかできない20のこと

喫茶店、スナック、銭湯、古着屋などを紹介

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タイムアウト東京 >ご近所ガイド> 北千住でしかできない20のこと

東京都心にほど近く、家賃が比較的安価な東京東側には、下町情緒を色濃く残す老舗と、こだわり抜いた個性的なお店が軒を連ねている。特に主要駅の北千住駅周辺は、そんな魅力的なお店が多く集まるエリアだ。

一方で、北千住には実に5つもの大学があり、学生のにぎわいを感じられる街でもある。新進気鋭の店も次々と誕生しており、北千住は下町とモダンの魅力が入り交じる、活気に満ちた街となっている。

この記事では、レトロな喫茶店やスナック、風変わりなバーや新しくできた雑貨屋やカフェ、ベトナム料理店など、王道から変わり種まで、さまざまな北千住のスポットを20件紹介する。

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  • 北千住

北千住フジ

中野の人気店「中野トング」のオーナーが、2号店としてコンセプトを一新して北千住に2024年3月に構えた、レトロモダンな雰囲気が魅力的な居酒屋「北千住フジ(fuji)」。 店内はあえて席数を少なく設け、開放的な空間を演出している。和のイメージが基調にあって、食器は大正・明治時代の物を中心に集めており、取り皿は一つ一つ異なる柄なのが楽しい。

「黒」をテーマにしたという食事のメニューには、「炭叩きユッケ」「黒唐揚げ」「黒オムレツ」「黒胡麻プリン」などユニークなビジュアルの料理が揃う。また、地元食材「千寿ねぎ」や地元の豆腐店から仕入れた豆腐を使うなど、地元の食材を生かしつつも独創的な料理に昇華させているのも特徴だ。

酒のメニューも充実の品揃え。地鶏などの炭焼き料理に合わせやすい日本酒や焼酎を豊富に用意する。一方で、アルコール度数が高い酒が苦手な人にも楽しんでもらえるよう、フルーツがたくさん入ったフルーツサワーを常時6種類展開する。さらに「ゴーヤサワー」など季節によって変わるサワーもあり、訪ねるたびに新しい味わいに出合えそうだ。

北千住の地で新たな個性を発揮する居心地のいい居酒屋に足を運んでみては。

  • 北千住

コーヒーワークショップシャンティ

「千住ほんちょう商店街」を4分ほど歩いたところにある、創業1968年の老舗喫茶店。「リラックスしてもらうこと」を心がけているという同店は、手入れの行き届いた植物と、赤いテントの外観とウッド調の店内が魅力的な、温かみのある空間だ。蝶ネクタイがかわいい制服に身を包んだ夫婦の心の込もった接客もあり、時間を忘れる優雅なひとときを過ごせる。

特出しているのは、コーヒーの種類。自家焙煎(ばいせん)したこだわりの豆を常時20種類以上用意しており、その日の気分に合わせたコーヒーを楽しめるのがうれしい。

コーヒー豆は量り売りもしており、豆だけ購入もできる。また、手作りのケーキは安心の無添加。甘さは控えめなので、飲み物との相性も抜群だ。北千住を訪れた際は、気軽に立ち寄ってみてほしい。

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  • 北千住

ハノイハノイ 

北千住駅から徒歩4分の路地裏にある、一軒が丸々店舗となった隠れ家的ベトナム料理店の「ハノイハノイ」。1階がキッチンとカウンター、2階にはちゃぶ台が並びレトロで温かみがある。

オーナーいわく、ベトナム料理は本来8割完成された状態で提供され、残りの2割をハーブや卓上調味料で自分好みに仕上げていくスタイルなのだとか。同店では、山盛りのハーブと本場の調味料を料理に散らしたりスープに入れたりして、本場さながらの食べ方が体験できる。

料理には化学調味料を使用しておらず、ランチのスペシャルセットはフォーやバインミーといったメイン料理2品と生春巻きやサラダ、デザートのチェーなどが付いている。多様な地域の味が詰まっており、ベトナムを一皿で味わえると大人気だ。

また、店内ではかわいらしいベトナム雑貨も販売。食事と相まってベトナム旅行気分を堪能できるだろう。小さいながら人気店のため、土・日曜日はInstagramのダイレクトメッセージか電話で事前に予約するのが賢明だ。

  • 北千住

さかづきブリューイング

北千住駅から徒歩4分の場所にひっそりとたたずむのが「さかづきブリューイング(Brewing)」だ。1階には小さな醸造所が併設しており、常時10種類ほどのクラフトビールが製造されている。オーナー兼醸造責任者の金山尚子は、大手ビール会社で長年醸造や商品開発に携わった経験を持つ。理想のクラフトビールづくりに情熱を注ぎ、仕込みから発酵・熟成の過程を手間暇かけてこだわり抜いている。

1階のスタンディングスペースでは、サクッと1杯から飲むことができる。オリジナルビールの中で特に人気なのが、フルーティな風味が特徴の「delight」。「土佐文旦」をベースに桃やベリー、マンゴーを使ったホップのフルーティな香りが、口いっぱいに広がる。アルコール度数は5.5%としっかりしているので、飲み過ぎには注意しよう。ラインアップは、季節によって入れ替わる。

もし食事も楽しみたければ、2階の炭火焼きレストランへ。おひとり様には「ほろ酔いセット」がおすすめだ。ビール1杯にプラス前菜2種、メイン料理が税込み1,400円(税込み)とリーズナブルなのもうれしい。定期的に立ち寄れば、毎回新しい発見があるかもしれない。

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  • 北千住

ビリヤニ ショクドウ

惜しまれつつ閉店した人気ビリヤニ専門店「ビリヤニ食堂」が「ビリヤニ ショクドウ(BIRYANI SHOKUDO)」としてリニューアルオープン。店内はまるで南国のリゾート地にある「ヴィラ」を訪れたかのようなたたずまいだ。

ここでは、人気を博していたスリランカベースの創作ビリヤニが満喫できる。メインメニューは2種。ビリヤニに「ほろほろスペアリブ」と副菜3種、カレー、「ライタ」(ヨーグルト)が付いた「ビリヤニ・スペシャルプレート」(2,200円、以下税込み)と、具材を選べる「ビリヤニ・プレート」(1,550円から)だ。どちらもビリヤニ自体は同じである。

さらさらとしたバスマティライスはあっさりとした味付けで油も控えめ。食べ進めると、食感が癖になってしまうカシューナッツが出てくる。次いで、独特の甘さと香り高いスターアニス、甘みのあるシナモン、そして辛く刺激的なブラックペッパーといったスパイスが合わさることで生まれる爽やかな辛さがたまらない。

豚肉を4時間ほど煮込んで柔らかくした、甘辛い味付けの「ほろほろスペアリブ」は必食だ。フォークで刺すと簡単にほぐれる。数量限定だが、ぜひ味わってほしい。

  • 北千住

ツジ

北千住にある小さなカフェでは、一年中美しいかき氷が作られている。夏にはマンゴーとウメ、秋から冬にかけては金柑とクリといった季節限定メニューが楽しめる。

注文の際には、さまざまなトッピングで自分好みのかき氷をカスタマイズできる。クリームチーズ、ゴルゴンゾーラソース、酒粕クリーム、ピスタチオクリームなど、魅惑的なトッピングも用意されている。

いずれも1日ごとに数量限定の上、予約不可。訪れる際は公式Instagramで営業状況を確認してほしい。

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  • タイ料理
  • 北千住

ライカノ

北千住が誇る人気タイ料理屋。この店ではイスラム教徒のカレーと呼ばれるタイ発祥のカレー、マッサマンカレーが食べられる。この店のマッサマンカレーは鶏肉を使用した「ゲェーンマサマン・ガイ」と、牛肉を使用した「ゲェーンマサマン・ヌア」の2種類。

ナツメグやカルダモンの入ったペーストを使用し、よく煮込んだ肉とゴロゴロと大きなジャガイモ、ピーナッツが入っており、こってりとまろやかな甘さの味わい深いカレーだ。マッサマンカレーはムスリムの人々が生み出したカレーで、なおかつ宮廷料理をルーツに持つので、タイ本国でもさほど馴染みがない。

日本でも食べられる店はそう多くはないので、せっかくこの店に来たならば、一度は食べてみてほしいカレーだ。

  • アトラクション
  • 北千住

タカラ湯

東京下町の北千住にある老舗銭湯。広々とした大浴場には気泡湯や電気風呂、ゲルマニウム風呂など多彩な浴槽が揃い、ゆったりと楽しめるのが魅力だ。

しかし、この銭湯が最も自慢にしているのは、「キングオブ縁側」または「キングオブ庭園」と呼ばれる見事な庭園である。男湯の脱衣所を挟んで一番奥の湯船に続く庭園には、四季折々の花が咲き乱れ、錦鯉が優雅に泳ぐ池が設けられている。石燈籠が佇む園内を散策し、縁側に腰を下ろして湯上りのビールを味わえば、ここが都内であることを忘れるくらい優雅なひとときを過ごすことができるだろう。

さらにタカラ湯の自慢は、保温力の高い薬湯にもある。生薬の成分が体の芯から温め、一日の疲れを癒やしてくれる。北千住駅から少し歩くが、この隠れた粋な銭湯へぜひ訪れてみてほしい。

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  • 北千住

昭和サロン小柳

3代目店主の島田安彦が営む、昭和の文化と芸術が堪能できる「昭和サロン小柳」。店内には、コレクターとしても活躍する島田の貴重なコレクションが所狭しと並べられており、それらを手に取りながら酒を楽しめる。

コレクションの中には、「3年B組金八先生」の台本をはじめ、「あしたのジョー」「ゲゲゲの鬼太郎」「ムーミン」「フランダースの犬」などの貴重なセル画や、「ドラえもん」「ドラゴンボール」「NARUTO -ナルト-」の原画などがある。なぜこれらの資料が北千住の飲み屋に?と不思議に思えてくる。

さらに、葛飾北斎の書物など、ミュージアムに寄贈されるレベルの貴重な資料さえ所有しており、当時の裏話を聞きながら実物に触れることもできる。

また、島田は音楽にも造詣が深く、来店客の好みに合わせてその場でレコードを選曲してくれるのも同店の醍醐味(だいごみ)。単なるバーではなく、「お酒の飲めるミュージアム」であり、「一部屋のタイムマシン」のような非日常的な空間なのだ。ぜひ酒を片手に島田のDJに耳を傾けながら、貴重な実物資料に触れてみては。

  • ショッピング
  • 北千住

ファンダンゴ・レコード

北千住駅の繁華街にある中古レコードショップ。広めの店内では、ロック、ジャズ、ソウルなどオールジャンルを取り扱う。棚は、ニッチなものも含め細かなジャンル分けがされており、非常に探しやすい。

クラブ向けのブラックミュージックやレアグルーヴもあるが、打ち込み系は少ない。洋楽ロックのほかには、和モノが充実しており、歌謡曲の7インチや、和モノフュージョン、ジャズなどが、比較的安い価格で手に入る。盤面が非常に綺麗な商品がほとんどであることも、特筆しておきたい。

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  • 北千住

ニュースナック螢 

北千住で1996年から営業を続けるスナック「ニュースナック螢」。 夜になると人々でにぎわう「北千住サンロード商店街」に位置しているが、店内に入れば落ち着いた雰囲気に包まれる。優しいマスターと常連に囲まれながら、ゆったりと酒と食事を楽しめるのが魅力である。

都心のスナックでは珍しく、ここでは乾物だけでなく、マスターの手料理である焼きそばやハンバーグなど、種類豊富な本格的な料理も提供している。料金は2時間飲み食べ放題のセットで5,000円(税込、以下全て税込み)と決まっており、カラオケが1曲200円と明朗会計なのも安心できる。

公式Xでは毎日、酒やつまみのサービス情報やおすすめメニューをつぶやいているので、来店前にチェックしておくとより楽しめるだろう。

  • ショッピング
  • 北千住

コソラト

北千住の宝箱のような空間が広がる「コソラト(kosorato)」は、2024年7月に3周年を迎えるアンティークショップ。「無計画な雑貨屋」という店のコンセプト通り、イギリス、フランス、アメリカと、さまざまな国の商品を取り揃えている。

オーナーが1人で買い付けから販売までを手がけ、商品は全て現地で選んだもの。 1930年代から60年代までを中心に展開しており、多彩なランプや家具、アンティークグラスなどが人気だという。セールでは1,000円(税込み)程度で手に入るものもあるので、見逃さずに。

セール以外でも比較的安価な商品が多く、ふらりとのぞいてみると運命の出合いがあるかもしれない。

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  • ラーメン
  • 北千住

つけめん さなだ 千住本店

北千住駅から徒歩7分ほど、人気店「六厘舎」の初代店長が手掛ける濃厚な一杯が楽しめる。メインメニュー「大山鶏のつけめん」。匠の「大山鶏」のみを使用した鶏スープに合う形でゲンコツや背ガラや豚骨などを厳選した豚のスープと、「宗田鰹」、高級煮干しなどの魚介素材を混ぜ合わせた、濃厚なつけ汁が特徴だ。

麺は「浅草開化楼」の特注麺を使用し、国産の小麦とタピオカ粉を混ぜた風味豊かな力強い麺で、スープとの相性も抜群。チャーシューは豚バラ、肩ロース、鶏チャーシューの3種が揃う。特に肩ロースは肉のうまみを引き出す、濃いめのしっかりとした味付けがされた逸品。 割りスープで最後まで楽しめるのはもちろんのこと、名物として「替えつけ」という味付けされた具材入りの替え玉もある。

一般的な濃厚つけ麺とは一味違った味わいを楽しんでほしい。

  • 中華料理
  • 北千住

酒仙坊

中国各地の珍しい地方料理や羊肉料理を提供してきたリョウ・ホウショウ(梁宝璋)が率いる「味坊集団」の新店「酒仙坊」が、北千住にオープン。中国式大衆酒場の「街辺小酒舗」(町の小さな飲み屋)を日本式にローカライズし、気軽さとおいしさを両立した食事が楽しめる。

スパイスがきいた中国風おでん「滷味(ルーウェイ)」や、串焼きの「烤串(カオチュアン)」などがラインアップ。アルコールはビールや紹興酒、日本酒、中国焼酎の白酒をはじめ、豊富に取り揃える。

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  • カフェ・喫茶店
  • 北千住

エスディコーヒー 北千住本店

店名の「エスディ(Sd)」は、店主の鈴木保幸の実家が営む「鈴木電気店」と「銭湯大好き」の頭文字が由来。店内はテーマごとにエリアが分かれ、銭湯絵師、丸山清人が手がけるペンキ絵や、なじみの銭湯から譲り受けたのれんや風呂桶などが飾られる「銭湯エリア」と、古い電気屋をイメージした「電気屋エリア」で構成されている。

どちらのエリアにも店主が選び抜いた雑貨が所狭しと置かれており、まるでテーマパークに遊びに来た気分になること請け合いだ。

メニューはどれも、客がワクワクするような見た目や商品名。ホットドッグには食肉専門店の千駄ヶ谷腰塚ジューシーフランクを使い、自家焙煎(ばいせん)コーヒーを提供するなど、ただ面白いだけではない期待以上のクオリティーに驚くだろう。

  • ショッピング
  • 足立区

ツェルト ブックストア

北千住の先、荒川に架かる西新井橋のたもとにある「生きるための道具」と書籍を扱う店。ペインター、ウェブデザイナーである伊藤眸と、インテリア分野で活躍するデザイナーの柴山修平の2人による「ツェルト(Zelt)」というデザイン会社事務所の1階が店舗だ。

店内は2人でリノベーションを実施。天井は梁(はり)がむき出し、土間を生かした空間に什器(じゅうき)や商品がセンス良く並んでいる。床のタイルは特にこだわったと伊藤は語る。

書籍のラインアップは「ちょっとした暮らしの知恵を、本やもので伝えることができたら」という思いから、自然科学、美術、芸術、日記、記録、アーカイブ、実用書、国内外のインディペンデントマガジン、ZINEなどを古書、新刊書問わず幅広く揃える。知っておくと生きるのが楽しくなるアイテムばかりだ。

雑貨は、クルミの皮やアケビのツタを編んで作られた籠など、クラフトマンシップあふれる品が並ぶ。柴山が展開している、手仕事にこだわった「山の形」というプロダクトレーベルでのつながりから、同店に並ぶ良質な作品への縁になっているそうだ。

不定休なので、訪れる際は公式Instagramでチェックしてほしい。

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  • ショッピング
  • 北千住

キャッチアップ

古着ファンの間では「穴場」とささやかれている北千住。近年若者が増えた影響か、古着屋が増加しているのだ。中でも「キャッチアップ(Catch up)」は、この街屈指の品揃えを誇る古着屋である。

店内に足を踏み入れると、まずあふれんばかりの数量に圧倒される。およそ1000点を超えるアイテムが所狭しと並び、掘ればきっと自分好みの一着が潜んでいるだろう。

さらに驚くべきは、商品によっては1点330円(税込み)から販売しているという価格設定。メンズ、レディースをほぼ同数ずつ取り揃えている。老若男女問わず多くの客が訪れ、にぎわっている。

  • 北千住

ブイ

2017年に北千住に誕生したアートセンター。2階はボウリング場、地下は銭湯のあった廃墟をリノベーションして蘇らせた。現在、2階はアートスペース、地下は舞台や客席のない小劇場として利用され、アーティストたちがさまざまな活動を繰り広げている。

2階にはカフェも併設。コーヒーには「本日のコーヒー」のほかに、「読み上げるコーヒー」なるユニークなものがあり、セリフになっているメニュー名のイメージに合わせたコーヒーを提供するという。また、ホットサンドや黒蜜きなこアイスクリームなども用意している。

名の「ブイ(BUoY)」は海に浮かぶ浮標(ふひょう)を指し、若手アーティストたちの目印、道しるべになればという思いが込められている。

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  • 北千住

ジャンソーアタル

北千住の元雀荘(じゃんそう)をモダンにリノベーションしたネオ居酒屋。運営は北千住の人気店である「タチアタル」などを手がけるトーヤーマン。同店はその姉妹店という位置付けだ。

雀荘の看板(麻雀 登美)をそのままにしているので、一見すると分からないが、2階に上がり扉を開くと、アイランドキッチンやバーカウンターが広がる。バーカクテルの要素を加えた変わり種のサワーや、4種類の「焼きビーフン」など、ひとひねりきいたメニューも面白い。雀卓をイメージしたというエンターテインメントなテーブルに腰かけて味わえば、不思議と気持ちが盛り上がってくるだろう。

不定休なので、訪れる前に公式Instagramをチェックしてほしい。

  • ラーメン
  • 北千住
  • 価格 1/4

牛骨らぁ麺マタドール

北千住駅東口より徒歩5分、赤い看板が目印の牛骨らぁめんマタドールは、ちゃぶ屋などの人気店で修業を積んだという店主が営む店。焼き肉店で発想のヒントを得たという、牛骨や牛スジ、牛アキレスからとった、少し脂の浮くスープが特徴だ。

まるでローストビーフのような大判の牛チャーシューが乗る「贅沢焼牛らぁ麺」は、牛尽くしの一杯でおすすめ。少しとろみのあるスープはなめらかな味わいで平打の細麺ともよく合っており、思わずグイグイ飲んでしまう。見た目のダイナミックさとは裏腹に、非常に繊細に作り込まれた奥行きがあるラーメンだ。そのほかのメニューには「塩らぁ麺」や「つけ麺」などもある。

もっと東京の街を探索したいなら……

  • Things to do

東京のコリアンタウンといって、多くの人が真っ先に思い浮かべるのは新大久保だろう。しかし、東京には新大久保よりも古い歴史を持つコリアンタウンがある。荒川区の三河島エリアだ。日暮里駅から常磐線でわずか1駅、上野からは2駅の場所にある。新大久保と比べると観光要素は皆無といっていい。普段着の街並みのなかに、小さな焼き肉屋や韓国食材店、雑貨屋などがいくつも点在。至るところでハングルの文字が目に入り、店先からは韓国語が漏れ聞こえてくる。

もともとは、韓国最南端に位置する済州島から日本に渡ってきた人が作り上げたマーケットでといわれており、済州島のオモニ(母)の味が楽しめるのは三河島ならではだ。旅する気分とともに、済州島の下町の飾らない日常を味わいたい。

韓国とは関係はないが、三河島にはリーズナブルなマグロの店や、情緒たっぷりの銭湯もあるので、きっと散策もきっと楽しいはずだ。

  • Things to do

日暮里駅東口のロータリーを抜け、2~3分歩くと尾久橋通りの大きな交差点にたどりつく。ここが、日暮里繊維街だ。日暮里中央通り沿いの両側、約1キロにわたって生地やボタン、洋裁材料の店、織物やニット、革製品など、約90店舗が軒を連ねている。 そう、ここは洋裁好きにとっての天国。生地以外にも、ボタンやファスナー、ミシンやアクセサリー、ビーズなど、大抵のものが手に入り、創作意欲を刺激してくれる。

日暮里に繊維街が形成されたのは、大正初期に浅草の繊維商たちが集団で日暮里周辺に移転してきたことがきっかけだ。時代の流れにとともにさまざまな商品が取り扱われるようになり、今では手芸や洋裁好きの若者たちがこの地に店を構えることも多くなった。

ここでは、繊維街でおさえておきたい店と、買い物で疲れた足を休める休憩スポットをあわせて紹介する。

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  • Things to do

江東区にある古き良き人情街、亀戸。近年「カメイドクロック」やアトレのリニューアルなど、駅前が様変わりして、現代的な面とレトロな要素を兼ね備えた街へと変わりつつある。

有名グルメをいくつも輩出している食通エリアでもあり、亀戸グルメの代名詞ともいえる「亀戸ホルモン」と「亀戸餃子 本店」は行列必至だが、並ぶ価値は十分にある。甘味ならば「船橋屋」のくず餅を堪能してみてもいいだろう。

ここでは、新名所「カメイドクロック」はもちろん、老舗の新名物である味噌を使った絶品プリンや、元キャバレーの内観が雰囲気抜群の中華料理店、地域に愛されるアートギャラリーなど、同エリアの魅力的なスポットを5つ紹介しよう。

4月から5月にかけては、都内随一の名所といわれる亀戸天神のフジの花が見頃を迎える。併せてぜひ散策の参考にしてほしい。

東京を訪れる人の多くが目指す街といえば、浅草だ。「東京スカイツリー」やかっぱ橋道具街といった観光スポットから近いことも理由だが、最も大きな理由は、なんといっても歴史ある浅草寺の存在だろう。

浅草寺の雷門から宝蔵門へと続く仲見世通りは、昔ながらの食べ物や土産物を求める人であふれている。実は浅草の魅力はこの通りの中だけにとどまらない。とりわけ食に関しては、隠れたスポットも数多く存在する。

にぎやかな門前町でストリートフードを堪能するためのヒントとして、ここではタイムアウト東京英語編集部が選んだグルメスポットを紹介する。

ただし、仲見世通りは現在食べ歩きが禁止されているので、購入した店の前やイートインスペースなどで食べるようにしよう。

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上野恩賜公園(上野公園)といえば動物園や博物館が有名だが、園内を散策すれば、歴史的な彫刻や遺物、古社寺、ポケモンをテーマにしたマンホールまで数多くの穴場がある。

春になれば桜が彩り、11月の中旬から下旬にかけてはあでやかな紅葉が楽しめることだろう。この上野公園を余すところなく楽しむために、本記事を活用してほしい。

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