3代目店主の島田安彦が営む、昭和の文化と芸術が堪能できる「昭和サロン小柳」。店内には、コレクターとしても活躍する島田の貴重なコレクションが所狭しと並べられており、それらを手に取りながら酒を楽しめる。
コレクションの中には、「3年B組金八先生」の台本をはじめ、「あしたのジョー」「ゲゲゲの鬼太郎」「ムーミン」「フランダースの犬」などの貴重なセル画や、「ドラえもん」「ドラゴンボール」「NARUTO -ナルト-」の原画などがある。なぜこれらの資料が北千住の飲み屋に?と不思議に思えてくる。
さらに、葛飾北斎の書物など、ミュージアムに寄贈されるレベルの貴重な資料さえ所有しており、当時の裏話を聞きながら実物に触れることもできる。
また、島田は音楽にも造詣が深く、来店客の好みに合わせてその場でレコードを選曲してくれるのも同店の醍醐味(だいごみ)。単なるバーではなく、「お酒の飲めるミュージアム」であり、「一部屋のタイムマシン」のような非日常的な空間なのだ。ぜひ酒を片手に島田のDJに耳を傾けながら、貴重な実物資料に触れてみては。