亀戸天神社 藤まつり
Photo: Sorara/Photo-AC
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亀戸でしかできない5のこと

下町情緒漂う街で季節の花を愛で、アートや名物グルメを満喫

テキスト:: Eri Tanaka
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江東区にある古き良き人情街、亀戸。近年「カメイドクロック」やアトレのリニューアルなど、駅前が様変わりして、現代的な面とレトロな要素を兼ね備えた街へと変わりつつある。

有名グルメをいくつも輩出している食通エリアでもあり、亀戸グルメの代名詞ともいえる「亀戸ホルモン」と「亀戸餃子 本店」は行列必至だが、並ぶ価値は十分にある。甘味ならば「船橋屋」のくず餅を堪能してみてもいいだろう。

ここでは、新名所「カメイドクロック」はもちろん、老舗の新名物である味噌を使った絶品プリンや、元キャバレーの内観が雰囲気抜群の中華料理店、地域に愛されるアートギャラリーなど、同エリアの魅力的なスポットを5つ紹介しよう。

4月から5月にかけては、都内随一の名所といわれる亀戸天神のフジの花が見頃を迎える。併せてぜひ散策の参考にしてほしい。

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カメイドクロック

2022年4月にオープンした駅前の商業施設。地下1階から6階までのフロアには、全136のテナントが出店している。総菜やベーカリーなど多彩な生鮮食品がそろうマルシェも完備。中でも、門前仲町で人気を集める「江戸 深川屋」の「アサリコロッケ」をぜひ味わってほしい。

また、「深川 伊勢屋」「船橋屋」といった人気店の和菓子屋、江東区の精肉屋が手がける焼き肉店「肉の田じま」など、見逃せないローカルグルメがめじろ押しだ。

個性豊かな7つの居酒屋で飲み歩きができる「カメクロ横丁」も見逃せない。

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亀戸天神社

菅原道真公を祭っており、「下町の天神さま」として広く知られる。古くから東京一のフジの名所といわれており、2023年4月15日から始まる藤まつり」は地元なら誰もが知る恒例行事だ。

境内に植えられている約50株以上のフジが花開き、心字池に写る姿と淡い香りを愛でに多くの来場者でにぎわう。日没後はライトアップも行われ、かすかな波に揺れて池の水面に写る花房が醸し出す幽玄の世界も、粋な光景として親しまれている。

期間中は屋台が並び、にぎわいを見せるほか、「学業講祭」も開催。会期中は、猿まわし、茶会、巫女(みこ)舞などが行われる。見事なフジと併せて楽しみたい。

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  • アート
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亀戸アートセンター

2018年にオープンした、喫茶と酒場スペースが併設されたオルタナティブなアートギャラリー。アートユニットである2blks(石部巧、石部奈々美)が運営しており、企画展を中心にシルクスクリーンプリント、ワークショップ、トークショーなどさまざまなイベントを開催している。また、コーヒーやビールの販売も行っている。

2023422日(土)~57日(日)には、イラストレーター兼画家である津田周平の個展「レシートノウラ」を開催。津田は子どもや建物といった身近な風景をモチーフに、寂しさと不思議なユーモラスさが同居したようなモノクロを基調とした世界を描く作家だ。同展では、過去に書きためた落書きや、ベニヤ板を支持体にしたペインティング作品などが並ぶ。

開廊日は公式ウェブサイト公式Instagramなどで告知しているので、確認してから出かけよう。

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佐野みそ 亀戸本店

2023年で創業89年目を迎える老舗の味噌専門店。オリジナルの味噌と、全国各地の蔵から集めた全70種類の味噌を量り売りで販売している。

店内にはこだわりの味噌汁をご飯と一緒に食べられるイートインコーナー「味苑」も完備。味噌は6種の中から選べるほか、焼きたての焼きおにぎりが付けられるなど、楽しさ満点だ。

しかし、ここに来たら忘れないでほしいのが「みそプリン(昔のプリン)」である。生地に西京味噌、カラメルに八丁味噌が使われた固めプリンで、味噌によってコクが出たプリンと八丁味噌のほろ苦い渋みが絶妙なバランスなのだ。プリン好きも絶賛する驚きのおいしさをぜひ体験してほしい。

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  • 亀戸

九龍城飯店

ハラルフレンドリーな中華料理が味わえる店。特筆したいのは、メニューの豊富さと手頃さ。ディナーでは、豊富なメニューからオーダー式のバイキングを1人3,800円から楽しめるほか、火鍋や焼き肉のコースもある。

店は1階(礼拝室もある)と2階に分かれており、その広さに驚くだろう。2階は150人が収容できる宴会場で、スポットライトや音響設備も整った本格的なステージや、カラオケ付きの個室などがある。もともとはキャバレーだったことから独特の雰囲気があり、映画のロケ地として頻繁に使用されるそうだ。

もっと東京の街を散策したいなら……

  • Things to do

浅草と浅草橋のほぼ中間にある蔵前は、かつては江戸幕府の御米蔵が並び、吉原や芝居小屋などに通い慣れた粋人が多く住んだ街。隅田川に平行する江戸通りを中心に玩具(がんぐ)や花火の問屋が並び、現在は昔ながらの職人や老舗メーカーに加え、多くの若手作家がアトリエとショップを構える。

特にここ数年は「丁寧に作られた質の良さ」や「人と人のコミュニケーション」などを重視する若手店主の面白い店も増えてきた。新しいコーヒー文化の息吹も気になるところ。東エリアでコーヒーと言えば、清澄白河を思い浮かべる人が多いだろうが、この街でも上質なエスプレッソとハンドドリップを味わえる場所が増えている。

そんな蔵前の今を感じさせる旬の店から、この地で長く愛されてきた老舗まで、散策にぴったりのショップを紹介する。

  • カフェ・喫茶店

東京の各エリアは、その街の個性に基づいた独自の魅力がある。古着屋が集まる下北沢や、アートギャラリーやナイトライフでにぎわう六本木などがその例だ。 そんな中、清澄白河は「コーヒーの聖地」として近年定着しつつある町。隅田川の東側に位置するこのエリアにはのんびりとした下町情緒が残り、東京都現代美術館をはじめとするアートスポットも多い。

街の大部分を占める住宅街には、個人経営の店や昔ながらの喫茶店、そして世界的に有名なロースタリーが点在する。一日を通して清澄白河のコーヒーシーンを満喫したい人は、ここで紹介する店を参考にしてほしい。

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  • ナイトライフ

年間約5,000万人もの旅行客が訪れる、人気観光地の浅草。19時を過ぎれば、商店街にはシャッターが下り、観光客もまばらになりガランとした雰囲気が漂い始める。特集では、夕方から深夜の散歩にぴったりなスポットを紹介。美しくライトアップされた浅草寺を横目に、探検に出かけよう。

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錦糸町で絶品料理を味わう夜
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昼間は不動産屋で働きながら、夜は趣味のアートペイントやデザイン制作を行う角田晴美は、多忙な女性のひとりだ。毎年、東東京で開催される日本最大級の手作り市『すみだ川ものコト市』の実行委員長を務めている。錦糸町で生まれ育った角田に、昔はあまり治安が良くなかった錦糸町の夜のおすすめスポットを聞いた。

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