同イベントの主な目的は、台湾のコンテンツを一方的に紹介するだけでなく、日台双方の視点や背景を通して相互理解に基づく交流に焦点を当てることだ。 第1回目の「台熊祭々 2024 in 合志市」は、地元住民を対象とした台日セミナーを皮切りに、地元の図書館に台湾関連の書籍や漫画を集めた多言語読書コーナーを開設するなど、徐々に認知を高めていった。
さらに、農業が盛んな合志市で、台湾ブランドの産地視察ツアーを実施したほか、台湾と日本の産業界が対話を深める体験型ワークショップを開催した。
体験型ツアーに招待された参加者で、台湾の農業・水産業に長年注目しているメディア「不二味」が事前に「うさぎ農園」についてリサーチしたところ、地元の小規模農家がソーシャルメディアをうまく活用し、自然農法の情報をユーモラスかつ面白く発信している点が非常に目を引いたという。より多くの消費者が、体に入れる栄養素が実際にどこから来るのかに関心を持つきっかけになると感じたようだ。
また、「緒方エッグファーム」の複合型経営とブランディングのコンセプトにも共感し、現在の台湾の若い世代による卵ブランドにも同様の新しいトレンドが台頭していることに言及した。