クマが展開するプロジェクト、「シェア バイタイランド(SHARE by TAILAND)」が設計から運営までを手がける店「ショップ(SHOPPE)」。新宿の山吹町にあるシェアハウス「シェア ヤマブキチョウ(SHAREyamabukicho)」の1階にあり、「食べる」「飲む」「買う」体験をシェアするコンビニエンスストアだ。建築デザイン、ロゴなど全てのクリエーティブをクマが務めている。
築62年の木造住宅をリノベーションしたという店内は、天井のはりやガラス戸などは極力そのままにデザインしているそう。
「水曜カレー」のスパイスカレーとピクルスや、「テシオ(TESIO)」のソーセージ、ワインやビール、日用品などを取り扱うほか、商品を購入するだけでなく、角打ちエリアではワインやビールがつまみとともに楽しめる。
人の集いを作り出し、地域コミュニティーのハブとなることを目指す同店。現在では近隣住民が多く訪れ、早くも独自のコミュニティーが形成されている。
単身の高齢者が数日店に来ないと、「家に様子を見に行こうか」とゲスト同士の会話の話題になることもあるという。
「ちょっと寄る、顔を出す、という行為の重要性をこの店を始めたことで痛感しています。気軽に立ち寄れる多世代が集まる店は、今後パブリックスペースになり得るのではないでしょうか」と、クマは語る。