Saunachelin 2020
Photo: Yurika KonoKoganeyu
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東京、2020年のトレンド11選

グランピング、新型横丁、ノンアルコールバーや鉄道割引などが話題に

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2020年が終わりを迎えようとしている。オリンピックを待ち望んでいた人々にとっては、今年は期待通りの年ではなかったかもしれない。しかしパンデミックの流行だけでなく、未来を垣間見ることができる年でもあった。ここでは魅力的な飲食店や商業施設をはじめトレンドを紹介。日本のクラフトビールや、街の新しい緑地、ホットな日本橋エリアなど、お気に入りの場所を見つけて2021年に望もう。

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  • 虎ノ門

日本には新しい「横丁」文化が根づこうとしている。今年、日本橋では、ブルックリン風のダイナーでピザ、タコス、クラフトビールなどを提供する店もオープン。東京初のジン蒸留所とミシュランの星を獲得したレストランの分店がそろう、華やかな虎ノ門横丁も魅力的だ

広尾にはメキシコ料理から沖縄料理まで、2フロアに17軒のレストランが集まるイートプレイワークスが誕生。

原宿の新しいジングウマエコミチには、ミニエリアのようにデザインされた2階建てのフードホールに18の異なるバーやレストランが集まっている。

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日本産クラフトビール

近年、人気が高まっているクラフトビール。日本産のナシ3種類を使用した『秋梨WEISSや、『桜香るビール(桜ゴーゼ)など、日本独特の味わいで作られたクラシックなヨーロピアンスタイルのビールは格別だ。

よなよなエールでおなじみのブランドが生み出した、「柚子×あら塩」のセッションエール、『前略 好みなんて聞いてないぜ SORRY 其ノ四や、ロースト茶葉を注入した京都の西陣麦酒など、実験的なビールにも挑戦してみたい。

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  • Things to do

2020年に向けて、渋谷周辺には新たな商業施設が建ち並び、まばゆいショップや飲食店がオープンした。

新宮下公園のスタイリッシュなレイヤード ミヤシタパークには、高級ブランド店やレストラン、カフェが立ち並ぶショッピングモールが併設。屋上の公園にはホテルが建設された。原宿には、日本初の都心形イケアウィズ原宿をはじめ、人気のラーメンやサステナブルなシーフードレストラン、クラフトティーなどがそろったジングウマエコミチが誕生している。

また、日本財団と渋谷区が手がけた新たな公衆トイレにも注目したい。有名な建築家やアーティストらによって設計されたトイレは、美しく機能的な構造。若者の街として人気の渋谷周辺は、進化を続けている。

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大人の遊び場、日本橋

かつて「日本のウォール街」として発達した日本橋エリアには、クールで洗練されたレストランやバーがたくさん生まれた。1920年代に建設された銀行が、スタイリッシュなホテル、ケーファイブとしてオープン。

タイムアウトでも、日本橋兜町は2020年の最もクールなエリアとして選出された。大人の遊び場として、今後も注目していきたい。

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リノベーションされた建築物

文京区では、クラウドファンディングによるリノベーションを経て銭湯の小金湯リニューアルオープン。DJブースと充実したクラフトビールバーが登場し、話題を呼んだ。港区では、建築家の青木茂が2年間の改修を行った港区立伝統文化交流館が開館した

日本橋で1920年代に建てられた銀行を再生したケーファイブのほか、伝統的な建築物のリノベーションには、今後も期待が高まっている。

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  • Things to do
  • 渋谷

東京の小さな飲食店や地下のバー、迷路のような路地は魅力的だが、今年は新型コロナウイルスの影響下で、屋外の新しいスポットに焦点が当てられた。

屋上公園のあるレイヤード ミヤシタパークのほか、下北沢のボーナストラックでは屋外に小さな店が集まり、村のような雰囲気。またジンナン ハウスは、日本茶やチキンカレーを楽しみながらゆったりと過ごすことができる。

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グランピング

「グラマラス」と「キャンプ」を掛け合わせた造語のグランピングは、近年大人気の旅行体験だ。

日本では、東京近郊の施設や日本全国の施設動物と触れ合える施設など、さまざまにそろっている。軽井沢の森の中で冬眠できるプランなど、ユニークな体験にも注目したい。

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最高のトラベルパス

2020年には大幅に割引された列車の旅が多く提供された。JR東日本では、外国籍限定で伊豆から草津まで乗り放題のパスや、週末に14の私鉄線が8,800円で乗り放題のプランなど、旅程に加えたいプランが多い。

東京メトロでも2日間乗り放題、同時に国立新美術館や上野動物園など90カ所のアトラクションが割引になるというリーズナブルなパスが販売となった。

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ビーガンフード

伝統的な日本食はヘルシーだが、魚介や鶏ガラなどの「だし」文化が根強く、ビーガンにとっては食事をするためのレストランを探しにくいという声が上がっている。需要の高まりについて、東京ではさまざまな植物ベースの飲食店が増えてきた。

人気のラーメン店、らあめん花月嵐のビーガンメニューをはじめ、ビーガンスイーツに対応したパティスリーのハル オカダ ビーガン スイーツ ラボも誕生バインミーやプラントベースの食品店、ザ ベジタリアン ブッチャーなどのショップに出かけてみよう。

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  • 六本木

ノンアルコールビールや低アルコール製品は、近年コンビニエンスストアにも並んでいるが、2020年にはノンアルコール専門のバーが誕生した。

六本木の0%は、クリエーティブディレクターで、元俳優の小橋賢児が手がける完全ノンアルコールのバー。「飲まなくても酔える」新感覚のバーで、モーニングドリンクから楽しめる。アートコンプレックスのANB Tokyo1階に位置し、「宇宙にできた最初のバー」をコンセプトに、アーティストのYOSHIROTTENが率いるヤール(YAR)がアートディレクションと内装を手がけている。洗練された内装と朝、昼、夜と変化する雰囲気が魅力だ。

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サステナブルな包装

2020年7月1日、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどの生活用品店をはじめ、店舗ではレジ袋の提供が有料となった。同時に、エコバッグの需要が高まり、ご当地バッグアーティストがデザインしたバッグなど、ユニークで持ち歩くにも楽しいバッグが販売された。

キットカットの包装は、リサイクル可能な紙パッケージへと変わり、折り紙として楽しむこともできる。無印良品では、専用の水筒だけでなくペットボトルの持ち込みで水を供給するなど、環境への配慮が見直された。

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トレンドスポットをチェック

例年と違うことが多過ぎた2020年だが、今年もまたクリスマスはやってくる。可能なスタイルでクリスマスを楽しみ、好きな人と甘い夜を過ごしたい。ここでは都内のラグジュアリーホテルが打ち出すクリスマスディナーを紹介する。

通常のダイニングスタイルのほか、フルコースが自宅でも楽しめるクリスマスデリを用意しているホテルもある。2020年ならではの「ニューノーマル」なクリスマスを味わってみては。

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  • Things to do

最近、虎ノ門周辺が何かとアツい。2020年6月6日に虎ノ門ヒルズ駅が開業。11日には、59店舗の商業施設が入る虎ノ門ヒルズビジネスタワーもオープンした。虎ノ門ヒルズから新橋へと延びる新虎通りには複数のショップからなる、旅する新虎マーケットが連なり、毎日にぎわいを見せている。

「ニューオープンの店が続々オープンするオフィス街」というイメージが強い街だが、周辺には渋い老舗料理店なども多い。それもそのはず、街の歴史を江戸時代にさかのぼると、地名の由来は江戸城の南端にあった門の名前といわれている。つまり、今も昔も江戸、東京の要ということだ。東京の「顔」の一つとなりそうな虎ノ門で、一日を過ごしてみよう。

  • トラベル

毎年、タイムアウトでは「世界で最もクールな40の地域(The 40 coolest neighbourhoods in the world)」を発見するため、世界中の何千人もの人々に対する調査を行っている。その地域とは、食事や娯楽、芸術や文化、雰囲気や個性などが培われるような場所だ。しかし2020年は、これまでと違う重要性を帯びてきた。

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  • トラベル

緑豊かな自然に囲まれた徳島県上勝町。2020年末までに全ての廃棄物を再利用(リサイクル)するという、大きな志を持った小さな町だ。

最初の取り組みは90年代初頭に始まり、2003年には日本初となるゼロウェイスト宣言(ゴミゼロ運動)を発表。廃棄物をゼロにする目標へ道を開いた。2020年までにリサイクル率80%を達成し、残り20%の資源化を目指しているという。このビジョンは、約1500人が住む小さな町を毎年2000人以上の訪問者を迎える観光地に導いただけでは無く、持続可能な生活のためのモデルとして国際的な場所へと変えた。

ここではその取り組みとともに町のスポットなどを紹介。なかでも町のホテル ホワイGo Toトラベルキャンペーンの対象となっているため、出かける際は旅程に加えるのもいいだろう。

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