虎ノ門 ホップ
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虎ノ門 ホップ

虎ノ門で過ごす22時間

渋い喫茶店に奇妙な建築、感度高めのカルチャースポットなどを紹介

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最近、虎ノ門周辺が何かとアツい。2020年に虎ノ門ヒルズ駅、「虎ノ門ヒルズビジネスタワー」が立て続けにオープン。同ビル内にある「虎ノ門横丁」は今もなおにぎわいを見せる人気スポットだ。虎ノ門駅の方へ向かえば、2022年の寅年に誕生したネオ横丁、「小虎小路」もある

「ニューオープンの店が続々オープンするオフィス街」というイメージが強い街だが、周辺には渋い老舗料理店なども多い。それもそのはず、街の歴史を江戸時代にさかのぼると、地名の由来は江戸城の南端にあった門の名前といわれている。つまり、今も昔も江戸、東京の要ということだ。

東京の「顔」の一つとなりそうな虎ノ門で、一日を過ごしてみよう。

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虎ノ門の朝は「愛宕神社」の参拝から始めよう。標高26メートルの愛宕山山頂に構える神社で、山頂へ登る急な石段は、「出世の石段」と呼ばれるパワースポット。登るのは大変だが、出世のためなら止むを得ない。

朝食を食べるなら、土、日曜日と祝日のみ8時から営業する、「グッドモーニングカフェ&グリルは、朝からがっつり食べたいというときにおすすめ。

卵好きならぜひ食べてほしいのが、「虎ノ門3206」の「デビルドエッグサンド」。黄味がとろりとした半熟卵と一緒に、タルタルソースやクリームチーズが挟まれた濃厚なサンドイッチはインパクト大だ。天気の良い日ならテイクアウトして、虎ノ門ヒルズのオーバル広場でピクニックするのもあり。

喫茶店で静かに過ごしたいなら、虎ノ門駅近くの喫茶店、「ヘッケルン」に行こう。46年の歴史を持つ名店で、メニューの「ジャンボプリン」は、しっかりプリン派のスイーツ好きたちに大人気。コーヒーとともに楽しみたい。

ランチの選択肢はたくさんあるが、虎ノ門で特別な時間を過ごすなら、日本屈指の名門ホテル、「オークラ東京」で食事してみてはどうだろう。レストラン、オーキッドにはオークラ伝統のメニューが勢ぞろいしている。おすすめは、ユーミンがオークラで必ず食べるというデザートの「ピーチメルバ」。

そば好きなら、この街にビルが立ち並ぶはるか昔、1872年から変わらずに営業を続けている「大坂屋 砂場 本店に行こう。趣のある外観の印象通り、そばの味も絶品。虎ノ門の歴史を感じられる。また、神谷町駅近くには、日本において最長の職人歴を誇るピザ職人、ナポリ出身のペッペが経営するナポリスタカもある。

空腹が満たされたら、腹ごなしに散歩してみては。ヒルズ近くにあるギャラリー、「キュレーターズ キューブ(CURATOR’S CUBE)」は、まだ評価の定まっていない作家の展示を中心に行っている。アートの青田買いに挑戦してみよう。

散歩途中にぜひ立ち寄ってほしい、奇妙な建築もある。神谷町駅付近を歩いていると登場する宇宙船のような建物は、「新興宗教 霊友会釈迦殿」の施設だ。近づきがたい外観だが、実際のところ、釈迦殿はかなりオープンで親しみやすい場所らしい。

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夜は落ち着いて過ごしたいという気分なら、喫茶店の「草枕」がおすすめだ。木、金曜日のみ夜間営業をしており、23時まで過ごすことができる。濃さが選べるコーヒーはおいしく、店主の丁寧で穏やかな人柄もあり、心地よい時間を過ごすことができる。

虎ノ門の夜の、ビール好きのための選択肢は多い。日本のクラフトビールが好きなら、「クラフトビアマーケット」に行こう。ビールをテイクアウトして、夜の虎ノ門を散歩するのもあり。ドイツビールが好きなら、ヒルズ3階のビアハウス、「虎ノ門 ホップ」へ。常時11種類のドイツビールをそろえる。

虎ノ門ヒルズビジネスタワー」3階にある東京の名店が多数入居する虎ノ門横丁や虎ノ門駅と虎ノ門ヒルズ駅のちょうど中間に位置する小虎小路があり、東京屈指の「ネオ横丁地帯」と化している。ぜひのぞいてみてほしい。

友人とカジュアルなディナーを楽しむなら、1967年に創業した老舗「ハングリータイガー」がいい。名物のカルボナーラ風のオリジナルスパゲティ「ダニエル」を味わおう。新橋方面にはおでんの名店も。「かま田」で提供されるおでんは絶品で、冬でなくても食べたい。

腹が満たされたら、ヒルズ最上階、アンダーズ東京の「ルーフトップバー」へ。カクテルを飲みつつ、東京の夜景を一望できる。さらに長い夜を過ごすなら、飲んべえの聖地、新橋まで歩くのもよい。そして、ラーメン好きなら「虎ノ門、シメの麺10選」をチェックしてほしい。

さらに虎ノ門を楽しむなら

虎ノ門、シメの麺10選
虎ノ門、シメの麺10選

In association with 森ビル

ビーチ、祭りに花火、イベント目白押しの季節がやってきた。現在、虎ノ門ヒルズカフェで開催中の本格バーベキューが味わえるビアガーデンも、夏の楽しみとして見逃せない。パーティーの締めくくりに、麺はいかがだろう。以下、虎ノ門エリアに数多ある麺類提供店から、うどん、ラーメンはもちろん、ちゃんぽん、老舗の蕎麦、激辛刀削麺まで、ランチにもシメにも最適な10店を紹介する。窒息しそうな暑さも味方につけ、音を立てて痛快に流し込みたい。

会社員の街頭インタビューの定番の場所として知られるSL広場前を有する新橋は「サラリーマンの聖地」と呼ばれて久しい。徒歩圏内の隣駅、虎ノ門含め、このエリアで日々頑張る人々の腹を満たし、活力を与える絶品レストランはどこなのか。以下、タイムアウト東京が選んだおすすめ店舗を紹介する。

24時間シリーズ

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蒲田で過ごす24時間
蒲田で過ごす24時間

「虹の都光の港 キネマの天地」の歌い出しで始まる蒲田行進曲。JR蒲田駅ホームでは、このテーマ曲を電車の発車メロディーに使用し、かつては松竹撮影所があった映画の町の歴史を物語っている。戦後は中小の町工場が数多く並ぶ町として知られ、近年では朝ドラ『梅ちゃん先生』の舞台や、映画『シン・ゴジラ』の上陸地として名前を見聞きした人も多いのではないだろうか。 現在は名物の黒湯温泉のほか、餃子やラーメンの激戦区、のんべえにはたまらないセンベロ酒場が並ぶバーボンロードなど、安くて満足のいくグルメスポットとしても人気だ。東京駅から蒲田駅までは快速で20分、羽田空港から京急蒲田駅は15分程度と、交通の便が意外に良いことにも利点がある。 この記事では、朝から深夜まで楽しめるさまざまなヴェニューを紹介する。訪れる際は、蒲田ならではのレトロでドープな文化を存分に楽しんでほしい。

  • Things to do
江古田で過ごす24時間
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池袋駅から西武池袋線で3駅でたどり着く練馬区江古田。昭和の面影が残る商店街に、武蔵野音楽大学と日本大学芸術学部、武蔵大学の学生が行き交う学生街だ。 アットホームな街並みに少し目を凝らすと、遠方からの客も絶えない人気のカフェ、レストランや、ディープなカルチャースポットやエスニック料理店が点在していて、どこか高円寺や西荻窪を思わせるような香りも漂っている。 不動産屋の店頭では「楽器可」の物件が必ず紹介されている音楽家にフレンドリーな街でもあり、バディやバー ソルトピーナッツといった東京屈指のジャズの名店も抱えている。 本記事では、江古田を朝から深夜まで楽しむためのプランを紹介。この街が持つ無限のポテンシャルを堪能してほしい。

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四ツ谷で過ごす24時間
四ツ谷で過ごす24時間

甲州街道の関所、大木戸もあった四ツ谷界隈(かいわい)は江戸の時代から多くの人が行き交う場所だった。皇居や迎賓館赤坂離宮にも近く、今も各国の要人が訪れる。都心にもかかわらず、昔ながらの個人商店が変わらず愛されているのも特徴だ。上智大学をはじめ教育機関も多く、国際色も豊か。四ツ谷は、さまざまな世代や文化が交じり合うダイバーシティの街なのだ。街中でもさまざまなカルチャーに接するチャンスがある。ブラジル音楽のライブが連日行われているサッシ・ペレレや、ジャズ喫茶いーぐる、カントリーパブのパインフィールドなど、その世界の神髄に触れられる名店も多数。 江戸時代から続く老舗酒屋の角打ち、スタンディングルーム鈴傳には通な常連客が通う。花街らしい華やぎが残る食通の街、荒木町は世代交代が進み、若手が参入し活気づいている。一見ハードルが高く見えるこの界隈だが、臆せずその懐に飛び込んでほしい。それが文化交流の第一歩なのだから。

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渋谷駅から東横線で10分ほどでたどり着ける街、学芸大学。中目黒や自由が丘といった人気エリアに囲まれているが、いまだ下車したことがない、という人も多いだろう。「学芸大学」自体は1960年代に小金井市へ移転しているが、地元の人々の要望で愛着のあるこの名前がそのまま残された。 八百屋や昔ながらの商店が立ち並ぶ駅前の商店街には、しゃれたカフェやベーカリー、古着屋なども点在し、東横線ならではの洗礼された雰囲気とローカルな居心地の良さを同時に感じることができる。 碑文谷公園や世田谷公園など、のどかなスポットも歩ける距離にあり、少し足を延ばせば三軒茶屋や中目黒にも気軽に行ける。近郊を1日かけて散策してもいいし、駅周辺で明るいうちから食べて飲んでいてもいい。ここでは、朝から晩までのんびり過ごすことができる街、学芸大学の魅力を紹介したい。

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