「虹の都光の港 キネマの天地」の歌い出しで始まる蒲田行進曲。JR蒲田駅ホームでは、このテーマ曲を電車の発車メロディーに使用し、かつては松竹撮影所があった映画の町の歴史を物語っている。戦後は中小の町工場が数多く並ぶ町として知られ、近年では朝ドラ『梅ちゃん先生』の舞台や、映画『シン・ゴジラ』の上陸地として名前を見聞きした人も多いのではないだろうか。
現在は名物の黒湯温泉のほか、餃子やラーメンの激戦区、のんべえにはたまらないセンベロ酒場が並ぶバーボンロードなど、安くて満足のいくグルメスポットとしても人気だ。東京駅から蒲田駅までは快速で20分、羽田空港から京急蒲田駅は15分程度と、交通の便が意外に良いことにも利点がある。
この記事では、朝から深夜まで楽しめるさまざまなヴェニューを紹介する。訪れる際は、蒲田ならではのレトロでドープな文化を存分に楽しんでほしい。